こうしてクラインへ贈る品を手に入れることが出来たラティルは、2つめの目的としてザイシンとも杯を交わそうと、持参してきた酒瓶を彼に見せました。
しかしザイシン曰く「神官は酒を禁じられております」とのことで、型破りで自由奔放な彼が掟を遵守する姿に違和感を覚えつつ、仕方なくラティルはターゲットをカルレインへと変更します。
意外とお堅い。
そして、カルレインの元へ。
カルレインは「側室たちのもとを順に訪れていると聞き、いついらっしゃるかと心待ちにしておりました」と言いながら、酒瓶片手にやって来たラティルを歓迎しました。
えっ・・・?
しかも、診察を嫌がるカルレインの制止を振り切りすぐさま呼びつけた宮廷医によれば「心臓の拍動が遅く脈も弱いです。お体が弱いのかと思われます」という所見で、思ってもみなかった結果に「まさか・・・傭兵王だというのに!?」とラティルは怪訝な顔を隠せません。
うむ・・・
それでも「傭兵のお勤めでご無理をなされていたからかと」と続けられれば納得するしかなく、「絶対安静でなければいけません」という指示に従って「とにかくもう横になりなさい」とカルレインを休ませました。
最後に「起きたら薬を飲みなさいね」と優しく告げて退室しようとしたラティルですが、カルレインから「もう行ってしまわれるのですか?」と引き止められてしまいます。
そうしてギュウ・・・と手を握られ
「そばにいてください」
と心細げに懇願されてしまい、
ラティルは思わず「・・・どうしたものかしら」と呟いたのでした…。
ええええええええええええええええええ////
ハーレムの男たち 58話 感想・考察
58話では、なんと体が丈夫でないというカルレインの意外な事実が判明しました。
肌の色も髪の色も白っぽいのに加えて表情が乏しいので確かにいつも気だるげで不健康そうな雰囲気ではありましたが、まさか厳しく安静を言い渡されるほどに病弱だとは驚きです。
しかし最後のシーンにはちょっとくるものがあった・・・///笑
ただ、6人の側室の中ではザイシンと並んで立派な体格をしていますし、皇室の調査が入っている以上「傭兵王」とまで呼ばれていた経歴は偽りではないでしょう。
また当初は医師の診察を拒んだことからも、本当に体が弱いわけではない可能性が高いです。
ザイシンが登場してから彼の体調が悪くなったことや、ラティルを「ご主人様」呼びしていることがこの謎を解く鍵となりそうです。
次回第59話ネタバレはこちらから
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