今回はピッコマで連載中のBammui,STUDIO INUS先生の
「覇王に秘書が必要な理由」原作小説版の9話(漫画版は6話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 9話 あらすじ
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 9話 ネタバレ
皇帝の治療中に思わずセレクのことを涙ながらに話してしまうセレスティア・・
そのセレスティアの言葉に、皇帝は長い沈黙の後、こう続けた。
『お前が(アカデミーに)行きたいと言っても、許可を出すのはかなり難しいだろうな。』
その言葉に驚いた彼女は、彼を見た。
一般的に人は病気になると寛大な行動をとるものではないのだろうか。
彼はとても計算高い人間で、必要なだけの価値があるかどうかを常に指摘していた。
アカデミーに行きたいなら、行かせてやるが、その対価は何だ、ってことね。でも話聞いてくれるだけでめっちゃ有難いけどね。
『・・・その男はアカデミーにいたのか?
そいつがアカデミーに行くことが決まった時、お前は嬉しかったか?』
『・・彼のような人がすんなり受け入れられるのは確かに稀なケースでしたので…..、嬉しかったです。私は仕事と弟の世話で精一杯だったから….。そしてまた今度は私が大きな責任を背負うことになってしまった…。』
『俺のことを言っているのか…?』
『ご認識いただいていると思いますが、陛下は魔法をもっと慎重に使うべきです。さもないと、本当にもっと大事になりますよ。』
セレスティアの言葉に腹を立てた皇帝は、
セレスティアが自分の肩に手を回すのが嫌なのか、急に上体を揺らした。
しかし、皇帝がベッドに座っている間は、皇帝の顔はセレスティアに近かった。
彼は、苦悩に満ちた表情で長い間彼女を見つめた後、ゆっくりと口を開いた。
『・・この前、お前を抱きしめたら治るかどうか聞いたな。
あの時、お前は答えてくれたか?いいや、答えてないな。』
え?
『一度だけ腕に触れてもいいか?
お前に触れれば、痛みが消えるかもしれないとずっと思っていた。
むしろお前の方からスキンシップが必要だどうのと言っていたな。』
・・・なんだこの展開。///笑
そんなことを考える余裕がまだあったのでしょうか。』
セレスティアにはこの心で思った自分の言葉を伝える自信など、なかった。
また、断ることもできず、だから彼女はうなずいた。
彼の手のひらの大きさは、セレスティアの両腕が掴めるほどだった。
セレスティアは、彼の熱い手のひらが、彼女の肌に沿ってゆっくりと下っていくのを感じた。
『・・全く効果がないように思うが?俺の錯覚に過ぎなかったのだろうか?』
『….. 私の意志にも関係しますので。』
皇帝はため息をつき、セレスティアの腕を放すと、またベッドに倒れ込み、枕に顔を埋めて目を閉じた。
・・なに”も”…ながっだッ…!!!
『これからは…、俺がお前を必要とするときに、いるべき場所にいろ…。』
彼は疲れたようにつぶやくと、彼女の返事を待たずに眠りについた__
__
__
セレスティアが皇帝の部屋で恥ずかしげもなく泣いてから2週間が過ぎた。
彼は自分の傷を他人に見せることを非常に嫌がっているようだった。
そのためか、セレスティア以外の人間を部屋に入れなかった。
二人は常に顔を合わせて会話をしていた。
最初のうちは、皇帝があまりにもひどい状態だったので、
セレスティアは治療に必死で周りの人に気を配ることもできなかった。
しかし、次第に周囲の視線を意識できるようになっていった。
特に今日は、使用人の間で噂になっていて、仕事をしながらもかなり長い間皇帝とのことを色々と聞かれた。
宮殿に住む人の数が多いため、洗濯物の量も非常に多かった。
しかも、数日後には宴会も開催される予定だった。
客の部屋に敷くタオルや、宴会用のテーブルクロスなどもすべて洗わなければならない。
油で汚れを落としたり、バットで洗濯物を叩いたりする大変な作業は男性の使用人に任されていたが、女性の使用人は洗濯物を踏んでお湯に浸し、広い草原にシーツを広げて干さなければならなかった。
彼女は興奮して大きな洗面器の上で足をばたつかせたり、からませたりした。
自分の洗濯物から汚れが出てくるのを見て、やりがいを感じた。
スカートをまくって洗濯物を踏むのに付き合ってくれたメイドたちは、セレスティアが口ずさむ歌に合わせて足を叩いていた。
ちゃんと使用人としての仕事もするセレスティア。そんな一面。
『もし、地獄という場所があるとしたら、この帝都の洗濯物置き場ではないでしょうか?』
『セレスティア、またくだらないことを言っているわね。』
使用人たちは大いに笑った。
その中で、セレスティアと同い年の女性が、セレスティアに近づき、隣に座った。
しばらくすると、まるで秘密を打ち明けるかのように、彼女は身を乗り出してきました。
『ん?どうしたの、ルアナ?』
『だから!なんで皇帝は毎日あなたに連絡をしてくるの?
滅多にないチャンスだとは思わないの?』
しかし、そんなに気にすることなのだろうか。
この質問をされるたびに、彼女は答えるのを拒否するしかなかった。
また、最悪の噂が流れるのも怖かった。
他のメイドたちは、別の場所を見るふりをして、彼女らの会話に耳を傾けているのが見えた。
みんな興味津々。
いったい何と言えばいいのか。
皇帝がなぜ彼女のような奴隷を必要とするのか。他に何か理由が・・。
本当のことは皇帝のためにも言えない。
『皇帝陛下は、今まで多くの貴族の女性から言い寄られることを拒否していた方です…..。それなのになぜ彼はあなたばかりを追い求めるのでしょうか?…..あなたの秘密は何ですか…?あぁ…!もしも一度でもいいから、彼が私と一緒に寝て、その大きな手で私の頬を抱き、「ルアナ」と言ってくれたら、それだけで私の心は溶けてしまうわ…!!』
あ・・この子に言っても別に大丈夫そうだわ・・笑
『私はただ雑用をしているだけです! あなたが言ったように、背が高くて、ハンサムで、手が大きくて、筋肉があって、カリスマ性があって、人気があるその皇帝陛下の隣に、どうして私がいられるって言うの?私はしがない雑用よ、ほんとに。』
“背が高くて、ハンサムで、手が大きくて、筋肉があって、カリスマ性があって”はルアナ氏言ってないけども。あれれー?おかしいね?
『ハァ、本当に?』
ルアナは理解したが、隣のメイドたちはまだ怪訝そうにセレスティアを見つめていた__
__
__
夕方、自分の部屋で休んでいると、セレナがやってきた。
あ。セレナ久しぶり。
初日はお世話になりました。ペコ。
セレナは、彼女の教育を担当しているファーストレディで、よく彼女を訪ねて話をしたり指導したりしていた。
セレスティアは、部屋に他の椅子がなかったので、ベッドに座ろうとした。
様子がおかしいであります。
『ご存知かもしれませんが…. 皇帝が山賊を倒したことを記念して大宴会が催されます。』
『ああ…、はい、聞きました。』
『皇太后陛下ご自身が主催されるということで、帝国内だけでなく、近隣の王国からも多くの客がやってくることになります。私たち自身も、招待客のリストがどれくらいになるのかわかりません…。』
皇帝が結婚していないため、皇室で一番位の高い女性だ。
『…何かお役に立てることはありますか?』
セレナは、セレスティアの言葉を待っていたかのように、うなずいた。
『お願いします、使用人の一人が家事のために急に帰らなければならなくなったので….』
これか・・笑
このような大きな宴席を歩き回っていいものだろうか。
いくら代役に選ばれたとはいえ…。
だがセレスティアは思わずうなずいてしまった。
『セレナのおかげで、決まりごとは一通り覚えました。こちらこそよろしくお願いします。』
すると、セレナはニヤニヤしながら部屋を出て行った。
久しぶりのセレナの笑顔にはぎこちなさを感じたが、自分のせいかもしれないと思って放っておいた。
セレナ、嬉しそうだね笑
__
__
その夜、彼女は皇帝に呼ばれなかったが、翌日は皇帝の治療を続けなければならなかった。
皇帝は寝室にいても仕事を手放さない人だということだった。
セレスティアは彼のベッドに座って副作用の治療をし、彼は書類を読み漁っていた。
勉強熱心な皇帝。
今日もそうであった。彼は書類を読み漁り、彼女は彼を治療していた。
『俺の部屋のすぐ隣にお前の部屋を用意したほうがいいと思うんだが。』
『隣の部屋?』
この部屋を出ると、長い不気味な廊下があった。
さらに皇帝の寝室のすぐ隣に住むなんて…そんな酔狂な人間がいるだろうか。
ましてやそれが使用人であればなおさらだ__
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 9話 感想・考察
徐々に近づく2人の距離…(キュン。
いや・・そんな小説じゃない・・はず・・笑
黙々と使用人としての仕事や皇帝の治療の一面が描かれた今話。
セレスティアはもしかしたら皇帝の対価に見合う何かが出来れば、アカデミーに行けるかもだし、この生活にも慣れてきてそうでよかったよ。
次回、皇太后主催の大規模なパーティで何か動きがあるでしょうか。
次回も気になります・・!
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