今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の
「皇帝と女騎士」19話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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皇帝と女騎士 19話 あらすじ
前話のネタバレはこちら!
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コーエモン川の近くにある村には、
という言い伝えがありました。
ポリアナは本当にあった話ではないかと思い、
言い伝えが残る場所を探して川筋の村を訪ねて歩きます。
夜が近づくころ訪れた村もはずれでした。
立ち去ろうとすると村人に引き留められ食事と一夜の宿を借りることになりました。
村人は長々と続いた戦争がアクレア軍のお陰で終わったことを感謝していたのです。
次の日も辺りの村を訪ねて歩きました。
ケルピーの言い伝えを知っている者も、知らない者もいました。
一緒に歩き回っているドナウはただの噂ではないかと言います。
しかしポリアナに諦める気はなく、
見つかるまで川筋の村をしらみつぶしに歩くつもりでした。
ドナウは呆れかえり、ケルピーなんているわけないだろうと叫びました。
すると近くを歩いていた村人が反応したのです。
なんとこの辺りの領主がケルピーのお陰で九死に一生を得られたというのです。
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皇帝と女騎士 19話 ネタバレ
これはコーエモン川の近くの小さな村で起きたお話です。
病弱な息子の代わりに親戚が戦場に行くことになっていましたが、書類に誤りがあり息子が強制的に徴収されてしまいました。
三年後、息子は無事帰ってきましたが、なんと片足を失っていました。
それでも生きて帰ってくれてよかったと思っていた矢先、切断した部分が化膿してしまいました。
父親は慌てて医者を呼ぼうとしましたが、エハスとククーダの戦争のせいで都市に行くことができず、コーエモン川を渡るしかありませんでした。
しかし、それは不可能なことでした。
地主が涙を流すと川からケルピーが現れ地主を乗せ医者を呼ぶのを手伝ってくれたそうです。
ケルピー、馬の精霊?みたいのに乗って川を渡ったっていうのね・・?
それがポリアナが奉仕活動に出かけた村で聞いた言い伝えでした。
二人で馬に同乗し、ポリアナはドナウに話して聞かせます。
ケルピーとは馬の姿をした、水の精霊です。
もしこれが実話なら馬をケルピーと見間違えたのでしょう。
ポリアナはその言い伝えの舞台を探しているのです。
どうやって探すんだとわめくドナウに
ポリアナは地道に探すしかないと言います。
せめてもの救いはこの辺りの人たちは城の近くで暮らしてきたせいか警戒心が強いことです。
閉鎖的であるほど言い伝えが残りやすいからです。
反面、自分たちとも距離を置くでしょうから、話を聞きだすには気を付けなければなりません。
夜が迫る頃、一つの村に着きました。
アクレア軍の者であることを明かし、畑仕事中の農民に言い伝えのことを聞きます。
農婦はそんな話は聞いたことがないと首をかしげました。
礼を言って足早に立ち去ろうとしたポリアナ達を
お待ちくださいと農婦が引き止めました。
農婦は二人を自分の家に招待するとパンとスープをふるまってくれました。
水を忘れたと農婦が席を外したすきに、
ドナウが警戒心が強いのではなかったかとポリアナをつつきます。
奉仕活動に訪れた他の村ではそうだったのですが、この村は違うのでしょうか。
戻ってきた農婦は二人の水を差し出しながら、今日は泊って行ってくださいと誘いました。
そして二人のことを大切なお客様だと言うのです。
農婦にとってだらだら続いた戦争を終わらせてくれたアクレア軍は、感謝してもしきれない相手だったのです。
なるほどね、、戦いに負けたとしても戦争が終わることを望んでいた農民たち・・。
通された部屋に布団を引いて二人は寝転んでいます。
ポリアナが思うに国は辺境にあるこの村のことをあまり気づかってやれなかったのでしょう。
それなのに戦時中だからと数十年に渡り高い税金を徴収されてきたのでしょう。
他国に征服されたことを喜ぶのも無理ありません。
聞き込みが楽にできそうなのは良いのですが、
国民が戦争のことをそんな風に考えているのに
なぜポリアナが騎士になったのかドナウには分かりません。
ポリアナはあっけらかんとした口調で、
エハスでは一族に一人は必ず戦争に出なければいけなかったこと、
両親がポリアナの死を望んでいたことを話します。
ドナウは思わず起き上がってポリアナを凝視してしまいました。
ポリアナにそんな事情があったことなど思いもしなかったのでしょう。
けれどポリアナにとってはもう過去のことです。
きっとルクソスが全ての戦争を終わらせてくれます。
だからポリアナは平気なのです。
ポリアナのルクソスに対する深い信頼に、
不安になったドナウはルクソスに惚れないようにと釘を刺します。
ポリアナは本気で受け止めず、ドナウに早く寝るよう促しました。
あれ、、なんだかドナウともいつの間にかうまくやれるようになってる?
__
アクレア軍の駐屯地ではルクソスが報告書を読みながら密かに笑みをもらしました。
護衛のアイノが何か面白いことでも書いてあったのかと尋ねます。
ルクソスは首を振りました。
ポリアナが調査に出かけたことを思い出していたのです。
他国の人間なのに本気でルクソスを慕ってくれていることが時々不思議になります。
どこか嬉しそうなルクソスにドナウと同じ不安を感じたアイノは、
噂になるようなことはするなと忠告しました。
そんなつもりはルクソスにもありません。
ルクソスはただポリアナが自分の前に現れてくれたことを心から感謝しているのです。
__
ポリアナとドナウは農婦に礼を言って次の村へと出発しました。
道中出会った人達にも話を聞いてみます。
知っている人もいれば知らない人もいました。
何個も村を回りましたが手がかりになるような話はありません。
ドナウは半ば諦めかけています。
村ならまだあると調査を続行しようとするポリアナに、
ケルピーなんているわけないだろうと叫びました。
すると近くを通りかかった村人が近づいてきて教えてくれたのです。
彼の住む村の領主はケルピーのお陰で九死に一生を得たのだと__
領主、言い伝えの足を失った、人・・?
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皇帝と女騎士 19話 感想・考察
続・ポリアナとドナウの凸凹珍道中です。
調査の中でポリアナの頭の良さや根気強さに触れ、
散々ポリアナに反発してきたドナウの態度もようやく変わってきます。
仲良くできる日も遠くないかもしれません。
ポリアナのルクソスへの信頼と、
ルクソスのポリアナへの信頼は
あくまで主従のものですが、傍で見ている者には危うく映るのでしょうか。
二人ともが別々の者から惚れないように釘を刺されます。
残念ながら、釘を刺されてもよく分かってないような二人なので、
当分ロマンスは起こりそうにありません____?
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次回第20話ネタバレはこちらから
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