今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の
「再婚承認を要求します」原作小説版の111話(漫画版は104話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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再婚承認を要求します 原作小説111話 あらすじ
…の前の管理人の本日のつぶやき。
「再婚承認を要求します」
原作小説111話の原題は『カフメン大公はクイーンを嫌っている』
おおう?笑
カフメンはナビエにぞっこん(もはや惚れ薬の効果ではない笑)なはずだよね?
ってことはこのクイーンって”鳥”のこと?いやいやそれともこの原題はハインリの言葉(気持ち)なのかしら・・?
— ハッピー☆マンガ道場管理人halu (@happymangado) May 20, 2021
前話、原作小説第110話のネタバレはこちら
↓↓↓
西王国へカフメン大公が来訪します。
実は他人の心が読めたカフメン。
ハインリに謁見した際にもハインリの心を読み、2人はナビエをめぐりバチバチの空気となりました。
一方東大帝国でソビエシュとの結婚式を終え”幸せ絶頂”のラスタ。
本来大量に届くはずである国民たちからのお祝いの贈り物がまったく来ていないことに腹を立て、ナビエの仕業だと疑います。
ちげぇよ。
そんななか部屋の隅に小さな箱を見つけます。
唯一届いていた贈り物はエルギ公爵から。
中に入っていたのは大きな宝石がついた指輪でした__
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再婚承認を要求します 原作小説 111話 ネタバレ
ナビエパートから始まります。
思いがけないカフメンとの再会はあったが、離宮に閉じこもって今後の心配を悶々としている暇はなかった。
そこで、当初の予定通り、クリスタに会いに行った。
おおう…クリスタのところ行くのね。
コシャール&ニアンのタッグで西王国の社交界を牛耳ってくれれば、変な条件(クリスタを皇宮追い出せっていってる)出してるマレーニの要望をまるっと聞かなくてもいいからね。まずは、様子伺い、なんだろうけど。
私の姿を見たクリスタは、まさか私が訪ねてくるとは思わず、「ナビエ王妃!」と驚きの声を上げた。
クリスタはすぐに私に挨拶してくれた。
『あなたの訪問をお受けするとは思いませんでした。』
私もすぐに、
『私が送ったアカシアの花の様子を見に来たのです』
と答えた。
クリスタから花籠をもらってたナビエ。お返しにアカシアの花を渡していたんだね・・?アカシアの花は東大帝国の花とかでもあるのかな・・?
一瞬、驚いたような顔をしたクリスタだったが、すぐに笑顔になり、侍女にテーブルの準備を頼んだ。
しばらくして、侍女は紅茶とお菓子をテーブルに置いて去っていった。
向かい合って座った後、私はクリスタに
『アカシアの花は気に入りましたか?』と尋ねた。
『えぇ本当に…気に入ったわ、ナビエ王妃』
『よかったです。』
彼女は微笑みながら紅茶を飲んでいた。
私は彼女が飲み終わるのを待って、もう一つの質問をした。
『また花を咲かせそうでしょうか?』
アカシアの花は、花言葉で”友情”を意味する。
うわ…!なるほどね…!!
ナビエらしい。クリスタが花を大事にしているのを知ってて(詳しいの知ってて)こういう粋のプレゼントする。そして、それに繋げて、このいわゆる”貴族的な会話”をする。これは、”もう1度私たちの友情は花開く(やり直せる)”かどうか、ってことよね。
クリスタは上流社会に精通しているので、私の言っていることが分かるはずだ。
確かに彼女は私の言葉をすぐに理解し、黙って紅茶のカップに目を落とした。
彼女はしばらく考えた後、
『これからもう一度咲くかどうかを知るためには、大切に育てなければなりません。けれども、この子たちは、きっと生きていますので。』
…。時間はかかるけど、(私たちの関係は)大丈夫だと思う、ってこと、かしらね…。お互い、花を介して会話をし合う。
クリスタは、私に嘘をついているようには見えなかった。
そんな彼女の答えを聞いて、私は少し安心した。
そこで、勇気を出して、今度は遠回しにではなく、率直に自分の気持ちを伝えてみた。
『私たちは…似た者同士でもありますので…、
こういった遠回しの言い方は…やめにしませんか?』
ティースプーンで紅茶をかき混ぜていたクリスタが手を止めた。
『ただ消耗してしまうだけの、余計な心理戦はお互い不要だと思います。』
『…!』
『これは結局、あなたにも私にも何も生み出さないと思いますので。』
育ちの悪いナビエ.ver:『おうおう、クリスタさんよぉ!腹割って話そうやぁ、いっかい!な?!(クリスタの肩をガシッ!と掴みながら。』
私はそう言って言葉を終えると彼女をじっと観察してみた。
クリスタは座ったままの姿勢でじっとしていた。
しばらくして、彼女は止まっていた手を再び動かし、ティースプーンで紅茶をゆっくりとかき混ぜた。
そして突然、『えぇ、私も(この遠回しなやり合いは)理解していました。』と笑顔で話してくれた。
でもクリスタはどこか、何もかもあきらめたような表情をしていた。
・・・。
『私もあなたとは対立したくはありません。
でも……今は、この距離感をお互いに心地よく過ごせたらいいなと思っています。』
彼女の言葉には力強さが感じられなかった。
私はクリスタの言葉に考えを巡らせた後、満面の笑みで『えぇ、それがいいですね。』と言って椅子から立ち上がった。クリスタの提案に満足したように。
満足した”ように”・・?
__
__
クリスタの部屋からの帰り道。離宮に向かう途中、
ローズに『…どうでしたか?』と聞かれたので、
私は『結果は…良くなかったわ』と否定的に答えた。
・・・。
表面的には、クリスタの言葉は、和解を受け入れたかのように聞こえた。
でも…、それに続いた言葉は…
という言葉こそが、彼女の本心で、これが本当の問題だった。
今の状態を維持することで得をするのはクリスタであって、私ではない。
クリスタは私に敵意を見せず、仲良くなる余地を残した。
しかしそれと同時に、今の距離を保とうと提案した。
この一連の会話でクリスタは、自分に有利な状況を維持しながら、将来の問題を未然に防ぎ、仮に問題が発生したとしても、それを回避する方法を手に入れたのだ。
クリスタは前王妃として結局”このまま”王宮に残り続ける。クリスタ侍女や今の権力そのままに、ってことだね。さらにナビエと仲良くするかどうかも、クリスタ次第。(ナビエから仲良ぉしよや、言ったからね。※そんな言い方はしてない。
もし、私がこのままではいけないと不安になり、敵対的な態度を取ろうとすると、クリスタは私に、『あなた(ナビエ)と仲良くなりたかったのに』と言うことができるのだ。
ナビエ、クリスタと
”肩ガシッ!★我等友情永久不滅作戦” 失敗・・。
もしかしたら、私が思っているのとは違って、クリスタは誠実に対応してくれていたのかもしれない。しかし、それが計算されたものであろうとなかろうと、今の状況を続けることは私にとって不利なことに変わりはない。
だからと言って、クリスタの言葉を信じて、彼女の気が変わるのを待っているだけでは、私が上流社会から孤立したままになってしまう。
私はしばらく考えた後、
『マレーニ嬢にコリダリスとゲルディアの花を贈ってくれないかしら。秘密裏に。』
・・・マレーニ(クリスタを王宮から追い出そうとするの敵対勢力だね)を頼らざるを得なくなったか・・。バチバチの予感がするぜ…。
花言葉は、コリダリスは「秘密」、ゲルディアは「協力」。
・・・。
(サイレント肩ガシッ… ※うるさい。
マレーニならわかってくれるだろう。
ローズは私の言っている意味を理解した上で、うなずいて笑った。
しかし、マスタスは全く理解できないようで、
『え?ローズ、なぜ笑っているんだ?
あれ?王妃殿下、あなたも笑ってらっしゃる。』
と言っていた。
ローズ、貴族的な会話に慣れてる。一方、マスタス。笑
『もう、…うるさいわね。』
『私以外の2人が笑っているからですよう。なにかあったのですか?』
『王妃殿下の前でそんな思ったことすぐに口に出さないで。』
『ああ…!でも知りたい…!』
マスタス。笑
こんな感じでマスタスとローズが言い争っているのを見ながら離宮に向かって歩いていたときのこと。
思いがけず、すぐ近くにカフメンの姿が見えた。
カフメンキタァ!
彼は先ほどとは違う装いで離宮の周りをひとり、ため息をつきながら佇んでいた。
アンニュイカフメン。(ナビエのこと考えているだろうね。
そんなことを考えていると、突然、彼が頭を上げて私を見た。
再び私たちの視線が合った。
気まずかったけど、もう今日で2回目。
このまま彼を避けていたら、侍女たちにも変に思われてしまう。
クリスタに会いに行ったときは、彼がいるところにはたくさんの人がいたので避けることができた。
しかし、今は周りにはカフメン大公が一人で、しかも私の進行方向にいたのである。
この道を通りたくば、我を倒してゆくのだ…状態のカフメン(中ボス)だ。(違う。
結局、私は平静を装って彼に挨拶をした。
『大公、お元気でしたか?』
カフメン大公は返事をするように唇を動かした。しかし、何も聞こえなかった。
彼を見ると、非常に恥ずかしそうな表情をしていた。
今にも恥ずかしくて死んでしまいそうだった。
女の子に初めて声かける童貞かよ笑
唇だけが動き続け、あわあわするその口を片手で覆っていた。
もう、これコミュ障ってレベルじゃねぇぞ・・!笑
先のとき(ちょっと前)に、私は彼が恋の妙薬の効果を中和できなかったことには気付いていた。
しかし、今、目の前にいる彼を見ていると、
その効果は…当時から全く変わっていないように思えた。
(※注:薬の効果は切れております。)
私は戸惑った。
侍女たちも、異国の大公が私を見つめていることに戸惑っていた。
しかし、カフメン大公が何も言わずに立ち去ってしまうと、ローズとマスタスは怒ったように鼻を鳴らした。
おお…中ボス・カフメン、ここは一時戦線離脱ね?侍女から見ると口パクパクさせただけの人だった。笑 でもあれかもね、ナビエが戸惑ってるのも心を読んでて、そんで一旦退却したのかもね・・笑
『あんな…!王妃殿下をあからさまに無視するなんて、何様のつもりなのでしょう…!』
『今すぐ彼を連れ戻しましょうか?』
『あれは…ルイフトのカフメン大公です。』
ローズとマスタスは大公の正体を聞いて驚いた。
名前を聞いたことがあるかどうかはわからなかったが、
すぐに『あの人が…!』と声を上げていた。
『王妃、となると彼は魔法学園のトップ卒業生の一人ですよね?』
『…それにしても、あまりにも失礼だったですが…!』
『大丈夫です。彼は人見知りな方ですので』
とローズとマスタスを説得して、私はさっさと離宮に戻った。
しかし、私はとても心配だった。
妙薬の効果がまだ強く残っているのだ。
このまま彼の国との貿易交渉を続けていいのだろうか__
※注(再掲):薬の効果は完全に切れております。
__
__
そのカフメンとナビエの会話の様子を柱の陰から見ていた者がいた。
クリスタの侍女の一人である。
彼女は注意深く状況を見ていたが、カフメン大公とナビエ王妃の間に妙な空気が流れているのを見て、興奮してクリスタに報告しに戻ってきたのである。
おいおいおいおい…変な誤解はやめてくれよ…?これカフメンとも真偽がこんがらがってきたらもうぐちゃぐちゃになる…!ただでさえハインリはカフメンを今不審に思ってるってのに…!
『王妃、私はとても興味深いものを見てしまいました。』
”王妃”じゃねぇっての。
『とても興味深いもの?』
『カフメン大公をご存知ですか?』
『えぇ、ルイフトのカフメン大公…』
『そうです、彼は陛下の結婚式に来たはずですよね?』
クリスタはうなずいた。
彼が来たことで何か良いことがあったのだろうか。
外国人の来訪はいつでも歓迎だが、この場合、彼が来た目的は自分とは関係ない。
『でも、カフメン大公がナビエ様と一緒にいるのを見て、カフメン大公はナビエ様になんだか強い憎しみを抱いているような印象を受けました』
あぁ…あのカフメンの態度を見て、恋する童貞じゃなくて、そっちの印象を持ったってこと…?確かにローズたちの言うように、挨拶してなかったしね、これなら…いいのか…?いや、なんかよくない気がするな…。
と、侍女は微笑んで囁いた。
クリスタはしばらく考えた後、『彼はしばらく東大帝国に滞在していたのではなかったかしら』と疑問を投げかけた。
『えぇ、その時に何かあったのではないでしょうか?』
『そうなのかもしれませんね…』
『カフメン大公がナビエ様を嫌っていたのは明らかでした。
ナビエ様が挨拶しても、大公は無視していましたから。ナビエ様の侍女のローズとマスタスは怒って不平を言っていたほどです。』
侍女は嬉しそうに笑いながら、明るい顔でこう提案した。
『王妃、この機会を利用して、カフメン大公を味方につけるのはどうでしょう!』
は・・?
『カフメン大公を…?』
『ナビエ様は、コシャール卿を利用して若い貴族令嬢たちの人気を集めたいのではないでしょうか?…とはいえ、カフメン大公もコシャール卿に負けないくらいの美男子です。大公と手を組めれば、令嬢様方を味方につけることができるのではないでしょうか。』
いや、そうかもしれんけど…カフメンがクリスタにつくことは無いよね。(こっちはナビエのことを嫌ってることは誤解だって思えるから、カフメンがクリスタにつく理由がない。)
んでもって、クリスタはこの侍女の提案にYes,なら明確にまだナビエに対しての対抗心を持ってるってことよね・・。
__
__
ラスタパートです。(チッ
悩んだ末、ラスタはまずこの都市に住むすべての貴族に招待状を送った。
お祝いのプレゼントが贈られてこない=国民から自分への信頼がない、ってことは気付けたのね。
ベルディ子爵夫人の言葉通り、
貴族たちは皆、庭に集まったが、突然の招待に戸惑っている様子だった。
そりゃ、無理やり集めたからね。
で?なにしようっての??イライラ
庭には大きなテーブルが置かれ、豪華絢爛な料理が並べられていた。
どれも非常に目を引く料理で、味も素晴らしいものであった。
皇帝の料理人がラスタの注文に忠実に従ったのだ。
招待状に戸惑っていた貴族たちも、中でもテーブルの上に置かれた煌びやかなお菓子たちを見て驚いていた。
そして最も目を引くのは、砂糖で出来た大きなケーキの城。
うーわ…。
このケーキの城の周りにはアイスクリームの川が流れ、
あらゆる果物で作ったジャムがクッキーで出来た馬車のなかに入っていた。
なんてセンスが悪いんだ!
『なんて素晴らしいんだ!』
(チッ…。
貴族たちが用意された料理に感心していると、ラスタが上品な笑顔で
『皆さんのために特別に用意しました』と言った。
貴族たちは、テーブルの上に置かれた豪華絢爛の食事・甘いケーキの城よりも、そのラスタの姿に驚いた。彼女の話し方は、ナビエ前皇后に似ていた。いつもは高く愛らしい声で話すラスタだが、今はその声のトーンさえも低くなっていた。
・・・。
また、普段からナビエを見慣れていた人は、ラスタの上品な赤いドレスが、ナビエ皇后が普段着ている服に似ていることに気づいた。全く同じデザインというわけではないが、確かに似ている。
キモッ。
(わざとね。100%
貴族たちは静かに視線を交わした。
『皆様、お席に御着席くださいませ。』
ラスタは上品な微笑みを浮かべ、彼らに席を勧め、
自分もテーブルの先頭にある席に座った。そして、穏やかな声でこう続けた。
『いろいろなことがありましたが、今はすべてが安定しています。』
『…』
『これからは新しい時代となります。私は皆さんと友情を築き、良い関係を保ちたいと思っています。貴族同士の内輪もめも、皇帝陛下にとっては迷惑な話ですから。』
ラスタは微笑みながら、シャンパングラスを掲げて乾杯した。
貴族たちもそれに倣ってグラスを掲げた。
シャンパンを半分ほど飲むと、ラスタはグラスを下げて両手をお腹に当てた。
『これ以上、一緒に飲めないのが残念です。お腹の赤ちゃんのためにも、ここまでにしておきます。』
・・・。
赤ちゃんの話になると、戸惑っていた貴族たちはすぐに笑顔になり、ラスタに祝福の言葉をかけ始めた。
彼女があからさまにナビエ前皇后の真似をしているのはおかしかったが、彼女の言うとおりだった。
新しい時代が始まり、ナビエ前皇后は二度と戻ってこない。
(東大帝国にいて)前皇后のままであれば、まだ(皇后として)戻ってくる可能性はあった。
しかし、彼女は他国の国王と再婚したのだ。
そうなると、今の皇后と仲良くしていたほうがいい。
たとえ前皇后が戻ってきたとしても、ラスタ現皇后のお腹の中にいる赤ちゃんは次の皇帝になる可能性がある。
『皇后陛下に似ても皇帝陛下に似ても素晴らしい赤ちゃんになるでしょう』
『えぇ、それは本当に天使のような』
『赤ちゃんの名前を考えましたか?皇后陛下』
赤ちゃんの名前は…
ラスタはちょうど考えていたところでもあった。
ラスタはお腹を撫でながら、貴族たちの称賛に微笑んでいた。
彼女は、誰がこの皇宮を所有しているのか、誰がこれから自分たちの上に立つのか、誰が次の皇帝を胎内に宿しているのかを、彼らが認識しているかどうかに関わらず、見せたかったのだ。
”所有”・”上に立つ”、ねぇ…。そうやって人を見下してたら自分のことを見下せる人に会ったときに見下されちゃうぜ?★
『名前は……まだわかりません。陛下がお決めになるでしょう』
ラスタは微笑みながらもう一度お腹を撫でたが、心は乱れていた。
その時、ラスタの脳裏にはある生まれたての赤ん坊のイメージが浮かんでいた。
・・・?
ロテシュ子爵が「生まれてすぐに死んだ」と言って見せた小さな赤ん坊の体。
ラスタの子供ではなかったが、死体は偽物ではなかった。
ラスタはその死んだ赤ん坊を抱きしめて、心の底から泣いた。
・・これ・・なに・・・
ロテシュは何のために・・?
その時は、死体だとわかっていても抱きしめるのは怖くはなかった。
ただ、悲しみに打ちひしがれ、胸が引き裂かれるような思いであった。
ロテシュはどこからあのかわいそうな赤ちゃんを手に入れたの…?
そして、自分の本当の赤ちゃん…第一子のアンのことが頭をよぎった。
ロテシュの息子、アレンとの子供だね。
『皇后陛下?』
ベルディ子爵夫人が、丁寧に声をかけた。
その時初めて、ラスタは自分がぼーっとしていたことに気付き、すぐに微笑んだ。
そんなことはもうどうでもいい。すべては過去のこと、辛い過去のこと。
これからは、自分もお腹の中の赤ちゃんも幸せになれる。
よくわからんラスタのよくわからん記憶。(これ重要?だれかわたしの代わりに覚えていてくれ…※丸投げスマン笑
その時、テーブルの横から大きな笑い声が聞こえてきた。
それは悪意のある笑いだった。
周りが一気に静かになった。
ラスタはその笑い声のした席を見た。
そこには、プラチナブロンドの髪をした背の高い男が座っていた。
瞳は黄色く、学者のような知的な雰囲気を漂わせていた。
顔も魅力的で……。
・・・?誰・・?
ラスタは彼の正体に気づいた。
ナビエ前皇后の離婚の日__
皇帝の護衛に止められながらこの男が駆けつけ、
『なぜ(ナビエが)離婚されなければならないのかわからない!』
と叫んでいたのだ。
ラスタは、彼を招待した自分を責めた。
都市に住む貴族の中には、ナビエ前皇后の味方をする者がいることは知っていた。
しかし、彼女はトロビー公爵夫妻を除くすべての人に招待状を送った。
誰がこの皇宮の主人なのか、自分の目で確かめさせたかったのだ。
ラスタは遅ればせながら自分の決断を後悔した。
『いやね…ただ、自分が「平民のための皇后」になると堂々と宣言した人間が、貴族側に近づこうとしているのは、ちょっと皮肉だなぁと……』
その言葉に明らかな悪意を感じたラスタは、顔をしかめて
『私と友好的な関係を築きたくないのなら、今すぐ出て行きなさい!』
とその人物に命じた。
すーぐ感情的になる。ナビエの真似はどうしたよ。
その人物…マルキ・パルアンは
「ああ、なんて怖いんだ」と呟き、すぐに立ち上がった。
パルアン侯爵や!!!!!!!!!
『あぁ、ご命令とあれば、帰るしかありませんね。』
と言って、手をひらひらと振って去っていった。
「トイレに行く」
「急用を思い出した」
などと言って、顔を見合わせながらパルアン侯爵についていく貴族もいた。
・・ふむふむ。
その数はどんどん増えていき、出席者の3分の1以上に達してしまった。
パルアン公爵・・味方も多い。
パルアン公爵はコシャールの友達でナビエとハインリの文通を手伝ってくれたりして何かとナビエに良くしてくれていた人ね!
ラスタは拳を握りしめ、唇を強く噛んだ。
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再婚承認を要求します 原作小説 111話 感想・考察
東大帝国に、パルアンが、くるー!!
コシャールの友人のパルアン侯爵が東大帝国の反ラスタ派として十分な勢力を持っていることがわかるラストシーンでした・・!
うわーい!これ友達のコシャールからのお願いだったりしたんかね?だとしたらコシャールありがとう!パルアンはナビエのハインリへの手紙を全力疾走で届けてくれたり(騎士のアルティナが追い付かないほど笑)、何かとナビエに良くしてくれてた印象あるから、なんか安心だ!
さて、振り返ってまいりましょう!まず序盤__
コシャールとニアンがナビエの想像以上に西王国で影響力を発揮してくれそうであったので、クリスタとひとまず和解できるかどうか探りに、ナビエはクリスタの元を訪ねます。
しかし、クリスタの答えは、
和解についてはナビエ次第、(自分が前王妃として留まっている)状況も変えるつもりはない。
とナビエにとっては後味の良くない結果となりました。
このバチバチ、前もあったけど、クリスタも自分の侍女を守りたい。んで持って前皇后でいることのメリット(あるいは前皇后じゃなくなるデメリットが大きい)があるんだろうね。だから、譲らない。
結局ナビエは、
過激な物言いもあって一度は遠ざけていたマレーニに連絡を取ることにしました。
これが、今後どうなるか、よね。
マレーニはとにかく自分の爵位のためにもクリスタを皇宮から追い出したい。クリスタ排除には間違いなく動いてくれるだろうけど、手段は選ばなそう。それがナビエにどう跳ね返ってくるか。劇薬ね。
そして、中盤。
カフメンとの再会がありましたが、カフメンは好きな女子に声をかけられない小学生みたいな感じで去っていってしまいました・・笑
可愛すぎるやろ。笑
でもクリスタや侍女たちにあらぬ誤解を生むことに笑
今後クリスタ側からカフメンに接点を持ってくるのか注目ですね・・!
終盤ではラスタが貴族たちからの信頼を回復するため、お茶会を開きます。
いや、そもそもパルアンも言ってたけど、”平民の為の皇后”がなに貴族優遇のお茶会開いてんだよ・・。あとナビエの猿真似やめろ・・。イライラ
そして、東大帝国で要として立ち上がってくれそう人が出てきました。
パルアン侯爵・・!
コシャールとも連携取れそうだし、貴族のお仲間も多そう。これまたナビエの知らないところでナビエのために立ち上がってくれる人が増えとるで・・!!!
今回、ハインリ無しのちょっと寂しい回となりましたが、次回は出てくれるでしょうか・・!次回も楽しみです!
いつもコメントくださるみなさま、ありがとうございます!夜な夜なの翻訳の励みになっております・・!!(つД`)ノ
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次回原作小説版第112話ネタバレはこちらから
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コメント
管理人haluさま⭐︎
パチパチパチ 今回のたびたびな舌打ち♡
(チッ… さいこうです! そして、、
他のあまりに面白いツッコミ、は、この回を原作(機械翻訳)で読んだ時、よく分からずつまらなくて斜め読みだったのを、haluさんの訳文ですべて補完され納得でした!
面白さと正しい訳に感謝と拍手を(^○^)
クリスタは夫が亡くなったのだから、潔く別所へ移るべきですよね。良い統治者の出来た王妃であったのなら、第一に国と民のことを考えるべき。王宮に王妃が二人⁉︎のような不自然で不健全な状態は、政治的にも不安定を招く恐れが。ナビエだったら、とっくに退くでしょうね? と考えればクリスタも大したことない元王妃なんだな、と、推察できます。邪魔な存在ですよねー、クリスタ。チッ←真似(笑)
なるべく自身のポジションを確立し、周りの信頼を得ないと、仕事もスムーズには捗らない、ナビエさまの考えはそんなところだと思うのですが。。。
で、ラスタですが。お前は形態模写芸人か声帯模写芸人か??あまりにも浅はかで滑稽。これはラスタの愚かさというより、ソビエの愚かさですね。本気で国の未来を思い、優秀な(と自惚れてる)自身の子を持ちたいなら、もっと良い遺伝子を選ばなくてはならないのに、よりにもよって。。。皇后というのはそのあたりを考慮され厳選されているのに。ラスタの子を後継者に、は、どう考えてもアホゥですよね。リスクが大きすぎます。どこにでもタネ撒きゃいいってものでもない) もしも生まれる子がラスタそっくりの中身なら、あっという間に東大帝国は滅亡します。
と色々考えていたら、、ラスタの第一子アンの存在は、後々面倒なものではないか?と思えてきました。
今回も有難うございました。また楽しみにお待ちしております。
Lilasさん
いつもありがとうございます・・!
あぁあ変なところ真似されないでくださいまし…どうか純粋なLilasさんのままで笑
ラスタ…もう全方向からの悩みの種ですよね・・笑
確かに、アンの存在は今後キーポイントになりそうですな!すっかり忘れておりました!笑
(てゆかロテシュ子爵にもうラスタを滅ぼしてほしい・・ 敵の敵は味方理論 笑
こちらこそいつも拝読いただきコメントまで、ありがとうございます!
ほんっと励みになります!!
更新ありがとうございます^ – ^
クリスタは小姑として、巧妙に仕掛けてくるような気配が‥ナビエさまとは格がちがうことを悟ったとき、彼女から歩み寄る展開を願ってます。侍女が大公の態度を誤解したことは、今後吉と出るのか⁉︎あっあー先行き楽しみです。
ミャーさん
こちらこそありがとうございますー!^ – ^
この世界でもありましたね、嫁小姑問題。笑
お互い貴族なので、直接的でなく間接的にやり合う感じがもうゾワゾワします・・笑
やー今後も楽しみです!
コメントもありがとうございます!
孤独な作業に光が差します。\( ‘ω’)/笑
韓国語読めないので解説ありがたいです
パルアン侯爵忘れてはいけない人なのに忘れていました、ナビエ様とハインリ様にとって重要で大切な人、この作品にハマってしまいました