今回はピッコマで連載中のTeam IYAK (winter・heyum) / G.M先生の
「皇帝と女騎士」原作小説(ノベル)版の174話175話※海外版準拠(ピッコマ漫画版は97話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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皇帝と女騎士 174話 175話 ネタバレ
…の前の管理人のつぶやき…
「皇帝と女騎士」の原作小説版も面白くて、読んでいるのだけれど、再婚承認や他のタイトルの小説版よりも、起こる事件・物事や性に対しての状況描写が激しすぎて…!
原作160話ではシーケルがアイノのアイノを手で握り潰して評価する話が…\( ‘ω’)/笑
コレ…漫画版では描かれないだろうなぁ…///
— ハッピー☆マンガ道場管理人halu (@happymangado) May 11, 2021
前話のネタバレはこちら!
↓↓↓
174話
ポリアナとプラウ、2人だけの食事会が始まります。
プラウはすぐに、待たせてしまったことをポリアナに謝った。
ポリアナは手を振って、
約束の時間より早く着いたから謝る必要はないとプラウに返し、
『あなたの家はどちらの方角ですか?』
と尋ねた。
プラウの家に行くってことだね・・?
馬を連れてこようかと思ったが、プラウは
『侯爵様、私の家のようなふさわしくない場所にあなたを連れてくることは許されません』と意外な答えを出した。
『レストランを予約したのですが…。』
プラウの声は不確かで躊躇しているように聞こえ、ポリアナを悩ませた。
もし彼が自分の部下だったら、その弱さを叱責していただろう。
プラウが騎士の訓練に失敗した理由がわかる。
ポリアナにとってレストランに行くのは確かに初めてのことだった。
貴族が自分の家に客を招くのは、自分の屋敷や料理人の腕前を見せつけるためだ。
裕福な貴族は皆、自分の家にプロの料理人を置いていた。だから当時貴族がレストランに行って食事をすることは、特にゲストを招いた場合にはめったになかった。
へー、なるほどね。食事すること以外にも家柄とかどれだけ裕福か、とかを見せる為もあったんだね。
ポリアナはそれまでにも何度か部下を連れてパブ(BAR)に行くことがあったが、それは飲むためだけで、食事をするためではなかった。
__
__
プラウがポリアナを連れて行ったレストランは、ポリアナが慣れ親しんだものとは違っていた。
客がたくさんいることに驚いた。
ポリアナは興味深そうに店内を見回していた。
プラウはすぐに彼女の好奇心に気づき、説明を始めた。
ヤパが新しい首都になって、人がたくさん集まってきたから、レストランとかも出来始めた。でも、この街の変化はまだ初期の段階であったから、ほとんどのレストランは高級ではなく、豪華なものではなかったんだって。
プラウはヤパで一番高級なレストランを選んだが、やはり恥ずかしいと思った。
『本来は家で出すのが正しいのでしょうが、シェフを雇う余裕もないし、自分で料理もできないので、このレストランが一番いいかなと思って……』
と説明してくれた。
『いえ、いいのです。』
ポリアナは純粋に気にしなかった。彼女は注意深く周囲を見回した。プラウがいなければ、このような場所を訪れることはなかっただろう。新しいことを体験するのは、とても新鮮な気分だった。
ポリアナが周囲を見回し続けると、プラウはポリアナがこの場所や自分たちの状況に不満を持っているのではないかと考えた。下を向いたまま、悲しげな声で彼女に言った。
『この場所が、侯爵様のような大切な方にお仕えするにはふさわしくないことはわかっているのですが……』
『大丈夫ですよ。私が護衛を連れて行くこともあるパブよりもいいです。』
いや、やっぱりプラウ気も回せるし、(噂とは違って)いい人そうに見えるんだけどなぁ・・
ポリアナは、この街が前回の見回り時から大きく変わったことを実感した。
『ああ、今はさらにこういうレストランが増えているんですね。』
料理はすぐに運ばれてきたが、思ったよりも美味しかった。ポリアナは元々よく食べる方で、死なない程度のものなら何でも食べられるのだが、時々、養子の兄の料理が恋しくなった。
自分の食事を終えたポリアナは、ふと、プラウがまだ自分の席の前に座っていることに気づいた。彼はなんだか汗をかいていた。
・・・?
ポリアナが咳をひとつすると、プラウは明らかにたじろいだ。
ポリアナはプラウをまっすぐ見てして、
『で、どのくらいで考えているのですか?』
と尋ねた。
『えっ・・?』
『あなたの希望の給与と条件を教えてください。そして、いつから働けますか?住まいは私の家に用意しますが、どうしても自分の家が欲しいというのであれば、それも可能です。あぁ、もちろん、急な治療が必要になったときのために、私の家のすぐ近くでなければならないのですが…』
『侯爵様、私は…!
『周りに聞いてみたので、報酬の相場はわかっています。しかし、あなたの一生懸命働く姿を見ていました。だから、私はあなたに良い待遇を提供したいと思っていま…』
『あ!あの…!
侯爵様…何か勘違いされているようなのですが…』
プラウがポリアナの話を遮って割って入った。
『ん?』
『私があなたを食事に誘ったのは、あなたのことを知りたいと思ったからです。あなたの個人的な医師になりたいからではありません…』
『???
私の主治医になるために、もっと私のことを知りたいのでしょう?』
『いいえ…、そういうわけじゃない…です…!』
『では、なぜですか?なぜ、私を知りたいのですか?
ちなみに、私はあなたが買収したり利用したりできるような人間ではないことを知っておいてください。あなたと知り合いになったからといって、私の力を使ってあなたのキャリアを伸ばすとか、そういうことはしませんよ。』
プラウの顔が真っ赤になったので、
ポリアナは彼が(自分の)意図を察せられて恥ずかしがっているのだと思った。
『まぁ…内密にしますし、大丈夫ですよ』と言おうとすると、
プラウは
「プロポーズするためにあなたをここに呼んだのです!」
と口走ったのだ。
えええええええええええええいきなりいいいいいいい!!!!
__
__
175話
ガシャン‼︎
ポリアナはフォークを落としてしまった。
彼女は目を見開き、プラウは続けて
『私は…ずっとプロポーズしようと思っていたのです!
…あなたのお金が欲しいから!!』と叫んだ。
はっ・・・?お金・・・・???
プラウの声は大きくなり、最後の方の言葉はほとんど叫ぶようになっていた。
プラウ・・!あとここレストラン・・周りを気にして・・!!
しかし、幸いなことに、”公爵”という言葉を叫ぶことはなかった。プラウがポリアナを肩書きで呼ぶのを誰も聞いていなかったようで、ポリアナはここに来る前に服を着替えておいてよかったと思った。もし青い制服(騎士服)を着ていたら……この事件の噂は、きっと重大なものになっていただろう。
ポリアナは、プラウ・スネークが実は大変な野心家であることに気づいた。
金・・。
…プラウの攻撃は、ポリアナにとって予想外のものだった。
プラウがもっと賢くて、こういった奇襲を続けていれば勝っていた(ポリアナを落とせた)かもしれないが、残念ながらプラウは不器用で優柔不断な男だったのだ。
ポリアナと同じように、プラウ自身も自分の言ったことにショックを受けているようだったのだ。
二人は不安げに顔を見合わせて思案していた。
プラウお前もか・・笑
__
__
プラウ・スネークがポリアナにプロポーズしたのは、彼女のお金に興味を持ったからだという。
いや・・まじか・・なんか見損なったわ・・。
彼の弁によれば、実はフラウは今夜、ポリアナにプロポーズするつもりはなかったのだ。
結婚を申し込む前に彼女と親しくなりたかったのだが、緊張のあまりミスをしてしまったのだ。
思わず結婚したい本当の理由を口にしてしまった。
もちろん、そんなことを言うつもりはなかったのだが。
なるほどね・・笑
(いやプラウ、見た目とは裏腹にクソね・・。笑
プラウは消えてしまいたかった。
彼は何と言っていいかわからず、言葉を続けた。
『侯爵様・・・僕・・・そんなつもりは・・・緊張して・・・』
と言った。
ポリアナは静かに
と思った。
ポリアナもショックのあまり、考えることができなかった。
彼女は、
『結婚?私と…?
とだけなんとか口を動かした。
『…侯爵様、私にはふさわしくないことはわかっていますが、この結婚はあなたにもメリットがあります…。ここに私の計画が書いてありますので、読んでいただければ・・・。』
”メリット”って・・。
__
__
困ったことに、プラウは自分のプロポーズについてポリアナに提案書を書いていたのだ。
プラウは不器用ながらも書類を取り出し、ポリアナがはっきりと考える時間を作った。
フラウは見た目以上に緊張していたようで、
『あぁ…!もう…どうして僕はいつもこうなんだ…くそ…!』
とつぶやいていた。
彼には悪口が全く似合わなかった。それに、頭が冴えていれば、このように絶対に悪口を言わないはずだ。書類を取り出した手は激しく震えていた。
それ(書類)を落として、再び地面から拾い集めたとき、ポリアナは彼の唇が固まっているのに気づいた。それは、ポリアナがよく知っている表情だった。
それは、男が死ぬ前に見せる表情だった。
ある瞬間に自分の人生が終わったことを知ったときの表情だ。
確かに、今のフラウの行動は許されない罪だと思う。
彼女のお金が欲しかったから?
苗字(家柄)も何も持たない男が?馬鹿げているとしか言いようがない。
実際に彼女と結婚したいと思っている貴族はたくさんいた。
彼らは皆、明らかに彼女の地位とお金を欲しがっていたが、本心を彼女に明かすような愚かで無礼な者はいなかった。
ポリアナは目を細めた。この男はどうしてこんなに下品なのだろう。この世界には基本的な暗黙のルールがあり、彼はそれを破っていたのだ。
特に貴族の間ではそうだよね。
基本褒め合う。その中で花とかに例えて間接的にdisったりはするけど。
プラウの手は、彼女の前にひざまずいたまま震え続けていた。
『どうか今すぐ私を…殺してください、侯爵様。私はそれに値することをしました…。』
ポリアナは空になった皿で彼の頭を叩こうかと一瞬考えたが、やめておいた。彼は自分の過ちに気づいているようだったし、それに、彼の意図をもっと知りたいと思ったからだ。
『説明を続けてください。』
不思議なことだが、ポリアナはフラウの野心に実は感心してもいた。
プラウは今まで弱々しく振舞っていただけに、とても意外だった。
それがかえって新鮮に感じられた。ポリアナも自分の考えを整理するために時間が必要だったので、プラウに話を続けてほしいと思った。
プラウは顔面蒼白になってから深々と頭を下げた。
『大変申し訳ございませんでした…!侯爵様…!』
__
__
フラウは顔を下げたままで、周りの人たちはじっと見ていた。
周りの人たちは、
金が欲しいと言っていたぞ!
あの女の人、なんであんなに髪が短いの?
あれが女か!
あんな女に結婚を申し込むなんて、あの男はどんだけ貧乏なんだ?
ポリアナには彼らの囁き声が聞こえていた。
彼女が彼らをにらみつけると、ほとんどの人が目をそらした。
ポリアナはプラウに席につくように合図した。
立ち上がったり座ったりする姿も、弱々しくて男らしくない。
『侯爵様、私はこんなことをするつもりはありませんでした。それに、最初に女騎士であるあなたのことを聞いたとき、とても感動したのは事実です。あなたにお会いしてからは、正直、騎士になれない自分を情けなく思うようになりました。そんなとき、あなたは男に相手にされないから結婚できないという話を耳にして……もしかしたらプロポーズできるかもしれない……あなたが私を好きになってくれたら、結婚してくれるかもしれない……そう思ったんです……。』
プラウは、自分の新しい成功した人生を望んでいた。なぜ、もっと多くの男性が彼女にプロポーズしないのか、実は彼には理解できなかった。ポリアナは美人ではないかもしれないが、財産や地位の面では、侯爵の爵位のポリアナは最高の妻だった。
美人じゃないなんて失礼だし、ここでも地位、かぁ…
この結婚で家長になれなくても、姓を変えなくてはならなくても、お金と権力のために結婚したと人から指をさされても……。
この結婚で失うものが多くても、それ以上に得るものがある。
プラウには失うものは何もないのだから、彼にとっては夢のような話だったのだ。
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皇帝と女騎士 174話 175話 感想・考察
いやこれプラウなんなのよ・・!!ゴゴゴゴゴ
今話はプラウ&ポリアナの2人だけの食事会がメインどころでしたが、プラウの人間性がまさに下馬評通り(噂通り)で・・。
金・・。
しかもさ…!”あぁ僕はなんてことを”とか”僕はこう思ったんです…”とか終始自分のことばっか話してたよね・・
お金目当ての最悪のプロポーズ
をされて、よくポリアナは手を出さなかったな、って思うほどでした。
いや、ほんと・・
ポリアナはみんなの噂はあるものの、”自分の目で見たものを信じる”って言って、プラウを信じて、自分の主治医になるようにも伝えたのにさ・・
結局レベッカとシーケルの忠告通りポリアナが嫌な気分になってしまいました・・。
ちょっと前まではプラウ普通にいい人かも?って思ってたんだけどな・・やっぱしルクソス様が一番よ・・・!!!!
次回、このプラウ&ポリアナの関係に決着がつくでしょうか?
楽しみです・・!
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次回第176話ネタバレはこちらから
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