今回はLINEマンガで連載中のSAM先生の
「君の全てを奪いたい」53話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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君の全てを奪いたい 53話 あらすじ
前話のネタバレはこちら！
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メーデイアは瞬時に円の端まで追い込まれました。
ペロンはメーデイアの喉元に剣の先を突きつけ、
俺の勝ちだ、小指を置いて失せろ
と吐き、剣を振り上げました。
ガンという大きな音がして、剣が落ちました。
静かな決闘場__
決着の証の腕に巻いていた白い布と、大量の血が落ちています__
ここからよね・・！！
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君の全てを奪いたい 53話 ネタバレ
ベリアード公爵家の練武場。
の、このルールは、枢機卿のペロン・ソフ・エファラントに勝利を捧げるようなものでした。
圧倒的な腕力の差。
避けられない射程圏内。
この程度ならなかなかのものだ、小指を置いて失せろと、
ペロンは木刀を振り上げて、メーデイア・ベリアードに言い放ちました。
圧倒的なリーチの差・剣と剣で打ち合えば腕力のあるペロンがメーデイアの剣を弾き飛ばす・・
メーデイアは倒れました。
__
――そうなるはずでした。
メーデイアは得意げな顔で、
ペロンの木刀を頭の前で掴んでいます。
メーデイアはペロンを円の外に出し、
この程度ならなかなかのものですねと、言い返しました。
うおおおお！メーデイア様ああああ！！！
メーデイアはペロンの腕に巻かれていた布を持っています。
ペロンは負けました。
どうやって反撃した？そんな力は残ってなかったはずだ
と、ペロンは問いかけます。
力を制御していたのです、最後に逆転するためにと、メーデイアは答えます。
剣を掴みさえできれば、バランスを崩せるので簡単に倒せると、メーデイアは説明します。
全ては、力でペロンが勝とうとして剣をメーデイアに振り下ろさせるまでの伏線・・！！？
しかし、実際はそれより複雑です。
前の戦い（神殿近くの街中の時）で、メーデイアとペロンは熾烈な戦いを繰り広げました。
防御と速さに重点を置いたその時の戦術は、
プシュケー・ポリーの体に合わせたものでした。
メーデイアはペロンに自分の正体をほのめかし、勘違いするようにあの時と同じやり方で戦いました。
策士すぎる・・自分が”あの時戦ったプシュケーだ”と決闘前の会話で伝えておいて、同じようにあえて戦ってた・・
今ペロンの目の前にいるメーデイアは余裕があります。
もう一度勝負することを、メーデイアは提案します。
味方である猊下の戦力も知っておきたいと、メーデイアは理由を説明します。
もう味方（というか服従者）認定。笑
ベリアード公爵邸。
侍女・バディーが外を見ていたので、他の侍女がバディーを注意しました。
メーデイアに外を見ないように言われていたからです。
ペロンがメーデイアに怪我をさせないか、バディーは心配でしかたありません。
メーデイアの侍女でさえもペロンには勝てないって思ってたのにね・・まぁ乗り込んできたときのペロンめっちゃ強かったからね。
練武場。
辺りは暗くなってきました。
練武場の円の外で、ペロンは地面に手をついて荒い息をしています。
負けを認めるのですねと、メーデイアは確認します。
納得せざるを得ない、俺が賭けたもの全てを持っていけ
と、ペロンは吐きます。
ペロン猊下にはこれから私に服従し、
跪いて靴を舐め、片目も差し出していただく
と、メーデイアは話します。
私の手でえぐり出すと、メーデイアは続けます。
冗談だとメーデイアが言うと、ペロンは激高しました。
うおっ、ちょっとグロいかもって思ってからちょっと安心・・。
ペロンの目は格別なものです。
メーデイアの予想が当たっていれば、枢機卿の身でありながら長年放浪していたペロンは、プシュケーのように何らかの力を持つ可能性があります。
恐らく、人の目には見えないものが見えるはずです。
神性・・
メーデイアが目を閉じて、
と考えていると、ブスッという音がしました。
・・・へ？
メーデイアが目を開けると、
ペロンが真剣で自分の右目を突いていました。
いやいやいやいやうそうそうそうそ！！！！
メーデイアはその真剣を掴んで放り出しました。
練武場にあった真剣をペロンが持ち出したことに、メーデイアは気づきました。
約束は守るとペロンは言い、メーデイアの靴に舌を近づけました。
いやいやいや！冗談よ・・・！！！
しかも靴まで・・！！！
メーデイアはペロンの顔を手で上げ、最初の命令を下しました。
いや、顎クイだけど！
顎クイだけど、痛々しすぎてちょっと見てられない・・！！
その性格を直せ
と、メーデイアは怖い顔つきで命じました。
ペロン、やりやがった・・
男気、というか、約束は破らない精神はすごいけど・・なんかぶっ飛んでて危険すぎる。。
夜。
メーデイアの手のひらの傷を見たヘリオ・トロピウム侯爵は泣きそうな顔をします。
ヘリーめっちゃ久しぶり！！！
腹は立つがその分価値のある者を味方につけたと、メーデイアは言います。
プシュケーに治療してもらうことを、ヘリオは提案します。
突然傷が治ると困る、その者も傷を見ているから、
その者は枢機卿だと、メーデイアは答えます。
枢機卿の通称はペルといい、
民衆の英雄として過ごしていたことをメーデイアが伝えると、ヘリオの表情が固まりました。
ペルという名を聞いたことがあるか、メーデイアは質問します。
ペルという男が押さえつけられている
のを、ヘリオは思い返しました。
ペルですって？と、ヘリオは訊き返します。
ヘリーの騎士時代に会っていたことがあったのか・・！
しかもなんか訳ありっぽい。。
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君の全てを奪いたい 53話 感想・考察
メーデイアがとても格好良かったです。
プシュケーの体とメーデイアの体で、勝負はここまで変わるのかと思いました。
ペロンはメーデイアの策に乗ってしまったとはいえ、
（その後の試合も含めて）メーデイアの圧勝だったね。。
そしてペロン・・何をしてるんだと驚きました。
約束は守るって・・
痛々しすぎる・・・！！
プシュケーが神に愛されているとペロンは知っているので、
プシュケーに治してもらえばいいのにと思いました。
それとも、ペロンはプシュケーの神性のことは知らないのでしょうか。
これ時間が経った傷とかもプシュケー治せるんかな・・？
まぁプシュケーに治してもらうことペロン嫌がりそうだけど・・
ペロンとヘリオは顔見知りだったようです。
そういえばペロンはヘリオを憎んでいるようでした。
あったよね、血生臭い匂いがするって。すれ違っただけで言ってた。
これペロンの能力（感覚）じゃなくて過去に出会ってたからだったんだね。
ペルという名は聞いたことがないと、ヘリオはとぼけるつもりのようですが、次回どうなるでしょうか・・！
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次回第54話ネタバレはこちらから
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