今回は二ノ宮知子先生の「七つ屋志のぶの宝石匣」12巻を読んだので紹介したいと思います。
あの大人気漫画『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生の漫画です。
東京下町の老舗・質屋の娘・志のぶとイケメン宝石外商・顕定（あきさだ）が織りなす、ドキドキの人間ドラマです！
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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七つ屋志のぶの宝石匣12巻 ネタバレ
前巻はこちら↓↓↓
倉田志のぶは、倉田屋を訪れた訳アリの女性の品物の買い取りをします。
女性を見て、志のぶの母は、その女性が野球選手・井川の妻だと気づきます。
井川の妻は、家族に内緒で数々の投資に失敗し、損失分を取り戻すため、質屋に物を売りに来ていたのでした。
しかし、妻の様子がおかしいと思っていた井川は、子供を連れて妻のあとをつけ倉田屋に来店し、すべてがばれました。
最近野球の成績が良くない井川が、
いつ引退してもいいようにという理由で、妻が投資を始めたことがわかりました。
井川は今まで以上に頑張る決意をし、日本シリーズでMVPをとって年俸を上げると宣言し、妻の投資はやめることになりました。
井川は、『隠し事はしない。お金じゃなく、心が離れたら家族はだめになる。』と言い、妻と一緒に帰りました。
志のぶは、井川の言葉を聞いて、北上顕定の事を思い出しました。
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その頃顕定は、デュガリー展オープニングパーティーに青山菖蒲を呼び、菖蒲の妹・乃和の引退について話をします。
菖蒲は妹を心配しつつも、乃和との兄弟ネタで自分の出店するレストランの宣伝になってほしいと言ったり、どこか話がずれています。
菖蒲と一緒にいた女性に、顕定から引退をやめるよう乃和に説得したら、と言われてしまいます。
その後、顕定は、引退についてもう一度話をさせてほしいことを、乃和にメールしました。
菖蒲は乃和に会いに行き、顕定にデュガリー展オープニングパーティーに招待されたこと、乃和に引退してほしくないと意見が一致したことを話します。
そして、『北上くんのことが好きなのか？引退せず芸能界にいてほしい、オレの邪魔をすると北上くんが危ない。』と言い去っていきました。
菖蒲と会った後、乃和は久世鷹臣に電話をし、菖蒲と話した内容を話しました。
鷹臣は、顕定が自分に内緒で菖蒲をパーティーに呼んだことを知り、いろいろ考えます。
そして、乃和に引退しない方がいいことを伝えました。
後日、ネットニュースに「乃和が引退しないと宣言した」とあり、志のぶと顕定は驚きました。
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顕定は仕事がうまくいかないことが続き、北上家の離散について調べるために宝石の仕事についたことを悩んでいました。
北上家と家族ぐるみの付き合いがあった八木家で宝石の営業をしているうちに、八木家の家族仲が良く、その雰囲気を昔の自分の家族と重ね、思い出していました。
顕定の家族は離散してしまったが、八木家の長女が海外留学し、たとえ家族が離れていても、家族のこの関係を大切にしてほしいと願いました。
うまくいかなかった仕事も動き出し、その日、顕定は倉田屋を訪れ、また仕事を頑張りたいと思いました。
菖蒲の父親が、北上家の家宝の石を持っていました。
父親は菖蒲に、本当はうちのモノだ、取り戻しただけだと言いました。
志のぶは顕定の叔母に出会い、顕定のアパートでいろいろと質問を受けます。
叔母は、顕定と倉田屋の関係をずっとよく思っていなかった様子でした。
しかし顕定が志のぶの婚約者や質流れ品と言われることで、倉田屋に居場所をみつけた理由になっていることを志のぶが伝えると、叔母は安心し、志のぶと打ち解けることができました。
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七つ屋志のぶの宝石匣12巻 みどころ
野球選手・井川の家族、八木家、顕定の叔母など、それぞれの関係や居場所があって、改めて顕定の家族や居場所について考える内容でした。
北上家が離散してしまい、今はバラバラで消息もわからないけど、離れていてもきっとどこかで無事に暮らしていていると願う顕定にせつなくなりました。
でも今は、倉田屋や志のぶの存在が顕定の居場所になっていて、良かったと思います。
乃和の家族・菖蒲と父親は、以前から北上家に何か関わっている様で、重要な話でした。
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