今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の
「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の184話185話※海外版準拠(ピッコマ漫画版は102話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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皇帝と女騎士 184話 185話 ネタバレ
…の前の管理人のつぶやき…
「皇帝と女騎士」の原作小説版も面白くて、読んでいるのだけれど、再婚承認や他のタイトルの小説版よりも、起こる事件・物事や性に対しての状況描写が激しすぎて…!
原作160話ではシーケルがアイノのアイノを手で握り潰して評価する話が…\( ‘ω’)/笑
コレ…漫画版では描かれないだろうなぁ…///
— ハッピー☆マンガ道場管理人halu (@happymangado) May 11, 2021
前話のネタバレはこちら!
↓↓↓
184話
ルクソスの命令で街まで遠征になったプラウをポリアナは探しにきたんだよね?たまたま街も見たいからちょっと言い訳っぽく言って・・ドキドキ
『侯爵様!!!』
プラウは思わず声を張り上げた。
ポリアナはプラウを宥めるように唇に指を当てた。
自分がこの街にいることをこの地域の皆に知られたくはなかったからだ。
『な…何をしに来られたのですか…!侯爵様…?』
『殿下から、街で皮膚病が流行っていると聞いてね。あなたがここに配属されたと聞いて、どのくらいひどいのか見てみたいと思ったんだ。』
プラウに会いにきたんだけどね。笑
ポリアナは興味本位でここを訪れたのだが…、律儀なプラウはポリアナに報告を始めた。
街で流行していた新しい皮膚病は、感染力は強いものの、症状は比較的軽く、マダニに刺された時の症状によく似ていた。
プラウは他の王室の医師よりも平民の治療に慣れているようだった。
平民を治療して捕まったという噂は、やはり本当だったのだろう。
そのことを思い出したポリアナは、
『あなたは平民を治療した経験があると聞いたんだけど?』
と尋ねた。
『ええ、しかしそのおかげで医師の先生に捕まって、王城から追い出されそうになったことも……』
当時、貴族階級の人間が勝手に平民を治療することは許されてなかったんだよね。周りからの目、的な意味で。
プラウの顔が硬くなった。
『それでは、彼らに治療代を請求したというのも本当か?』
ポリアナは核心に触れた。
『…当時、私は慈善事業ではなく、ビジネスとして平民のための病院を開こうと考えていました。』
『なるほど、それは珍しい発想だな。普通、貴族は民衆のために無料で診療所を開くための資金を提供して、金儲けをしようとはしないものだ。』
『・・・そうですね。』
プラウは正直に事の次第を説明した。
プラウは、自分がもう勘当され、貴族社会に属していないことを知っていたので、平民のための病院を開くことに興味を持っていた。その時、彼は貴族であることを忘れて平民として生きてみようと思った。
今となっては、これは明らかに愚かな考えだったとプラウ自身もわかっている。
プラウがポリアナに『平民として生きるのは本当に大変でした…』と言った。
ポリアナは内心、
と思っていた。
プラウは、普通の人があえて口に出さないようなことを言った。ポリアナはそれが気に入っていた。自分の過去の過ちや弱みを明らかにすることは、男性にとって難しいことだと思うが、プラウはそれを見せることを気にしていないようだった。
突然、彼女のお腹が大きく鳴った。
プラウは、
『侯爵様、お腹が空いているのでしたら、お食事をお召し上がりになってはいかがでしょうか』
とつぶやいた。
『あなたは…まだ仕事が残っているのでは?』
『え?私…ですか? えぇ、そうなんですよ。少なくともあと2時間はかかりそうです。』
『そっか。じゃあ、私もここで食べようかな。』
ポリアナは、数人の平民の子供たちが遊んでいるのを見つけた。
彼女が手を振ると、子供たちは彼女のところにやってた。
彼女は人に命令することに慣れているので、子供たちにに同じように指示を出した。
『何かおすすめの食べ物を買ってきて、ここに持ってきてほしいんだけど』
『どうして私たちがそんなことをしてあげなきゃいけないのー?』
『もちろん、お代ははずむよ?』
子供たちは明るい笑顔になり、ポリアナも笑顔になった。
お金というのは素晴らしいもので、みんなを笑顔にする力を持っていた。
権力とお金は、間違いなく世界で最も優れた2つのものだった。
ポリアナは、穀物や金、塩などの値段はだいたい知っていたが、調理された料理がどれくらいの値段なのかは知らなかった。結局、彼女はお金を出しすぎてしまい、子供たちは食べ切れないほどの大量の食べ物を持ち帰ってきた。周りの医師たちの分まで充分にあり、これには庶民を治療しなければならないことに不満を持っていた周りの王室の医師たちも、明るい笑顔を見せてくれた。ポリアナは匿名を希望していたので、プラウは患者の一人が感謝の気持ちを込めて、この食事をおごってくれたのだと話した。
医師たちは食事を始めた。ポリアナは彼らから離れたところに座り、気まずそうに隣に座っていたプラウと一緒に食事をした。
長い沈黙の後、ポリアナは彼に言った。
『それで、あなたの結婚の申し出についてなんだけど…』
『え!!!!????』
プラウは驚きのあまりで食べていたものを吐き出しそうになった。
あの時の過ちを思い出し、跪いて許しを請うような顔をしていたので、
ポリアナはすぐに続けて『よく考えてみます』と言った。
ええええええええええええええええええ!!!!!!!!
プラウはあんぐり口を開けていたので、ポリアナにはプラウの口の中に食べ物が残っているのが見えた。ポリアナはプラウのあごを押し上げて口を閉じてやり、
『だから、がんばってくれ。』
と伝えた。
『こ、こ、こ、侯爵…様・・??』
『あぁ。私はアクレアのポリアナ・ウィンター侯爵だが?』
プラウは続きの言葉が出てこなかった。
あまりにも弱々しく見えたので、ポリアナは少しがっかりしたが、これは大したことではない。彼はいつ決断を下すかわからないが、考える時間は十分にある。
病院の建物の前では、独身女性と年老いた独身男性が地べたに座って食事をしていた。女性は農作業をしているように見え、男性は彼女を怖がっているように見えた。空気は煙で充満しており、皆の目は淀んでいた。子供が持ってきてくれた食事自体もあまり美味しいものではなかったし、患者のうめき声も気になった。
この状況は全くロマンチックではなかったが、それでもポリアナは面白いと感じていた。
空っぽの胃袋を食べ物で満たし、ポリアナは静かに笑った。
うおおポリアナがどんどんプラウに惹かれてゆく・・
__
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185話
ルクソスは、プラウ・スネークを城から追い出せば、実質的にポリアナと引き離すことができると考えた。
しかし、ルクソスは、ポリアナがプラウを探し出す可能性を考えなかったのが失敗だった。
公立病院のプラウを見舞ったその日から、ポリアナは仕事が終わるとよくプラウを訪ねてきた。何か特別なことをしたわけではなく、プラウが一生懸命仕事をしているのをポリアナが見ているだけだった。プラウが仕事を終えると、一緒に食事をしたり、お酒を飲んだりしていた。人気者の侯爵であるポリアナはとても忙しかったので、毎晩のようにプラウウと会うことはできなかったが、それでも二人は頻繁に会っていた。
いや、もうこれ秒読みなんじゃないの・・?
ポリアナは笑顔で笑うことが多くなった。最近では、プラウのことが可愛く思えてきたのだ。プラウは一生懸命働いていて、そんな彼の姿が好きだった。時々、彼女が地面に座ろうとすると、プラウはきれいなハンカチを置いてくれた。時には彼女が階段を上ろうとすると、プラウは彼女に手を差し伸べた。プラウは明らかに彼女を女性として見ており、それゆえに彼女を女性として扱っていた。
ポリアナはこの点がとても気に入った。
なるほどね・・ポリアナも自分が女性としてちゃんと扱われるのがすっごく嬉しかったんだ。
このままでは、ポリアナがルクソスの前に出て、結婚することを宣言する日もそう遠くないだろう。そんなことになったら、ルクソスはショックで気絶するに違いない。
幸い、ルクソスにはそのようなことは起こらなかった。ルクソスは昔から運が良かったのだ。10年で全大陸を統一することができ、その間、身近な人を失うこともなかった。また、彼は王国の唯一の後継者として生まれた。
その幸運がまたルクソスを助けたのは、ナナバへの出発の時がすぐに来たからだった。ポリアナは、トリーとストラの保護のために、ルクソスに同行しなければならなかった。皇帝の命令により、プラウはヤパに残ることを余儀なくされた。
プラウとポリアナが離れるの全然ルクソスの運じゃなくて笑った。笑
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デューク卿がプラウのことを調べ始めたのはシーケルに頼まれてすぐのことだった。
昔、シーケルや両親が聞いていたように、プラウはある女性と問題を起こしていた。それは一度だけで、それ以降は特に噂にもなっていないが、その事件はプラウの家族に追い出されるほどひどいものだった。
どうやらプラウ・スネークは自分の家の使用人と関係を持っていたようで、これが父親を大いに怒らせたのだ。プラウがその女性を利用するだけならまだしも、プラウは彼女との結婚を望んでいたのだ。結局、父は彼を勘当した。
ふむ・・。
スネーク家では大事件となったが、この事件以降、プラウは他の女性と問題を起こすことはなかった。彼は独身を貫き、現在はヤパに住んでいるという。
デューク卿が伝えるその話をシーケルは不満そうに聞いていたが、
デューク卿が
『しかし、それ以外は潔白だ。事件も綺麗に片付けたらしい。』
と話すとシーケルはさらに顔をしかめた。
『綺麗に片付けた?どういうことですか?』
『その使用人は亡くなったらしい。それ以来、彼は誰とも関係を持っていない。』
・・・。
シーケルは
『そうですか、調べていただいてありがとうございます』とデューク卿に礼を言った。
『そういえば、プラウがポリアナ卿にプロポーズしたって聞いたか?』
『ええ、聞きました。侯爵様が自分で話してくれました。侯爵様はプラウを断ったそうですから、問題ないと思うのですが…。』
シーケルはデューク卿にプロポーズの詳細を話し、デューク卿は少なからず驚いた。
デューク卿はプラウのことを知った上で、
自分の見解としてはプラウがお金のために女性と結婚しようとするような男だとは思っていなかったのだ。
デューク卿は、
『驚いたよ…プラウがそんな男だとは思わなかった…。
うーん、確かに、ウィンター侯爵は大金持ちだと思うからな… 。』
とつぶやいた。
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皇帝と女騎士 184話 185話 感想・考察
いやああプラウとポリアナ着実に愛を育んでいらっしゃいますね・・!
プラウは正直で紳士ってこともあるんだろうけど、ポリアナは自分のことを女性として扱ってくれる人は初めてで、弱々しさとか関係なく、そんなプラウにどんどん惹かれていってるよね・・!
しかし、そんな2人ですが、しばらく間が空いていた(話数的な意味で)ナナバでの祝賀会にポリアナがルクソスに帯同することで離れ離れになるそうですね。
ここの話も気になってたんだよね。トリー側の元老会が妊娠したレベッカに何かを仕掛けてくるのは確実だから・・!みんな出払ってて守る人がシーケルしかいないって状況・・。
ルクソスはプラウに対してまでそこまで危機感を感じていなそうですが、実質2人は秒読みで、ルクソスがポリアナに対して好意を伝えるタイミングはこのナナバ遠征のタイミングでしかないのでは・・?とか考えたりしております・・!
次回も気になります・・!
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次回第186話ネタバレはこちらから
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