今回はLINEマンガで連載中のSAM先生の
「君の全てを奪いたい」103話を読んだので紹介したいと思います。
この記事はネタバレを含みます。
物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませっ!
君の全てを奪いたい 103話 あらすじ
そうしてイアロスは、この大規模な崩落事故をまんまとオディレイ公国出身者によるテロに仕立て上げることに成功しました。
前話のネタバレはこちら!
↓↓↓
君の全てを奪いたい 103話 ネタバレ
・・・。
ただし、当然それを表に出すことはありません。
思わぬ展開に圧倒され立ち尽くしていた騎士たちを正気に戻すように1度だけ音高く両手の平を打ち合わせた後、彼は「犯人を護送せよ。皇室の地下牢へ移すのだ」と淡々と指示します。
犯人、ね・・。
それを聞き咎めたペロンが鋭く「イアロス!!」と彼の名を呼んでも顔色一つ変えず、ただ静かに「下の名前で呼ぶのはもうおやめください、猊下」と返すのみです。
するとペロンもすぐに冷静さを取り戻し、「この者を拘束する前に、まずは治療を受けさせるべきだ。このままでは痛みのせいで明確な陳述もできない」と落ち着いた口調で主張しました。
しかし矢張りと言うべきかイアロスはペロンよりも一枚上手で、「治療は収監してからでも受けられますよ」とあっさり却下されてしまいます。
さらに「医師たちに罪人を診る暇はありません。今回の事件の負傷者を一刻も早く救わねばならない」とまで言われてしまえば、ペロンといえど返す言葉がありません。
さすがに頭が切れるわよね…
ですが、全身にひどいヤケドを負った男性をぬけぬけと「虐殺者」呼ばわりしたあげく、「どうせその者には死刑宣告が下されるはずです」と言い放ったのにはさすがに我慢ならなかったのでしょう。
ペロンは思わず「お前がやらせたんだろ!」とイアロスを怒鳴りつけてしまいました。
言った・・・!!!
それでも案の定彼は動揺を見せたりはせず、「いくら私が憎いといっても、証拠もないのに無茶なことを言うものだ」と冷笑するだけです。
それどころか、この惨劇は神がペロンが枢機卿の座に就くことを歓迎していないがゆえに引き起こされたのだ・・・と挑発的な言葉まで口にし始めたため、ペロンの頭にはすっかり血が上ってしまいます。
まずい・・イアロスの手の内だ・・
おかげで怒りのまま殴りかかりそうになったのをすんでのところで耐えたペロンは、子供の頃に初めてイアロスと会った際、ただ近寄ってきただけの猫を蹴り飛ばすという暴挙に及んだ彼に手を上げたことを不意に思い出しました。
最悪だ・・やっぱり昔からかよ・・。
多少のイレギュラーはあったものの、今のところはイアロスの思い通りに事が進んでいます。
彼が周到に作り出したこの流れを止めることは最早出来ません。
それでもメーデイアは「少しでも流れを変える隙があるはずだ」と寝る間も惜しんで執務机に向かっていました。
そんな彼女の傍に侍り、その身を案じるのは無論ヘリオです。
メーデイアのためにあえて薄いお茶を淹れ、甘味をすすめた彼は、さらに「久しぶりに労ってあげましょうか?」と言って彼女の唇に己のそれを重ねます。
ええええええええええええええええええええ
ええ
ええええええ
ええええええええええ
そして、そうしながらヘリオは、重ねていた上着をスルッと肩から落とすのでした。
君の全てを奪いたい 103話 感想・考察
103話の見どころは、ペロンとイアロスの緊張感に満ちたやり取りです。
いや・・イアロス、完全にペロンを挑発して手中に入れてたわよね・・
また彼らは、まだ幼い時分からすでに恐ろしいほど相性が悪く、初めて顔を合わせた時より続く筋金入りの犬猿の仲であることが今話にて描かれました。
しかし、しかしなにより衝撃的なのは、ラストのメーデイアとヘリオによるキスシーンです。
やばすぎ・・!!!!!!
「久しぶりに」と言うからには、これまでにも何度かしたことがあると考えるのが自然でしょう。
姉弟、もしくは師弟のような関係性に見えていた2人の意外な姿に、驚かされること間違いなしです。
次回第104話ネタバレはこちらから
↓↓↓
コメント