今回は桜井のりお先生の「僕の心のヤバイやつ」30話・31話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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僕の心のヤバイやつ 30話・31話 あらすじ
前回ネタバレはこちらから
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30話「僕は溶かした」
図書室の掲示板に「飲食禁止」という張り紙がされてしまい、ショックを受ける山田。
市川も一緒に職員室へ事情を探りに行ってみると、どうも山田がうっかり落としたっぽいアメの袋が原因のようでした。
それでも山田は図書室に戻ると「元々リスク背負って食べてんだよ」と開き直って、今日もチョコのお菓子をパクパク。
そこへ先生が近づいてきているのに気づいた市川は慌てて、チョコを持つ山田の手をギュッと握って、先生の目から隠します。
おかげで先生にはバレなかったものの、急に手を握られた山田の顔は真っ赤になってしまうのでした。
31話「僕はLINEをやっている」
図書室で山田に「LINEやってる？」と訊かれた市川は「バカにされた！」とショック。
やたらLINEの話題を振ってくる山田に対して、そっけない返事ばかりして話を流そうとします。
教室に戻ると、山田の女子グループもまたLINEの話になり、彼氏を作りたい萌子発案で「クラスの男子全員とLINE交換する！」という流れに。
それに便乗して山田はさっそく市川とLINE交換しようとしますが、萌子の乱入によって上手く行かず、先に萌子と市川がLINE交換してしまって鬼の形相になる山田。
そんな山田の不機嫌ぶりが市川には分からなかったのですが、彼女が萌子に促されて別の男子に「LINEやってる？」と訊きに行ったところでようやく理解。
「山田は僕とLINEを交換したかったのか！」と気付くのでした。
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僕の心のヤバイやつ 30話・31話 ネタバレ
30話
図書室の前で呆然と立ち尽くしている山田。
その様子にただ事ではないと驚いた市川が声をかけてみると、彼女は単に「図書室内、飲食禁止」という張り紙を見て「お菓子が食べられない……」と絶望しているだけでした。
「誰かにお菓子の事をチクられたのか？」「あるいは山田以外に誰かが飲食をしていたのか？」と色々想像を巡らせる二人。
山田は「私はお菓子の袋なんて捨ててないから、他に原因があるはず」と言って職員室へと乗り込みます。
市川もそれについていき、
図書室の先生に「飲食禁止なんて当たり前の事をどうして張り紙に？」と質問。
すると先生は「アメの袋が落ちていたの」と教えてくれました。
たかがアメですが、そうやって許すと際限が無くなってしまうから張り紙にしたそうです。
そして、あれだけ自信満々だった山田は、アメの袋を見た途端に無言で汗をかき始め、市川に「なんか言ってくれよ！」と心の中でツッコまれます。
山田だった。笑
そうして図書室に引き上げた二人。
山田はいつもの席に座り、市川はその正面に座りながら「もしかして山田はお菓子禁止になったら図書室に来なくなるのか？」と心配します。
が、そんな心配をよそに山田はカバンからチョコのお菓子を取り出し、ポリポリ食べ始めました。
「元々禁止なんだし、こっちは最初からリスク背負って食べてんだよ」と、開き直ってカッコつけながらお菓子を食べていく山田。
そんな彼女に山田は内心呆れながらも、彼女の背後の本棚から物音が聞こえた瞬間、テーブルの上のチョコの箱を本で慌てて隠しました。
そしてチョコを摘まんでいる山田の手もギュッと握りしめ、本棚の陰から出てきた先生にチョコが見つからないようにしてあげます。
「やっぱり僕はこいつが好きなのだ」と改めて思い知らされつつ、そんな山田との時間を守るため必死にチョコを隠す市川。
一方、急に真剣な顔で手を握られてしまった山田は赤面。
市川が、先生にチョコがバレないように守ってくれた事にはすぐ気づきましたが、驚いたまましばらく言葉が出せません。
その間に先生は、
イチャつくカップルを見たかのような気まずい咳払いをして図書室から退散。
市川も先生が去ったのを見て山田の手を離し、
「先生に見つかりそうだったから……」とボソボソ説明。
それを聞きながら、チョコを握っていた手を開いた山田は、チョコが手汗で溶けてしまっているのに気付いて、慌てて手を市川から隠します。
手を洗った方が良いと言ってくる市川に「あっち行ってよ」とぶっきらぼうに返す山田。
その態度に市川は「終わった……キモかったんだ……」と絶望します。
が、翌日になって市川が図書室に行くと、山田がいつもの席で勉強道具を広げて座っていました。
そして市川を見ると笑顔に。
「宿題やろうと思って」と何かを誤魔化すように言ってくる山田でしたが、そのノートの下にはしっかりとお菓子の箱が。
「量は控える事にした」というそんな山田に市川は「何も変わってない」と安心するのでした。
31話
いつもの図書室で山田に「LINEやってる？」と尋ねられる市川。
それをまた「バカにされた！」と感じた市川は「嗜む程度に」と言って会話をさっさと打ち切ろうとしてしまいます。
山田はその後も「このスタンプ可愛いから市川に送ってあげようか？」などとLINEの話を続けますが、市川もそれにそっけない返事をし続けます。
思ったように会話が進まずにガックリうなだれる山田と、その意味に気付けない市川。
教室に戻ると、萌子が「クリスマスまでに彼氏が欲しい」と言っていて、その流れから「クラスの男子全員とLINE交換しよう」という話に。
山田はそれに食いついて、萌子の作戦に便乗する形で市川の所へLINEアドレスを聞きに行きます。
が、萌子が「そんなレベル99なのにスライムを倒しに行くような……」と山田にツッコミ。
市川はスライム扱いです。
しかし、山田が「だって全員と交換するんでしょ？」と言うと、萌子は納得。
そして市川に「イッチ、LINE教えて」とあっさりアドレスを訪ねる萌子。
先を越された山田はショックで固まってしまいました。
初の女子とのLINE交換にドキドキしながら、萌子にLINEを教えていく市川。
萌子は兄がオタクらしく、市川がアイコンをリゼロのレムにしている事にも気付いて「私はラムの方が好きだなー」と普通に会話もし始めます。
そんな二人の様子を、離れた席から怖い目で睨みつける山田。
市川もそれに気づきますが、睨まれている理由までは分からずに混乱。
その後、山田は戻ってきた萌子から「杏奈はもっと上の方から攻略していかないと」と言われ、陸上部エースで成績優秀のフツメン男子・石室くんとのLINE交換を薦められます。
石室くんとはマンションが同じらしく、
それを聞いた萌子から「仲良いの！？」と言われて微妙な顔をする山田。
横目でチラチラと市川を見つつ、彼に聞こえるように少しだけ仲良しアピールをしてみます。
が、市川は「それって一つ屋根の下で生活してるのと同じじゃないか！」とショックを受けて震えているものの、口に出しては特に何も言ってきません。
そしてそのまま石室くんにLINEを聞きに行くしかない流れになっていき……。
しかし、山田が気まずそうな顔で石室君に「LINEやってる？」と訊く様子を見て、市川は自分も図書室で全く同じ言葉を言われたのを思い出します。
そして「あ！」と叫んで席から立ち上がりました。
突然の大声に静まり返る教室。
市川は「山田は自分とLINE交換がしたかったのか」という可能性に気付いて、今さらアワアワし始めた市川。
そんな彼を見て山田もようやく意図が伝わったと気付いたのか、石室くんに「ごめん、なんでもない」と言って席に戻るのでした。
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僕の心のヤバイやつ 30話・31話 感想・考察
30話は、市川に手を握られて真っ赤になってしまう山田が可愛かったですね。
少し前の職業見学回でも山田は真っ赤になってましたし、最近は山田の方も市川に振り回されてドキドキしっぱなしみたいです。
こういうやりとりの積み重ねで山田もどんどん気持ちが変化している感じですよね。
31話では山田が市川とLINE交換するべく奮闘する様子が。
これは少し前までの山田なら、もっと気軽に堂々と「交換しようよ」と言えたんじゃないかと思いました。
市川を今まで以上に意識しているから恥ずかしくなってしまったのではないかと。
一方で市川の「何かあるとすぐ『バカにされた！？』と勘違いする」癖はまだ治らないようで。笑
そういう部分もここから変わっていけると良いですね。
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次回第32話・33話ネタバレはこちらから
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