【韓国原作小説翻訳】再婚承認を要求します 小説版110話ネタバレと感想。カフメンとハインリの再会・ラスタへの贈り物

  ※本ページにはプロモーション(広告)が含まれてます。
【小説版】再婚承認を要求します

今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の

再婚承認を要求します原作小説版110話(漫画版は103話?)を読んだので紹介したいと思います。

この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。

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再婚承認を要求します 原作小説110話 あらすじ

…の前の管理人の本日のつぶやき。

前話、原作小説第109話のネタバレはこちら

↓↓↓

【韓国原作小説翻訳】再婚承認を要求します 小説版109話ネタバレと感想。西王国に帰ってきた2人・ハインリへのプレゼント・カフメン大公再来!
今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の 「再婚承認を要求します」原作小説版の109話(漫画版は102話?)...

東大帝国からの帰国。
その後のハインリとの誤解(ソビエシュの後ぐされ)も、ナビエのプレゼント大作戦でなんとか解け、

コシャールたちの遠征騎士団の帰国後パレードも何事もなく終了(むしろみんなコシャール大歓迎)し、

ナビエはようやく落ち着くやいなや…

西王国にルイフトからの馬車。
そこに乗っていたのはカフメン大公でした__

管理人halu
管理人halu

ナビエがハインリに結婚式にカフメンも呼ぶように言ってたんだよね。

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再婚承認を要求します 原作小説 110話 ネタバレ

管理人halu
管理人halu

ナビエの恋の三つ巴の一角。
カフメン・・襲来・・・!(デデン‼︎

西王国_王宮前広場__

カフメン大公のもとへ、私は笑顔で歩いていった。
しかし、彼の歪んだ顔に気づいた瞬間、私は一歩下がった。

…まさか…まだ薬(恋の妙薬)の効果が消えていないの!?
管理人halu
管理人halu

wwwwww
(コレ直訳だと”歪んだ”ってなるんだけど、ここでのカフメンの”歪み”は多分ナビエが引く相当なレベルでの顔のニヤつきなんだと思う。というかわたしはそう思うことにした。笑

私が一歩下がると、彼の表情はさらに歪んだものになった。

私は確信した。

これは…絶対に薬の効果は切れていないわね…。
管理人halu
管理人halu

あはははは笑
もうわたし、カフメンが好きすぎて笑ってしまう。笑 もはや、カフメンは恋の妙薬の効果ではなく…本当にナビエのことが好き、なんだもんね…切ねぇ…

でも、どうして?もう随分と時間が経っているはずなのに。

そんなことを考えていると、
カフメン大公の方もどうやらこちらに来たがっているようだった。

駄目よ・・!

私は再び後ろに下がった。

カフメン大公の表情が明らかに暗くなったのがわかったが、私にはどうすることもできなかった。

管理人halu
管理人halu

ああぁぁ…
しゅん・・としてるんだろうな・・

以前、大公が恋の妙薬の効果を受けた状態での私への話し方は、誰が見ても誤解するようなものだった。

『王妃殿下?』

私を呼んだ後、ついてきていたマスタスが 『どうしたのですか?』と聞いてきた。

『別の道を行きましょう。
(ここは)周りに人がたくさんいるようですから。』

私は平静を装ってすぐに反対側に回った。

管理人halu
管理人halu

周りに人がいるから、ってことはナビエは人がいないところでカフメンに会うつもり、って解釈でおK?ナビエ…ぜひカフメンに会ってやってくだせぇ…

__

__

ああ…。

カフメンは無意識に、誰かを追うように手を伸ばしていた。

そしてその伸ばした手を降ろし、
立ち去る彼女(ナビエ)のドレスのスカートを見ながら、ぼんやりと立ち尽くしていた。

立ち去る彼女の姿はまるで、風に舞って飛び去る蝶のようだった。

『大公?』

ルイフトから同行していた従者が、
馬車から荷物を出すように指示を出しているときに、カフメンを呼んだ。

『何かあったのですか?』

『あぁ、ナビ…

管理人halu
管理人halu

”ナビ”は「나비」のカナ表記(発音)で、「蝶」という意味になります。韓国ではナビエ、という名前は蝶から取られたものなのかもね。

『・・? 蝶…?』

従者は戸惑いながら周囲を見回した。

管理人halu
管理人halu

なのでここでは物語の雰囲気優先で、”蝶”と訳すね。

近くには花もなければ、蝶もいない。

大公はまた変なものを見ているのだろうか…。

カフメンの頭の中に従者の困惑した声が響いた。

管理人halu
管理人halu

!!!!!!!!!!!!!!!コレ!!!やっぱりカフメンひとの心が読めたのね!!!!うわああああああそうだと思ってたんだよ!!!!!いっつもナビエの思考先回りしてたりしてたし…!あとこれも、魔法の一種なんかね?

『…いや…

カフメンはしぶしぶ振り返って

『…で?この後、どこに行けばよいのだ?』

と尋ねると、
迎えに来た西王国の宮廷人がすかさず

『星のホールへお越しください、ご案内いたします。』

と答えた。

カフメンはうなずき、彼についていった。

”星のホール”は、その名の通りの場所だった。

宮廷人の案内でホールに到着したカフメンは、黒い天井を見上げた。

数え切れないほどの種類の宝石が、天空の星のように輝いていた。

管理人halu
管理人halu

うわあああハインリ(なのか先代なのか)センスあるうう。西王国は宝石がよく取れるから、さぞ満天の星空なんだろうね。

賓客を迎える場所がこのようになっているのは、国の豊かさを示すためだろうか。

 

中央には長い赤い絨毯が敷かれており、その両側には宮廷人が立っている。

絨毯の反対側の玉座のそばにはハインリ国王も立っていた。

管理人halu
管理人halu

ついに、対面。あのナビエを巡ってのソビエシュ絡みの喧嘩の時以来なんかね?

『大変恐縮ではございますが、大公。
どうか剣をお置きくださりますでしょうか』

と、彼をここに導いた宮廷人がささやいた。

カフメンは腰の剣を抜いて彼に渡すと、ハインリの方へ歩いていった。

そして、ハインリから6歩ほど離れたところで立ち止まり、軽く頭を下げて挨拶した。

『ご即位おめでとうございます、国王陛下』

ハインリは微笑んで『ありがとうございます』と答えた。

二人はしばらくの間、何も言わずに見つめ合っていた。

管理人halu
管理人halu

…これカフメンはハインリの心読んでるのかな。

カフメンは最後に会った時のことを思い出していた。

その日、彼はソビエシュ皇帝を殴ったのだが、
対決のきっかけは当時王子だったハインリだった。

カフメンは唇の端を上にあげた。

カフメンは他人の考えていることが分かるので、
ハインリが自分と全く同じ出来事を思い返していることに気がついたのだ。

 

管理人halu
管理人halu

恋の妙薬を飲んでしまっていたカフメンが
ソビエシュとまぁ色々あって殴っちゃった。笑
※ハインリとカフメンのバチバチもどちらも38話参照

参考:haluがカフメンに惚れた第38話はこちら

しかし、その瞬間、ハインリはニヤリと笑って言った。

『私は…(即位の祝辞だけでなく)結婚の祝辞も聞きたいのですが…。』

管理人halu
管理人halu

!!!!ハインリ仕掛けた!!!笑

その言葉を聞いたカフメンは顔をしかめ、顔に残っていたわずかな笑顔がすっかり消えてしまった。

普通の人間であれば、この言葉に気が引けてしまっていただろう。

大公がクイーンに近づきすぎたら…どうしよう。

しかし、カフメンはハインリの心の声をはっきりと聞いていた。

管理人halu
管理人halu

ここでカフメンはハインリがナビエを完全に落としてはいないのでは?って思ったってことよね。

しかも、『クイーン』と聞いた途端、
彼の心の中に鎮めていた嵐が巻き起こった。

その心の嵐に流されるように、カフメンの口は勝手に開いた。

『おめでとうございます。』

『えぇ、ありがとうございます』

『彼女がウェディングドレスを着る姿。夢にまで見ていました。』

管理人halu
管理人halu

・・・。
カフメンが、夢にまで、みた・・?
そのカフメンが見る夢(妄想)ではナビエの横にいるのはきっと・・自分。。

『…?』

言葉の意図を図りかねた顔をしかめたハインリは、

『…何を…言おうとしているのですか?』
と思わず声を荒げた。

その声はホール中に伝わった。

『あぁ、すみません。』
とカフメンは気まずそうに言った。

また問題を起こして、
今度は西王国から追い出されるような形で帰りたくなかったのだ。

あの時、ソビエシュ皇帝を殴ったことをどれだけ後悔したことか。

その瞬間は慰めになったが、その気持ちは長くは続かなかった。

結局、これは大きな問題になってしまった。

大陸間貿易が実現せず、そして、
それ以上にナビエ皇后の側にいられなくなったのだ。

管理人halu
管理人halu

・・・。もうカフメンダメダ…。大公としてまともにナビエと大陸間貿易の話ができるとは思えない・・笑 貿易がカフメンが”ナビエ好き好き”言って愛の遠距離プレゼント交換に成り下がってしまう・・。

今度は同じことを繰り返すわけにはいかない。

しかし、ハインリはすでに気分を害しているようだった。

抑えろ 抑えろ 抑えろ 抑えろ 抑えろ…!!!

この言葉は、表情ではにこやかな微笑みを携えているハインリが内心で繰り返していたもので、彼の本心を表していた。

私はソビエシュ皇帝とは違う…!
嫉妬に駆られることなんてない…!
それに…クイーンは私のことを可愛いと言ってくれた…!!!

あの日の出来事を後悔していたカフメンだったが、
ハインリの心の思いの中にある「クイーン」という言葉でその記憶は再び消え去った。

『それはお世辞、ですよ。

管理人halu
管理人halu

うおおおお…!!バ、バチバチやぁ…!!
(そして毎回”クイーン”って言葉でカフメンが自分が抑えられなくなっている・・?ような・・?気のせいかい。まぁナビエの愛称だからってことかな?

一瞬落ち着いたかのように見えたこの場の空気が、一気に沸点へと高まった。

『…今何を…仰ったのですか?』

『ここへ…招待頂きありがとうございます。』

『そうではありません。』

ご結婚…その……、私は…。

カフメンは唇を噛んだ。

今までなんてことなく口をついて出た結婚の祝辞。

だが、今回は、今回だけはその言葉が彼の口を離れなかった。

管理人halu
管理人halu

・・・。

そんなカフメンの様子を見て、ハインリは表情を曇らせた__

__

__

管理人halu
管理人halu

さぁッ!みんな大好きソビエシュ★タイムだよッ♡お待ちかねッ♦︎わたしはもう寝ていいかなッ!?♡終わったら起こしてねッ★彡キラッ

東大帝国_皇帝の執務室_ソビエシュの表情も暗い。

ハインリ国王から送られてきた、西王国での結婚式の招待状を読んでいたのだ。

『…そなたは正気なのか…?』

アイボリー色を基調とした豪華な装飾が施された手紙を見て、ソビエシュはそう呟いた。

手紙の中には、
{私たちの”友情”のために}という言葉もあった。

管理人halu
管理人halu

”夫婦”(当然だけど)や”元・配偶者”ではなく”友達”ってことね・・笑

ソビエシュは、この手紙が(筆跡から)ナビエの書いたものではないことに気づくと、手紙をぐしゃぐしゃにつぶして、投げ捨てた__

『陛下!』

カルル侯爵は驚いて口を開いた。

隣国の国王から送られてきた手紙は、今まで全て保管されるべきものであった。

しかし、ソビエシュはそれをぐしゃぐしゃのボール状にし、床に投げつけた。

管理人halu
管理人halu

コイツまた一時の感情に支配されやがってよ・・

こういったものは後世に残すことが大切な重要な手紙であった。

しかしソビエシュは冷たく立ち上がると、さらに手紙を足で踏み始めた。

『陛下!』

カルル侯爵は彼を止めようと、再び彼を呼んだ。

しかし、結局は止められず、ソビエシュの好きなようにさせてしまった。

この手紙を読むかもしれない後世の人たちは、ソビエシュ皇帝とハインリ国王の関係を知ることになる……少なくとも、ソビエシュはそう思っているのだろう。

管理人halu
管理人halu

証拠隠滅、ね。
それにしても踏みつけるって。
あんたハインリ→ナビエの手紙燃やしてたじゃない。笑

ソビエシュは、手紙を何度か踏みつけ元の場所に戻った。

しかし、彼はまだ怒っていた。

ハインリの手紙を見て、ナビエとハインリが手を強く握っていたのを思い出していたのだ。

椅子に座ると、彼はそのまま椅子にドサっともたれた。

目を閉じて自分のこめかみを抑えていると、ナビエの声が聞こえてきた。

嫌よ。

毅然とした冷たい声。

管理人halu
管理人halu

これが”あの時”のナビエの回答だね。ハインリがドア越しのナビエの声が低くて回答が聞こえなかったって言ってたやつ。

嫌よ。
嫌よ。嫌よ。嫌よ。嫌よ。嫌よ。嫌よ。

絶え間なく繰り返される彼女の声が、彼の頭をさらに痛めつけた。

ソビエシュは再び目を開けると、その時だけ声が消えた。

『…陛下?』

カルル侯爵が心配そうにソビエシュに声をかけた。

しかし、ソビエシュは答えず、ただ大きくため息をついた。

__

最後の結婚披露宴の日、彼は衝動的にナビエを訪ねた。

ハインリ国王の扉の前に立っている彼女を見て、彼は突然すべてを後悔した。

管理人halu
管理人halu

おせえよ。

何もかもが間違っていると感じた。

管理人halu
管理人halu

おせえよ。どっからやり直すつもりだよ。そんなの考えるのもアホらしいけど、少なくともあのクッキー食べさせる前、な。※参考:79話幼い2人の記憶・分け合ったクッキー

このままでは世界が崩壊してしまうのではないかという恐怖感が彼の中に湧き上がってきた。

なぜだかわからなかった。しばらく経った今でも。

しかし、その瞬間、その恐怖感があまりにも強烈だったので、ソビエシュは思わずナビエに近づいて言ったのだった。

戻ってきてほしい…!
そなたに…他の男の妻にはなってほしくないのだ…!
私たちは夫婦じゃないか…!ナビエ!
管理人halu
管理人halu

ってことはナビエにこの言葉たちを言ったのも一時の感情だったんじゃねぇか。

彼女の顔を見ると、ナビエは少し驚いたようだった。

彼女の目は大きく開き、「何を言っているのか」と言うように彼を見た。

そして、彼女は眉をひそめて、少し微笑みながら言った。

嫌よ。

そのシンプルな答えに、彼は激怒した。

未知の恐怖が怒りに変わったのだ。

だから、彼は主張することなく、後ろを向いて去っていった。

しかし、なぜ今になってこんなにも悲しく思い出すのだろう。

怒りよりも虚無感の方が大きかったのはなぜだろう。

管理人halu
管理人halu

もう戻らないからだよ。
怒りはひとりでも発せれるけど、ナビエとの幸せはお前ひとりじゃどうしようもできない。

『陛下?』

カルル侯爵が再びソビエシュに声をかけた。

ソビエシュはようやく考えを捨てて、床に落ちた砕けた手紙を見つめながら言った。

『ナビエは私を挑発したいようだ。』

『…何ですって?』

『ナビエが私の前でハインリ国王と良好な関係を装っているのは明らかだ。』

『・・・。』

管理人halu
管理人halu

さすがのカルル侯爵もポカン。

わたしはもう、感情は、別に、ない。

『この件(招待されたこと)はとりあえず、保留にしておく。』

ソビエシュは、カルル侯爵に帰っていいと示した後、再び目を閉じた。

しかし、カルル侯爵には潰れた手紙を拾っただけで、帰るのをためらった。

ソビエシュは目を開けて彼を見つめた。

どうしたというのだ。

目が合うと、カルル侯爵には丁寧に

『陛下、皇后陛下の寄付に関することでコメントしたいことがあります。』

と伝えた。

『ナビエの?』

『・・・ラスタ様、です。』

ああ、ラスタか。

ソビエシュは顔をしかめて、『ラスタがどうした?』と言った。

『ラスタ様は結婚披露宴で、2000万クランを寄付すると仰っていましたよね?』

『あぁ、言っていたな。』

『恐縮ですが…その…ラスタ様がその金額を寄付することは可能なのでしょうか?』

『そこはもうラント男爵に確認した。皇室の約束手形によるものだった。』

『皇室の約束手形?』

カルル侯爵にが戸惑いながら尋ねると、
ソビエシュは当たり前のように『ナビエが残したものだろう』と答えた。

『ナビエ王妃が?』

カルル侯爵にはショックで目を見開いた。

ラスタ皇后はナビエ王妃のお金を使って寄付をしていたのだろうか?!

『…その場合、陛下はそれ(手形)を取り戻さなければならないのではないでしょうか?』

しかし、ソビエシュは冷静に
『もう済んだことだ。とにかく、私が報告しない限り、何の問題も起きないだろう。忘れるのだ。と言った。

管理人halu
管理人halu

イツソビ。(いつものソビエシュ

『し、しかし…!』

『ラスタのイメージアップにもつながるだろう。』

これでいいのだろうか…?

とカルル侯爵は心配していた。

この件ではなく、ソビエシュのことが。

管理人halu
管理人halu

クソワロ。
もうだめだよ?コイツ。どうみても。

ナビエを恋しがっているように見えても、
こうして権力を使い依然としてラスタを守っているのだ。

今の行動が、将来、より大きな後悔を招くことになったら?それが侯爵の悩みだった。

管理人halu
管理人halu

もしもーしカルル侯爵ー。チッスチッスー。
ソビはこうやってバタフライエフェクト(ナビエの”蝶”だけに 誰ウマ)的に物事がどんどん大きくなってナビエとの信頼も全部失っていったんですよー。まともなあなたならすぐ気付くはずですチッスー。

__

一方、ラスタは今、最高の幸せを味わっていた。

管理人halu
管理人halu

ボウェェエ(ほんと胃液込み上げ系女子だよコイツ・・

彼女はゆっくりと西宮を見渡し、誇らしい気持ちになっていた。

優雅なアーチ型の階段、自分の護衛のための部屋、広々とした玄関、立派な客間、そして立派な寝室……。

これらはすべて自分のものである。

皇宮の中でも、この建物は皇后専用である。

ここで子供を産み、快適な生活を送る。

長い年月を経て、彼女の子供が皇位に就く。

その子が新しい皇帝になれば、ラスタは皇帝の母になる。

ラスタはこの広大な帝国の支配者を産み育てていくのね…!

ラスタは、湧き上がってきた感情に圧倒されて窓の外を見ながら震えていた。

彼女は自分の力でどん底から這い上がってきたのだ。

彼女は、幸運にも金持ちや権力者の家に生まれた人たちとは違っていた。

彼らは一生、決まった道をのんびりと苦労もせずに歩んでいくが、彼女はそうではなかった。

彼女はどん底から、断崖絶壁を駆け上がってきたのだ。

ラスタは微笑んだ。

自分が皇后になったことで、すべてに決着がついたと思った。

自分の勝利、ハッピーエンドだと思った。

平民のための皇后?
そうなりたいなんてもちろん思っていなかった。

平民は自分のために何をしてくれるのだろうか?
彼女は貴族を憎んでいたが、平民も同じように憎んでいた。

どちらかを選ばなければならない(権力で守る・支持する)としたら…

彼女は奴隷を選ぶ(支持する)だろう。

管理人halu
管理人halu

選択肢にねぇから。

『すべてはラスタにかかっているの!』

管理人halu
管理人halu

ボウェェ(略

皇后の力は絶大だ。

ラスタは、拳を胸に押し当てた。

そうしないと、心臓が一気に破裂してしまうと思ったからだ。

披露宴の場面。

あの時のことを思い出すだけで、鳥肌が立つ。

出席者の喜びの声…。

『みんなラスタのことが好きなの』

2000万クランを寄付したという噂が広まれば、彼女の人気はさらに高まるだろう。

花と絹と宝石に囲まれた未来が待っているのだ。

管理人halu
管理人halu

皇后の力は絶大→花と絹と宝石に囲まれた未来。なんなのこの小物感 笑

ラスタは喜びを噛み締めてあたりを見回した。
しかし、唯一の侍女であるベルディ子爵夫人は、喜びの表情を見せなかった。

『どうしたの?』

ラスタは、静かに彼女に近づき、尋ねた。

『どうして笑わないの?』

ベルディ子爵夫人は
『…な、何でしょうか…?』とおぼつかない様子で答えた。

管理人halu
管理人halu

・・・。
ベルディ子爵夫人はもともとはナビエの侍女だったけど、ラスタが来てラスタの侍女になったんだっけか。別にラスタに特に肩入れしてたわけじゃなくて中立だったイメージ。

ラスタは少し首を傾げながら、彼女を注意深く見ていた。

『なぜ幸せそうじゃないの?ラスタがここにいるのが嫌だから?』

ベルディ子爵夫人は驚き、すぐに否定した。

『いいえ…!そんなことはありません。』

『前皇后のあの人を思い出しているから?ここにきて、彼女が恋しくなったの?』

『いいえ…!そんなことはありませんから…!』
と子爵夫人はまた慌てて否定した。

管理人halu
管理人halu

・・・。
何でも言ってよ、ベルディ。(誰

ラスタは腕を組んで怪訝な顔をした。

側室の立場だったときは、他人を警戒しなければならなかった。

側室には何の力もない。
誰かが側室だった自分を脅迫しても、法的には何の問題もないのだ。

管理人halu
管理人halu

ロテシュ、しかり。

貴族たちが側室に優しくしてくれたのは、皇帝がいたからだ。

しかし、今ラスタは皇后である。
誰かが彼女に迷惑をかければ、その人はその(迷惑の)結果を受け取らなければならない。

ラスタは一刻も早くそれを試したかった。

管理人halu
管理人halu

クソだな。
頼むから絹と花と、宝石だっけ・・?に埋もれててくれ。

『本当にそうではありません、皇后。』

『じゃあ、なんなの?説明してよ。』

ラスタはニヤリと微笑みながら、ベルディ子爵夫人の顎を持ち上げた。

『ねぇ、こんな幸せな日に、どうしてそんな沈んだ顔をしているの?』

『・・・!!』

ベルディ子爵夫人は躊躇したが、
ラスタが本当のことを言わないと本当に何かをするという雰囲気だったので、ついに告白した。

応接間は…!
今日の応接間は…貴族たちからの贈り物でいっぱいになるはずでした。』

ラスタは慌てて、

『え?』
とだけ声を発した。

贈り…物?

今、彼女は寝室にいるのだが、ちょうどその応接間を通ったところだった。

応接間はきれいに掃除されていたが、贈り物はひとつも見当たらなかった。

管理人halu
管理人halu

・・・ハッ(鼻息 笑

ラスタは部屋に戻って確認した。

言われた通り、贈り物はなかった。

『本当にこういうときには贈り物があるの?』

ラスタが不審に思って尋ねると、ベルディ子爵夫人は

『過去に一度だけ経験したことがありますが、確かにナビエ前皇后が初めてここに来られた時は、部屋の半分が贈り物で埋まっていました』

と答えた。

管理人halu
管理人halu

完っ全に自業自得。平民のイメージが大事なのに自己中キラキラのクリスマスツリーで登場。披露宴でも貴族にも平民にもさっきラスタが自分で言ってたみたいな態度を取ってたんだろうね。

『!!!』

『前皇后は贈り物を見て、お礼の手紙を書くのに数日かかっていました。はっきりと覚えています…。』

管理人halu
管理人halu

律儀に全部お返事を書くナビエ、好き。

ベルディ子爵夫人の言葉に、ラスタは完全に固まってしまった。

顔から血の気が引いたような気がして、体温もなんだか急に冷たくなった。

これは何を意味しているのだろうか。

結婚披露宴では、男性は皆、彼女と踊りたがり、女性は皆、彼女に優しく声をかけた。

老若男女を問わず、誰もが彼女を賞賛した。

管理人halu
管理人halu

みんな、お前とは違って社交辞令ができるんだよ・・。それか権力に目が眩んだ奴ら。クソにハエがたかってんだよ・・(口悪すぎごめん

じゃあ、なんで?なんで誰もラスタに贈り物をしないの?

やがて、彼女の顔が鋭くゆがんだ。

その答えは、彼女にとって明白だった。

…ナビエか。
管理人halu
管理人halu

…でたよ…。

前皇后が西王国で何かをしていた。

管理人halu
管理人halu

何もしてねぇよ。
むしろお前を少しだけだけど助けようともしてくれてたよ・・ハァ・・。

民衆は彼女を無視し、貴族はラスタに優しかった。

だからこそ、ナビエは私の悪い噂をあちこちに流したに決まっている。

それに、彼女は頭がいいからそんなことができたとしてもおかしくない。

『なんて卑劣な…』

ラスタは歯を食いしばって呟いた。

そんな彼女の反応を見て、ベルディ子爵夫人は戸惑いながらも一歩下がった。

『…私もそうしてやる。』

管理人halu
管理人halu

ベルディ、コイツをやってくれ…。頼む。頼む。

『!』

『私も彼女の結婚式に行って同じことをするの』

その時、彼女は小さな贈り物に気づいた。

管理人halu
管理人halu

・・・?

柔らかい絨毯の上に置いてあったので、見分けがつきにくいが贈り物だった。

ラスタはすぐに駆け寄り、その贈り物を拾った。

そして、彼女は誓った。

この贈り物を送ってきたのが誰であっても、私はその人に心からの友情を捧げると。

管理人halu
管理人halu

うわ・・かわいそうに…
この被害者は誰だろう・・。

贈り物を開けてみると、小さな指輪に大きな宝石がついていた。

内側にはエルギ公爵の名前が書かれていた_

管理人halu
管理人halu

エルギか・・・。
そして…宝石だと・・?

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再婚承認を要求します 原作小説 110話 感想・考察

管理人halu
管理人halu

意味深エルギ(まだ信用できない)からの意味深の贈り物、か・・。なんだろ。。

振り返ってまいりましょう。まず、序盤。

カフメンハインリからの結婚招待状を手に西王国へやってまいりました!

管理人halu
管理人halu

Welcome!カフメン!

まず、ここでの衝撃はカフメンが、ひとの心を読み取れる力があったということがわかりました!

管理人halu
管理人halu

ね!!これそうなんじゃないかな、って思ってたけどそうだったね!そしてナビエにガチ恋しちゃってるという、最高の展開のまま西王国にやってまいりました。笑

一方のナビエはカフメンを純粋に”恋の妙薬”の効果がまだ切れていない、って判断してしれっといなくなっちゃいましたね。笑

管理人halu
管理人halu

これ、ナビエとカフメンが人がいないところで話すのかと思ったけど、今話ではなかったみたいだね。この後あるのかな?でもカフメン、心が読めるならナビエがハインリにぞっこんだってわかってショック受けちゃうだろうな・・。

そして中盤では、カフメンとハインリのバチバチがありました・・!

管理人halu
管理人halu

いやこれ久しぶりに熱いバチバチがみれたね・・!(ソビは話にならんからバチリもしなかった。ノーカウント。

ハインリはいまだに、前回ソビエシュとカフメンの3つ巴の時のカフメンの姿(あの時はまじで妙薬の効果でナビエに惚れてただけ)が記憶にあり、警戒をしているようでした。

そして、踏み絵のように結婚の祝辞をカフメンに言わせようとしましたが、頑なに祝辞を述べないカフメン・・

管理人halu
管理人halu

これ…さすがに今のナビエはカフメンに情が移るなんてことはないって私たちは思ってるけど、ハインリはそうじゃないもんね。あと、もしカフメンがソビエシュに追い出されないであのまま東大帝国にいて、ナビエにハインリより先にアタックしてたら、もしかしたら、もしかしたら、あの時弱ってたナビエはどうなってたかわからない、ってのも考えようによっちゃあるからね・・!

そして東大帝国では、ソビ(略。でした。

管理人halu
管理人halu

彼はいつものようにソビエシュソビエシュしてました。はい、以上マル。

そしてラスタもラスタラスタ(大略

管理人halu
管理人halu

適当すぎスマン。笑
まぁ、注目シーンはラストのエルギからの贈り物、ね。(正直ラスタ単体のナビエに対する反撃?(鼻息)なんてどうでもいいって思ってしまった。)ただ、エルギが絡んでくるとちょっと厄介な気がするわね・・しかも贈り物は宝石付きの指輪、か。

エルギは、東大帝国でナビエが最後に会ったときはネックレス見ながらずっと物憂げでしたよね。
次回以降で明らかになるのでしょうか・・!

次回も楽しみです・・!

管理人halu
管理人halu

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次回原作小説版第111話ネタバレはこちらから

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【韓国原作小説翻訳】再婚承認を要求します 小説版111話ネタバレと感想。クリスタとの和解失敗か・ラスタは貴族たちとお茶会を開く
今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の 「再婚承認を要求します」原作小説版の111話(漫画版は104話?)...

コメント

  1. Lilas より:

    あやーー。カフメン大公って、ゾッコン度が増してますね!!! 大人の魅力のカフメンなので、かなりオモテになるでしょうが、、、なにせ、ナビエの恋愛に関しての鈍さは、もう(笑)、。。。気の毒なカフメン大公。やっぱ、ハインリくらい直接的セリフとか鳥なのをいいことにストーカーまがいの(失礼)態度行動
    (それでも惚れられてる事に気づいてないナビエ(笑))で、更に大きな愛犬にそっくり(これポイント高かったですよね?(笑))じゃないと、選んでもらえない?のかな(笑)
    ハインリは見た目の麗しさとは裏腹にかなり好戦的性格ですよね?だけど、ソビエシュとは違う!違う!と呪文のように自分を抑える。ナビエの為に。うん、やっぱり、ハインリにはナビエが必須ですね♡ いい組合せだよなぁ、とつくづく思います。マッケナもそう言ってましたし(笑)
    今回のhaluさん吹き出し台詞の中で大受けしたのは、クッキー分け合ったとこからやり直し、の部分にわらいました。そんな前からかい!子供の頃じゃん!と(笑) ソビエは愚か者だから、きっともっと後(ラスタ登場した後)からやり直したい、とか思うんだろうなあ、そもそも、この男って、どう読んでもナビエをちゃんと妻として愛してるように見えない。のは私だけでしょうか?? 変に粘着質な性格だから、まだまだナビエさまに食い下がりそうで、あーやだやだ(笑)
    そして、更に受けたのが、
    「ソビ(略。」です(爆笑) ずっと以前のソビエシュソビエシュする、あたりから、もう、haluさんて最高だなあ、とニヤニヤしてました。
    今回も有難うございました(^_^)v またの更新を心待ちにしております。

    • halu halu より:

      Lilasさん
      いつも心温まるコメントありがとうございます・・!!
      クッキー分け与える前までは…(ソビエシュの自我が目覚めていなかったからなのか)2人は仲良かった・・。
      あの時に戻って今後、ソビエシュの自我が目覚めないように痛めつけるとか、薬使うとか、何をしてでもやってやりたい・・。
      でもソビ(略。笑

  2. ぱんじゃ より:

    はじめまして。
    自分でも自動翻訳して最終回まで読んだのですが???となる部分が多く、いつもhaluさんの解説で補足させて頂いております!

    カフメン見た目はめっちゃくちゃドタイプなんですがやる事成す事クソビエシュとは別方向に酷いのでほんと・・・残念なイケメン・・・。他国の皇后に意味深な薬品送り付け(これ随分失礼ですし・・・)自分で試飲し解毒できず(これ人様に贈った品としても大問題)皇帝ぶん殴って、今度は国王に喧嘩売ってしまうとかもうポンコツ過ぎ!(泣)ナビエと関わる外交案件全部クビだわさ!
    もしカフメンが先にアプローチしても皇后になるという夢を叶える事は不可能ですし、ナビエの生真面目な性格から弱っていただけでは流れなかったかと。再婚して王妃になるっていうのが免罪符というかトリガーだったから動けたけど、賛辞慣れしててプロポーズされても本気に取らない気がします、鈍感力ェ。ナビエの鉄壁を突破したハインリが凄すぎましたね(笑)

    ソビエシュは(略。すぎてもう論外ですよねえ。「ナビエとの幸せはお前ひとりじゃどうしようもできない。」とのコメントはヘドバン同意。ほんっと!それっス!
    ラスタは女の敵は女を地でいってて客観性ゼロの逆恨みが凄い(褒めてはいません!笑)。でも領主の長男→皇帝とその場で引っ掛けられる最高位の男を捕まえてる事実。勘違いするのは必然かなあ。
    傾国の美女というのは時の権力者が頭ソビエシュだと生まれるんですよって手本のようだ。

    次回の更新もキレキレツッコミも、お待ちしております!

    • halu halu より:

      ぱんじゃさん
      コメント返信遅くなってすみません・・!!
      なぜかコメントが自動削除されるという事態が多発しており・・!!(汗
      ああああああコメントもらってたのに、本当に!!本当にごめんなさいいい!!!!
      ごめんなさい・・!!三_|\○_

  3. ミャー より:

    更新ありがとうございます。
    カフメン大公、こころ読めるなんて!
    これからの展開にドキドキします。

    ハインリは今のままでもステキですが、どこか頼りない感もあり、ナビアがさりげなく教育⁉︎していくのかしら‥。貿易の話しも今後どうなるのか気になります。
    いつもありがとうございます^ – ^

    • halu halu より:

      ミャーさん
      こちらこそ読んで頂きありがとうございます!^ – ^
      カフメンの衝撃の事実きましたねー!
      ナビエが入国(戴冠)した西王国はもう最強なので貿易含めてどんどん力付けて欲しいですな・・!!

  4. より:

    今週もありがとうございます!

    ウザいソビエシュとラスタは勝手にやってろ!と思います。
    もはやウザいという言葉しか出てきません。
    が、カフメン。
    どうか、どうか、余計なことはしないで下さいぃぃぃお願いだから。
    せっかくこれからハインリとナビエ様が幸せになるところなの!
    そして私の見立てではナビエ様カフメンさんには全くラブ感無い気がするんですよね。ライク止まり。
    そしてカフメンて普段気持ちを溜め込んでそうなんですが、ソビエシュを衝動的に殴ったりしてちょっと危険なんですよね。
    ソビエシュが殴られたのは本当にザマァだったのでしたが、ぶちキレてましたよね。
    ハインリは我慢してよく頑張りました。

    • halu halu より:

      鷲さん
      こちらこそありがとうございます!!

      ナビエを求める第3勢力カフメン様ですな!笑
      確かに、意外に武力解決してくるあたり、ソビエシュとハインリとも違って、いちばん男らしいかもしれませんね・・笑笑!!

      ハインリ、ご苦労様でした。

  5. にゃんち より:

    今回もかなりウケさせていただきました
    胃液こみ上げ系とか笑
    カフメンさん、私も結構好きなんですが、なんだかんだで不憫ですよね…

    腹黒パスタは、胃液略かつ見当違い甚しい被害妄想系でもあるので
    常に逆恨み対象にされてしまうナビエさまが気の毒過ぎる

    ハインリとナビエさまの新婚ラブラブシーンというか
    ホントにお互いに、特にナビエさまがハインリをちゃんと好きだって
    両想いだって事を実感できるのを切に願ってます

    いつもありがとうございます♪

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