今回は森野萌先生の
「花野井くんと恋の病」1巻を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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花野井くんと恋の病 1巻 あらすじ
16歳で、家族や友人に恵まれた環境で穏やかに過ごす日生ほたるが、ある日友人と喫茶店でパフェを満喫していたら近くの席でカップルが喧嘩をして男性は水をかけられてこっ酷く振られているのを目撃しました。
喫茶店の帰り道で偶然、先程の男性を見つけますが彼は誰もいない公園で一人雪の降る中ベンチに座り込んでいました。
気の毒になり自分の傘を差し出したその相手は、学校で有名なイケメンで優等生の花野井君でした。
しかも翌日、ほたるのクラスにまで花野井君が来てみんながいる教室で告白をされてしまいます。
恋心のわからない恋愛初心者のほたるにはその気持ちに応える事ができず断りますが、花野井君はその華やかな見た目とは裏腹にほたるに真剣にアプローチをしてきて、お試しでクリスマスイブまでお試しで付き合う事になります。
花野井君は、ほたるが短髪が好きだと言えばすぐに髪を切り、ほたるがヘアピンを無くせば大雪の夜でも一人でそのピンを探し、期末テストが不安だと言われれば一晩で全教科のテスト範囲をまとめたノートを作りプレゼントするほどにほたるに尽くします。
自己犠牲がすぎる彼をほたるは心配し、「自分の事も大事にしてほしい」と伝えます。
お試し期間で付き合う事になったほたるは、花野井君からたくさんのアプローチをされているのにその気持ちが理解できない事を悩みますが、一緒に過ごすうちにその彼の優しさや暖かさに安らぎを覚えます。花野井君がしてくれたように朝早く起きて待ち合わせ場所に着こうとした時には、花野井君の喜ぶ顔を見て自分も幸せな気持ちになる事を覚え、いつしか彼とのお試し期間が近づく事に寂しくなってきます。
そしてついに約束の期限、クリスマスイブがやってきてしまいました。
花野井君がいると安心するという気持ちを伝えたほたるに花野井君は「返事はいつだっていいんだ」と言って楽しいイブを過ごすのでした。
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花野井くんと恋の病 1巻 ネタバレ
第一話
主人公の日生ほたるは休日に喫茶店で友人とパフェを食べていました。
すると、側に座っていたカップル客の女性が、
相手の男性にコップの水を浴びせ激怒して退店していく様子を目撃してしまいました。
ほたるの友人は水を浴びせられた男性が、学校で顔も頭も良いと人気の花野井君だと気づき、「あんなイケメンでもこっぴどく振られる事あるんだ」と驚きます。
ほたるは「好きだった人になんであんな事するんだろう」と、立ち去る花野井君の背中を見つめました。
もうすぐ16歳になる高校1年生のほたるは、今日まで恋愛とは縁遠く生きてきました。
友人や家族に恵まれて、穏やかに暮らすおっとりした女子高生です。
ほたるが喫茶店から帰宅中、公園のベンチに雪の中、傘もささず座る花野井君を見つけました。恋愛に無頓着なほたるはには花野井くんが余程のショックを受けたのだろう、と察しますが一体どんな気持ちなのか想像がつきませんでしたが、「あの、風邪ひいちゃいますよ」と、なんとなく彼に自分の持っていた傘を差し出しました。
翌日、ほたるが学校に登校すると花野井君がほたるの教室に尋ねてきました。
「好きです、付き合ってください」
え!!!!!!!!!!!!!!
その翌朝、花野井君は学校の側でほたるを待っていました。
「告白は昨日丁重にお断りしたはずじゃ・・・」
と言うと
「まずは僕のこと、知ってもらえるように頑張ろうかなって」
ほたるは驚きながらも花野井君とたわいもない話をしながら一緒に登校します。
「ほたるちゃんの好きなものも知りたいな。例えば髪型とか」
容姿に無頓着なほたるは「髪?短い方がシャンプーは楽でいいかな?」と、手入れの楽さで好みを答えます。
花野井君は、なるほど短い方かー、と何か考えている様子です。
ほたるはその質問の意味も、花野井君がなぜ自分に告白したのか、そして一緒に登校しようとしているのか心当たりがないので不思議に思い、尋ねました。
花野井君はいつもの穏やかな笑顔でほたるに語りかけます。
「僕ね、近寄ってくる人は多いけど、少し話すとすぐみんな離れてくんだ。
顔だけはいいらしいから、変な期待されていることが多くて。でもほたるちゃんは今もこうやって普通に僕と喋ってる。そういうところかな。」
学校に着き、彼は手を振りにこやかに立ち去りました。
そこにほたるの友人のしばむー、きょーちゃんが驚いた様子で駆けつけ「ななな、なんで花野井君と登校をしてるの!?」と驚いています。
友人に経緯を伝えるとしばむーは「へぇ、顔に似合わず情熱的なんだね」と言います。
彼の顔は友人二人も当然知るほどにイケメンとして有名でした。
ほたるが休み時間中に先生に頼まれた荷物を職員室に運んでいたら、「それ重くない?」と荷物を持ってくれる人がいました。
持ってくれた相手をみたら髪の毛をばっさりと切った花野井君でした。
花野井君はつい昨日まで肩に掛かるほどの長髪でしたが、今は耳が見えるほど短くなっているのです。おっとりしたほたるもさすがに「!?花野井くん!?」とうろたえます。
「どぉ?少しはほたるちゃん好みになったかな?」と照れ臭そうに話す花野井君に対し、ほたるは先日の会話で「短い方がシャンプーが楽だな」と自分が答えたから髪を切ったのだと気づきます。
「理解不能って顔してるね」
「うん、正直」
ほたるに好かれようとして自分の髪を切ってくれた事に罪悪感を感じるほたるは「せっかく色々してくれるのに、私誰かを特別好きになる気持ちがわからなくて」と謝ります。
そう言われても悲しむどころか、どこか前向きな花野井君は「わからないなら実際やってみるのはどう?」と優しく微笑みかけ、少しだけほたるは心が軽くなったようです。
お昼ご飯を一緒に花野井君と食べていると、花野井君の耳にピアスがないことに気づきます。
「ほたるちゃん、チャラそうなのあんまり好きじゃないかと思って」と、さっきピアスを外したと言うのです。
「あのね、さっきも言いたかったんだけど私に無理して合わせなくていいよ。花野井君の好きなもの、大事にしよう?」
「・・・わかった。ほたるちゃんが気になるならピアスは戻すよ」
そういうことじゃないんだけど・・・そう言いかけると、花野井君の制服のポケットからピアスが片方無くなったことに気づきました。
探すのを手伝おうかと言うほたるに「大丈夫、片っぽあればいいよね?」と微笑む花野井君。ほたるは彼の自分に対する無頓着な行動に心配になりました。
放課後になり、花野井君がほたるのクラスに迎えに来ました。
「あ、ごめん花野井君。ちょっとこの後校庭に探し物しに行く予定で・・・」
どうやらクラスメイトに貸したヘアピンを、体育の授業中に運動場に落としてしまったようです。
「校庭は今雪で真っ白だよ」
「ごめん日生さん!買って返す!」と謝るクラスメイトに気にしないでと言い、ほたるは帰りました。
帰宅して、もう夜になってしまったけれどほたるは無くしてしまったヘアピンが気になり窓の外を見てみるものの、まだ雪が降っていました。夜のうちに止んでくれることを願って明日の朝探そうかなとため息をついていると花野井君からの電話がかかってきました。
「ほたるちゃん?聞きたいんだけど、落としたヘアピンってリボンのやつ?」
「ううん、星がついてるの。」
「そっかー違ったかー・・・わかったありがとう。それじゃまた明日学校で」
ほたるは嫌な予感がしました。
「・・・待って。今どこにいるの?まさか学校?」
「・・・違うよ」
電話を切り、ほたるは学校に駆け出しました。
いるわけない、こんな雪の積もった中ピン1本探すなんて普通ありえません。
校庭には花野井くんが膝をついて泥と雪まみれでいました。
「ごめんね、驚かそうと思ったんだけどまだ見つけられなくて」
ほたるはわけがわかりませんでした。
「どうしてそこまでして・・・」
花野井君は「笑ってくれるかなと思って」といつもと変わらず微笑んでいました。
「バカヤローーー!!」
ほたるは花野井君を職員室のストーブの前まで引っ張って連れて行きます。
「こんなボロボロになって探してもらっても私全然うれしくない!」
「そっか・・・変だよね。僕重いってよく言われる・・・」
「そうじゃない、こんなこと続けていたら花野井くん死んじゃうよ」
「ほたるちゃん、これくらいで死なないよ。それに僕、笑ってくれるなら死んだっていい」
「片っぽしか幸せになれないなら、恋なんて絶対にしない!」
__
翌日、花野井君が学校でほたるを待っていました。
昨日探していたピアスを今朝探してくれて見つけたようです。
「付きまとってごめん、これで最後にするから」そういってピンを手渡してくれました。
「ありがとう、これ家族からもらったプレゼントなんだ。大事なものって知ってたの?」
「ううん。でもほたるちゃんはいつも同じものを持ち歩いてるから物を大切に使う子なのかなって」
ほたるが大事な物を、自分以上に大切にしてくれた彼の気持ちにようやく気づきました
もし恋がそういうものだとしたらとても素敵な事だと初めて感じます。
ほたるも実は自販機の下で花野井君のピアスを見つけたようで、渡してあげました。
「自分のお気に入りも大事にしてあげてね」というと「ごめんなさい」としゅんとする彼の姿をかわいいと感じました。恋がわからないほたるでしたが、花野井くんと過ごすようになって初めての感情がいくつも溢れています。
「ほんとに・・・お試しからでもいい?」
と照れくさそうに小さく問いかけます。
花野井君は振られたと思っていたので、一瞬呆然とし、言葉を飲み込むと
「僕と・・・付き合ってくれるの・・・?」
と問いかけます。
ほたるは小さくこくりと頷きます。
「私も誰かを好きになってみたい」
花野井くんはほたるを思わず抱きしめます。
「嬉しい。嬉しい。」
こうしてほたるに生まれて初めての彼氏ができました。
第二話
通学中、ほたるが手袋をしてくるのを忘れた事に気づき、花野井くんは自分の手袋を貸してくれようとしてくれたのに「ありがとう、でも花野井君の方が寒そうだよ。私は体温高いから大丈夫」と断ると「そっか」と、微笑んでいたもののちょっぴりシュンとさせてしまった事に気づきます。
昼食を食べながらほたるは「恥ずかしながら、付き合うって何をすればいいのかな?」と花野井くんに聞きました。
「そんなこと気にしなくていいのに」と答える花野井くんに「彼女と付き合ったらしたかった事とかないの?」と尋ねると、えーーと少し考え、「最終的には同じ墓に入れたら幸せかな」と始まる前から終わった回答にあたふたする恋愛初心者のほたる。
付き合うって、キスとかハグとか、愛を囁いていちゃいちゃしたりするんだよね?と少女漫画で仕入れた知識を披露してみると「ほたるちゃんは僕といちゃいちゃしたいの?」と微笑んでいます。
ほたるには異次元な世界のため、うーーーんと悩みます。
恋してもらえるように努力するのは僕の方なんだから、いつもどおりでいてねと変わらない笑顔でほたるを見つめます。
翌日、花野井くんが全教科の期末テストに出そうな要点をまとめたノートをほたるのために一晩で作って持ってきました。
「ほたるちゃん、昨日期末テスト不安がってたから。がんばっちゃった」
「はーー・・・すごい、ありがとう・・・」
花野井君の目の下にクマがある事に気づき、ほたるはもしかして昨日寝てないのでは?と気づき慌てます。そして自分が彼女として何も返せていない事に焦りも感じました。
ヘアピンの時から何も変わらず、自己犠牲の激しい花野井君との関係に疑問を感じて友人のきょーちゃんとしばむーに相談してみると「大丈夫、あんた素質あるよ」「花野井さんがしてくれたこと、今度はほたるがしてあげたら」と励ましてくれました。
いつも朝、ほたるより先に来て待っている花野井君を、びっくりさせるためにいつもより30分早く家を出発する事にしました。
ノートみたいなすごい事はできなくてもこれくらいなら私にもできると思ってたのに、着いてみるとすでに花野井くんが先に待っていました。
翌日45分前に家を出発しましたが、やはり花野井くんが先に待っていました。
3度目の正直で1時間前に出発しても、やはり花野井君は先に待っていました。
「花野井くん。今日も早いね・・・」敵わない事を知り、愕然とするほたるに花野井君は「今来たところ」といつも通りの返事をします。
ほっぺを真っ赤にした彼を心配して、風邪ひくよと心配すると「でも、1秒でも長く一緒にいたいから」と微笑んでいました。
ほたるにはまだその気持ちはよくわからず、この先恋なんてできるのかなと弱気になってきました。
そして翌日は2時間前に家を出ました。
ついに花野井くんより先に来られたほたるは勝利を噛み締めます。
いつも彼が先に来て待つ場所に腰掛け、まだシンと静まる中花野井君が驚く顔を想像してつい笑ってしまいます。驚くか、喜ぶかどっちなのか早く確かめたいなと彼を待っていると思ったより早く花野井君がつきました。
「花野井くんおはよう」
花野井君は目をまんまるにして「・・・どうしたのこんなに早く」と、戸惑っているようです。
「彼女らしいことがしたくて!怒った?」
そんな、まさか!と花野井くんは、待たれた経験がなかった為、びっくりして言葉が出ないようでした。
「待っている間、花野井君どんな顔するかなってワクワクした。待つって楽しいんだね
と楽しそうに笑うほたるに花野井君は「僕のこと考えて待っていてくれたんだ」と口元を隠し照れ臭そうに喜んでいました。
自分のした事でこんなに喜んでくれる人がいる事がこんなに嬉しいなんて知らなかったほたるは、以前花野井くんが「笑ってほしい」と言っていた事がこういう事だったのだと気づき、少しだけ恋を知りました。
後日、ほたるは花野井くんに「したいことノート」を手渡します。
二人でしたいことをノートに書いて、お互いがしたいこと、できる事をじゅんばんこで叶えていこうと提案し、1ページ目に『花野井君と一緒に放課後駅前のコロッケ食べたい』と書きました。
花野井君は「お安いごよう」と笑います。
花野井くんのしたいことは『手を繋いで歩きたい』でした。
「花野井君は欲がないなー。お安いごようです!」と、ほたるも笑い、放課後二人は手を繋ぎました。
自宅で花野井君は手をみてため息をつきます。
君を僕だけのものにしたいと書いたページを破り捨てました。
第三話
お試しではありますが、付き合い初めて三週間経ちました。
したいことノートに書いた事を少しずつ叶え、ほたるは彼と一緒にいることが自然に感じてきました。
お付き合いはいちゃいちゃする事だと身構えていたのに、花野井くんのお願いはいつもささやかで、最近は一緒に過ごせるのが楽しすぎて、「もしこのまま恋ができなくても友達でいたいな」といったほたるでしたが、「やだ」と笑顔で答えられてしまいました。
恋愛としても好きが理解できないほたるは今後の事をなやんでいました。
きょーちゃんの彼氏の圭ちゃんは「キスしてみればいいんだよ。嫌いな相手なら顔が近いだけで拒否したくなるよ」とアドバイスします。
「でも花野井がいい人ねー。なんかイメージ違う。クラスじゃ愛想ないよ。日生さんみた感じ普通じゃん?うちのクラスじゃ日生さん遊ばれてるんだろうって噂だよ」と悪びれなく失礼な事を言い出す始末です。
きょーちゃんも、彼の意見には少し同感ながらもほたるの応援をしました。
その様子を向かいの校舎から花野井君が無表情で眺めています。
その日の放課後、花野井君が「クリスマスの予定の相談をしたい」という理由で家に招かれる事になりました。ご両親は海外で医者をしていて家にいないようで誰もいません。
花野井君が家の中なのに顔が赤い事に気づき心配したほたるですが「全然平気だよ」といつもどうりの笑顔を見せます。お茶を淹れるから僕の部屋で待っててと言われ、初めて彼の部屋へ入りました。
たくさんの本と整理整頓された部屋に、一箇所だけ不自然にカーテンのかかった棚があります。
指で何気なく触れようとすると後ろから花野井君に「ダメだよ」と言われます。
「ここはほたるちゃんゾーンだから見るなら覚悟してみてね」と強烈に気になるけれど見るのが怖い一言を言われ、ほたるは「大丈夫です・・・」と身を引きました。
「僕ね、前にも言ったけど君の友達になるつもりはないよ。友達なんて僕にとってはその他大勢と変わらない。僕は君の特別になりたいんだ」
もし恋人になれないならその時は君の前から消えるよ、と言われたほたるはここ最近、花野井君と一緒にいて楽しかった事を思います。
意を決してほたるは「一回キスしてもらっていいですか」と切り出します。
昼間友人達と話していたあのキスの話を試そうと考えたのです。
驚いた花野井君は飲んでいた飲み物を吹き出しそうになりながらも、「してみようか」と答えます。
目をつぶってと言われ、言われた通りにすると花野井くんはキスではなく耳元で「好きかどうかわからないのにこんなことしちゃだめだよ」と言いほたるを押し倒し、「ほたるちゃんにとってはなんでもない事かもしれないけど、僕にとっては手を握るだけでも胸が苦しい」と、辛そうな表情をします。
そのまま倒れ込む花野井君の体がとても熱く、熱がある事に気づいたほたるは花野井君をベットになんとか運び、花野井君のおばあちゃんに連絡をして、ドキドキしたまま帰宅するのでした。
第四話
花野井君の家にお邪魔した日から2日が経ち、ついにお試し恋人期間の最終日、クリスマスイブがやってきました。
花野井君からはLINEの既読も返信もありません。
ほたるは、毎年恒例の妹のスケートの発表会を見に行く事にしました。
日も落ちた頃、携帯をみるとズラッと花野井くんからの着信がたまっていました。
すぐにまた電話がなり出し、慌ててでると「ほたるちゃん!?今どこにいる!?」と、息を切らした花野井君が電話の向こうで取り乱していました。
「えっと、ごめん、今スケート場に来てて」
そう言い終わる前に
「見つけた・・・!!!!」
花野井君が白い息を吐きながら駆け込んできました。花野井君は過去にほたるちゃんが「毎年妹のスケート見に行く」という話を思い出し、『スケート』『クリスマス』で検索して移動圏内でイベントをやっているのがここだけだったそうでたどり着いたのだと言います。
ずっと風邪で寝込んでいた花野井くんは、さっきラインを見て駆け出してきたのだというのです。
ほたるは一昨日から心配や不安で自分の行動に後悔していたのか、へなへなと床に座り込み、目にじんわりと涙を浮かべてしまいました。花野井君の顔をみて安心してしまったのです。
ほたるはハッとし、「そうだ!告白の返事しなきゃだよね。」と、困った顔をすると花野井君はほたるのそばに膝をつき、「いいんだよ。告白の返事なんていつだって。今からデートに行こう」穏やかな彼の笑顔に、ほたるの不安は吹き飛んだようでした。
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花野井くんと恋の病 1巻 感想・考察
出だしで、見るからに綺麗目なホストのような長髪の花野井君がこっぴどく女性に水をぶっかけられて振られているシーンで
「あれ、表紙のさわやかな少年はいずこ・・・」
とまず驚きました。
そのチャラ男がほたるに翌日告白してるシーンで
「あぁ、そういうチャラ男との恋愛漫画かぁ〜こんな芝犬のように素朴な少女と恋愛するんだろう」
と思っていたのですが・・
チャラ男花野井君は翌日に髪をばっさり!
ピアスも取って、朝は早くから待ち伏せ。ほたるが学食で売られている数量限定の人気の肉まんのポスターを見ていたらそれをゲットしてくる花野井君。
ロン毛チャラ男のイメージと違いすぎます。
自分の事を「僕は顔だけはいいらしいから、中身を知られるとすぐ捨てられる」と冷静な評価をしていてどこか心に闇のありそうな彼です。
一見、恋愛素人の穏やかな人柄のほたるに、拗らせたような彼の性格はとても手におえない相手だろうなと思われるのですが、ほたるという女の子は空気清浄機のような存在で不思議と彼の心を癒します。
その癒す過程に私が癒やされました。
花野井君が髪の毛を切ってきた時に、ほたるは彼を褒めるでも責めるでもなく『理解できない』という表情だったり、彼の買ってきた肉まんを一人で食べず半分こにして食べたり、花野井君がいつも待ち合わせに先に来てくれているから次は私が先に行って驚かせよう、とかそんな些細で当たり前で普通な事を彼にしているほたるのシーンが読んでいてとても癒やされました。
花野井君も、自己犠牲がすぎる所がありますがほたるのそんな所をわかっているようでほたるに対して穏やかに微笑むページがとても多いです。
そう、ほたるの前では・・・。
彼は一人になると無表情で冷たい表情で、クラスでも人を寄せつけず、ほたるに対して強い独占欲を持っているのです。時折、ほたるが友人とその彼氏などと一緒に話している姿を離れた所からじっと見つめる描写にどきっとします。
1巻では花野井君がほたるの前でしっかり爽やかで優しい演技をしているようにも見えましたが、彼の闇の部分がどうなっていくのかとても楽しみです。
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