とつくにの少女1巻ネタバレと感想。童話のような世界観がスゴイ

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た行

こんにちは。ネタバレの総合商社、ハッピー☆マンガ道場へようこそ。
今回はながべ先生の「とつくにの少女」1巻を読んだので紹介したいと思います。

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とつくにの少女1巻 あらすじ

昔二つの国があり、異形の者が住む「外」と人間が住む「内」に分かれた世界。

 

共に生きる、少女のシーヴァと”せんせ”と呼ばれている異形の者が2人で生活している。

 

「外の者に会ったら絶対に触らないで直ぐに逃げる事」

 

 

シーヴァは小さい頃から、同じ人間だった者に言われ続けていました。

 

そして”せんせ”も同じ事を繰り返し毎日伝えてきます。

 

シーヴァもまだまだ子供。つい”せんせ”の言いつけを守らず、家を抜け出して森に遊びに出かけていく時もありますが”せんせ”は優しい口調で怒りを言葉に出します。

 

だがシーヴァは気にも止めず、いつもニコニコしていました。そして、ある日シーヴァはある者と森で出会ってしまいます。

 

何故シーヴァは、呪われていないのでしょうか?”せんせ”の正体や、本当の姿とは?そして”せんせ”だけが知っているシーヴァに隠された秘密とは一体何なのでしょうか?
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とつくにの少女1巻 ネタバレ

切り株の上で、スヤスヤと眠る少女の名は「シーヴァ」。

 

ここの場所はシーヴァのお気に入りの場所。お昼寝をしていたが、パッと目を開けると空はもう日が暮れていた。

 

花飾りを作って入れたカゴを持ち「早く帰らないと、また怒られちゃう!」と焦って走ろうとした瞬間、足音が聞こえて振り向くとシーヴァよりも何倍も背が高くツノが生えている異形の者が立っていました。

 

シーヴァは驚いたり、悲鳴を上げる事もなく異形の者を見つめていた。

 

「見つけたよ。外は危ないから留守番しててって何回言えばわかるんだい?」

 

シーヴァは異形の者を”せんせ”と呼ぶ。”せんせ”とシーヴァは、ある日を境に一緒に暮らし始めていました。

 

「約束しただろ?行くよ」家にいても退屈で、つい外に出てきてしまったシーヴァは”せんせ”に怒られてしまう。

 

軽く返事をすると、二人は家に向かって歩き出しました。

 

他愛もない話をしながら歩いていると、シーヴァはクルッと振り返り、「”せんせ”お腹ペコペコでしょ?食べ物取りに行こう?」と提案し誘い出します。

 

ですが、異形の者はお腹が空かない体質で、食事を取らないからと断るがシーヴァが村に行きたい事を悟り、仕方なく村へ出かけていきました。

 

村に行けると思ったシーヴァは明るく走り出します。

 

”せんせ”と約束した時間まで、シーヴァは村で走り回りました。村には誰も居らず、”せんせ”は家の中に入り食料を確認していました。

 

家に帰る途中シーヴァは何かを見つけ”せんせ”に伝えます。

 

「外の者だ」

 

その言葉は何かを警戒するように話し始めました。

 

向こうが気付いてないとわかると足早に歩き始めます。シーヴァは何かその事に凄く気にしていました。

 

夕食を済まし、”せんせ”とお祈りを終えると「外の者」の話を始めました。

 

「外の者に触れると呪いを貰うよ」とシーヴァにくどい様に話します。

 

何故ならシーヴァは”せんせ”にさえも、触れてはならなかったのです。

 

寝る前にシーヴァは森で作った花飾りを”せんせ”にプレゼントをしました。

 

頭にかけようとした時、「私に触れないように」と釘を刺すように伝えました。

 

「わかってるよ!」とニコッとしながら作った花飾りを頭にそっと載せました。

 

シーヴァが寝た後、暗闇の森を1人で歩いていました。

 

森を歩いていると外の者の気配があり、そこに行くと布を被せてあるだけの外の者の遺体が置いてありました。

 

「やはり…」とボソッと言うと顔色も変えず、何かを考えながらと見つめていました。

 

森を抜けて帰る時、”せんせ”は、いつかシーヴァに本当の事を言わなければならない事を考えていました。

 

何年も隠せれる内容ではなく、近い内に言わなければいけない事。

 

それは「シーヴァ。君は本当は捨てられたのだ」と独り口に出すのでした。
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とつくにの少女1巻 みどころ

この話は、外の世界と内の世界。二つの世界を中心に描かれています。

 

呪われてしまったと思われる”せんせ”とシーヴァの2人しか最初は描かれていませんが、2人の静かな生活から物語が始まる内容になっています。

 

異形の者でも、優しくもあり時には厳しく接する”せんせ”は一人の少女を思いやる”親のような存在”になっていました。

 

何度も言われている「外の者に触れてはいけない」と言う言葉。

 

触れれば呪いを貰う事をシーヴァ自身も小さいながらも理解していました。

 

そして”せんせ”を探しに出たシーヴァは森の中で、外の者に出会ってしまった事でシーヴァと”せんせ”の静かな物語は、ある異変で壊れかけていきます。

 

何度も何度も読みたくなる世界観に引き込まれそうになりつつも、先が読めない展開にハラハラさせられます。
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