今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の
「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の236話 237話※海外版準拠(ピッコマ漫画版は127話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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皇帝と女騎士 236話 237話 ネタバレ
前話のネタバレはこちら!
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236話
トリーがシーゼだけでなく全貴族の前で不正をしていた貴族たちを皆告発した・・。そしてついに黒幕シーゼも一歩前に出てきて・・。
シーゼ侯爵は皇帝に向かってこう言い放った。
『殿下! この女は正気を失っています。どうか、耳をかさないでください。孫娘の病気に対する私の悲しみは、言葉では表現できません。私はもう老いぼれですから、このような病気にかかるのは私のはずですが…この娘は…えぇ、きっと痴呆症にかかっているのでしょう。私がかかるべきだったのです。トーリー・・・トーリー・・・あんなに頭のいい子だったのに、何があったんだ!?どうしてこんなことになったんだ!!』
シーゼ侯爵は悲しげに叫び泣き、人々に同情を誘った。
・・・。んだよこの三文芝居は・・。
しかし、泣きたいのはトリーの方だった。
トリーは自分の世界を裏切ってしまったのだ。
彼女はこの世界の一部だった。
したがって、この世界の崩壊は彼女自身の崩壊も意味していた。
今までトリーはずっとシーゼ侯爵含む元老会側として生かされてきたからね・・。
床にこぼれたアイスワインのように、自分がしたことはもう、取り返しがつかない。
トリーは目眩がした。もう体もが残っていないので、少しよろめいた。
足が震え、立っているのが精一杯だった。
あまりにもひどい。泣きたいくらいだった。
しかし最後の力を振り絞り、トリーは
『私はッ…!狂ってなどいませんっ…!!私の心は完全に正気です…。あの貴族たちは罪を犯したのだから、裏切り者です…!全員…!衛兵…! 衛兵っ…!今すぐ全員を拘束してください…!!!』
彼女は命令を叫んだが、衛兵は誰も、動かなかった。
部屋には気まずい沈黙が流れ、トリーは呆然と下を向いた。
彼女は終わったのだ。自分の全てを捧げたのに、衛兵は命令に従わない。
嘘だろ…。
これは、仕方のないことだ。
トリーは、女性の言葉には意味がないことを理解していた。
どうせこうなのだろう?
“女は感情的だから、論理的な判断ができないのだ。”と。
使えなくなるまで男に利用される予定だったのだ。
使い捨てにされる予定だったのだ。
どちらにしても捨てられるのだから、
これが自分の運命ならば、言いたいことを言えばいいのではないか。
それが、トリーがこのように公然と告発しようと思った理由だった。
どうせ捨てられるのなら、せめて自分の力をみんなに見せたい。
道具のように思われているかもしれないが、
生きている人間であることを知ってもらいたかったのだ。
__
__
この決断をしてから、彼女は様々な感情を抱いてきた。
罪悪感、後悔、悲しみ、恐怖……そんな彼女を支えてくれたのは、可能な限り助けようとしてくれたストラと、多くの時間を割いて彼女に話しかけてくれたポリアナだけだった。
そんなトリーが諦めて目を閉じたとき…
ポリアナが突然、
『お前ら!!何をボサッと考えて突っ立っているのだ!!!!』
と叫んだ。
『衛兵ども!!!!トリー様の命令に直ちに従え!!!!!!!!』
うおおおおおおおおお!!!(号泣
何も聞かず、説明も求めなかった。
ポリアナは何も言わずにずっとトリーの側にいた。
ポリアナが命令すると、
それまで彫像のようにじっとしていた衛兵たちが素早く動き出した。
ポリアナはトリーのそばに移動した。
ポリアナは隣に立っているだけだったが、トリーが感じた安堵感は計り知れなかった。
ポリアナが自分を守ってくれるということ、それだけで、トリーは安心したのだ。
ポリアナがここでトリーの肩を持たなかったら、誰もトリーの命令には従わなかっただろう。
ポリアナ、惚れるわ・・!!
__
__
衛兵の何人かはすべての出口の前に立って誰も逃げられないようにし、他の衛兵はロープをつかんで貴族たちを有罪と無罪のグループに分けていた。
貴族たちは抗議していたが…。
会場にいた衛兵の半数以上は、アイノが自ら選んだ男たちで構成された第一師団の者たちだった。貴族たちが反撃しようとすると、この衛兵たちは「黙れ!」と威嚇した。
アイノの屈強な衛兵は、有罪と証明されるまでは正確にはまだ無罪である貴族に対して、暴力を振るうことをためらわなかった。
このような悪質な行為に対して、一部の若い貴族たちは「よくもまあ、そんな下品なことをしてくれたものだ」と衛兵に反論した。
『騎士なのだから、それなりの行動をとるべきではないか』と主張したのだ。
しかし、衛兵たちは
『ハァ?私が望んで騎士になったとでも思っているのか?アイノ卿に無理矢理させられて、引退もできないだぞ!?今の生活が貴族のお前らはどんなものか知っているのか!!!』
カッコ(泣)のやつね。笑
第一師団の騎士たちは、悔しさと怒りを抱えていた。
彼らには容赦がなく、王国で最も優れた騎士たちであるがゆえに、貴族たちは彼らに逆らえなかった。
__
__
237話
衛兵がシーゼ侯爵に近づくと、シーゼ侯爵はルクソスに向かって冷静にこう言った。
『殿下、確かに私の書斎には黒木の机があります。しかし、その中には秘密の引き出しやロックシステムなどというものはありません。孫娘が何を言っているのか、私にはわかりません。殿下、どうか賢明なご判断を。』
ルクソスは「あぁ、そう思う」とうなずいた。
『確かな証拠もないのに、あなたたちを責めるべきではない。仰ることはよくわかる。』
その言葉を聞くと周りの貴族たちは少し盛り返し、衛兵を睨みつけ、再び釈放すべきだと抗議した。
だが、ルクソスは続けて、
『もちろん、今、トリーがあなた方を告発したすべての罪……これらの罪は非常に重大なものであり、私はただ事実無根だからといって無視することはできない。徹底的な調査が必要だから、貴族の諸君はそれが終わるまで私の城に残ってくれ。私は私で、妻のが狂ったと思われたくもないので、公平な調査を行うようにする。アイノ、待機している衛兵をこの貴族たちの土地に派遣して、必要なことをすべて調べてくれ。』
『はい、殿下。』
近くにいたアイノはすぐに了承した。
うむ・・・!!
徹底的に洗ってくれたまえ。(誰。
シーゼ侯爵は静かに尋ねた。
『殿下、本当にこのようなことをされるのですか?
本当に我々に逆らうつもりなのですか?』
その声は不気味なほど落ち着いていたが、その視線は強烈だった。
ルクソスは肩をすくめて、
『私はあなたの無実を証明するためにこの調査をしているのに、なぜそんなに怒った顔をしているのか』と答えた。
その言葉にシーゼ侯爵はついに冷静さを失った。
『我々元老会たちはアクレアを支えてきた!ずっとだ!今のアクレアを作ったのは我々だ! それなのに、よくもまあ!!!!』
はい、よくできました、本性出せるじゃないか・・。
ルクソスに向かって叫ぶと、
ルクソスは「だからこそ、今まで黙っていたのだ」と静かに答えた。
『元老会であるお前たちが引退するまでこのままでいいと思ったのが間違いだったのかもしれない。そうだ。私は間違っていた。』
ルクソスは両手を広げて自分をアピールした。
ルクソスは、王冠をかぶり、豪華な衣装を身にまとい、素晴らしい姿を見せた。
彼はもはや少年王ではなく、この大陸の皇帝だったのだ。
ルクソスは続けて、
『あなた方は私を君主として見たり、扱ったりしたことがあるだろうか。今でも私を18歳の若い王として見ているのではないか?今、私が頭にかぶっているのは、アクレアという小国の王冠ではない。この世で最も強大な王国の王冠をかぶっているのだ。あなたはまだ、北の小さな土地が世界のすべてだと信じているのか?…私は全大陸を統一した!そして私は全土地を統率している!私はあなた方が騙し打ちなどの姑息な手段で倒せる相手ではない!!!!』
か、、かっけええええええ!!!
30代の皇帝と70代の侯爵…シーゼ侯爵も真実を悟った。
__
__
ルクソスが主張したように、ルクソスは戦って勝てる相手ではなかったのだ。なぜ今まで気づかなかったのか。それは、王家との付き合いが長すぎたからだ。
シーゼ侯爵は今でもルクソスのことを笑顔の可愛い少年として確かに認識していた。
そしてこれはシーゼの人生最大の過ちだった。
敗北を認めると、シーゼ侯爵の怒りは突然、この状況を作り出したひとりの女性に向かった。
・・・は???
『トリーィィイイ!!!この馬鹿女が!!!!』
と突然叫んだ。
『愚かな女め!!自分が何をしたのかわかっているのか!?大切に育ててやったのに、そのお返しがこれか!?? よくも!!よくも裏切ったな!!!!』
まじで色々やばいな・・。
確かに育てたかもしれんけど、育てたってより”管理してた”って感じでしょ・・?人として見てなかったでしょ。。
シーゼ侯爵がトリーに近づこうとすると、衛兵がそれを止めた。
侯爵は杖を振り上げてトリーを指差すと、トリーは恐怖でたじろぎ、身を抱きしめた。
シーゼ侯爵は続けて、
『誰がお前を皇帝の妻にしたか知っているか?!こんなことをして何が得られる?!報われるとでも?!なんて愚かな娘なんだ!勘違いも甚だしい!!お前はもう終わりだ!今日以降安全な日など一日もないと思え!!裏切り者の孫娘が!!…』
…このシーゼの言葉これの2倍くらい後続くんだけど、あまりにも言葉が汚すぎるので・・すまん・・カットで・・胸糞だった・・。(イカレ女とか、なんとかなんかんとか言ってるよ・・
『そんなことはわかっています!!!!』
トリーは激しく震えていたが、シーゼ侯爵の目をまっすぐに見て答えた。
『私がただ、女性であるがゆえに、無意味であることも全部!!確かに私は法律を知りませんが、何が正しくて何が間違っているかは知っています!!そして、罪の無い少女を毒殺するのは間違っています!!!そして、もし曾祖父様が仰るように、女性は役に立たない、意味のないものだとしたら、その殺そうとした女性に何ができるというのでしょうか?!!どうしてそんなに簡単に殺そうとするのですか…!!!』
と泣き叫んだ__
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皇帝と女騎士 236話 237話 感想・考察
いやまず、ポリアナのカッコよさよ・・・!!
告発したトリーの言葉は、戸惑う衛兵たちを動かすまでには至りませんでした・・が!!
ポリアナが怒号を上げると、一気に衛兵は貴族を捉えにかかります。
カッコよすぎて泣いたわ・・。
そしてすぐにトリーのそばに寄り安全の確保。アイノの部隊の衛兵たちもさすがだった。休日なのに結局仕事しちゃうアイノとポリアナであった。笑
そして、シーゼはついに本性を現してトリーに罵声を浴びせます。
まじで老○ってやつだよね。本当ひどい言葉たちだったわ。。
ルクソスも場を一瞬で収束させ、トリーの言葉を信じて調査をかけることを約束。
自身の威厳を元老会たちに見せつけることが出来たみたいですね。
これで元老会は完全に面目を失ったよね。筆頭のシーゼは完全に敗北したことを悟ってた。3人とも結局活躍しちゃって終わってみたら最高の回だったわ・・。
次回、元老会たちのあれやこれや(暴かれる悪事)が出てきてスカッと回になるでしょうか・・!
次回も気になります・・・!
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次回第238話ネタバレはこちらから
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コメント
更新ありがとうございます!トリー、身を捨ててシーゼらの悪事を暴き、ストラを、ひいては皇帝とこの国守ったのですね。本作に出てくる女性は、(ポリアナの妹を除いて)、皆、本当に素敵ですね。upしてくださるhalu様に感謝です。
※スミマセン、一ヶ所気になる点が…
ルクソスへの敬称ですが、皇帝なので、殿下ではなく陛下ではないかと…
読ませていただいているのに、偉そうにスミマセン、この部分は削除して下さいね
すずめさん
コメント返信遅くなってすみません・・!!
なぜかコメントが自動削除されるという事態が多発しており・・!!(汗
ごめんなさい・・!!三_|\○_
そして、敬称についてありがとうございますッ!
わざわざコメント頂き、ご指摘頂けたのがとっても嬉しいです・・!
早速次回より修正してまいりますっ!!\( ‘ω’)/
halu様
1日に何度も更新してくださり、仕事始め、仕事終わりに読めて疲れが吹っ飛びました!本当にありがとうございます!
更新楽しみにしています(^^)
マコさん
>仕事始め、仕事終わりに読めて疲れが吹っ飛びました!
むちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます!!!!!\( ‘ω’)/
わたしも読んでくださる方が喜んでくれるのを感じられて幸せでございまする・・!!m(_ _)m
この物語は”小説版も”素晴らしいので布教したい・・!笑
毎日の楽しみです。
ポリアナめっちゃカッコイイ♡
かずるさん
コメントありがとうございます!!!!!\( ‘ω’)/
今話のポリアナ、至高のカッコよさ・・
更新にただただ感謝です。
次回も楽しみです。
くまちょこさん
いつもコメントありがとうございますッ!!!!!\( ‘ω’)/
わたしもです!!笑
ポリアナさんが気になって気になって、毎日の様に検索してたらたどり着きました!
楽しく読ませていただいています。
ありがとうございます!!!!!
更新楽しみにしています(^^)
(でもご負担になりませんようにm(_ _)m)
NORAさん
いらっしゃいませ!嬉しいお言葉ありがとうございます!!\( ‘ω’)/
本業の合間のまったりペースで更新させていただきますのでまたふらっとお越しくださりますと幸いですッ・・!