今回は森野萌先生の
「花野井くんと恋の病」2巻を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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花野井くんと恋の病 2巻 あらすじ
花野井くんと無期限のお付き合いお試し期間に突入しました。
前回最後にあったのはクリスマスで、
次に会えたのは初詣だったのですこしだけ会えない期間がありました。
花野井くんにとっては待ち焦がれたほたるとの再会でしたが、初詣にはほたるだけではなくほたるの友人数人もついてくると知り、すこしがっかりしてしまいます。
さらにほたるが本屋でアルバイトを始めたのでますます会える日が減ってしまいます。
花野井くんは会えない時間が増えてしまう事を残念に思いましたが、ほたるのやりたいことを応援します。
できる限り二人の時間を大切にしたくて、アルバイトが終わる時間までほたるを毎日待って少しでも一緒に過ごしていました。
・・・///
そして念願の待ちに待った二人だけでの初めてのデートの日を迎えました。
ほたるは以前クリスマスに花野井くんに楽しませもらった事を、今度は自分が返したいと考え、デートプランを夜更かしして考え、ついに当日を迎えました。
映画では怖い作品を選んでしまい、内容が頭に入ってきません。
ランチはおしゃれなところを見つけていたのに、まさかの定休日。
ああああ・・
なにもかもうまく行かない事にほたるは花野井君に謝りましたが、花野井くんは自分の為に考えてプランを組んでくれた事をとても喜んでいました。
そして、花野井くんの機転に助けられとても楽しい１日を過ごす事が出来ました。デートは二人で楽しい事を見つければいい事を学びました。
花野井くんに楽しんでほしい、喜んで欲しい、笑顔がみたいと思うほたる。その気持ちが恋なのだとようやくわかりました。
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花野井くんと恋の病 2巻 ネタバレ
５話 初めての初詣
もう少しだけ今の関係を続けたいほたる。
・・・いいよ、と彼はいつもの笑顔ですが少し間を置いて返事をします。
「クリスマスまでって言ったのは、期限があったほうが誘いにのってきやすいと思っただけ。時間が必要ならいくらでも待つよ。延長戦かな？」
ほたるはまさか了解を得られるとは思っていなかったのでとても喜びました。
年が明け、初詣を友人のきょーちゃんと、きょーちゃんの彼の圭ちゃん、しまむー、そして花野井君で行く事になりました。
ほたるは初めて花野井君を友人達に紹介する事になるので、みんなが仲良くなってくれたらいいなと楽しみにしていました。
待ち合わせ先で花野井君はほたるを見つけてキラキラの笑顔で新年の挨拶をします。
ほたるはその眩しさに見惚れながらも、友人達も一緒にいる事を思い出し、友人を彼に紹介しました。
きょーちゃんが「無理言って誘っちゃってすいませんでした、お邪魔でしたよね」と笑顔で社交辞令の挨拶をすると、花野井君も「ははは」と、目が笑っていない笑顔で挨拶します。
笑！
きょーちゃんの彼の圭ちゃんが「おっす、教室以外で会うの初めてだな、今日よろしく！」と明るく挨拶をしましたが「・・・誰？」と男相手には冷たい姿をする花野井君に「同じクラスだよ！？」とつっこみます。
花野井君は、ほたる以外には男女関係なく無関心のようでした。
花野井君と圭ちゃんの二人だけになった時に、圭ちゃんは
「おまえってホント日生さんの事大好きだな、教室のおまえと全然違うからびびったわ。クラスメイトにもその優しさわけてくれよ〜」
と、友達になりたくて話しかけます。
ですが花野井君は冷たい表情のまま
「あんただろ。ほたるちゃんにキスしてみたらとか吹き込んだの。（１巻参照）正直今日みたいなのも迷惑。ほたるちゃん以外に割く優しさなんてないよ。邪魔しないでね」と吐き捨て圭ちゃんは思った以上に辛辣な言葉に硬直してしまいました。
つ、つれぇ・・！！
そのころ女子３人は屋台を回りながら「圭ちゃんと花野井君大丈夫かな、圭ちゃん空気よめないからな〜」「それに花野井君、今日あんまり乗り気じゃなさそうだし」と男の子２人を心配していました。
しばらくすると圭ちゃんだけが女子の元に戻ってきました。
花野井君とは途中ではぐれたというので、ほたるが探しに出ると、花野井君はすぐに見つかりました。
さぁ、みんなのところに戻ろう！と進むほたるの服の裾を引っ張りながら「本当は探しにきてくれるんじゃないかって期待してた。もう少しだけ二人でいたい」といって屋台並木から少しだけ離れた場所の木の影で二人は再会を喜び合います。
花野井君が「少しだけ、充電させて」といい、ほたるはスマホの電池なくなりそうなの？と尋ねますが
「大丈夫、絶対触らないから」といってほたるに触れないように木に手を付き、一ミリもふれずに覆い被さります。
（壁ドン）
会えない間、ほたるちゃんが足りなかったという言葉を聞いて、ほたるは初めて『充電』の意味を理解しました。
毎日新しい事を知っていくけれど、もっと彼の事が知りたいなと思うほたるでした。
６話 初めてのアルバイト
三学期になり、ほたるは本屋で週に３回アルバイトを始めました。
花野井君は毎日ほたるのアルバイト先に来て本を買い、理由をつけてはアルバイトが終わるのを近くで待ち、帰り道危ないからといって家まで送ってくれます。
ですが毎日だとさすがに悪いと思い、
「私は大丈夫だから・・・」と断りかけると花野井君は残念そうな顔をして微笑んでいました。
ほたるは、花野井君が二人の時間をとても大事にするタイプだという事を思い出し「やっぱりお願いしようかな」と言うと、花野井くんはとても嬉しそうに笑いました。
家につくと丁度スケート教室から帰ってきた妹と母と鉢合わせました。
花野井くんが家まで送ってきた事を知ると母はお礼をいい「よかったら夕飯食べて行かない？」と誘い、ほたるも「一緒に食べよう！」と嬉しそうに誘い、初めて花野井くんはほたるの部屋に招かれる事になりました。
部屋でドキドキしている花野井くんが「昔のほたるちゃんが見たい」というので、小さい頃のアルバムを見せると目をキラキラさせて見つめています。
小学生のほたるの二つ結びの写真を見つけ、「ほたるちゃん、もうのばしたりしないの？」と聞かれるとほたるは少し答えに詰まり「・・・のばさないかも」とぎくしゃくとした返答をします。
すると問い詰められませんでしたが、寂しそうな笑顔で微笑んでいる花野井くんに気づきます。
ほたるは小学生の頃、友達を傷つけてしまい、髪を切られるいたずらをされてしまいそれ以来なんとなく髪の毛が伸ばせないということを打ち明けました。
「私、人の気持ちがわからない最低なやつだった」
そううちあけると、花野井くんは
「僕も小学生の頃チビで根暗で、ダメダメだったよ」
と以外な過去を話してくれました。
ほたるにとっては言いたくない話をしたけれど、言ったおかげで花野井くんの優しさを知れて、ほたるは過去の事を打ち明けてよかったなと思えました。
７話 初めての屋上
バイト先の先輩の里村さんが、花野井くんとお友達になりたいんです！と頼み込んできました。
野村さんは明るくて優しくてとても良いバイト先の先輩ですが、ほたると花野井くんの関係をまだ知りません。
ほたるは花野井君に直接聞いてみることにしました。
「あの〜変な事聞くけど、お友達ほしいって思う？」
「いらないかな。作らないようにしてる」
花野井君にとって、友達なんて家族恋人以下の存在なので気持ちを割く暇はないといいます。
ほたるは里村さんにどう返事をすればいいのか悩みこみました。
ほたるの様子がおかしい事に気づいた花野井くんが「最近なにに悩んでるの？」と聞かれ「悩んでなんかないよ」と返すと「嘘ついてもだめ！」と珍しく花野井くんが問い詰めてきました。
「この間からお弁当残すし、いつもなら放課後コロッケ２個いくのに昨日は１個だった」
良く見てるわね・・！笑！！
と、恐ろしいほどほたるを把握する花野井君に恥ずかしくなるほたるでしたが、彼の心配してくれた優しさを蔑ろにしてはいけないと気づき、里村さんの事を伝えました。
「なんだそんなことか〜」花野井くんは安堵しため息をつきました。
普段からモテている花野井くんにとってはそんな事は日常茶飯事だったようで「そういうのなれてるから。今度僕から断っておくよ。職場で気まずくなったらほたるちゃん困っちゃうでしょ」と気遣ってくれました。
打ち明けてみると、自分が思ったより大した事ではなかったのか、とほっとして、後日きちんと自分で里村さんにはお断りをしたのでした。
８話 初めてのデート
花野井くんと初めてのデートの日がやってきました。
クリスマスは花野井くんが楽しませてくれたから、今度は花野井くんに楽しんでもらいたいと思うほたるは、友人達にアドバイスをもらいデートプランを練りあげ準備万端で待ち合わせに向かいます。
慣れないおしゃれをしていたせいで、待ち合わせに遅れてしまい息を切らせて到着すると、花野井くんが「めずらしいね」と言いました。
ほたるは「昨日悩み事をして夜更かししてしまって」と謝ると、「気にしないで。僕も一昨日から楽しみで一睡も出来なかったし」と彼も照れるように笑いました。
映画館に行き、どの映画をみるかポスターを眺めていると以前花野井くんが読んでいた本が映画になっていました。
「花野井くんがどんなお話読んでいるのか観たい」といって決めました。
その映画がまさかの人がバンバン死ぬ恐ろしい映画で、ほたるは映画の内容が入って来ずビクビクとしてしまいます。
すると花野井くんが耳元で「怖いシーンは目つむってるといいよ」と囁き、ほたるは心の中で「ひええええ」とまたもや映画に集中できませんでした。
映画を見終わったら映画の話で盛り上がる予定だったのに、「すごかったと思います・・・（語彙〜〜〜涙）」しか言葉に出来ませんでした。
その後、お昼もいくところを決めていたほたるは花野井くんをエスコートするのですがなんと休業日でした。
あわあわわわ・・
計画通りに行かない事に落ち込み、謝るほたるに、花野井くんは「僕のこと考えて計画してくれた事が一番嬉しい」と喜んでくれました。
「あそこのお店、ほたるちゃんが行ってみたいって言ってたところじゃない？」と入ったお店はラーメン屋さんでした。
友人たちからの助言では麺類は汁が飛びやすいから避けるべしと教わった事が脳裏に浮かびましたが、花野井くんは気にせずおいしいといって食べ始めます。
ほたるもそっと食べると、とってもおいしくて、花野井くんもほたるが美味しそうに食べている姿をみて愛おしそうに微笑んでいました。
ラーメン屋を出た後歩いているとかわいい雑貨屋を見つけ、立ち寄ったお店には食べ物をモチーフにした個性的な商品を扱う雑貨がたくさんあり、ふたりはその奇抜さに笑います。
ほたるは今日の思い出にと思い、その雑貨屋で肉まんのストラップを買い花野井くんにプレゼントしました。
花野井くんはそのプレゼントを見て驚きながら「僕もこれ見つけたらほたるちゃんにあげたくなって」といい、まったく同じ肉まんストラップをプレゼントしました。
思わぬところでおそろいのストラップをゲットして笑う二人でした。
ほたるはデートがとても楽しかったこと、そして計画にとらわれず二人で楽しい事を見つければいいのだと学びました。
そしてこの温かい気持ちが、恋なのだと気づきました。
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花野井くんと恋の病 2巻 感想・考察
表紙からもうニヤニヤが止まりません。笑
体育座りをするほたるの後ろから、自分のカーディガンをほたるに二人羽織するようにする花野井くんが描かれています。
優しい目をした花野井君からすでにほたるを大事にしている様子が伝わってきます。
密着していてもやらしくない紳士的な振る舞いが素敵すぎます。
でも内心はなかなかの独占欲と真っ黒な下心もあるという、２度美味しい！？キャラクターです。
１巻ではほたるに甘々でひたすら尽くす姿しか描かれていなかった花野井君でしたが、２巻では「ほたる意外には無関心で冷たい」という新たな萌えポイントが描かれていました。
そしてほたるが花野井くんにしてもらって嬉しかった事を自分も返そうとチャレンジする度に花野井くんの表情が崩れて真っ赤になるのが可愛くてこっちまで顔がぐにゃぐにゃににやけてしまいました。
花野井君は紳士的に振る舞うし、過激なシーンなんてないのに乙女心をかき回すテクニシャンな会話術と振る舞いを仕掛けてきます。
「いつか君が絆されてくれたら・・・僕の勝ち（ほたるの耳元で囁きニヤリ）」と、小悪魔テクもってます。
にやけるのを我慢できる人いますか！？私は無理でした・・・完敗です、ニヤニヤしすぎてほっぺたが痛いです。笑
そして読むと心が温かくなるストーリーで癒されます。
ぜひぜひ、素敵なイラストと計算され尽くした彼の台詞回しを堪能してほしいので漫画を見てみてください。
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