今回はピッコマで連載中のmiraenavi/S.Yang先生の
「小説の中の悪女皇帝になった」12話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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小説の中の悪女皇帝になった 12話 あらすじ
の前の管理人のつぶやき…
「小説の中の悪女皇帝になった」
これもまた読み始めた!面白い\( ‘ω’)/ロクサナちっくなテイストの、美しい作画。わたし悪女転生譚大好きや。笑
物語のテンポも良き良き(‘ω’)b https://t.co/prjdYgFWTh
— ハッピー☆マンガ道場管理人halu (@happymangado) May 17, 2021
前話ネタバレはこちらから
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皇帝の変貌ぶりを受け、人目を忍びつつも慌てて集まった反逆者達は予定通りに彼女へ刃を向けるか否かを話し合います。
やはりメンバーの一人であったベヌース伯爵は、クーデターを起こす必要は既に無くなったとして手を引くことを宣言し、言葉通り去ってしまいました。
動揺し困惑する同志達からリーダーとして決断を迫られたユーストは、もう一度自分の目でユリアを見定めることを宣言するのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった 12話 ネタバレ
フェーズ公爵の裁判執行へ・・
フェーズ公爵の悪事を正攻法で糾弾してみせた皇帝・ユリアに慌てたのは、多かれ少なかれ後ろ暗いところのある貴族達だけではありません。
しかしこれまで散々皇帝の堕落ぶりを目の当たりにし、いつ冤罪をかけられるのか戦々恐々としていた彼らは、突然改心したのだと言われても到底信じられないのでしょう。単なる気まぐれに騙されてこれまで綿密に練り上げてきた計画がおじゃんになり、再び暴君に怯える日々が戻ってくることは避けなければなりません。
泡を食って集まった反逆者達による決着のつかないやり取りを眺めて呆れたように深いため息をついたのは、この企みに賛同していたはずのベヌース伯爵でした。
彼は端的にこのメンバーから抜ける意思を表明します。
ぐちゃぐちゃと議論するだけで答え出さずに行動しないメンバーに嫌気がさしたんだよね。
ユースト以外はこの発言に驚きますが、彼の意志は固いようです。
己の判断に絶対的な自信を持っているらしいベヌース伯爵は、痛烈な皮肉と言い返す余地のない正論を言い捨てると、秘密の会合場所から足早に立ち去ってしまいました。
ユリアに対する個人的な感情を排した極めて合理的な彼の意見には、納得する者もいれば憤りを覚える者もいます。騒然として荒れる場で未だ沈黙を貫いていたユーストも、まとめ役として意見を求められました。
彼はやっとの思いで決めた覚悟が揺らいでいることを自覚していました。
・・・。
かつては誰よりもユリアを敬愛し傍で支えることを望んでいたからこそ、変わりゆく彼女の姿に心を痛め、絶望し、これ以上の醜態をさらさせないためにもこの手で終止符を打つと決めたのです。
ずっと偉大な皇帝のままでいて欲しかったんだよね・・
だからこそ先程のユリアを見て、正気を取り戻したのだと期待せずにはいられません。
しかし改心が見せかけである可能性は否めず、その場合反動によって味わう失望は大きいものとなるでしょう。
二年前からずっと苦悩していた彼にとっては尚のことだよね。
よってユーストは慎重を期し、改めてユリアと対峙して彼女と今一度話してみることを選びます。
彼はユリアが皇帝として相応しく、
信頼するに足るかどうかをこの対話で見極めるつもりでした。
本来のユリア殺害決行日に会いにいくってことか・・
一方その頃、生存の鍵となる山場をなんとか乗り越えたつぐみは、疲弊した心身を癒やすようにゆったりと湯船につかっていました。
そうして自身に訪れる破滅を回避すべく、切実にユーストの心変わりを願っていたのです。
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小説の中の悪女皇帝になった 12話 感想・考察
12話の見どころはユーストによるモノローグ部分です。
ベヌース伯爵以上に無表情で口数も少なく、感情が読みにくい人物なので、ここに来てようやく語られるユリアへの若者らしい憧憬や葛藤は胸に迫るものがあり、一気にキャラクターとしての深みが出たように感じます。
また、口ではシニカルなことばかり言いながら、実はすっかりユリアを認めているようなベヌース伯爵の言動にもキュンときます。
フェリックスとベヌース伯爵だけでなく、ユーストも味方になってくれそうな予感を覚えさせる重要なエピソードと言えるでしょう。
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次回第13話ネタバレはこちらから
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