今回はSpoon/Plutus先生の「ある日、お姫様になってしまった件について」67話を読んだので紹介したいと思います。
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ある日、お姫様になってしまった件について
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ある日、お姫様になってしまった件について67話 あらすじ
前話66話のネタバレはこちら!
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翌朝、アナスタシウスがジェニットの寝室を訪ね、昨夜の無礼を詫びて、お詫びのプレゼントを持参します。
ジェニットはそのプレゼントのスノーボールの可愛らしさに目を輝かせますが、
そのプレゼントにはアナスタシウスが込めた呪印が焼きついていました。
ジェニットのマインドをコントロール出来るよう魔力を込めたその贈り物ですが、
アナスタシウスはジェニットに渡す直前、ジェニットの優しい笑顔を思い出し、その呪印を消滅させます。
アナスタシウスに変化が起きている・・?
同時刻、アタナシアもジェニットを訪ねますが、
アナスタシウスと鉢合わせにぶつかり、アタナシアの身体から火花が飛びます。
これは、クロードがアタナシアを守るためにかけた防御魔法でした__。
昨夜のジェニットに対する過敏な反応を謝るアタナシア。
ジェニットは”アタナシアのために出来ることすること”を決意します。
クロードの元を訪ねるジェニット。
『姫様が恋しくないですか?』という問い掛けに対して、
『ちょうどそのことについて考えていた__』
と返し、アタナシアを再度探させるようフィリックスへ命じます。
クロードにも変化が起こっている・・?
ジェニットはそれを聞いてアタナシアの元に飛び返ります。
『クロードがアタナシアに会いたがっている』と聞いたアタナシアの反応は思いのほかにぶいものでした・・?
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ある日、お姫様になってしまった件について 67話 ネタバレ
王宮の朝___。
“トン…トン…”
ジェニットの寝室のドアがノックされます。
ジェニットが扉を開けると、そこにはアナスタシウスがにこやかに立っていました。
『昨日は出過ぎた真似を致しました。これはお詫びの気持ちなのですが___。』
と手には綺麗なスノードームが乗っています。
ドーム型で!透明で!水が入ってて!動かすと中の紙吹雪が、ほら!舞うやつ!(語彙力)
アナスタシウスは昨夜の無礼な物言いをジェニットに謝りたく、お詫びのプレゼントを昨日買いに行ったとのことでした。
『そ、そんな…!大丈夫ですよ!私気にしてませんよ…!!(スノードーム!可愛い…!)』
『お嬢様は家族と離れ、ひとりで過ごされています。
ですので、孤独を感じたり心苦しくなる時もあるかと思っています。』
『差し出がましいとは思っておりますが…私はあなたがいっそう傷ついてしまったのではないかと心配していたのです…』
『い、いえ!そんなことはまったく…!
心配…してくれたのですね…お気遣いありがとうございます。』
アナスタシウスはニコッと笑みを浮かべます。
『私は…私は、お嬢様に嫌われてしまったのではないかと、心配でした…。』
(彼は、私に嫌われたのではないかと心配していた・・?
こんなことが起こったのは初めて…ですね…)
『私の方こそ、ごめんなさい…。』
そう言って頭を下げ、謝るジェニットを見下し見つめるアナスタシウスのスノードームを持つ右手が邪悪な光を帯びます。
スノードームの底にも謎の禍々しい魔法陣が浮かび上がった!
(ジェニット、お前はまるで陛下と親しくなったかのような言い方をしていた…。
私はそうならないように…説得しようとしたが、思ったよりも難しいとわかった。
まぁ、お前がこのくらい私に好意を持てば…洗脳するのも容易いだろう。
ジェニットの心へ向けて魔法を使えば、魂をちょっと壊すことなど造作もない…)
アナスタシウスは不気味な笑みを浮かべています。
そしてその呪印付きのスノードームをジェニットに手渡そうとした瞬間___
__サッ!__
アナスタシウスは手渡そうとしたスノードームを突然真上に上げます。
ジェニットの受け取ろうとした手が空を掴みます。
(えっ、えっ・・!?
か、、彼は彼なりの冗談で遊んでいるつもり、、なのでしょうか…!)
ジェニットは混乱します。
スノードームをもらおうとして”ふんっふんっ”ってジャンプするジェニット、むっちゃ可愛らしいので本誌でみてください。
アナスタシウスは一考した後__
浮かび上がっていた禍々しい呪印を消滅させ、ジェニットにポンっとスノードームを手渡します。
『ありがとう…大切に、します。』
『喜んでもらえて、嬉しいです__。』
それでは___、とアナスタシウスはにこやかな表情に戻り寝室を去ります__
、、が。同じくジェニットの寝室を訪ねようとしたアタナシアと振り向きざまぶつかってしまいます。
”バチバチッ…!!!”
ぶつかった瞬間、2人の間に火花のようなものが散ります。
『だ、大丈、、夫、、?』
アタナシアはアナスタシウスを気遣います。
『私は大丈夫です、姫。それでは、失礼します___』
アナスタシウスはスッとその場を離れます。
(クロードの魔力。。まだ強いか。。俺はまだ彼女に触れれないってことか。。)
!!クロードがアタナシアを守るためにかけた魔法だったのか!
(なんだったの!?ま、前にもこんなことあったわよね、、?
私がなにかしたっていうの・・?)
アタナシアは一瞬考えますが、今優先は目の前のジェニットの件です。
『ジェニット、心配したのよ。昨夜、、突然出て行ってしまうものだから、、』
『昨日、、私はちょっと過敏に反応しすぎだったかもね・・』
(姫様も私を心配してくれている・・)
(姫様も過敏に反応した…? そうだ、、!姫様も私と同じで家族から離れてひとりで暮らしている。。)
(姫様はアルフィアスの邸宅に来る前までは王宮を彷徨っていた。。)
(そんな状況のなか、私なんか、突然姫様の元を訪ねたと思ったら、いきなり彼女に問いただすような真似をして、、とっても変だったわ。。)
『ごめんなさい、姫様。。
私、、思いやりが足りてませんでした。。』
『えっ?…』
(決めた。)
(私は姫様のために、できることをする__。)
__時は流れてある日の午後。
陛下とジェニットが中庭でアフタヌーンティーを戴いています。
相変わらずクロードはボーッとしています。
『へ、陛下! ひょっとしたら、、なのですが、、あの、、その、、』
(勇気を出せ、私。質問するだけじゃない!)
『お、お姫様が恋しく、あ、ありませんか・・?』
『______姫。』
(そうか、、それが俺自身が知りたかったことか・・)
『ちょうど、そのことについて考えていた__。』
『!!!』
『お前らがみんな言う、、俺が姫を愛していたと。。
だから俺自身もそのことについて考えていたんだが、、』
『ま、待ってください!陛下。貴方は何を仰られているかお分かりですか!?』
たまらず、中庭で護衛していたフィリックスが飛び出します。
『俺は、とっくに姫を探す偵察部隊を送っていたよな。
だが、3ヶ月経っても未だ見つからない。見つけたいと思っても見つかるわけではないが』
『す、、すみません、、しかし、、』
『フィリックス。
俺はもう、姫を傷付けようなんて思わない。
だから今回は“ちゃんと”探せ』
『そ、それは、、どういう、、』
フィリックス冷や汗だらだら。
『それだけだ。いけ』
(そ、それだけ・・?!)
__王宮のどこかで__
『姫さ___
(だめよ!姫様なんて呼んだら、誰が聞いているかわからないもの、、
こういうときは。。)
アーティ!』
ジェニットはアタナシアを呼び止め、両手を握ります。
『アーティ!陛下が貴方様を探しているって!』
『ジェニット、何を言っている・・の?』
『すぐに中庭に行く準備をしなきゃ!ほら!』
『お、落ち着いて・・って!』
(ほら、深呼吸・深呼吸!)
かわいい。
『あのね、私、陛下にアーティについての話をしてみたの。
で、陛下は貴方に会うために偵察部隊を出したのよ。
これは、間違いなく貴方に帰ってきて欲しいってことよ!』
『_____は…い……?』
あきれ顔のアタナシア。
その横で目を輝かせるジェニット。笑
(どういう・・こと・・?)
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ある日、お姫様になってしまった件について 67話 感想・考察
話の序盤、アナスタシウスはジェニットをマインドコントロールしようと呪印を込めた贈り物をジェニットに渡そうとします。
しかし、渡す直前で可愛らしい笑顔のジェニットと話した記憶を思い出し、呪印を解きます。
自分でもどうしてそうしたのかわかっていない様子のアナスタシウス。
今までのジェニットとのささやかな幸せな思い出が影響していそうです。
予定調和が崩れ始めている。。?
一方で、クロードは先回りしてアタナシアを守るため、
彼女自身を守る結界のような魔法を彼女に込めていました。
クロードの魔力・意志はまだ残っている!
今話では、ジェニットがアタナシアをうがった見方をするのは止めて、
アタナシアのために出来ることはやろう!と決意した話でもありました。
クロードも徐々に徐々に姫様のことを思い出せるように戻りつつあります。
物語がそろそろ動きそうです__。
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