今回はLINEマンガで連載中のAlphatart(原作)・Yeongbin(作画)・HereLee(脚本)先生の
「ハーレムの男たち」57話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。
物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバック推奨です!
ハーレムの男たち 57話 あらすじ
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しかし彼もサーナット卿と同様かなりお酒に強く、どれだけ飲ませても一向に「心の声」が聞こえてきません。
ハーレムの男たち 57話 ネタバレ
と意気込んでサーナット卿を晩酌に誘ったものの、実は酒豪だったらしい彼より先に自分の方が酔いつぶれ、目論見が失敗に終わってしまったラティルが次のターゲットとして選んだのは、彼女が「側室たちの中で一番胸の内を探りやすい相手」だと考えているゲスターでした。
ラティル、お次はゲスターのもとへ向かいます。(あぁ…サーナット卿…
しかし、予想に反してゲスターはかなりの数のワインボトルを空にしても全く顔色が変わらず、いつまでたってもケロッとしています。
ただし、穏やかに微笑みながらなおも杯を重ねる彼に痺れを切らしたラティルが、思わずといった調子で「お酒・・・強いのね?」と声をかけると、途端に「少し・・・くらくらします・・・」と呟いて頬を染めてみせました。
あっ…これは…笑
さらにゲスターは「実は僕お酒があまり強くなくて・・・」と言い出し、今夜に限って杯が進んでしまったことについては「陛下が注いでくださるので飲む手が止まりませんでした」と可愛らしく理由付けします。
可愛すぎる。笑
これまでのラティルなら、弟のように思っているゲスターのその言葉を素直に受け止めていたかもしれません。
しかし、酔いが回ってきたと自称しながら「心の声」がちっとも聞こえてこないことから、ラティルは彼が噓をついていると気付いてしまうのでした。
こうして、またも目的を果たすことが出来なかったラティルが次に実験台として選んだのはクラインです。
どんどん相手を切り替えていきます!笑
すでに1度「心の声」を聞いたことがある上、カリセンで初めて出会った際一緒に泥酔して朝まで庭園で眠り込んでいた彼ならば、成功する確率が高いとふんだのです。
案の定あっさりと船を漕ぎはじめたクラインを見て
と喜色を浮かべたラティルは、「心の声」が聞こえるかどうかを確かめた後、「先代の皇帝が亡くなった件について思うことはある?」というなかなか際どい質問を彼に向かってぶつけてみました。
すると聞こえてきたのは「俺も父上を亡くしているから陛下の気持ちが痛いほどわかる」という少々意外な言葉で、ラティルは思わず瞠目してしまいます。
さらにクラインの「心の声」は、父を喪った悲しみを共に乗り越えようとしたヒュアツィンテから「皇帝には慰めなど必要ない」と拒絶されてしまったことを語り、ゆえに「陛下も兄上と同じなのではと不安で慰めることができない」という思ってもみなかった彼の気持ちを教えてくれたのです。
あああ…
「悲しみを打ち明けられる相手がいなければ・・・きっと苦しいはずなのに・・・」
という呟きを最後にクラインの「心の声」は聞こえなくなりました。
しかし、おかげでこれまでは自分を裏切り捨てた相手だと憎んでさえいたヒュアツィンテの当時の心境を冷静に慮れるようになったラティルは、いつの間にか完全に寝入ってしまった彼を優しく見つめながら
と思うのでした。
これは・・・!!!!!
ハーレムの男たち 57話 感想・考察
57話の見どころは、ラティルを想うクラインの心の声です。
思い込みの激しさや素直すぎる性格のおかげでトラブルメーカーな上、なかばコメディパート担当となりつつあったクラインですが、実は誰より真っ直ぐな性根を持っていることが今話で如実に描かれました。
そしてそんなクラインの純粋さが、権謀術数の渦巻く世界でトップに君臨するがゆえに最側近であるサーナット卿のことすら完全に信用出来ないラティルの孤独を癒してくれたようです。
現時点で側室の中で最もラティルと心の距離が近いのは、意外にもヒュアツィンテの弟である彼だと言えるでしょう・・!
次回第58話ネタバレはこちらから
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