【原作小説(ノベル)翻訳】皇帝と女騎士 358話 359話ネタバレと感想。「だけど、それは、 まだ物語の途中。」

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【小説版】皇帝と女騎士

今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の

皇帝と女騎士原作小説(ノベル)358話 359話※海外版準拠(ピッコマ漫画版は186話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!

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管理人halu
管理人halu

(1巻のポリアナ可愛すぎワロタァ…)

皇帝と女騎士 358話 359話 ネタバレ

の前の管理人のひとこと・・

前話のネタバレはこちら!

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】皇帝と女騎士 356話 357話ネタバレと感想。人や国、あらゆるもののそれぞれの1年。
今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の 「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の356話 357話※海外...

358話

管理人halu
管理人halu

ポリアナがルクソスのもとを去ってから1年。ドナウがポリアナを訪ねてきて、ヤパに行くまではまだ早いから、近くの丘までピクニックに行くことにしたんだよね?

二人は黙って走っていたが、
突然、ドナウ卿が小高い丘を指差してポリアナに言った。
『姉さん、あそこを見てごらん。景色が素晴らしいよ。
『あぁ。』
小高い丘には、美しい野草が茂っていた。
ドナウ卿は、この丘でランチを食べようと提案した。しかしポリアナは首を振って、
「あそこは私の土地ではないから…」と言った。

ドナウ卿が指差した丘は、シトリンの境界線の外側にあった。

ドナウ卿はポリアナに

『そんなの気にしないでよ。別にそこで何か罪を犯すわけでもないし。』

と言った。

『でも…、その土地の持ち主が突然現れたらどうする?私はせっかく良い土地を持っているのに、他人(ひと)の土地で食事をするなんて…、そんなのとても恥ずかしいことだ。』

『はぁ…。
姉さん、今の姿じゃ・・・誰も姉さんがウィンター侯爵だなんて想像もできないって…。』

『…まぁ…。そうか?』

ポリアナは納得した。
せっかくピクニックに出かけたのだから、
美しい景色に囲まれて食事をするのもいいのではないか?と。

管理人halu
管理人halu

うむ!

隣の土地に行くには、小さな川を渡るだけでいいのだ。

川を渡る前に、ポリアナは武装を解き、武器を隠した。

もし誰かに見られたら、
女性がこんなに重装備をしているのはおかしいと思われると思ったからだ。

まぁ…ドナウが剣を持っているから、大丈夫だろ…。
管理人halu
管理人halu

・・・ポリアナ、武装解除。…ちょっと不穏ね。

__

__

ポリアナは簡単に川を渡った。

他人の土地に入ることに少し罪悪感があったが、その気持ちはすぐに過ぎ去った。

丘に登り、弁当を広げた。
ドナウ卿は水筒が空になったので、川に戻って水を入れてくると言った。

一人で座っていたポリアナは、

まてよ…濁った水を飲んだら、寄生虫がつくかもしれないな…

と思い、この小川の水がどれくらいきれいなのかを考えてみた。

ポリアナは頭の中で自分の土地の地図を思い浮かべた。

ポリアナはそのことに集中していたので、誰かが彼女を呼んでいるのだが、全く気付かなかった。

管理人halu
管理人halu

・・・?

ポリアナを呼び止める“男”が後ろから再び彼女に声をかけた。

…お嬢さん、ちょっといいですか?』

…あ?
イヤよ、この負け犬。
管理人halu
管理人halu

辛辣すぎワロ

ポリアナはその男に答えようともしなかった。

ポリアナ自分と同じような格好をした農村の女性を誘惑しようとするバカがいるのかと思い、無視したのだ。

管理人halu
管理人halu

男・・ポリアナを呼びかける言い方的にもうドナウではないことは確定。
あとはこの土地の領主の可能性もあるけど、いや…これは・・!!(ゴクッ。

しかし、男はしきりに、

『なぁ、お嬢さんって…。…私を見てくれ…。

としきりに言い張っていた。

ハァ…。まったくこのバカは懲らしめないとわからないか…!

剣を持っておらず、ドナウ卿もいないのだが、
ポリアナはそれでも拳を握って準備をしていた。

拳どころか足もある。
真昼間に女を襲おうとする男がいるとは、と
ポリアナは、この男を殴り倒してやろうと思った。

しかし、振り向いてみると、それは…。

 

ルクソスだった。

 

管理人halu
管理人halu

やっぱりきたああああああああああああ!!!!!!!!!!!笑

__

__

ポリアナはショックのあまり、振り上げた拳を下ろすのを忘れてしまったくらいだ。

『・・・陛下?

その陛下を殴ろうとしていたのか?』

管理人halu
管理人halu

笑う

…あ!!いえ、その…』

ポリアナはゆっくりと拳を下ろした。

ルクソスはあざ笑うように顔をしかめて、

あぁっ…!私を殴ろうとしていたなんて信じられない…!』

とポリアナに言った。

管理人halu
管理人halu

これみよがしで笑う。

そんなことはありません! 陛下!
…でも、どうしてここにいらっしゃるのですか?』

最後にヤパから聞いた話では、皇帝はまだ不眠不休が如くで働いているようだった。

そんな忙しい人が、どうして自分の目の前に立っているのだろう。

そして今、周りを見渡してみると、
ポリアナは自分たちが他の多くの男性に囲まれていることに気づいた。

彼らはポリアナにとって、とても見覚えのある人たちだった。

アイノ卿、ジェイノ卿、ウーク卿、マホガル卿、ドナウ卿、ハウ卿、などなどだ…。
管理人halu
管理人halu

ええええええええ!!!!みんなキタァ!!!!
(勢揃いの姿カッコいいだろうな・・!!)
てゆかドナウもここに揃ってるってことは全てはルクソスの作戦っぽいね!笑

ポリアナはほとんどの男たちに見覚えがあった。

彼らはこの王国の最高位の騎士たちだった。

ポリアナは黙って彼らを睨みつけ、

『あなた方がここにいるなら、誰が首都の安全を守っているのですか…!』

と尋ねた。

彼らは皆、「私たちの部下に決まっています」と、にこやかに笑った。

この怠け者どもめ・・!

ポリアナは彼らを睨み続けていたが、
彼らは皆、本国では十分な部下を持っている立場であることを知っていた。

もっと大きな問題は、なぜ皇帝とこの騎士たちがここにいるのかということだった。
管理人halu
管理人halu

うむ・・・!!ポリアナとの約束は“1年後・ヤパで”だもんね・・?

すると、ルクソスが自分に近づいてきた。

一年ぶりに会った皇帝は、相変わらず美しかった。
ポリアナの心臓は、彼と別れた日のようにドキドキし始めた。
そして皇帝はこう言った。

『ポリアナ・ウィンター。そなたに尋ねる。

私と一緒に戦ってくれないか?

管理人halu
管理人halu

戦う・・。

戦い…?どこかで反乱でも起きているのですか?
もしそうであれば、もちろん、そうさせていただきます、陛下!

ドスン!

するとルクソスがポリアナの目の前に巨大な”本”を落とした。

それはポリアナが見たこともないような分厚い本だった。

皇帝はポリアナに、

『これは…この王国の基礎だ。これがアクレアの法だ』

と言った。

管理人halu
管理人halu

アクレアの…法…。

一瞬の間を置いて、ルクソスが

『…まあ…第一稿なのだが。』

と付け加えた。

これは皇帝をはじめ、ヤパのみんなが苦労して作った作品であった。
これはルクソスが「暴君」と呼ばれる原因となった本であった。
管理人halu
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・・・ってことは・・!

ルクソスは、

『アクレアでは、女性が騎士になれないという法律はない。だからこそ、ポル卿は騎士のままでいられたのだ。また、アクレアでは、女性が自分の称号や土地を得られないという法律もない。だからこそ、そなたは多くの土地と侯爵の称号を得ることができたのだ。…しかし、アクレアでは、女性が一族の称号や財産を受け継ぐことができないという法律があった。女性は結婚したら夫の名前を名乗らなければならない。一族の長になれるのは…男だけだ。』

誰もが知っていることなので、
ルクソスがこの話題を持ち出したのには理由があるのだろうとポリアナは推測した。

『…ポル卿。そなたは私に王国を放棄できるかどうか尋ねたな。私は、それは不可能だと言った。そして、そなたは”そなた自身の名前”については”私にとっての王国”と同じように考えている、と言った。そなたは私に決意と意志を示した。そなたが自分の答えを出したのだから、今度は私がそなたに答えを出す番だ。

管理人halu
管理人halu

え、え、えっ…!!
カッコいい・・カッコいいよパイセン…!!!

ルクソスは彼女に胸を張り、笑顔を見せ、

『これが私の答えだ。』

と続けた。

皇帝はポリアナと結婚するためだけに、法制度をすべて変えてしまったのだ。

それも単純な法律の調整ではなく、法的基盤を全面的に作り変えたのである。

管理人halu
管理人halu

うおおおおおおおおおおおおお!!!泣

__

__

最初、ルクソスは相続法だけを変えようとしていたが、それだけでは不十分であることに気づいた。
彼は、一つの大きな側面を変えるためには、全体のシステムを変える必要があることを学んだ。
だからこそ、あの巨大な本は新しい法体系の第一稿に過ぎなかったのだ。
安定した完成度の高いシステムにするには、少なくともあと10年は必要だ。
その後、それを王国に導入するには、彼の生涯をかけても足りず、それ以上の時間が必要である。

ルクソスは、若くして引退し、残りの人生を穏やかに過ごすことを夢見ていたが、今となってはそれが叶わないことを知った。

愛する女性を手に入れるためには、これくらいのことはしてもいい。
これは、ルクソスが喜んで払うべき代償だった。
ポリアナのために王国を手放すことはできないが、これは“ポリアナのためにはできること”だった。
管理人halu
管理人halu

あああああ…(感涙

ポリアナは、ルクソスの話を聞きながら青ざめていった。

彼女の頭の中は突然真っ白になった。

皇帝は自分の意図を明確に語っていたが、ポリアナにはとても理解できなかった。

『こ…こんなの意味がない…です!こんなもの(本・法律)ではうまくいきません…!そもそも貴族は許さないだろうし、平民にも受け入れてもらえるかどうか…!!』

あぁ、それもわかっている。厳しい道のりになるだろう。絶えず戦わなければならないな。そして、一生をかけて取り組んでも、現実には実現しないかもしれない。成功しないかもしれない。でもな、ポリアナ・ウィンター。私には夢があるのだ。

管理人halu
管理人halu

これがルクソスの戦い・・!!!
おわああああああ泣泣
アンタァ、カッコよすぎるってええええ!!!!!!泣泣泣

__

359話

ポリアナは混乱していた。
非現実的な気分だった。
皇帝をはじめ、みんなが楽しそうに笑っているのに、自分だけがショックを受けていた。

ルクソスは、彼女にこう言った。

『その夢のひとつ、ポリアナ・”ウィンター”卿を私の妻として迎えること。
そして、それと同時に、この法制度の変更を終わらせたいと思う。

この夢のために、私は今まで一生懸命働いてきたし、これからも働き続ける。
正直なところ、私たちにとっては簡単な道のりではないだろう。

もしかしたら、全大陸を統一するよりももっと難しいかもしれない。
もしかしたら、これがこの王国の終わりになるかもしれないが、ポリアナ、私はもうそなたへの愛を抑えることができないのだ。

…私の妻になってくれないだろうか。

管理人halu
管理人halu

うええええええええええん!!!!泣
しかも”ウィンター”だ・・!!泣泣

アクレアの皇帝は微笑んだ。
その微笑みは優しくて、ハンサムだった。

それは、威厳と寛容さをもって大陸全体を支配するに足る偉大な皇帝の笑顔だった。

その言葉通り、法制度を大きく変えるという夢は愚かなものだった。
あまりにも野心的であった。

しかし、それでも皇帝はもう一度、

『私と一緒に夢を見ないか?』

とポリアナに問いかけた。

近くに立っていた騎士の一人が口笛を吹いた。
別の騎士がすぐに背中を叩いて止めた。

管理人halu
管理人halu

(これ絶対”ヤツ”だろ…笑)

周りの男たちが何やらつぶやいていたが、
ポリアナには自分を取り巻くこれらの音が全く聞こえなかった。

ポリアナの心の中には大きな嵐が吹き荒れていた。

ふと、ポリアナは真実を悟った。

あきらめて現実を受け入れようとしたときに、
皇帝が彼女のためにまったく新しい世界を作ってくれたのだ。

二人で一緒に夢を見ることができる新しい夢を。

『どうして…』

体中に鳥肌が立った。

どうしてこの男はどれほど偉大なのだろうか?

この偉大な皇帝は、彼女の前に立ち、もう一度一緒に戦おうと言ったのだ。

ポリアナは1年前に戦わずして結婚を諦めたが、
ルクソスはその彼女に全く失望していないようだった。

ルクソスはポリアナを信頼し、信じていたのだ。
ルクソスはポリアナのジレンマを認めて受け入れ、1年後に彼女のもとに戻ってきたのだ。
ルクソスは、ポリアナの世界の始まりだった。
ルクソスはあらゆる面で今のポリアナを作り上げた。
ポリアナは、ルクソスのために戦うことが自分の夢をかなえることになると悟った。
彼と一緒に戦う。
そう、ルクソスと一緒に戦うのだ。
管理人halu
管理人halu

あああああ泣けて泣けてわたしゃ・・ヨヨヨョョョ(´;ω;`)ョョョヨヨヨ

ポリアナは剣に手を伸ばそうとしたが、剣を持っていないことに気づいた。

管理人halu
管理人halu

騎士の誓い・・

川を渡る前に置いてきてしまったのだ。
戻って取りに行くこともできるが、もはやポリアナには我慢出来なかった。

『とってきて…

ポリアナの声は大きく、強くなり、

『誰か剣を取ってきて!!!』

と叫ぶように続けた。

それが誰のものかは気にしなかった。
誰の剣でも、どんな剣でも良い。
もはやポリアナが必要としているのは、どんな剣でも良いのだ。

ポリアナを囲んでいた騎士たちは皆、剣を抜いた。

管理人halu
管理人halu

全員・・!!(鳥肌・・!!!

__

__

鋭い金属の音が丘に鳴り響いた。
驚いたポリアナは周囲を見渡し、
一人残らず剣を抜いてポリアナに備えていることに気がついた。

ポリアナへの敬意を示すために、
彼らは剣を後ろ向きに持ち、柄を彼女に差し出していた。

これは、騎士が他の兵士に示すことのできる最大の敬意だった。

管理人halu
管理人halu

うええええええん!!もうみんなもカッコよすぎるでしょ・・!!!(泣

ポリアナは歯を食いしばっていた。

これが夢ならば、絶対に目覚めないでほしいと思っていた。

『ポル卿! 私は今朝、剣を研ぎましたよ!』
『ポル卿!これは私の家族の剣です!あなたのために今日持ってきたのです!』
『姉さん!ほら!弟の剣を選んでよ!!』
『ポル卿! 俺がここで一番いい剣を持っていることを知っているだろう?』
『ボス! 私たちのことを忘れないでください!』
『ボス! 第二師団の衛兵の剣を選ぶのです!
第一師団のものを選んではいけない!俺たちはあいつらと賭けをしたんだから!』
『あ!!それはフェアじゃないだろ!卑怯だ!』
『あ?!んだとこのろくでなし!』

すべての男たちが皆、ポリアナのために剣を用意していた。
誰もが彼女を助けようとしていたのだ。

ポリアナは彼らの自分の為に繰り広げられる言い争いを聞いていて、自分の耳を疑っていた。

ここで起こっていることが理解できなかった。
それもそのはず、これまでは誰もが彼女に剣を渡すことを拒んでいたのだから。
管理人halu
管理人halu

・・冬の駐屯地での”あの日”は誰も剣をくれなかった・・。

この変化はあまりにも衝撃的だった。

あまりにも多くの剣の中から選ぶことができたからだ。
王国の優秀な騎士たちが剣を持って彼女を取り囲んでいたが、ポリアナは何の恐れも感じなかった。
みんな彼女のために来てくれたのだ。

そしてさらに、ポリアナは、ここにいるのは騎士たちだけではないことに気がついた。

バクシー、バニッサ、シーケル、トリー、ストラ、そして彼女の親友である書記たちの姿が見えた。

管理人halu
管理人halu

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!!泣

__

__

今日、彼女が皇帝を拒めば、それは伝説的な話になるだろう。

もちろん、ポリアナはそんなことをするつもりはなかった。

『・・・。』

すべての騎士がポリアナの注意を引こうとする中で、アイノ卿だけは黙っていた。

彼もまた、剣を振りかざして、彼女に取り入ろうとしていた。

目が合うと、アイノ卿は彼女に微笑みかけた。

『家宝の剣、伝説の剣…そんなものは意味がない。
最高の剣は、最高の騎士が持つもの、だ』

と言った。

ああ、嫌な奴だな。
管理人halu
管理人halu

笑う

アイノ卿は、ポリアナが自分の剣を選んでくれると確信しているかのような態度だった。

その自信はどこから来るのだろう。
管理人halu
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ナレーションも一緒にディスってて笑う。

ポリアナは、ようやく養弟であるドナウ卿の剣を選んだ。

管理人halu
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ドナウの剣を・・!!

自分を騙してこのような状況になったことに腹を立てたが、今は彼(ドナウ)を罰する時ではない。

罰するのは後にしようと思っていた。

ドナウ卿は選ばれたことを喜び、深々と頭を下げて、彼女に剣を持たせた。

ポリアナはその剣で地面を刺して自立させた。

そして、ポリアナは並んでひざまずき、

『私は決して陛下を裏切りません。私の名誉にかけて、残りの人生を陛下に捧げます。私は陛下のために地獄の門、火の門にも入ります。私は陛下のために戦います。私、ポリアナ・ウィンターは、陛下への忠誠を誓います。

と誓った。
その誓いにルクソスも

『私、ルクソス・クレアは、アクレアの皇帝として、
女性が娘を生んだことを謝る必要のない世界を作ることを誓う。

と応えた。

管理人halu
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涙トマラン…。

__

__

ポリアナは皇帝を見上げた。

その目は、決意に満ちていた。

『私は決して陛下の側を離れません。私は永遠に陛下のそばにいて、陛下と一緒に戦います。陛下がお許しになる限り、私は死ぬまで陛下の騎士であり続けます。

『いいや、それは真実ではないよ、ポル。
私が許さなくても、そなたはずっと私の騎士だ。』

ルクソスは、少しぎこちなく手を振り、彼女に微笑んだ。

ルクソスが緊張していることは明らかだった。

ルクソスはポリアナに言った、

『では、立ち上がれ、ポル。今度は私がひざまずく番だ。

ポリアナが立ち上がり、今度はルクソスが地面にひざまずいた。

管理人halu
管理人halu

えっ・・・。

草が濡れていたので、ズボンが濡れてしまったが、ルクソスは気にしなかった。

ルクソスはポリアナの手を求めた。

『前にも言っただろう。ポル卿、そなたは今のままで十分だ。それどころか、今のままで完璧だ。だから、名前を変える必要はないんだ。ポル、そなたは私にとって完璧なパートナーだ。そなたの存在が、私の胸を熱くし、そして笑顔にさせるのだ。』

これは、ポリアナの人生の中で最も幸せな瞬間だった
目の前にひざまずいた男は、彼女をこの世で一番大切なものを見るかのように見上げていた。

『…もう一度、お尋ねします。

ポリアナ・ウィンター、私と…結婚してくれないか?

管理人halu
管理人halu

あああああああああああああああああああああああああああ泣

ルクソスは、ポリアナの手の甲にキスをして、小さな箱を差し出した。

中には異様に大きな指輪が入っていた。

『私の母の指輪だ。ガントレットの上からはめて欲しい。』

管理人halu
管理人halu

うえええええん!!しかもガントレットの上からはめられるように・・!!!(泣)…ってことはさらに、ポリアナは騎士のまま・・・!!!?

これほど完璧な贈り物はないだろう。

ポリアナは泣かないように歯を食いしばった。

今日は最高に幸せな日なので、涙を見せたくなかった。
管理人halu
管理人halu

ごっぢばな゛い゛でごめ゛ん゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛・・(こっちは泣いてごめんよ・・

ポリアナはうなずき、ルクソスの手を重ねて

『陛下。…いえ、私の最愛のお方。
…どうか私と結婚してくれませんか?

『あぁ…。私は最高に幸せ者だ…。』

ルクソスはポリアナの指に指輪をはめた。

今の素手では明らかに大きすぎたが、
ポリアナはこの指輪がガントレットの上にぴったりと収まることを確信した。

周りの騎士たちは2人に祝福の花びらを投げた。

ドナウ卿とハウ卿は幸せそうに妻にキスをした。

幸せな夫婦を見ていた他の騎士たちは、
この場に自分の妻を連れてくればよかったと思っていた。

管理人halu
管理人halu

幸せすぎる光景・・あの”冬の日”とは違うけどまた丘の上で・・泣

アイノ卿はシーケルにキスをしようとしたが、シーケルは彼の膝を蹴った。
管理人halu
管理人halu

泣き笑う・・

ルクソスが動揺した様子を見せると、
シーケルはため息をついて目を閉じ、アイノにうなずいた。
アイノ卿はとても嬉しそうに笑った。

皇帝の個人書記であるモモは、
流れる涙を止めることも出来なかったが、その手は素早く動き続けていた。

彼は今日起こったことをすべて書き留めていた。
これは、世紀の大恋愛物語になるだろう。

ストラは明るい笑顔を見せ、トリーはかすかに目元をぬぐった。

管理人halu
管理人halu

みんな・・!!

そして__

皇帝は女騎士にキスをした。

二人はいい夫婦になった。

夫婦になったが、それでも皇帝と騎士の関係であることに変わりはなかった。

皇帝と女騎士 358話 359話 感想・考察

管理人halu
管理人halu

う゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ええええええええん!!!!!!後半ずっと涙が止ばらんかっだッ・・!!!!

大陸全土を統一したルクソスの次なる戦いは、ポリアナのための、そして全ての女性のための、戦い、でしたね。

管理人halu
管理人halu

“私は、女性が娘を生んだことを謝る必要のない世界を作ることを誓う。”

カッコよすぎんか・・?ひとりの女性への愛が結果的に(今までずっとこの物語で虐げられてきた描写ばかりだった)全ての女性を救う為に動き始めるんやで・・いち女兵士から始まったポリアナの功績(その道の努力)が、もうとんでもないことになっております・・。

そして、ルクソスが大陸を統一し、初めてポリアナに恋をしたあの日の冬の丘とはちょっと違う、美しい野草が茂る丘ですが、ここでルクソスは改めてポリアナにプロポーズ。そしてポリアナはルクソスと夫婦になることを誓いました。

管理人halu
管理人halu)

最高やったよ・・!!最高やった・・!!!
そしてルクソスの恋愛運は丘にあった!笑

そして今話のもう一つの最高のシーン。

もう10年以上も前ですが、駐屯地で捕らえられ、
ルクソスと初めて出会った時に、騎士の誓いを立てようとするポリアナでしたが(第8話:剣を地面に突き立て騎士の誓い・ポリアナ・ウィンターの誕生参照)

その時はルクソス以外、他の騎士は誰ひとりとしてポリアナに剣を差し出そうとしませんでした。

でも今は・・

管理人halu
管理人halu

みんなが剣を(しかも柄の部分を)ポリアナに差し出す。ポリアナがここまでみんなの信頼を勝ち取って”愛されてきた証”だよね・・泣 ポリアナ・・愛はここにあるよおおおお!!!

そしていよいよ物語はクライマックスへと向かっていきます・・

管理人halu
管理人halu

今話、ほんと最高だった・・。
でもこれは、”まだ道の途中”、なんだよね?ルクソス。

次回も気になります・・!!

 

管理人halu
管理人halu

いつもコメントくださる皆様、本当に感謝です・・!!
ぜひ気軽に書き込んでってくださいませ!!イエイ!

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管理人halu
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 本をお手元に置いておきたい方はこちらをどぞ!

次回第360話ネタバレはこちらから

↓↓↓

【原作小説(ノベル)翻訳】皇帝と女騎士 360話ネタバレと感想。エピローグ。
今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の 「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の360話※海外版準拠(ピ...

コメント

  1. はる より:

    感動していた筈なのにガントレットにはめられる指輪にツボってしまって…感動どこいった

  2. びびたす より:

    更新ありがとうございます!
    涙が止まりません…!!
    それしか今は言えないです!

  3. ぴなぴな より:

    え~ん(TOT)
    泣けましたよー。
    おーんおーん

  4. NORA より:

    haluさま〜ありがどゔ〜

    皆から剣を差し出された瞬間、涙が溢れました。じわじわでなくでぶわーって(笑)
    やだもう!今までのどんな回より感動しちゃったよーーーー!!!
    ポリアナよかったね〜!おめでと〜!

    見つけてから毎日更新して下さるおかげで、こんな嬉しい気持ちになれました。ここに来れてよかった〜♡感謝!!!

  5. しほ より:

    更新ありがとうございます。

    目から水が溢れています。
    ポリアナ、ルクソス良かった!!!
    皆の暖かさが伝わってきて本当に嬉しい!

  6. モクレン より:

    泣いてる。泣いてる。うわっ………………

  7. ペロ美 より:

    更新ありがとうございます!
    こんなん泣いちゃう…!!!
    この後の夜の運動会も楽しみにしてます…(ゲスの泣き顔)

  8. たっぴき より:

    丘!丘最高!!

    皆でいい仕事して、個人的ににトリー、ステラ!レベッカもこれは満面の笑みで見守ってますね。

    そして、「人生で最高に幸せな日」の更新。全力で泣ける。
    ルクソスの完全勝利ですね。
    おめでとう!!

  9. 有海 より:

    更新ありがとうございます!
    夜中に目覚めて読んでいます。
    ああ、すごいです!すごいです!!!!!
    ポリアナよかったね(^^)
    二人で頑張って戦って行くのね(^^)
    ポリアナに幸せが訪れそう。
    ポリアナに幸せを!近いです!

  10. わみ より:

    泣いた〜!!!!!
    わろた〜!!!!!
    丘ですねぇ( ; ; )
    まだかなまだかなと楽しみにしてましたが
    夜中目覚めて良かった!

    haluさんのつぶやきにメロメロ(笑)
    今回は真の神回じゃないですか!?
    いつもありがとうございます!

  11. 諒子 より:

    最高のサプライズですね!!!haluさん.ありがとうございます

  12. セド より:

    泣く。パイセンカッコいい。こんなヒーロー見た事ないです。イノの最高の剣のセリフ好きです。俺みたいに自分に自信持てって励まされている気がしました。イノにも愛を。結婚式では付き添い人になれるかな。

  13. こここ より:

    朝に読んだから~。
    涙流してしまって、目が(笑)
    そのまま仕事行ってきます( ̄▽ ̄;)

    感動的でした。
    haluサン、いつも、ありがとうございます。

  14. チワワ より:

    深夜に更新ありがとうございます。
    いつも時間をかけて作って頂き、嬉しく思います。
    いい神回シーンで泣けてきました。

    女であることを後悔しない世界。。
    いまも日本にも根強くあるこの風習を
    問い正してもらいたいものです。。

  15. あかね より:

    haluさん、更新ありがとうございます!

    初めてコメントします。
    騎士全員がポリアナ卿に剣を差し出した時、もう鳥肌と涙が止まりませんでしたヽ(;▽;)ノ

    私も仕事で女性であるがゆえに悔しい思いをした事が度々ありますが、まだ頑張ろうと思えました。

    • halu halu より:

      初コメありがとうございまああああす!!
      はーっはははーーーーーっ_/\○_ ε=\_○ノ(スライディング土下座
      今後ともなにとぞ・・!!

  16. カナカナカ より:

    更新ありがとうございます
    今回ほど感動の涙が流れたことはありません。
    今までの話でも、悔し涙、嬉し涙、笑いすぎ涙、怒りの涙、が少し流れたことはあったけど、物語読んでこれだけボロボロ泣いたのは、本当に久しぶりです。
    ありがとうございました
    朝から幸せな気持ちになれました。
    今日一日頑張れます。

  17. ひめ より:

    完璧です。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°読むたびに、思いだすたびに幸せの涙が溢れます。必ず、全巻買います、揃えます。(実は、halu様の実況付きのが欲しいんだけど(#^^#))これは、後世に語り継ぐ物語、でもまだ途中なんですよね? 二人の戦いはこれからも続いていく。そのことが凄くうれしい(感涙)アクレア帝国に栄光あれ! 連日の更新ありがとうございます(最敬礼)

    • ラム より:

      お昼休みなのに号泣です~
      この為に読み続けてきました!

      Halu様ありがとうございます

  18. てん より:

    うわぁぁぁぁ!!!泣きました!!最高です!!!

  19. サザエ より:

    めっちゃ泣きましたー!!
    そして最終回かと思ったところの
    続きがあるんですねー(´;ω;`)

  20. たまこん より:

    初めてコメントします

    haluさん、いつもありがとうございます。
    人生に行き詰まった時、何度も読み返したくなる神回でした…!
    ルクソスの原動力はもちろん圧倒的なポリアナへの想い。でもそのトリガーを引いたのは、親友レベッカの遺した言葉だったと思います。

    以下妄想ですが…
    女性として初めて皇帝となるルミナエ姫と、姉を献身的に守る弟騎士ジェラルド・ウィンター王子。
    想像だけで涙腺崩壊しそうです…

    • halu halu より:

      初コメントありがとうございまああああああす!!!_(;ω;`」_)
      こちらこそお読み頂き深謝っ・・!!

  21. umi より:

    更新ありがとうございます、
    素敵すぎます。。!

    ポリアナと結婚するためだけにこれほど努力するのだから、財産目当ての一件にどれだけ怒りを感じたか、改めて想像してしまいました。。
    彼女にとっても天と地の差ですね。

    子供が出来たからという名目で結婚するとの形とも大違いです。

    結局、ナチュラルに彼女からもプロポーズしている。。流石…笑

    何故こんなに騎士に拘るんだろうと読んで思っていた時もありましたが、ポリアナが結婚しても良いと思える国になったんだなと。

    ここまで来て全くブレないポリアナの美しい強さ。
    皇帝の肯定力の高さ。(*/ω\*)キャー!!
    今日も素敵な物語を有難うございます⁽⁽ (♡ˊᵕˋ♡) ⁾⁾

  22. あおねこ より:

    halu様、ここまでの素晴らしい翻訳、本当にありがとうございました
    毎日の癒しでした
    レベッカの生きたかった世界を彼女にも見せたかったですね
    ポリアナの生き方が世界を変えた
    ものすごい奇跡だと思います(ルクソスが惚れたことか?笑)
    剣の誓いのシーンをはやくwebtoonで見たいものです

  23. こえだ より:

    更新ありがとうございます!

    とてもいいお話でした…最初の騎士の誓いを立てるシーンとの対比で幸福に満ちた今話のシーンがありありと目に浮かびました。もう胸がいっぱいです…(*´ω`*)

  24. 枝豆 より:

    某サイトで読んでましたが続きが気になって探して辿り着いてここまで読ませてもらいました
    もう涙止まりません!!!

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