今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 197話・198話(漫画版は68話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 197話 198話 ネタバレ
前話ネタバレはこちらから
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197話
アースは、嬉しそうに震える手で紅茶を飲む侯爵に尋ねた。
『クロエ様はアリアお嬢様のことを知らなかったのですか…?』
自らの娘を、だね・・。
『そうなのです、クロエはアップルという女性に会った途端に恋をし、そして諸々の秘密が発覚し強制送還されたため、彼女(アリア)のことを何も知らないのです。』
・・生まれたことも知らないのかな・・。
『…アップル?』
『…それはロースチェント伯爵夫人のことで、娼婦によくある別名、です。』
源氏名、だね。
『たった一度の出会いだったのですが、クロエはまだ彼女に恋慕しているのです。』
そしてそのたった一度の出会いでアリアが・・
『なぜ、あなたは助けてあげなかったのです?
彼(クロエ)が国外追放されても、侯爵が彼らを連れて行くことは出来たでしょう?』
『クロエが国外追放されたその時…、彼はもう正気を失っていたのです。しばらくはしゃべることができないほどでした。…そして後から人を送ってその女性も探しに行きましたが、もう見つからなかったのです。』
クロエ・・伯爵夫人と引き裂かれたから、かな。なんかすぐ引き裂かれたっぽいね。
『そして今もその、クロエの容態が悪いのであなたはここ(帝国)にお越しになった、と。』
アリアが生まれてもう何年だよって話だけど、いまだにクロエは荒れてるらしいからね。
『…そうですね。』
しかし、ピアストの目的が”アリア”に変わったことにアースは気付いていた。
ピアストは純粋に、アリアの存在との出会いに感激していた。
『さて、そろそろ帰るとしましょう。
クロエもバイオレットも、2人とも幸せになってほしい。』
バイオレットはピアスト侯爵の元・恋人でクロエの母親だったよね。(この辺ごちゃごちゃするね。
『・・・ただ願うだけで良いのですか?』
『ただ?どういうことでしょうか?』
『伯爵夫人は伯爵と結婚してクロエと一緒にいられなくなるし、アリア様は帝国に定住しているから侯爵様についていけない。彼女が自分の子孫であることを確認しただけで、このまま帰ってしまうのですか?』
去る者は日日に疎し。(親しい人でもしばらく会っていないとその人のことを忘れてしまう。)だね
アースは口だけでも心配になって尋ねると、
少し悩んだ侯爵は「いや、幸せをただ願うのは2人だけで、もう1人は違う」と答えた。
『アップル、いや、伯爵夫人は…結婚しているからなかなか同行してくれないだろうが、アリア様なら違う…。噂でしか聞いたことがありませんが、これまで蔑ろにされてきた帝国よりも、クロア王国にいた方が気持ちが楽でしょう。私も、今までアリア様が享受できなかったことをすべてサポートしたいと思っています。』
うわうわうわ・・侯爵、アリアを連れて帰る・・つもりだ・・
ほとんどの人は、侯爵のように思っているだろう。
アリアが帝国でどのような地位を築いたとしても、クロア王国に行った方が、いいのかもしれない。
アリアがアースと恋人関係にあるという噂は広まっていたし、侯爵もすでに承知していたので、否定的な回答に疑問を持たなかったのである。
『ですが、アリア様のお心が一番大切になります。
彼女を無理やり奪いたくても奪えないでしょう?』
『それは承知しています。
だから、彼女の意見を聞くべきだ、と私も思います。』
昔なら娼婦の娘でしかなかったアリアも大喜びしただろうが、今はそうではないだろう。
突然現れた侯爵よりも、アリアが自分を選ぶことは明らかだった。
うむ・・!!!
未成年者は海外に出られないという法律を作るのも悪くないだろう。
アースも本気っす。
そして成人したら結婚、だね。これで完全にアースの配偶者。
馬鹿げた考えだとは分かっていたが、アリアを手放したくはなかった。
アリアにそう囁かれた気もするが、
侯爵に連れて行かれない方法をいくつも考えたアースは、軽やかな表情で彼に言った。
『わかりました。
ならば、侯爵のおっしゃる通り、直接聞いてみてはいかがでしょうか?』
『直接…?今、ということですか?』
侯爵はあまりにも驚いた顔をしていて、
最初のアリアとの出会いの記憶がそんなに悪いものだったのかとアースは思った。
『では、もし、気が進まないのであれば、
私からアリア様にお伝えすることもできます。』
アース自身が頼めば、アリアは更に侯爵について行かない可能性が上がる。
更にアリアは事情をよく知らないだろうから、
アースは永遠に離れられないように、約束の書面を書くこともできる。
・・・ゴクッ。
『(アリアと)関係をゆっくり運んで後から聞くのもいいかもしれませんが、今のこの現状を知っていた方が確かに彼女のためにはなりますね、殿下に…そうして(話して)いただけるとありがたいです。』
アースの口角が上がったのは、侯爵の発言が自分の納得のいく答えだったからだ。
__
__
翌日、急いでいたアースは、朝から事前連絡なしでロースチェント伯爵邸を訪れた。
そして、その馬車には変装をしたピアスト侯爵も乗っていた。
・・・ピアスト、乗り込んだか・・。
華やかな馬車の登場に、朝の散歩をしている兵士たちが驚いた顔で集まってきた。
その直後、馬車に描かれたチューリップ型の印鑑の形に、全員が頭を下げた。
朝遅くに屋敷の入り口に来たアリアは、
目を開けて 『…こんな朝早くからどうしたのですか?』 と尋ねた。
『あなたに会いに来た以外にどんな目的があるのです?』
『私に? でも、こんな早くから…?』
『…外で一緒に朝食を食べませんか?』
『外で?』
『えぇ、そして二人だけで』
強引なアースパイセン。
奇妙な誘い方だったが、少し心が動いたので、アリアは笑顔でうなずいた。
『服を…着替えてきますね。』
『お待ちしております。』
アリアはあっという間に屋敷に戻って姿を消し、着替えを始めた。
忙しかったのはアリアだけではない。
メイドたちも突然の皇太子の訪問で忙しく、朝食を食べようとしていた伯爵夫人も大騒ぎで娘の着付けを手伝っていた。
メイドたちも大慌て
『どうか、今が朝であることをお忘れなく。
パーティーではなく、ただ朝食を食べに行くだけですので…』
と。
貴族とはいえ、時と場所をわきまえなければならない。
そして、飾られていたものを脱ぐと、アリアは嬉しそうに笑ってアースの元へ向かった。
脱いじゃった。笑
__
__
『あぁ、アリアお嬢様・・・そんな綺麗なドレスで出てこられたら、馬車から降ろせないじゃあありませんか…!』
結局、装飾品をすべて外して、
アリアはそれほど豪華には飾らなかったが、アースの口はいい形の曲線を描いていた。
いい表現ね。嬉しそうなアースが目に浮かぶわ。
アリアを乗せた馬車は、すぐに伯爵邸を出て街を走った。
朝から明るい馬車を目にした人々は、しばらくは驚きの表情を隠せなかったが、「皇太子が恋をしたのだ」と首を縦に振っていた。
『ところで、あなたはなぜ来たのですか?
本当に一緒に朝食をとりたかっただけなのですか?』
『えぇ、もちろんです。』
質問をするのはともかく、彼女と一緒に朝食をとりたいというのは事実だったので、アースは気軽に答えた。
『本当に?』
『しばらく会っていなくて、夜も眠れなかったから、それで。』
これも嘘ではない。
目を閉じたとき、アリアのことが頭に浮かんできて、すぐにその空間に移動してしまいそうになったのだ。
なるほどね・・アースの能力ってそんな感じに使うんかね?
アリアの顔からは疑念が消え、自然と明るい笑い声が聞こえてきた。
__
198話
そのアリアのあまりの美しさに、アースは言葉を失いそうになった。
実は別の目的で訪れたのだが、「来てよかった」とアースは心から微笑んでいた。
『さて、これはかなりぶっきらぼうな質問なのですが…。もし、あなたの実の父親が突然現れて、あなたを連れて行きたいと言ったら、どう思いますか?』
あえて壁の薄いワゴンを選んだからである。
・・・これピアストも聞いてるよ、って表現だね。
ピアストは変装して馬車に乗り込んでる。
侯爵はつばを飲み込んでアリアの答えを待っていると、アリアは首をかしげて、
『なぜ言葉の背景を何も言わずにそんな質問をするのかわかりません…。 』
と聞き返した。
『あなたが大人になるまでの間に、ふと考えてみたのです。…もし、本当の父親が現れて、あなたが消えてしまったら?私のことが嫌いだ、と言って逃げてしまったら?そうなったら私は国境を封鎖するべき、でしょうか?』
まるで演技をするかのように、顎に手を当てて心配そうな顔で答えると、アリアは小さく笑い出した。
『そういう不安、があるのです。お嬢様が逃げ出す夢を何度も見ました。』
もう皇太子と結婚しなくても堂々と生きていけた。
仮にアリアに何の能力もなく、
アースに常に依存をしなければならないとしたら、アースは楽かもしれない。
その方がアースも変な心配をすることないし安心、ってことだよね。
アースもそれを望んでいないので、とっくに諦めていたが。
『…どうでしょうか。今、父親が本当に現れたら、彼(父親)の真意を疑ってしまうかもしれません。』
そういえば、伯爵夫人はクロエのこと何にも話さなかったんだね、アリアに。ずっと隠してきたんかね。
『…それは…どういうことでしょうか?』
『私が苦しい時も、その方は影も形もありませんでしたが、私が一人で生きていけるほど自立した時に現れるということ、でしょうか。…正直、いい印象はありません。』
確かにね。
『なるほど。しかし、彼も何か理由があって現れない、その理由もお嬢様のため、だとしたら?』
突然、アースの説明が大きく変わり、しばらく目を丸くしていたアリアは、再び首を振った。
『場合によりますが・・・まぁ、それでもお断りします。』
『・・・どうして?』
『アース様が嫌がるから、です。』
あらあ〜〜〜〜〜〜〜!!!
聞きました??!ピアストさんッ!!?笑
アリアにとって将来的に一緒に暮らすのはアースであって、全く接点のない実父では決してない。
いつも彼女を慰めてくれたのもアースだった。
自分は父親であり、アリアを連れて行くと言っても、アリアは同意しないだろう。
全く迷いを感じさせないアリアの答えに、馬車は一度ガラガラと音を立てた。
グッ!!
__
__
『残念ながら、アリア様は侯爵の意向を汲んでくれませんでしたね。』
そうピアストに言ったアースの表情はとても明るかった。
人の不幸を論じる者の顔ではないにしても、ピアスト侯爵はそれに同意した。
『…えぇ。ご協力ありがとうございました。』
アリアの意向を聞いたピアスト侯爵は、もはや彼女を引き取るとは言わない。
納得のいく結果に、アースは今後どうするのかと聞いてきた。
『今後はどうするのですか?伯爵夫人もアリアもそのままですが…』
『そうですね…まず・・・伯爵夫人と話をしてみます。いくらアリア様が私たちを嫌っていても、血縁関係は別問題ですから。』
『それはいい考えですね、いきなりアリア様を混乱させるよりはいいと思います。』
『そうですね、(アリアは)私から聞くよりも、実の母親の伯爵夫人から聞いた方がいいと思いますから。』
どうせアリアをクロア王国に連れて行くことはできないのだから、自分が侯爵家の末裔であることを告白するよりも、時間をかけてゆっくりと明かしたほうがいい。
どちらにしても、アリアはショックを受けるだろうが、
謎の祖父よりも、ずっと一緒にいた母親から聞いた方がいいだろう。
謎の祖父。笑
『その…申し訳ありませんが、もう一度だけ助けてもらえませんか?』
『えぇ、簡単なことなら・・・何でしょうか。』
『伯爵夫人との席を用意してくれませんか?
伯爵家の屋敷には別人として訪れたので、もう一度彼女を訪ねるのは難しいのです…。』
『それはそんなに難しいことではありませんね。もちろん、いいですよ』
アースは、侯爵の依頼を承諾した。
伯爵夫人と侯爵の会話に立ち会うつもりであった。
うむ。
伯爵夫人との面会は滞りなく行われ、購入した別荘に問題があるという手紙を伯爵夫人に出したところ、伯爵夫人は必死の形相で約束の場所に現れた。
『…殿下!』
『お久しぶりですね、奥様、お座りください』
しばらく考えてみると、そもそも待ち合わせ場所がカフェであること自体がおかしい。
何か問題があれば、事務所に来るように言われたはずである。
そして前回、ヴィカと一緒にこの家を訪れた男を確認した伯爵夫人は、二人の反対側に座り、目を震わせていた。
伯爵夫人は、震える手で香りのよいジャスミン茶を一口飲み、心を落ち着かせた。
伯爵夫人は、アースが何を言おうとしているのか、なぜ手紙を偽装したのかと考えていた。
そう心配しながらアースの言葉を待っていると、思いがけず口を開いたのはピアスト侯爵だった。
『実はあなたに聞きたいことがあるのです。』
彼女は何の考えもまとまらず、つばを飲み込んで答えを待っていた。
しかし、彼の口から出た言葉は予想外のものだった。
『…クロエを知っていますか?』
『…どなた、ですか…?』
『”クロエ “です。その彼は17年前に一度だけあなたを見たと言っていました。
私が言っているのは、アリア様に似ている”私の息子”のことです。』
その言葉に、伯爵夫人は顔をしかめて目を丸くし、誰なのか思い浮かばないので悩んでいるようだった。
・・・ふむ。
10年以上も前に一度だけ会ったことのある男のことを、どうして思い浮かべることができるだろうか。
自分がその時代のことを考えたくもないほどの時に出会った男の誰か…。
・・伯爵夫人は自覚すらないのか・・?
『・・・どうしてですか?、どうしてその人のことを今話されるのですか?』
とはいえ、アリアに似ていると聞いて、夫人は顔を思い浮かべることができるようになったのか、目を大きく開いて聞き返した。
彼のことは今まで忘れていたが、確かにアリアに似ているかもしれない。
・・・。気づいた・・
『…どうしてそんなこと聞くのですか?
確かに昔、一度だけ会ったことがあるかもしれません。』
客として会っただけなのだ。アリアに似ていなければ覚えてもいなかっただろう。
その彼は男性とは思えないほどの美しい容姿に一目で惹かれたと言っていた。
しかし、その彼、クロエは一度の訪問以来、来なかったので、一瞬期待した伯爵夫人の心は凍りついてしまった。
・・・。
ここでクロエは引き剥がされたっぽいね・・
そう思ってまた怪訝な顔をした彼女は、急に不思議な気持ちになった。
彼女がアリアを産んだのは、確かにクロエと出会ってすぐのことだった。
恥ずかしい伯爵夫人は、顔を隠せずに手を震わせ、
口に運ぶ前にこぼれた紅茶の水が、美しいドレスを少し濡らしてしまった。
彼女には考えたり整理したりする時間が必要で、ピアスト侯爵とアースは彼女を見守り、静かに待っていた。
そして、それまで怪訝な雰囲気だった伯爵夫人は、整理がついたのか、鋭く考え込むような表情で侯爵を見ていた。
『では、あなた(ピアスト侯爵)は私の娘を口実にして、私を脅しに来たのですか?…お金が必要なのですか?』
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 197話 198話 感想・考察
伯爵夫人はまだ・・ピアストが誰かはわかってないっぽい・・?少なくとも勘違いはしてるね・・。
さて今話、ピアスト侯爵とアースはアリアの出生のことを完全に把握、アース先導でアリアに真実を小出ししに参ります。
まず、侯爵側につくかどうかを確かめた、って感じだったよね。でもアリアはアースを選んだ!!
ただ今話を読む限りだと、クロエも伯爵夫人に会いたがっていて、伯爵夫人も当時は同じ気持ちで、2人はどうやら引き裂かれたっぽいですね。。
これ、クロエは侯爵家で売春婦となんてもちろん何かあってはいけないから、家臣の誰かとかに仲を引き裂かれたんだろうな。。もしここでクロエが家を説得したり、夫人と一緒に逃げ出したりしてたら物語は大きく変わってたね。
さてラストシーンではその張本人の伯爵夫人にピアストは真実を告げに行きますが、侯爵家の血を引いたとわかった伯爵夫人はどのような反応をするでしょうか・・!
地位だけでいえば伯爵より上ではあるけど、アリアのこともあるし、今は自由に伯爵家を好きにしてる(崩壊させようとしてる?笑)からどうなるだろうね笑
次回も気になります・・!
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