今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」137話・138話(漫画版は53話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 137話 138話 あらすじ
の前の管理人のつぶやき・・
悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 137話の感想アップしました!
リクあざます!
やっぱり韓国原作小説版だと表現がストレートでわたし好み…。アリアとかもはや狂気を感じるレベルで最高…https://t.co/K3Iy6KA5uM#悪女は砂時計をひっくり返す #137話 #ネタバレ #感想 #原作小説版 #翻訳
— halu@ハッピー☆マンガ道場 (@happymangado) August 16, 2021
前話ネタバレはこちらから
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ピッコマ漫画版の52話の続きから小説翻訳していきます!
サラの結婚式の会場でイシース陣営の侍女・ベリーに毒を盛られてしまったアリア。
実行犯のベリーの行方はわからなくなりますが、皇太子アースがお忍びでアリアの寝室に駆けつけ、
アリアに愛の言葉を投げかけながらもどうやらベリーを拘束したらしく、その軟禁場所をアリアに伝えます__
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 137話 138話 ネタバレ
137話
「だからこれからお嬢様は・・・僕のそばにいてくれませんか」っていう甘い言葉をアースが囁いた後からです。オッフ
ロースチェント伯爵家_アリアの寝室
忍び込んだアースがアリアに伝えます。
『これも…手紙で送ろうと思っていたのですが、
せっかくの機会なので直接お伝えしたほうがいいですね。』
柔らかい表情で、真剣な顔でアリアと向き合った。
一瞬にして雰囲気が変わり、アリアは唾を飲み込んで彼の言葉を待った。
・・・ゴクッ。
『あなたを殺そうとした犯人を捕まえました。私は…実は人を使って探させていたのです。どうしようか悩みましたが、まずはあなたに知らせるのが筋だと思いまして、それで今日は手紙を置いていこうと思ったのです。』
ベリー・・確保ォ・・!!
彼は腕の中から手紙を取り出して言った。
アリアがその手紙を受け取ると、彼は説明を加えた。
『…手紙には、彼女が拘束されている場所が書かれています。
その後は…あなたにお任せします。』
『・・・私を殺そうとしたメイドですよ。彼女に何をするか分かっているのですか?』
『…あなたが何をするにしても、それは理由があってのことでしょう。』
・・・。
と言いながら、アースはアリアの手の甲にそっとキスをして去っていった。
彼女の目は、蜃気楼のように消えていった彼の痕跡を追った。
高速移動ね・・(いやアースの能力未だに慣れん・・笑 結局どういうことなの??笑
不純な考えを心に抱いている彼女は、いつもどこかで居心地が悪かったのだが、それを聞いたとき、急に自分が正当化されたかのように安心した。
アリアの全てを知らないからそう言えるのかもしれないが、そうやって彼女は心の負荷を下ろすことができたのだ。
信頼してくれるアースがいると心強いね・・同じ奇妙な能力を持つ者としても意見合うだろうしね。(まぁアリアはアースに言ってないけど。
__
__
アースの訪問を受けて一睡もできなかったアリアは、夜明けと同時にアースが知らせてくれた場所に急いだ。
行くんか・・!!ドキドキ…!!
笑って会話をするような場所ではないので、簡単に気づかれないように準備をした。
メイドの誰を連れて行こうかと考えたが、それでは格好がつかないと思い、騎士のジョンと一緒に出かけた。
『一人になりたいので、ここで外で待っていてください。』
ジョンにそう言ったアリアは、カフェのオーナーを通じて新しい馬車を借り、ベリーが拘束されている場所に一人で向かった。
万が一に備えて、アースから聞いた場所から少し離れた店に馬車を待機させ、延々と歩いた。
__
そこは、長い間人が訪れていないような、みすぼらしい倉庫だった。
ギイイイイ
古びた扉を開けて中に入ると、
倉庫の片隅で藁をまき散らかして倒れているベリーの姿があった。
いた・・・
扉の開く音で頭を上げた彼女は、毒殺しようとした世界の悪女(アリア)が現れた途端、白目を剥いて見せた。
『んんんんん!!!!んんんんんんん・・・!!!!』
自傷行為を防ぐため、喉の奥まで布を押し込まれたため、ベリーの口から流れるのは醜いうめき声だけだった。
『久しぶりね、ベリー。
ずっとあなたを探してたのよ。もう、どこで、どうしていたの?』
アリア怖すぎ、しっかり悪女でワロエナイ…笑
そして、アリアはゆっくりとベリーに近づいた。
そしてアリアはベリーの髪の毛を掴みながら言った。
『死んだと思っていた悪女が生き返った気分はどう?』
アリアが明るく笑って尋ねると、ベリーは恐怖で涙を流した。
彼女の口からは、まだ意味不明のうめき声が聞こえていた。
迫り来る死の恐怖で、彼女はおかしくなっているようだった。
__
138話
『もう、どうしてあんなことをしたの?自分なら悪女(わたし)を殺せるとでも思った?』
ちょっと笑ってそうで、それが狂ってそうで、このアリア最高。
差し伸べられるその手をアリアは払いのけた。
いつものように微笑んでいたアリアは、
隅に這いつくばって、震えているベリーを見ながら口を開いた。
『”提案”するわ。あなたにとって、悪い提案ではないと思うわよ。
すべてが終わったら、あなたを海外に逃してあげる、もちろん”無傷”でね。』
ふむ・・・。
ゆっくりと持ち上がったその顔は、疑念に満ちていた。
アリアは明るい笑顔で、再び説明を加えた。
『私を殺せなかったから、あなたはもう生きられないわ。私に従うしかないでしょう?』
ずっとぶつぶつ言っていたベリーに、アリアは尋ねた。
『あら?どうして答えてくれないの?』
口に・・布あるからさ・・これアリアもわかって言ってるよね・・笑
『うううううっ…』
すると、彼女の口を塞いでいた布を外して手足を縛る縄を緩め、自由を与えたアリアが、彼女のすべきことを復唱した。
『とても簡単なことよ。あなたはただいくつかのことを証言するだけなの___』
『はい…!!はいっ…!!!』
彼女はうなずき、今すぐここの汚れた土を全部舐めろと言われても、そうしようと覚悟を決めていた。
アリアはベリーに何かを伝えたね・・
これに満足したアリアは、
笑いながら『明日の朝、屋敷に戻ってきなさい』と言った。
『あなたが何をしたのか、誰に命令されたのか、全部話しに来てね。』
しかし、結局、証言しろと言われたベリーの顔は青ざめた。
『・・・ああああッ、でも、そうしたら・・・』
もし彼女が自分のしたことを告白したら、すぐに衛兵に連れて行かれてしまう。
すぐに首を切られてしまう。
彼女の目には不信感が浮かんでいた。
彼女は、告白すれば、黒幕と一緒に刑務所に入れられると思っているようだった。
アリアは笑って、自分の考えが当たり前であるかのように答えた。
『ベリー、もしあなたを殺すつもりだったら、こんな風に一人で来たりしないわ。そもそもどうして、あなたをもう一日生かす必要があるのよ?』
すると、しばらく悶々としていたベリーが、とても小さな声で答えた。
『…本当の黒幕を捕まえるのですか…?』
それは、毒殺を実行した少女として、とても大胆な答えだった。
アリアは微笑みながら、
『なぜ、あなたは賢いのに、そんな愚かなことをしたのよ?』と尋ねて続けた。
『えぇそうよ。その”黒幕”を捕まえたいから。
黒幕に全ての責任を取ってほしいからよ?あなたはただの指図を受けた人間、でしょう?』
ベリーの目は震えていた。
それでも、アリアが彼女を救ってくれるかどうかは怪しいと思った。
アリアは髪の毛を指に絡めて、「信じてもらえないのは仕方がない」と戯れに言った。
『でも、考えてみて。あなたがこのまま逃げてしまっては、この問題は解決しないでしょう?そしてあなたはいつまで逃げられると思っているのかしら。』
ベリーを助けてくれる人は誰もいない。
このまま逃げ続ければ、すぐに捕まってしまうだろう。
黒幕出てきてるのには笑う。
まぁもう周知の事実だからね。
『だから、あなたは私が与えているこの機会を利用するしかないのよ?』
実際はアリアはそう言うのを省略した。
したのだが、ベリーはそれに気づいたかのように唾液を飲み込んだ。
『それじゃあ、選択はあなたに任せるわ。何よりも、私は死んでいない。あなたは自分の物語を語ればいい。それが最後の選択なのかもしれないわね。』
アリアは金貨を床に置いて、
『これで何か食べなさい。』と言って振り向こうとしたその時__
『お嬢さま……!!!』
アリアは、背中にベリーの声を聞いた。
選択が終わったのか、その声にはすでに力が込められていた。
ああ、どうせ彼女には選択肢がなかったのだ。
アリアが明るく笑って振り向くと、ベリーは目をまん丸にして、慎重に口を開いた。
『えっと、どうやってお屋敷に行けばよろしのでしょうか……?!』
あ・・笑
今まで考えたこともなかったアリアは、目を見開いて口を塞いだ。
『あぁ、危うく歩かせるところだったわね。
朝になったらここに馬車を送るから、それに乗っていけばいいわ。』
ベリーはうなずいて、そうすると言った。
今までの疑いの表情は消え、今はアリアが自分を救ってくれると信じているからこそ、疑いを持たなかった。
好ましい顔を確認したアリアは、明日の楽しいスケジュールを期待して、倉庫を後にした。
__
__
ベリーと出会ったアリアは、ベリーとの約束を守るため、馬車と食料を手配して異国へと旅立つ準備を進めていた。
ベリーのことは本当に海外に逃すつもりはあるんだね。
知らず知らずのうちにアニーが手伝ってくれて、首をかしげながら尋ねた。
『アリアお嬢さま、どこか遠くへ旅に出るのですか?
いや…それにしては、馬車があまりにも普通ですよね…?』
『えぇ、誰かが長い旅に出るのよ。』
“彼女”は遠くに行ってしまい、もう戻ってくることができないのだ。
アニーの “彼女とは一体・・?”という質問には答えずに、アリアは本と手紙を読み、ベリーを待った。
しかし、朝になってもベリーの姿が一向に見えないので、アリアは少し不安になった。
・・来ない・・?
『お嬢さま、お昼を食べた方がいいですよ。』
『…そうね・・。』
もう約束の時間になってしまったので動けないアリアに、アニーはダイニングルームに降りるように促した。
今朝、確かに馬車を送ったはずなのに、どうしてまだ来ないのだろう。
怖くなったアリアは、また逃げたのかと心配しながら部屋を出ようとしたが、突然、誰かがアリアの名前を呼んだ。
『・・アリアお嬢様。』
『…?』
アリアが振り向くと、それは“黒く包まれた何か”が話しかけたようだ。
それに驚いたアリアは、なんとか悲鳴をこらえて、
黒のマントに包まれてわずかに露出した顔を確認した。
それは、朝方まで姿を見せなかったベリーだった。
ベリーきたあああ
『・・・あなたには、私を驚かせる素晴らしい才能があったのね。』
彼女は屋敷で長く働いていたため、バレずに3階に上がってきたようだった。
アリアの後にアニーを見つけたベリーは、再び慌ててマントで顔を隠した。
『えと・・そちらの方はどなたですか?』
『彼女は私の客人だから、部屋に戻っていなさい。今日の食事は抜くわ。』
『またですか?お粥を持ってきましょうか?」
『いいえ、大丈夫。』
心配するアニーを送った後、ベリーと一緒に部屋に入った。
__
__
ベリーは、アリアの部屋の真ん中に立っていた。
その姿はとても緊張しているように見えた。
『なぜ、私の部屋にまっすぐ来たのよ?』
『・・・こんなことを言っては申し訳ないのですが、生きて帰る道を確認しなければならなかったので・・。』
逃走ルートの確保、だね。
予想通り、アリアは 『大丈夫』と言って窓を開けてた。
外には、彼女を待つ馬車があった。
『・・あれは本当に私の馬車なのですか?』
『えぇ。食べ物も用意してあるから心配しなくていいわ。それに、旅費もたっぷり用意してあるから。』
アリアは、引き出しに入れていたポケットを取り出した。
そこには、一生働かなくても生きていけるだけの金貨が入っていた。
まじか・・すごい待遇ね・・。
これメイドとして一生働くよりずっとよかったじゃん・・・笑
それを確認したベリーは、決意したかのように深いため息をつき、やがてアリアの部屋から姿を消した。
そして次の瞬間、いつも静かだった屋敷の1階から、絶叫が鳴り響いた。
『きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
その後のドタドタした大きな足音と叫び声は、3階にあるアリアの部屋まで聞こえてきた。
ベリー、見つかったね・・笑
アリアの口元が忍び寄ってきた。
まるでクラシックを聴くかのようにその叫び声と周りのバタつく音を鑑賞しながら、ゆっくりと1階に降りていったアリアは、ベリーが屈強な使用人に逮捕され、床に重りをつけられているのを見つけた。
狂気・・(褒め言葉)笑笑
床についた彼女の顔があまりにも気の毒で、口を手で覆ったままアリアは目を丸く開てみせた。
『お嬢様!!今降りられないでください!!』
『お嬢様!!!不審者が!!!ここは危険です!!!』
ここで一番危険なのはアリアだったが、使用人やメイドたちはアリアを心配し、ベリーを床に伏せさせ拘束した手に力を加えていた。
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 137話 138話 感想・考察
アースから教えてもらった場所に一人で行くとそこには拘束されたベリーがいました。
アース、あっさり捕まえてたね。さすが。笑
アリアはベリーに黒幕である”エマ”についての証言をするように言い伝え、その場は拘束をとき、別れます。
いやこれさ、小説版だとやっぱり表現とかがキツいのもあるからベリーに危害加えるかも・・とか思って震えてたけど、なんもしなくてよかった。でもラストシーンのドタバタ音と悲鳴・絶叫をクラシックみたいに聴きながら階段を降りていくアリアの表現は狂ってて最高だった・・笑
次回も気になります・・!
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次回原作小説版第139話ネタバレはこちらから
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