今回はピッコマで連載中のBammui,STUDIO INUS先生の
「覇王に秘書が必要な理由」原作小説版の4話(漫画版は4話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 4話 あらすじ
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 4話 ネタバレ
奴隷市場に売り飛ばされそうになったセレスティアの前に現れた気品高い男・・そいつの手を治療したけれど・・
その時の安堵感は言葉にできないほどであった。
『これは…対価になり得るかしら?』
セレスティアは、彼の手が完全に治ったことを確認してから、彼の手を離した。
治した・・・!!
男は長い間、自分の手の甲を注意深く見ていたが、目を移して彼女を見つめた。
『ふん…なるほどな。では、私の宮殿に来て、私を治療しろ。』
おおおおお!!!
『えっ?私の弟はどうなるのよ!?』
『私がお前を買うのは、お前が必要だからだ。
もう、お前を手放すわけにはいかない。お前のその弟でも何でも連れてくるがいい。』
きたああああ!!!
気品ある男は奴隷商人に振り向いた。
気品ある男はあごを上げて従者に向かってうなずいた。
従者の一人が金貨の入った袋を持って近づいてきた。
奴隷商人は「こんな大金は受け取れません」と何度も断っていた。
そうこうしながらも、奴隷商人は安物の剣を置き、セレスティアはなんとか自由を手に入れた。
そんな中セレスティアは男の言葉を考え直しながら、その光景をぼんやりと見つめていた。
あたりを見渡すと、気品ある男を囲む馬車の運転手も、
長槍を持った人も、召使と思われる人も、みんな立派な服を着ていた。
気品ある男の行団は静かに進んでいった。
馬車が揺れるのを感じながら、彼女は思考するのをやめた。
物事はこれ以上悪くなることはないだろう。
彼女は今から全く知らない場所に行くのだ。
あの男は味方なのか、敵なのか。
彼女は彼が人を見る目があると思っていたが、彼の心までは読めなかった。
純粋で表現力のある人か、内心を隠している人かのどちらかだった。
彼女は伸びをして、後ろから流れてくる穏やかな風景を見た。
彼女は今までずっと緊張しながら、見えない景色を一つ一つ見ていた。
一刻も早く弟の居場所を男に知らせたいと思っていた。
弟さん、病弱みたいだね・・。
__
__
そうこうしていると馬車が停車した。
黒いスーツに身を包んだ男性が馬車に近づき、ドアを開けた。
先に馬車から降りたのは例の気品ある黒髪の男だった。
彼は本当に背が高く、体格がいい。
まるでライオンのようだった。
彼女は、彼が人々の中で最も目立っていたので、彼の骨格が良いのだと思った。
彼が馬車から降りるとすぐに、
白と黄色の服を着た男女のグループが近づいてきて、息の合った歓迎をした。
彼はそのように歓迎され、まるで儀式のように建物の中に入っていった。
100お偉い様やないか・・
彼の背中が建物の影に消えようとしたとき、彼が振り向いて彼女を見たように思えた。
彼の赤い目の輝きは、彼女から離れていても、はっきりと見えた。
赤い目・・。
彼と彼の側近は皆いなくなり、彼女は広い馬車の中に一人残された。
周りにはたくさんの人が行き来していたが、彼女は少しほっとした。
だから、それまでここで待っていてもいいわよね?
このセレスティア、めっちゃ頭良くて天才なんだけどなんか抜けてるところあるよね笑
ところが、しばらく一人の時間を楽しもうとしていた彼女に、メイドと思われる女性が突然近づいてきた。
弟が来ればゴルディナに後悔はないが、セレクが騒ぎを起こした以上、路地に戻って落ち着くこともできない。
その女性メイドは、セレスティアのどんな最高の服よりも良い服を着ていた。
また、彼女は良い香りを放っていた。
『…あなたが例の奴隷ね?私と一緒に来なさい。』
『…私はここで待ちます。』
女は顔をしかめた。
『…. 何を言っているの?誰を待っているの?』
しかし、彼女は自分を連れてきてくれた男の名前も素性も知らなかった。
彼女は、最も一般的な言葉を使うしかなかった。
『ご主人様。』
今度は女性が、何かとんでもないことを聞いたような顔をした。
『…ハァ。あなたは適切な訓練を受けていないようですね。これからは「陛下」と呼ぶべきです。……あと、たとえご主人様であろうと何であろうと、好き勝手に陛下を呼んではいけません。』
陛下。(ヤベェ
『…..陛下?』
『はい、できるじゃない。ハァ。教えるべきことは一つや二つではないようね。』
その女性メイドは不平を言いながら手を振り、セレスティアに馬車から降りるように指示した。
勢いに押されて、彼女は急いで降りた。
セレスティアの心は混乱していた。
ブルグ帝国の皇帝は、真っ黒な髪をした赤い目の狂人だと聞いていた。
自分を連れてきたのはこの人ではないかと考えてはいた。
しかし、そんなことがあるはずがないと思った。
考えてはいたのね、でもまさか現実に。
メイドは一通り不平を言うと、手に持っていた一足の革靴を差し出した。
まさにメイドが履くような靴だった。
『サイズがわからなかったので、ざっくりと選んでみました。』
『あぁ……』
彼女は、自分がこんなものをもらったことに驚いた。
『今までは命令されて面倒を見てきたかもしれないけれど。
これからは自分で自分の面倒を見なければならないわよ?』
・・完全に元奴隷扱い。笑
セレスティアは、この混乱の中で自分だけが裸足であることに気づいた。
セレスティアは「ありがとうございます」とつぶやいてから靴を履いた。
靴は少し緩かったが、締めれば彼女にフィットするだろう。
しかし、あの男に「陛下」という言葉を彼に使う必要があったのだろうか。
さすがに考えれば考えるほど、不思議な感じがしてきた。
まだ信じてないのね・・笑
メイドの後を追いながら、彼女は好奇心に耐えられずに尋ねた。
尋ねた。
『あの…. ところで….ここは…..?』
『ここは?陛下は遠いところから奴隷を買ってきたとおっしゃっていましたが、冗談ではなかったようですね。ここはヘゲニーよ。』
彼女はどうしたらいいのかわからなかったが、もう一度聞いてみた。
『へ、ヘゲニーってどこ…ですか?』
『…すごいわね。ここは首都なのよ?ブルグ帝国のことも知らないの?』
ブルグ帝国・・。さっき出てきたね、狂人の皇帝の。もう確定じゃないか。
『ブル…え?』
昼間に考えていたことの一つが頭をよぎった。
自分では狂った推論だと思った。
ブルグ帝国。陛下のこと。黒い髪。赤い目。
『ご主人さ….いえ、陛下って…..
女性メイドは困惑して彼女を見返した。
『もちろん、ヴァン陛下は、ブルグ帝国の唯一無二の皇帝よ。』
彼があのブルグ帝国の狂人の皇帝だっていう私の疑惑は正しかった…!!!
しかし、これで何か意味があったのだろうか?
彼女の母親はいつも「身の丈にあった生活をしなさい」と言っていた。
ゴルディナの魔法官(セレク)に見捨てられた彼女を助けてくれたのは、帝国の狂人皇帝だとでもいうのだろうか?
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覇王に秘書が必要な理由 原作小説 4話 感想・考察
4話、ついにセレスティアを助けた気品ある男の正体がわかりましたね。
狂人って呼ばれる皇帝か・・。
言葉使いとか、奴隷(セレスティアは奴隷じゃなかったけど)の意見を聞いてくれるあたり狂人っぽくはないけど、何が彼をそうせしめてるんだろうね・・?
セレスティアはひとまず、もうゴルディナに帰ることもできず、(セレクが襲ってくるしね。)
このままこの狂人皇帝の元でメイドとして働くことになりそうですね。
ここからタイトルの覇王の”秘書”になるんかね・・?
どう物語が動いていくのか気になるわね。
次回も気になります・・!
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