今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の
「再婚承認を要求します」原作小説版の104話(漫画版は97話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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再婚承認を要求します 原作小説104話 あらすじ
前話、原作小説第103話のネタバレはこちら
↓↓↓
ソビエシュからの手紙の返事を出さないことにしたナビエ。
それは東大帝国のソビエシュにも伝わります。
露骨に怒りを露わにするソビエシュ。
ナビエに自分の元を離れたことを後悔させるために、
壮大な結婚式を西王国のハインリ&ナビエ夫妻よりも早く執り行うことを決めます。
一方そんな不穏な雰囲気が立ち込める中のそのハインリ&ナビエ夫妻ですが…
…イチャイチャしていたのでした。
ハ、ハインリがナビエのほっぺにちゅーを…‼︎
2回も…!ちゅーを…‼︎
でもその後不穏な空気に…?
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再婚承認を要求します 原作小説 104話 ネタバレ
ハインリの質問に、私の心は完全に取り乱された。
いつになったら彼を最愛の夫として受け入れることができるのだろう。
彼はすでに最愛の人、よね?
でも彼はそういう意味で言っているのではないと思う。
ハインリは私に(目に見える形での)愛を与えて欲しいと思っているのかしら?
もちろん、ナビエはハインリに感謝しているし、ハインリのことを今では好きになれているけど(思ってるけど)、ハインリは”最愛な夫の証明”みたいのが欲しいんだろうね。ナビエがずっと態度が変わらない気がして、たぶんちょっともどかしいんだろうな。
私は混乱していた。
ソビエシュとの関係を考えてみたが、
ソビエシュとはこのような会話をしたことはなかった。
だからソビエシュとの経験は全く役に立たなかった。
何と答えようか逡巡していると、ハインリはため息をついてつぶやいた。
『クイーンの目はいま、驚いたウサギの目みたいです…』
『わ、私は…!』
『…答えはまた今度お聞かせください、クイーン。』
あちゃー。ハインリ・・。
(たぶんめっちゃ勇気出してナビエにちゅーしたのにね・・またちょっと遠ざかってしまう・・。
__
__
ハインリはその後、帰っていった。
窓枠のそばに立ち、私は窓枠に寄りかかった。
これでだいぶ気が楽になった。
自分では気づかなかったのだが、私の顔は熱くなっているようだった。
手のひらを頬に当ててみると、確かにじんわり温かかった。
・・・///
それとも彼が女性経験が豊富(と聞いていた)だからだろうか?
彼はあまりにも私に気軽に甘い言葉を口にしていた。
ナビエ、ソビエシュとの経験にないことだと他にお付き合いした男性もいなかっただろうし、困惑しちゃうんだろうね・・
そんなことを考えていると、ドアがノックされた。
またハインリかしらと思って慌ててドアを開けたが、
入ってきたのはローズとジュベル伯爵夫人だった。
彼女たちはどこに行っていたのだろう。
二人はバスケットに果物をいっぱい入れてやってきた。
『…あら?何をしていたの?』
『王宮の中にある果樹園に行っておりました、王妃陛下』
『いま、皮を剥きますね』
二人がソファに座って果物の皮をむき、
お皿にお菓子を盛っている間、私はまた窓の外を見つめていた。
そのうち、ハインリが言っていたソビエシュの結婚式の招待状のことが頭に浮かんだ。
東大帝国に行くとなると、
彼女たち侍女も同行するだろうから、当然伝えなければならない。
『国王がさっきまでここにきていたの。』
『国王が?』
『あら?私たちとはすれ違わなかったような気がするのですが…』
『彼は窓から入ってきたから。
彼は私に知らせを伝えにきただけだったのよ』
もうこの国王窓からくだりはみんな(読者も)慣れたもんだね。
果物の皮を剥き終えたローズは、ナイフを置いて私を見た。
ジュベル伯爵夫人もティーテーブルにお菓子の皿を置いて、私の言葉を待っていた。
『…結婚式の日取りが決まりました。』
私の言葉に二人の顔が輝いた。
『ついに…!!』
『デザイナーのマクリナンはもっと忙しくなりますよ、王妃殿下…!!!』
しかし、ソビエシュの結婚式の話をした途端、二人の顔が暗くなった。
『…そして、ハインリと私は、東大帝国・陛下の結婚式に正式に招待されました。』
彼女らはまるで塩水を飲んだかのような顔になった。
『…私は行くことにしました。』
さらに招待状に対する私の答えを聞いて、二人の顔はさらに暗くなった。
二人は黙って視線を交わしていた。
不満が表情に出ていた。
しかし、最終的にはため息をついて、それを受け入れてくれた。
私が続けて話をしようとしたとき、またドアがノックされた。
・・・?
ローズはドアを開けに行き、私はソファに座ってその方向を見ていた。
ドアの先の訪問者は、大きな灰色の髭を生やした身なりの良い男性だった。
全く見覚えのない顔を見ていると、彼は私に向かってお辞儀をした。
私がうなずくと、その男性は部屋に入り、自己紹介をした。
『私はアマレス家の執事長でございます、王妃殿下』
どこかで聞いたような名前だった。
私が読んでいた西王国の記録にも何度か登場していた。
私の知る限りでは、その家は侯爵の称号を持っていた。
私が困った顔をしていると、執事は丁寧に言った。
『陛下、私はマレーニ嬢の代理で参りました』
もともと王妃候補で、クリスタと対立中。
ナビエが西王国で影響力を付けるためにどうしても味方にしたい人だね。※99話参照
私がうなずくと、彼は続けた。
『マレーニ嬢は、王妃殿下がお会いになりたいとおっしゃったことを大変光栄に思っております。日時をお知らせいただければ、喜んでお伺いいたします。』
きたねー!ナビエが話したがってた人のうちの一人だね。
わざわざ、私は遠い日にちを設定する必要はなかった。
『明日の午後1時に私を訪ねてくるように伝えてください』
__
__
マレーニは約束の時間の30分前に到着した。
(彼女が早く来る)その可能性も考えていたので、お茶とお菓子はすでに用意してあった。
『王妃殿下、マレーニと申します。』
丁寧な挨拶をするマレーニを私は注意深く見ていた。
彼女は亜麻色の髪、グレーの目をした若い女性で、姿勢はまっすぐでしゃんとしていた。
凛とした表情で、話し方も優美だった。
ふむ…さすが西王国の社交界に影響力ある人って感じね。
『王妃殿下が私にお会いになりたいとおっしゃったことを光栄に思います。』
『あなたのことを耳にしてから、私もずっとお会いしたいと思っていました。』
『私も、王妃殿下が到着されたとお聞きして以来、
この時を楽しみにしておりました。いつご連絡頂けるのかと思っておりました。』
自信に満ちた彼女の表情だけでなく、大胆で真摯な言葉に自然と笑みがこぼれた。
なんか、ナビエ(王妃)との対応にも堂々としていて慣れてるね。
彼女のオーラは違うが、なんだか若い時のニアンを見ているような気がした。
私は、何も言わずに彼女に直接聞いてみた。
『そうですか。私からの連絡を待っていたということは、
私に何かを求めていた、ということでしょうか?』
マレーニはわずかに微笑んで、逆に尋ねてきた。
『王妃殿下が私をお呼びになったのは、
殿下が西王国の上流社会に溶け込めるようにするため、ですよね?』
彼女は賢い。それがさらにいい。
私が気持ちよく頷くと、マレーニは今度は先ほどよりも慎重に尋ねてきた。
『王妃殿下のお手伝いをするとして、私は何を頂けるのでしょうか?』
自分にどんな利益があるか、ってことよね。
王妃相手によく言えるよね、たくましいというか。
(普通だったら王妃のお願いならすぐ従っちゃうよね。
彼女の大胆かつ巧妙な質問に、
ドアのそばに立っていたローラが威嚇するように顔を上げた。
ローラの顔を見ると、
あの人は何なの?!と思ってるようだった。
ローラは昔っから感情表現豊かでそれが隠せない。笑
笑いたくなるのを我慢して、私は答えた。
『あなたはお返しに何を求めているのですか?』
先ほどの質問から、彼女が何かを求めていることはわかっていたが、
マレーニの要求はまったく予想外のものだった。
『…クリスタを王宮から追い出して頂きたい、と考えてます。』
おおおおう・・!!
___
__
私が眉をひそめていると、マレーニは再び話しかけてきた。
『クリスタと私が大喧嘩をしたことはご存知でしょう。
そのせいで、ハインリ国王からも苦言を呈されてしまったのです。』
ふむ・・
そのことを思い出しただけで腹立たしさを感じているようで顔が強張ったマレーニは、大きく息を吸って続けた。
『それ以来、クリスタに従う貴族たちは、
露骨に集団で私や私の仲間を威嚇してきているのです。』
『…』
『クリスタの命令なのか、それとも配下の貴族たちが勝手に怒り行動しているのかはわかりません。でも、求心力となっている彼女(クリスタ)が王宮を出れば、あの集団は解散するとみています。
…いずれにしても、クリスタは前国王が崩御なされた時にコンプシャール邸に行くべきでした。たとえ彼女自身が行きたくないとしても、前例に従って王宮を出なければなりません。王妃殿下、彼女を追い出すのは当然のことですよ。』
うむ、やっぱり聞いてたとおりバチバチなんだね、二人の関係は。
『・・・考えておきます。』
__
マレーニが去った後、ローズとマスタスを呼んでこのことを伝えてから、マレーニとクリスタの関係がそんなに悪いのかと聞いてみた。
マスタスはあまり知らないようだったが、ローズは考えた末に
『そんなに大きな喧嘩はしていませんでしたが、
口論の噂が広まってから上流社会(社交界)で分裂が起きたのは事実です、王妃殿下』
と答えた。
噂が噂を呼んで配下の間同士で勝手に大きくなったのかもね・・
『なるほど…』
『でも、マレーニ嬢があのような態度をとるのは、
上流社会の状況のせいだけではないと思います。』
『…?じゃあ、その理由は何?』
ローズは懸命に思い出そうとするように顔をしかめて、
『マレーニ嬢はアマレス侯爵の一人娘です。
私の認識では、アマレス侯爵は自分の後継者として甥を養子にしました。
しかし噂では、マレーニ嬢は”侯爵家を直接継ぎたい”と思っていたそうです。』
『…なるほど。』
『その甥っ子というのはリバティ公爵の3番目の子供で、今はクリスタの側(派閥)にいます。』
なんか見えてきたわ…。
『…予想外だったわ』
『マレーニ嬢は、自分が爵位を継ぐために、クリスタ様を追い出して、
養子で来た兄も一緒に排除したい、のではないでしょうか?』
『えぇ、そうね…』
その可能性はあった。
彼女はプライドが強そうだったから、自分が本当に望んでいること、つまり後継者になるための手助けを求めるのではなく、それに繋がるクリスタを片付けてくれと頼んだのかもしれない。
直接的にお願いするのはマレーニのプライド(自分が困っているなんて知られたくない)が許さなかったのね。だから、”前王妃が王宮にいるなんておかしいでしょ、追い出してよ”、って遠回りな言い方をした。
ローラは、
『王妃殿下…この問題は…どうされるおつもりですか。』
と不安げに尋ねた。
私は返事をせずにソファにもたれた。
マレーニと手を組めば、
自然と上流社会の半分の勢力を自分に近づけることができる。
しかし、マレーニはクリスタを完全に敵視していた。
以前、侍女たちにも言ったことがあるが、飾りの友情でも、争いになるよりずっといい。
私が先にクリスタと仲違いするために動くべきか、
それとも当面はクリスタと仲良くしているふりをするべきか…。
__
__
何日も前から考えていたが、なかなか答えが出なかった。
そうこうしているうちに、ソビエシュの結婚式に出席するための使節団が準備され、気がつくと出発の日を迎えていた。
うわ・・!ナビエついに帰るのね。。なんかこっちまでドキドキ
他国の王妃として祖国に帰るのは、なんだか不思議な気分だった。
出発前。
旅の快適な装いの自分を鏡で見ながら、何度も深呼吸をした。
強張った表情で外に出ると、すでに馬車が待っていた。
キンチョーするよね・・
馬車を取り囲んでいるのは、
西王国の騎士ではなく、多国籍騎士団たちだった。
彼らの挨拶を受けて、私は馬車に乗り込んだ。
この馬車はこの後、
王宮の正門付近で他の馬車や騎馬隊と合流することになる。
馬車の中に彼女…マスタスの姿は見えなかった。
他の侍女たちは、荷物の整理をしていた。
『ローラ、マスタスを見ませんでしたか?』
私が心配して尋ねると、ローラは首を横に振った。
ローズとジュベル伯爵夫人も何も知らないという。
・・?どうしたの・・?
そろそろ出発の時間である。
『王妃殿下!王妃殿下!!』
すると馬車の窓から、大きな槍を背負い、マントを羽織ったマスタスが、遠くから急いで近づいてくるのが見えた。
『マスタス!』
私はすぐに馬車から降りると、一瞬にして彼女は私の目の前に現れた。
そして、彼女は飛び跳ねながら、
『陛下、聞きましたか?聞いていませんか?まだ聞いていないとしても聞いてください!』
と言った。
マスタス慌てすぎ。どうしたよ笑
『…何もわかりません。どうしたのですか?』
『兄から聞きました!』
名前は…そう、エイプリンね。
私が頷くと、彼女は笑顔で
『私の兄も騎士団の遠征に参加していて、
どうやら王妃殿下のお兄様と同じ班になったみたいなのです!』
と言った。
あぁ!確かハインリが騎士団の中でも実力重視の遠征班にコシャールを入れてくれたんだったよね。早く出世できるようにハインリの配慮だよね。
『あら?本当ですか?』
『ええ!お兄様、お名前はコシャール卿ではありませんか?!』
『えぇ、その通りです。』
『コシャール卿はですね…!』
すると私の横でローズが冷たく言い放った。
『マスタスさん、あなたのお荷物はどこですか?』
笑
マスタスは話をやめて、荷物をまとめに行ってしまった。
そのため、私は指をくねくねと動かしながら、馬車の中で彼女の帰りを待っていた。
ナビエ大好きなお兄さんの話、待ち遠しい。(カワイイ
30分ほどして戻ってきたマスタスは、馬車に乗り込むと、
『コシャール卿は騎士団の遠征で素晴らしい仕事ぶりを見せているとのことです!』と話し始めた。
『あら!それは本当ですか?』
驚くと同時に嬉しくなって尋ねると、
マスタスは満面の笑みで『はい!』と答えた。
『コシャール卿がどうやって周りから素晴らしい評価を受けたか知っていますか?』
『…?!』
…緊張してしまった。
その質問は……
兄が他の人とは違う方法で周りからの人気を得ているように聞こえたからだ。
私は恐る恐る彼女を見たが、彼女はさらに熱心に説明してくれた。
『普通、不義のある(罪になる)状況を聞いたら、
入念な調査をした後に法的な手段を取るものです。
しかし!王妃殿下のお兄様は調査する前に拳を放つのです!!』
と熱心に説明してくれた。
笑笑笑!!相変わらずやってるねぇ!!笑
法的措置ではなくコシャールらしい鉄★拳★制★裁!笑
『…!!!!!!』
『法的処罰もいいですが、被害を受けた側の立場からすると、それだけでは不十分だと感じます。被害者は加害者にも相応の(肉体的な)打撃を受けることを望んでいるものです。』
私は額に手を当ててショックを受けたが、
マスタスはうおお!と拳を振り上げて興奮していた。
マスタス笑笑
笑ってしまう。笑
『(西王国では)このようなことは初めてなので、
みんなコシャール卿を応援しているのです!!』
『・・・』
私が呆然としていると、マスタスが目を輝かせて聞いてきた。
『王妃陛下、お兄様はどのような方なのですか?コシャール様は今では騎士のみんなからとても尊敬されているようです!』
コシャール、なんか良かったね。西王国にこれて。笑
__
__最初は、兄の話をされて不安な気持ちになった。
しかし、マスタスが良いことを言い続けるので、私の心は徐々に安心していった。
兄は他の人たちとは”少し…”違うが、重要なのは彼が騎士として人々に愛されているということだ。西王国の人々が兄を喜んでくれれば、それで十分なのだ。
うむ。実際東大帝国ではトラブルもあったけど、コシャールがナビエとか誰かを守ろうとして起こした行動の結果、だもんね。悪意のある人じゃあない。
私は馬車の窓枠に腕をもたれかけさせ、外を眺めた。
兄への思いが薄れてくると、東大帝国のことを考えることが多くなった。
複雑な心境だった。
ハインリのおかげで、元気に暮らしている姿を両親に見せたいと思った。
でも同時に、ラスタと一緒にいるソビエシュを見るのはやはり心苦しいのではないかとも思った。
・・・。
誰にも言えないのはわかっているが、
正直なところ…ソビエシュが私を見て驚いてくれたらいいなとも思っていた。
彼に見せたかった。
自分がどれだけ彼なしで生きているかを見せたかった。
そんなことないよ!見せつけてやりなさい!!
私が考えていると、馬車が止まった。
でも、窓の外には森の道しか見えなかった。
扉を見て戸惑っていると、突然、扉の向こうから『クイーン。』と呼ぶ声が聞こえてきました。
お・・この呼び方は・・!
扉を開けるとすぐにハインリが立っていた。
キタァ!
彼は侍女たちを見て微笑み、
『クイーン、私たち二人だけで馬車に乗ってもいいですか』と尋ねた。
私が答える前に、
侍女たちはお互いに顔を見合わせ、急いで降りていった。
早速気を利かせるローズたち。笑
彼女たちは、私のために用意されたもう1台の馬車に向かって行った。
私は彼女らを止める代わりに、気まずくなって窓を閉めた。
クソワロ
(これ、窓から入ってこないように、ってのも考えにあったのかね。笑
『…えっ、なんで窓を閉めるのですか…?』
ハインリは馬車に乗り込んでくると、すぐに私の向かいに座った。
座り心地を整えた後、彼が後ろの壁をノックすると、止まっていた馬車が再び動き出した。
なぜ来たのかを私が聞く前に、
ハインリはまず 『クイーンと一緒にいたいから来たのです』と話した。
『そうですか。』
私は冷静に答えると、再び窓に視線を向けた。
やっぱりナビエちょっと冷たい(さっきの引きずっているか、慣れてないんだろうけど)よね。でもどうしていいかわからない気持ちもわかる。笑
しかし、(窓は)閉めたばかりなので、窓の外は何も見えない。
笑!
と自責の念に駆られながら、彼の方を見ると、彼は私を見ていなかった。
その隙に私は再び窓を開けて、景色を眺めているふりをした。
『ふっ…!』
『!!!!!』
てめぇハインリ・・笑笑
馬車の中から低く抑えた笑い声が聞こえてきたが、わざと無視した。
幸いなことに、その笑い声はすぐに消えた。
しばらくすると、急にクイーン(鳥)を見たくなってきた。
ハインリがクイーンになったときに、そのクイーンは実は裸だったことを知ったときはあまりにも衝撃的で、クイーンを見るだけで恥ずかしくなってしまっていた。
しかし、時間が経つにつれ、その気持ちも薄れてきたように感じた。
もう一度クイーンを見てみたいと思ったのだ。
そういえば、鳥の羽は人間の服のようなものではないだろうか?
そう思い直すと、ますますクイーンが見たくなってきた。
あれ?でも危険な香りがプンプンする・・笑 ドキドキ
こんな状況(東大帝国へ帰る不安)の時、
クイーンの小さな体をぎゅっと抱きしめれば、混乱した心も落ち着くような気がした。
ちらりと横目で見ると、ハインリは私を見ながら微笑んでいた。
しばらく迷った後、私はハインリに
『…クイーンになれますか?』
と尋ねた。
『え…?!今です…か?』
『彼を抱きしめたいの。』
あわあわ///
その言葉が私の口を離れた瞬間__
彼は一瞬にして金色の羽を持つ鳥になり、私の方へ飛んできた。
早ぇ!笑
私はハインリに『クイーンになれますか?』とお願いは、した。
しかし、クイーンが私に近づいてきたとき、自分で言ったことだが私の心臓は速く鼓動し始めた。
それは、目の前に彼の服が広がっていたからかもしれない。
服やっぱりその場で脱げちゃうんだ。笑
しかし、よく見ると”クイーンはクイーン”だった。
うむ。クイーンはクイーンよ。
なんか昔みたいになれるかな。
ハインリの恥ずかしい裸を感じる(想像する)ことはなかった。
もちろん、ハインリの裸が恥ずかしいということではなく、それが理由で彼の裸を見たくないと思ったわけではないけれど…。
え?//
安心した私は、ようやく手を伸ばした。
クイーンの羽にそっと触れると、クイーン(ハインリ)は瞬きをして目に笑みを浮かべた。
……いいえ、これはクイーンよ。
ナビエの脳裏に(まだ)ハインリ。
私は勇気を出して、両手を広げてクイーンを抱え持ち上げて引き寄せた。
クイーンが再び自分の膝の上に乗っていることに、なんだか幸せと懐かしさを感じた。
私はゆっくりとクイーンを抱きしめた。
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再婚承認を要求します 原作小説 104話 感想・考察
ナビエ、ついに(?)クイーンを昔みたいに見れて触れられるようになって良かったね・・!クイーンはずっと辛い東大帝国時代の心の支えだったもんね。。なんだか心がほんわかしてよかったよ。(あとはハインリのことももうちょっと優しくして欲しい・・!今は今でいじってて面白いけれど・・笑
さて序盤_
ハインリの勇気を出した、ナビエほっぺにちゅー作戦も
ナビエの経験が(ちょっとだけ)浅かったために、驚かせてしまったようでした。笑
ハインリ…本当はそんなことないんだけど、勇気を出して伝えた言動でナビエにちょっとした誤解をさせちゃったね・・笑 ハインリもなかなか目に見える形で答えてくれないナビエにもどかしかったんだろうね・・。まぁこの2人ならすぐにうまくいくさ!
そして中盤__
ナビエがずっと会いたがっていた西王国の社交界のドン、であるマレーニと会うことができました。
立ち振る舞いや頭の回転の早さをみてナビエも感激してたね。
キッカケは明かされませんでしたが、
やはりクリスタとはずっと対立していて、それが現在のマレーニの爵位継承問題(クリスタ側の人間がマレーニの侯爵家の爵位継承者になっている)が絡まって、発展して、マレーニはクリスタを完全に敵視していましたね。
最初は、マレーニも王妃候補だったわけだし、
今のナビエみたいに侍女同士で些細な言い争いがあったのかもね。
そこから噂が大きくなって、マレーニの侯爵家の継承問題と重なって大事(おおごと)になってきた、と。
ここでナビエが迷っているのは、
マレーニを味方にするにはどうしてもクリスタと”完全に”対立しないといけないってことですよね。
今までの関係ならナビエの言う通り、波風立てず”偽りの友情”をお互いに築いていれば、クリスタとはそこまで接点も多くないはずで平穏な毎日は送れるけど、ってところね。
ハインリ&ナビエの結婚式がとにかく西王国では一番のイベントになるので、そこまでにクリスタと完全に対立しちゃうか、結婚式までは待つのかが肝な気がしますね・・!
コシャールのすぐ手が出ちゃう性格が西王国でウケているのはいい報告として、終盤。
ハインリはナビエの前でクイーンになりましたね!
なんかこの瞬間にナビエが、色々なものを克服できた気がして嬉しくなりました。
クイーン=ハインリのうがった見方(裸を想像しちゃう)とか、ハインリと触れ合うこととかだよね。
今話で2人の関係がまた一歩進んでいたらいいなって思います。
次回も楽しみです・・!
ちょっとづつの一歩でいいよね!
(てゆか次回これソビエシュの結婚式なんじゃ・・ウエエ
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