今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の
「再婚承認を要求します」原作小説版の101話(漫画版は94話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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再婚承認を要求します 原作小説101話 あらすじ
前話、原作小説第100話のネタバレはこちら
↓↓↓
意図せずラスタを怒らせてしまった使用人のデリスは休暇をもらい実家に帰ります。
そこには兄で記者でもあるジョアンソンがいました。
ジョアンソンはいかにラスタが素晴らしい人間だったかを語ります。
一方、モンドレー記者とのインタビューを終え、落ち着かない時間を過ごしていたナビエのもとには、ある人物が到着したという吉報が届きます__
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再婚承認を要求します 原作小説 101話 ネタバレ
ラスタがデリスに”ソビエシュは不純をするような人間じゃない”って言われたところからスタートだね。ラスタはブチ切れてました。
使用人のデリスは汚れた食器を持ってラスタの部屋を出た。
その途中で、ラスタのもう一人の使用人であるアリアンに出会った。
アリアンは、初めて使用人をしたデリスとは違い、
とても経験豊富で、欠点が多くミスが多いデリスをいつも助けてくれていた。
『あの…アリアンさん』
デリスは言った。
ラスタを怒らせてしまったので、
デリスはアドバイスをもらうために、今起こったことをアリアンに話すことにした。
『ラスタ様が怒ったのは、私の表現の仕方が悪かったからのようです。』
『…そうなの?』
『えぇ…。それで、今日の午後から取ろうと思っていた休暇のことなのですが、やはりこのまま仕えていた方がよろしいのでしょうか?こんな時に休暇を取ったら、ラスタ様はもっと怒るのかと…?』
心配そうなデリスの表情に、アリアンは微笑んだ。
『結婚式の準備が本格化すると、私たちはもっと忙しくなるわ。
結婚式の準備で忙しくなり、結婚式の最中はもちろん、結婚式の後はさらに忙しくなる。この数ヶ月間はほんと大変だから、折角の短い休み、楽しんできなさい。』
おっ・・新キャラのアリアン、ラスタの使用人だけどいい人ね・・?
とアリアンの優しいアドバイスを聞いて、デリスは少し安心して、
『はい。』と答えた。
夜になっても不安は残っていたが、
アリアンを信じて当初の予定通り休暇を取るため、帰宅した。
おっ、まさかのデリスの掘り下げが始まりそうね
__
デリスの家は帝国の首都にあるので、皇宮からはそれほど遠くなかった。
久しぶりに帰ってきたデリスを見て、兄のジョアンソンは、妹をからかった。
『皇宮で働いているのに、どうして表情が暗いんだ。
皇宮の人はみんな顔が輝いているのに、どうしてお前はしおれているのだ?』
と。
しかし、デリスの表情は戻らず一層暗くなったので、
ジョアンソンは驚いてこう尋ねた。
『…仕事、忙しいのか?』
『ううん、そうじゃないの…』
デリスはためらいながらも、
ラスタとの間に起こった出来事を大まかに打ち明けた。
『ラスタ様が…私に怒っているようなのよ。』
『どうして?』
『私は彼女を元気づけるためにあることを言っただけだったのに、
そのせいで彼女の機嫌が悪くなってしまって…。』
『お前が失言でもしたのか?』
『そうみたい…』
『その時、ラスタ様は敏感になっていたのだろう。
仕方のないことだ。時期が時期だし、待っていれば過ぎ去っていくものだ。』
『…チッ。それはわかってるの。
でも…何か他に方法はないの?』
舌打ち!!笑
(実は見えないところでは素行が悪かったデリス。笑
『心配しないでいい』
デリスは、兄が自分の味方をしてくれないことに腹を立てて何度も舌打ちをした後、不機嫌そうに『前にラスタ様と会ったとき、ラスタ様はあなたに心を開いてくれた?』と尋ねた。
デリスの兄のジョアンソンは、
ラスタの取材のためにエルギ公爵が連れてきた平民(向け)の記者だった。
ふむ。そうだったのね。
デリスは、兄とラスタが会ったことを知っていたのでその時のラスタについて聞いてみた。
するとジョアンソンは嬉しそうに
『ラスタ様は、対立する貴族の意見など気にもしていないように、
何の恐れもなく、”誇りを持って平民の味方になる”と言っていたよ』
と、答えた。
・・・。
『…ほんとに?』
『あぁ、彼女は素敵な人だよ。』
・・・。
『…』
『貴族たちはラスタ様を無視するかもしれない。
ラスタ様は今でこそ貴族だが、平民として育ってきたのだ。
だから彼女は平民の希望になるだろう。彼女もそう宣言していた。』
『うん…』
『いいかい、デリス。だから、私たちは兄弟として、
内側からも外側からも彼女をサポートしなければならないよ。』
使用人(内側)のデリスと
記者(外側)のジョアンソンってことね。
ジョアンソンは目を輝かせて話していた。
とデリスは感じた。
デリスはラスタの先日の嫌味な言葉※が気になってはいたが、
最終的には「…わかったわ」と了承した__
※”あなたが陛下のことをどれだけ知っていると思っているのかわからないけれど、陛下の妻であるラスタよりも知っているとでも思っているの?”だね。笑 でもデリス、なんだか納得いってなさそうね、ラスタとの今後に影響出そうな気もするね。
__
__
ナビエパート始まります。
昨日のことだ。
記者のモンドレー氏が、私にこのような挑発的な質問をした。
私は
『それは起こり得ないという前提の上ですが…、
たとえそうなったとしても、私が選択できることではありません』
とだけ答えた。
本質を避けているように見えたかもしれないが、これが真実だった。
王妃や皇后は、主に内政を担当している。
(武力で)争うことになったとしても、王妃には関与できることがない、ってことね。
カフメン大公を招いて大陸間の貿易を先導してもらう計画はあったが、
これは記者が話していた『東西どちらにつくか』という問題とは関係は無く、話す必要はないと考えた。
後の東大帝国の皇帝には(得られるはずだった利益が得られず)気の毒だが、
そもそもカフメン大公との交渉を打ち切ったのはソビエシュ本人である。
うむ。
とはいえ、モンドレーの質問は私の中で小さな波紋を呼んだ。
しばらくぼんやりと考えていたが…そこに良い知らせが来た。
それは、ローラとジュベル伯爵夫人という、
東大帝国から来た私の侍女たちに関する知らせだった。
お・・!!ついに到着したのかな、ローラ!!
『西王国に着いたの?』
と私は尋ねた。
ローズは、
『はい、王妃殿下。すぐにでも会いに来てくれるでしょう。』
と答えた。
わ!!!待ってた!!!!
ローズがもたらした知らせに、私は胸が高鳴った。
ここ数日、夢中になって読んでいた本にも集中できないほどだった。
ローズもマスタスももちろん好きだが、
ローラとジュベル伯爵夫人には、長年一緒に過ごしたこともあり、特別な思い入れがあった。
私が一番つらいときにもそばにいてくれて…。
だから、早く、早く会いたいと思っていた。
__
数時間後__
ローラとジュベル伯爵夫人の二人が私に会いに来たときには、
遠く離れたこの国で、私たちは抱き合って深い愛情を分かち合った。
ナビエ、、よかったね・・!(泣
『両親が(西王国に)来させたくないと言って聞かなかったので遅れてしまいました…』
とローラは公言した。
『ナビエ皇后、
私は解決しなければならないことがたくさんあったので、少し遅れました。』
皇后と呼んでいたジュベル伯爵夫人は、
眉をひそめて『あっ…』とつぶやいた後、
『今は王妃殿下ですよね。慣れないわ…!』
と声を漏らしていた。
そんな言葉が口をついて出そうになったが、私は自制した__
ハインリが私にこのこと(ナビエが西大帝国の皇后になること)を秘密にしておくように頼んだからだ。
このことを知っているのは数人だけで、結婚式でみんなに一斉に明かされることになる。
『ようこそ、ローラ、ジュベル伯爵夫人。』
二人は私に会えたことを喜んで何度も抱きつき、
やがてローズとマスタスにも紹介をした。
この4人のぎこちない挨拶のやりとりは、見ていてちょっと笑えた。
特にマスタスは、貴族の女性との交流に慣れていなかった。
彼女は、なんだか固まってしまっていた。
がんばれマスタス・・!笑
しかし、ローラがとても明るく元気な人だとわかると、マスタスも難なく話し始めた。
ローズもまた、ジュベル伯爵夫人の性格によく合っているようだった。
東大帝国にいた頃は、
ラスタが登場してから悪いことが次々と起こっていつも嘆いてばかりいた。
でも__
西王国に来てからは、意外にも良いことが次々と起こっていた__
__
そしてその日の夕方頃。
嬉しいことにもう一人の人が訪ねてきた。
『トゥアニア公爵夫人!』
私は息を呑んだ。
取材で新聞にまで記事を載せてぜひ会いたいと思っていたトゥアニア公爵夫人だったのだ。
ああああ!来てくれた!新聞のメッセージが伝わったんだね!
__
__
トゥアニア公爵夫人は私が腕を伸ばして抱きしめると、
赤くなった目で私を抱き返してくれた。
彼女は私を離す前に強く抱きしめて、
『私はもう “トゥアニア公爵夫人”ではないのです』と微笑んだ。
でも、何て呼べばいいのかしら?…ランドレ子爵夫人?
彼女はランドレ子爵と結婚したのかしら…?
ラスタを刺して・・ソビエシュに処刑されるところをナビエが追放刑に減刑して、逃がして、、トゥアニア公爵夫人と駆け落ちした人だよね、たしか。
私が躊躇していると、彼女は魅力的な笑顔で
「ニアンと呼んでください」と囁いた。
ニアンは彼女の本名だ。
彼女が名前で呼んで欲しいということは、それはつまり…。
あっ・・
『結婚することには飽きてしまったのです。』
トゥアニア公爵夫人、いや、ニアンは肩をすくめて言った。
ほっ・・別れたわけじゃなかったみたい。
『えっ…!じゃあ、ランドレ子爵とはどうなったの…?』
私は彼女が子爵と結婚すると思っていた。
帝国を離れる前に彼女から送られてきた手紙では、ランドレ子爵を受け入れる決意をしているようだった。
ニアンは「私たちは恋人同士です」と悪戯っぽく笑った。
『もしも妊娠したら…その時は結婚を考えます。
非嫡出子※にはしたくありませんから。
でも、そうでなければ、このままでいいと思っています』
※管理人halu注:法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子どものこと
彼女は、自分を信じずに、すぐに離婚を申し出たトゥアニア公爵に、深く裏切られたと感じているようだった。
ふむ、、子供に恵まれなければ子爵とは事実婚で行くわけね、なんだか今風ね。
私は彼女の気持ちをとても理解した。
私は何も言わずに、もう一度彼女を抱きしめた__
__
その後、二人でコーヒーとお菓子を食べながら色々積もる話をした。
ニアンは、帝国の外での日々を語ってくれた。
『私はあれからあちこちを旅しました。』
『大変だったでしょう?辛くなかったのですか?』
『何年も続けていたら大変だっただろうけど、
まだほんの数ヶ月ですから。楽しかったですよ。』
『それはよかった。』
『東大帝国を出てから、私が一番驚いたこと、知っていますか?』
『??』
『ハインリ国王とあなたの結婚を聞いたことよ。』
だよねー!笑
私たちが会話のキャッチボールを終えた頃。
ニアンは目を輝かせて私に尋ねた。
『わざわざ新聞を使って私を呼び出したということは、
私に聞きたいことがあるんでしょう?』
と目を輝かせて聞いてきた。
『それは何ですか?』
さすがニアンで、やはり新聞記事を読んで会いに来てくれたのだ。
そこで、私は正直に
『ハインリの兄である前国王が若くして亡くなったので、前王妃のクリスタもとても若いのです。彼女は王妃としての執務も十分に果たせる方で。』
と正直に話した。
『なるほど…、西王国には王母はいないのですよね?』
『えぇ、その通りよ。それに、ハインリが独身の間は、私が来るまでクリスタが王妃の役割をそのまま続けていたの。』
ニアンは私が言いたいことをすぐに理解して、
『彼女についていく人がたくさんいるのでしょうね』と舌打ちした。
さすがニアンだね・・!
『そう、だからあなたをここに呼んだのよ、ニアン。』
私は彼女の手をしっかりと握り、
『あなたの助けがどうしても必要なの。
あなたの影響力で、西王国の上流社会を掌握して欲しくて…!』
ニアンは『あら、それは簡単ね』と遠慮がちに笑った。
さすが社交界のドン・ニアン。笑
頼しすぎる・・!!
彼女の堂々とした態度は、私の重い心を少しだけ軽くしてくれた。
『ありがとう。』
私が感謝の気持ちを伝えた後、ニアンは微笑んで、
『あなたの親切には必ずお返しすると言ったでしょう?』
と話してくれた。
『…本当にありがとう。』
『あ、王妃殿下?』
『??』
『ランドレ子爵もあなたに感謝しているわ。彼も王妃殿下を応援しているの。』
心強い仲間が一気に西王国に来てくれた・・!今までのナビエの人徳だよ、ほんと。よかったね、ナビエ・・。
__
__
嬉しそうなナビエと違い、ハインリはなんだか不機嫌だった。
ナビエは、昼間はローラとジュベル伯爵夫人の相手で忙しくしていた。
そして夜はトゥアニア公爵夫人(ニアン)との交際で忙しく、ハインリは今日はナビエと会うことすらできなかったのだ。
長い間会えなかった友達と一緒にいたいというナビエの気持ちは理解できた。
しかし、理解はしていても、ナビエと一緒にいたいという気持ちもあった。
ハインリさん、絶賛悶々嫉妬中でございます。笑
マッケナは彼を見て舌打ちした。
『ナビエ王妃とはこれから一生会えるのに、
どうしてたった一日会えないことでそんなに落ち着かないのです?』
と言うマッケナの言葉にハインリは
『…私たちは新婚だぞ・・?!』
新・婚・・!///
と、そんな当たり前のことがわからないのか、と言わんばかりにムキになって返すと、
マッケナは
『どうせこうなったついでに今日は2人で外にでも行きますか、国王』
としれっと、つぶやいた。
そんな二人が会話をしていると、
ハインリの副官がドアを叩き、急ぎで会いたいと言ってきた。
副官は勤務中でなければ、
この時間には帰宅しているか、帰り支度をしているはずである。
『中に入れ。』
ハインリは戸惑ったが、副官を室内に入れた。
『国王殿下、正体不明の騎士たちが西王国の近くに陣取って待機しております』
と青ざめた顔で報告してきた。
・・・え?
『…正体不明の騎士?』
ハインリは顔をしかめた。
東大帝国が魔法使いの軍隊で有名ならば、西王国は歩兵と騎兵で有名だ。
魔法使いの数を増やすことには限界があるが、純粋な軍事力にはそのような限界はない。
相手が無名の騎士であっても、
いきなり何千人も集まることはあり得ないのだ。
純粋な武力としては西王国は自信あるし、仮に東大帝国の騎士たちだとしたらそんなに強くはないはずだ、ってことね。
なぜ数人の騎士のことで副官が顔色を変えるのかがわからなかった。
『彼らが何者なのかを調べて、
危険だと思えば帰ってもらえばいいのではないのか?』
ハインリの軽い返事に、副官は
『それはできません……彼らは多国籍騎士団のようです』
と重い返事をした。
『多国籍騎士団』という言葉に、ハインリとマッケナの気分は同時に重くなった。
多国籍騎士団・・?国に属していない騎士ってこと・・?
マッケナは補佐官に退出を伝えた後、再び二人きりになったハインリに慌てて
『国王、彼らは何かを感じ取ったのでしょうか』
と尋ねた。
『…』
『魔法使いの衰退に我々が関わっていることに気づかれたとしたら…』
月大陸には、月大陸のほとんどの国が所属する「月大陸連合」がある。
それは東大帝国だけでなく、西王国も加盟している連合同盟である。
多国籍騎士団は、この「月大陸連合」によって管理・運営されていた。
多国籍騎士団の別名は
「影の騎士」であり、公式には平和を守るために活動している。
しかし、彼らは平和を確保するために、
「平和への脅威」の芽を摘む行動をとることで有名だった。
魔法使いの衰退という現象は自然に生じたものだが、
それを加速させたのはハインリだった。
・・・。ハインリやっぱり関わっていたのね・・。
そして、勝手に世界の秩序を見出したとして西王国が潰されかねないってことね・・
多国籍騎士団に気づかれたら、間違いなくハインリは困る。
彼らが西王国の外に駐留していることを知り、不安を感じずにはいられなかった。
『マッケナ』
『はい、国王。』
『何が起きているのか、お前が行って調べて来てくれ』
『わかりました。』
マッケナはこわばった顔で返事をして、急いで出て行った。
__
ハインリは心配そうに机に向かい、マッケナの帰りを待っていた。
西王国は帝国になるほどの強大な国だったが、
だからといって全世界を相手に戦争ができるわけではなかった。
これは東大帝国だとしても同様である。
同盟が崩壊したり名目上のものにならない限り、
関係国はお互いに敬意を持って接しなければならなかった。
ドキドキ…
約2時間半後、マッケナが戻ってきた。
幸いにもマッケナは険しい表情をしていなかったが、
ハインリは慌てて
『どうした?彼らは本当に多国籍騎士団なのか?』
と尋ねた。
『・・・ちょっとおかしな感じがします。』
『おかしいとはどういうことだ?』
『彼らは確かに多国籍騎士団です。
でも、私たちを狙っているようには見えないのです。』
『我々を狙っていない…?』
???
ハインリはさらに戸惑った。
多国籍騎士団は、ほとんどの任務を秘密裏に行っている。
そのため何のために来たのか、ハインリ・マッケナにもわからない。
でも西王国を包囲するように見張ってるってことは、脅威があるのは間違いないってことよね。
『さらにもっとおかしいことがある。』
『さらに?』
『多国籍騎士団を率いているのは、ランドレ子爵なのです、国王』
『えっ!?』
えっ!?
ハインリは眉をひそめた。
ハインリは新年の祝賀会で会ったことがある。
それはトゥアニア公爵夫人に影のようにウロチョロ付きまとっていたあの青年ではないか。
『彼は本当に影だったのか?』
影(の騎士)ってことね
『えっ?』
『彼はラスタを刺して追放されたのではなかったか?』
『え、えぇ…その通りです。』
ハインリは大笑いした。
ハインリはその男の純真な顔を思い出していた。
さらに言えば、当時のランドレ子爵は今にも恋煩いで死んでしまうような顔をしていた。
__
__
翌日、ハインリが関係者と会っているときに、
ランドレ子爵が多国籍騎士団を代表して正式に謁見を求めてきた。
王国の外で待っていると連絡があったので、
ハインリは、ランドレ子爵を中に招き入れた。
何をしに来たのか興味があった。
『彼は多国籍騎士団なのか?』
『こんな若造が?』
謁見の場に集まった貴族の役人たちは、
ランドレ子爵が入ってくるのを優しい表情で見ながらも、ひそひそ話をしていた。
多国籍騎士団は悪名高いが、人前できちんとした姿を見せることは少ない。
そのため、ここに集まった関係者は、
白昼堂々と謁見の場に多国籍騎士団の人間がいることに驚いていた。
ハインリはランドレ子爵を見て微笑み、
『お久しぶりです』と言った。
一方、
『影の騎士団第5師団長のランドレと申します』
ランドレ子爵は丁寧に敬礼したが、子爵に笑顔はなかった。
・・・。
それでも、ハインリは柔らかな笑顔で
『多国籍騎士団が西王国近くに駐留していると聞いています。その理由は何ですか?私の部下はあなた方を不安視しています。その返答次第では、あなた方は即座の退去を覚悟しなければならないでしょう。』
と伝えた。
ゴクッ。
貴族役人たちは、ハインリ国王の厳しい言葉に驚いて国王を見ていた。
しかし、ランドレ子爵の返答は、ハインリにとって全く予想外のものだった。
『…昔、王妃に命を救われたことがあります。』
・・うわああああああああ!!!!鳥肌!!!!!
貴族役人たちはまたしても驚いた。
これはハインリも知らない話だったので、『私の妻?』と眉をひそめた。
『えぇ、その通りです。そのご恩をお返ししたいと思います。王妃の正式な護衛が決まるまで、私と私の騎士たちが王妃殿下の個人騎士団を務めることをお許しください。』
とハインリに伝えた。
同盟のリーダーは、多国籍騎士団の各部門を即座に召集する権限を持っていたが、
そのうちの3部門は同盟のリーダーからの直接の命令を実行するだけだった。
しかし、残りの7つの騎士団は、
多国籍騎士団の名を冠しながらも独立して行動していた。
彼らが個人的に誰かの騎士になりたいと思ったのは今回が初めてだった。
周りの囁き声はさらに大きくなった。
ハインリはこのことを事前に知っていたのだろうか、と。
その場にいた人々の視線がハインリに集中した。
ハインリは何も知らなかったが、優しく微笑んで
『…私の妻に聞いてみてください』
と言った__
うおおおおおおおおおおお(歓喜!!!
熱い展開が来たああああああ!!!
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再婚承認を要求します 原作小説 101話 感想・考察
みんながナビエの味方をし始める個人的にめちゃくちゃ胸アツの101話でした・・!今までのナビエのやってきたことがオセロをひっくり返すみたいに一気に報われ始めてる・・!!
まず、序盤。
デリスはラスタに対する失言(ラスタが過剰反応しただけな気も)で、同じ使用人のアリアンや兄のジョアンソンに相談しますが、結果としてなだめられてしまい消化不良で終わります。
なんかこのあたり波紋を生みそうよね。
ラスタに今一番近いのは使用人のデリスだし、ラスタに不信感を更に募らせたら、なんでも筒抜けになる可能性がある。
中盤。
ナビエの元についに・・ついにローラ、ジュベル伯爵夫人。
そして、トゥアニア公爵夫人(ニアン)がやってきます。
ナビエ軍団(言い方悪い笑)勢揃い!ローズとマスタスも入れてア●ンジャーズみたいになってきたわね!笑
ナビエの心のケアや日常生活のアレコレはローズが今まで通りに行えてナビエは心が休まるでしょうし、トゥアニア公爵夫人(ニアン)が社交界を牛耳ってくれれば、ラスタとクリスタ前王妃への牽制が出来ます。
武力ではマスタスがいるし、ローズも西王国の中では位高いし、しきたりに慣れてるし、ハインリもいるし最強なのでは?
そして、終盤では影の騎士団とも呼ばれる多国籍騎士団が西王国を取り囲む不穏な展開となりましたが、そのリーダーがなんとランドレ子爵・・!
”…昔、王妃に命を救われたことがあります。”は最高に胸アツな展開だった・・!!!
※参考までに、
トゥアニア公爵夫人(ニアン)とランドレ子爵、2人の馴れ初めは34話・40話あたりです!
ナビエが今までに助けたひとだったり、ずっと一緒にいたひとがまたナビエの周りに集まってきて、今までのナビの苦労がようやく報われ始めた気がして、なんか泣けてきてしまいました・・!
まだ、ハインリは(今話にもちょっと出てきた)魔法使い減少の件とか、”計画”の件とかをナビエにちゃんと話してなくて、この辺りが今後の鍵になるんだろうけど、幸せな結婚式までこのまま突っ走って欲しい・・!
次回も楽しみすぎます・・!
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次回原作小説版第102話ネタバレはこちらから
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コメント
更新お待ちしてました
いつもありがとうございます
皇后様が西王国に来てから良いことが次々と起こると思えるようになったこと嬉しいです
ハインリが「妻」というたびにちょっと自慢げに誇らしそうに嬉しそうに言ってる姿が目に浮かびますね
幸せが続いてくれたら良いのですが…
鷲さん
こちらこそコメントありがとうございます…!
>ハインリが「妻」というたびにちょっと自慢げに誇らしそうに嬉しそうに言ってる姿
あの目尻ちょっと下げて口角上げて、ニヤリするやつですな。笑
早く結婚式も見たい(本誌でも)です・・!
続け、幸せ・・!\( ‘ω’)/
ナビエさまのこれまでの言動が次々に報われてきていて
なんだか涙腺が…
思慮深く賢明なナビエさまだからこその
運気の流れが嬉しいです
ニアンといいランドレといい、本当にナビエさまに感謝しているんですね
その一方でなかなか最愛の奥さまに会えないハインリの悶々ぶりも本人には気の毒だけど
笑えます
こちらのネタバレで漫画版がどう描かれるのかも楽しみです