今回は斉木久美子 先生の「かげきしょうじょ!!」10巻を読んだので紹介したいと思います。
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かげきしょうじょ!!10巻 あらすじ
前巻はこちら↓↓↓
渡辺さらさは本科生として恥ずかしくないよう振る舞いたいと頑張りますが、なかなか上手く行きません。
同室の奈良田愛との関係も、
愛がさらさと同じ男役をやりたいと宣言してから微妙なままです。
しかし、戸惑いと焦りを感じたけれど、
ライバルである前に同じ夢を目指す仲間だと気づいたさらさと愛はまた元のように仲良くなります。
高木先生の演技の授業で同じ男役を演じることになった二人。
オルフェウスの解釈に迷った愛は街に出て予科生の話を聞いたり、
街の人たちを眺めているうちに自分のオルフェウスを掴みます。
さらさは相方の沢田千秋と共に、明るくてスパダリな自分のオルフェウスを突き詰めます。
授業本番も順調に演技を続けるさらさと千秋でしたが、
中盤に来てさらさが暴走を始めてしまいました。
相方の千秋を無視して演技を続けるさらさに千秋は納得がいきません。
番外編は予科生の伊賀エレナが音楽学校を受験する話です。
お嬢様で蝶よ花よと育てられたエレナが受験と挫折を経て、歌劇人として自立する様が描かれています。
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かげきしょうじょ!! 10巻 ネタバレ
紅華音楽学校の寮ではさらさの一人称を『さらさ』から『わたし』に変えるための訓練が行われていました。
同級生達が手伝ってくれますが、なかなか上手くいきません。
結局、音楽学校を卒業するまでさらさの自主性に任せることになりました。
さらさは自室でも『わたし』を使う練習をしていますが、
慣れないため芝居がかってしまいます。
同室の愛もなんだか慣れません。
さらさも愛のショートカット姿を見慣れず、慣れない同士ですねと笑いました。
翌朝、さらさは予科生の指導に行きました。
時間通りに部屋に着くと中はもうピカピカです。
予科生の澄栖杏はさらさに以前暴言を吐いたため、
罰として1時間早く掃除をするように言われていたのでした。
さらさにも直接謝りさらさも謝罪を受け入れましたが、
二人はなかなか上手くいきません。
落ち込むさらさを見て愛は団体行動とはどういうものか考えます。
叔父の奈良田太一と食事をしながらグループを外から見るばかりで
中に入っていかなかったアイドル時代のことを話します。
愛は少しずつ団体行動が出来るようになってきましたが、さらさのことはまた別でした。
男役をやってみようと思ったとさらさに話した時、
微妙な顔をされたことがずっと引っかかっています。
どうさらさに接したら良いか分からない愛に
太一は普通に接したら良いとアドバイスをして二人は分かれました。
普通に、と念じながら自室の扉を開くと、
マフラーを巻きボルサリーノ帽をかぶったさらさがポーズを決めて待っていました。
さらさは高木先生の授業のためにイメージトレーニングをしていたのです。
授業の課題はギリシャ神話オルフェウスとエウリュディケを元に、
1940年代のマフィアに置き換えた難しい作品です。
さらさがノートに自分なりのオルフェウスをまとめているのを見て、
愛も自分なりのオルフェウスを模索するのでした。
高木先生の授業が始まりました。
高木先生は同じ演目の授業が続くけれど、前回の授業の自分は殺して来るように言います。
毎公演、役と共に生きそして新たに生き返ること、
それは音楽学校を卒業し紅華歌劇団に入団した後にも通じる金言でした。
さらさは手を上げて毎回生まれ変わるのなら性転換もありですかと質問します。
高木先生は頷きましたが、今回は前回と同じ役をやるようにと言って愛の演技が始まりました。
授業が終わり寮に帰るさらさを愛は追いかけます。
高木先生に性転換もありかと聞いてくれたのは自分のためだと分かっていたからです。
愛はさらさに感謝の言葉をのべて一緒に帰ります。
そして、さらさに自分が男役をやるのはショックだったのではなかったか
と正直に尋ねてみました。
戸惑いと焦りを感じたけれど、
ライバルである前に同じ夢を目指す仲間だから
とさらさは答えます。
紅華歌劇団の舞台は一人では作れません。
そのために団体責任と団体行動があるのだと二人は気がつきました。
その頃、先生達は店で食事をとっていました。
太一は愛が音楽学校に入学して感情や少女らしさを取り戻していることを喜び涙を流すのでした。
高木先生から次の授業は物語の起と結から抜粋し、
オルフェウスとエウリュディケの二人一組で行うと言われたさらさ達は、
ますます演技の研究にのめり込みます。
愛はオルフェウスに挑戦しようと決め、
理解するために自室でマフィアの構成図を書いてみたりしますが一向に掴めません。
同じ部屋でオルフェウスになり切って演技の練習をしているさらさの声も耳障りです。
気分を変えるため、一人で外に出て考えることにしました。
臨海公園でもの思いに耽っていると、
愛と同じタイミングでため息を吐く少女に出会いました。
愛が指導している予科生の伊賀エレナでした。
二人は少し会話して別れようとしましたが、
愛はエレナの様子がおかしい事に気がつきます。
引き留めてエレナの話を聞くことにしました。
お嬢様として育ったエレナは音楽学校で友達がいないと教えてくれました。
愛は先輩として不器用ながら大丈夫だとアドバイスします。
下手くそながら一生懸命な励ましに、エレナは何とか元気を取り戻して帰って行きました。
愛はその後ろ姿を見ながら、
アイドル時代自分に仲良くしようと話しかけて来てくれたリーダーの姿を思い出したのでした。
エレナと別れた愛はカフェにやって来ます。
そこで想像力の訓練をしている星野薫と山田彩子に出会いました。
離れて座っている人達に想像でアテレコしたり、
相方をどうするかと話していると、突然窓際のカップルが別れ話を始めました。
男に腹を立てて去っていく彼女の姿を見て、愛の中で何かが噛み合います。
愛なりのオルフェウスを見つけたのです。
寮に帰った後、沢田千夏にペアを組まないかと誘われて、
失ってから気がつくオルフェウスでよければと自信に満ちた顔で答えるのでした。
一方、さらさは千秋とペアを組むことになりました。
千夏と部屋を取り替え同室になって役作りに励みます。
予科生、杏の指導をしながらどんなオルフェウスとエウリュディケがやりたいか話し合いました。
さらさが何故自分を相方に選んでくれたのか尋ねると、
千秋は『おこぼれライト』という謎の言葉を残して立ち去ってしまいます。
謎を解明してくれたのは杏でした。
スターに当たるスポットライトに意図せず映り込んで注目をあびる事、
それがおこぼれライトでした。
さらさと別れた千秋は千夏に出会います。
お互いの相方のことを二人で批評しあいます。
千秋は自分でさらさを相方に選んではみたもののいまいち気分が乗りません。
から元気で頑張ると言う千秋の背中に千夏はさらさに気をつけて、と呟きました。
寮に戻るとオルフェウスになり切ったさらさが待っていました。
食事をしようとすると席を用意され、
部屋に入ろうとするとドアを開いてエスコートするさらさに、
ますますさらさのオルフェウスを愛せるか分からなくなる千秋です。
明日の高木先生の授業が不安でした。
けれど、さらさに前に進むための授業だと諭され、
自分のパートナーが一番可愛いと言われ、気分が上向きになりました。
そして、授業当日。
演技は薫と彩子のペアから始まりました。
高木先生から『まぁまぁ』の言葉を貰います。
次はさらさと千秋でした。
練習の時と違い『さらさ』を感じさせない演技をみせるさらさに千秋も安心感を覚えます。
けれど、中盤になるとさらさは千秋を無視して暴走を始めてしまいました。
千秋は必死に立て直そうとしますが、息があいません。
とうとう息の合わないまま演技が終わってしまいました__
どうなる・・!
番外編は伊賀エレナのお話です。
花が咲き乱れる聖クラリス女学院中等部に在籍するエレナは、
絵に描いたようなお嬢様でした。
中庭で優雅にランチをとりながら話すのは高等部のことです。
エレナは紅華歌劇音楽学校の入学試験を受けると言いました。
家族が一度だけ試験を受けることを許してくれたのです。
友人はにこやかに笑いながら応援してくれました。
エレナの四人の兄達も応援してくれています。
音楽学校の二次試験に受かりご機嫌なエレナは中庭で高等部の生徒会長海宝に出会います。
最終試験に受かるかどうか不安だと言うエレナに海宝は絶対に合格すると言います。
あなたは伊賀家の御息女だから、と。
重い気分を引きずったまま最終試験が始まりました。
面接試験でエレナは伊賀家のことは考えないで自分だけを見て判断して欲しいとつい言ってしまいます。
試験官の一人が紅華歌劇音楽学校は一度たりとも受験生本人の資格以外を選考基準にしたことはないとつっぱね、エレナは静かに涙をこぼしたのでした。
絶対に落ちたはずだと思っていたエレナは結果を見て大号泣します。
落ち着いたエレナは兄に電話をかけ、合格したことを告げます。
そして、人生の全てを紅華歌劇団に捧げると宣言しました。
おおお!
大号泣するエレナを見て、あの時の試験官が心配して駆け寄って来ました。
何故合格したか分からないエレナに試験官は、
あなた自身に可能性を見出したからだと教えてくれます。
エレナは今日が人生で最良の日だと泣きながら微笑みました。
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かげきしょうじょ!!10巻 感想・考察
高木先生から出された課題を巡って悩む100期生達。
さらさのオルフェウスは明るくて愛の言葉を惜しまないスパダリです。
じゃあ愛のオルフェウスは?
愛は自分のオルフェウスを探しに街へ出ます。
エウリュディケ役の千秋はさらさとペアを組みましたが、なんだかしっくりきていません。
はたして二人のペアは上手くいくのでしょうか?
番外編は伊賀エレナのお話です。
電子レンジも使えないお嬢様がどうして紅華歌劇音楽学校を受験したのか、必見です。
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次巻11巻ネタバレはこちら!
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