今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の
「再婚承認を要求します」原作小説版の109話(漫画版は102話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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再婚承認を要求します 原作小説109話 あらすじ
…の前の管理人の本日のつぶやき。
再婚承認を要求します
原作小説109話の原題が『ハンサム』
笑!!
ハインリなの…!?\( ‘ω’)/
ハインリのことなの…!?\( ‘ω’)/
(ハインリは外見も内面も、ハンサムよ…!)これは久しぶりのイチャ展開を期待してもよいのでは…?
そして前話、ドア越しの気になるとこで終わってた…!
— ハッピー☆マンガ道場管理人halu (@happymangado) May 7, 2021
前話、原作小説第108話のネタバレはこちら
↓↓↓
『戻ってきてほしい…!
そなたに…他の男の妻にはなってほしくないのだ…!』
東大帝国での最後の散歩を終え、ハインリとの2人だけの時間を過ごそうとハインリの部屋の前まできたナビエはソビエシュに呼び止められます。
ソビエシュがナビエに伝える、その言葉をハインリはドア越しに聞いてしまうのでした__
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再婚承認を要求します 原作小説 109話 ネタバレ
ハインリ、ドア越しにソビエシュがナビエを引き止めてるのを聞いてしまうシーンからだよね。(ちがう!ハインリ、あなたの思ってることにはならないから・・!
東大帝国からの帰路_馬車の中__
結婚式に出席した後、ハインリは少し様子がおかしかった。
彼は…なんだか落胆しているように見えた。
あ・・あの(クソビエシュとの)場面終わったんだ・・。
ナビエはどう、ヤツに言葉を返したんだろう。普通にヤツ無視でハインリの部屋に入ったのかな・・?
結婚式に向かう途中…
あの時のハインリは馬車の中で一緒に過ごす時間を楽しんでいた。
しかし、いま、この帰り道はなんだかとても落ち込んでいるように見えた。
同じ馬車に乗っていても、私の目を見ようとしない。
心配になって「どうしたの?」と聞いてみても、彼の答えはなかった。
たまに手を握ってくれるだけで、
あるときは『これからもずっとわたしのそばにいてくれますよね…?』と聞いてきたほどだった。
ハインリ…やっぱし、誤解(ナビエがソビエシュに揺らいでるって思っちゃう)しちゃってたか…。
ほんとあのビシュ野郎許さんぞ・・ゴゴゴゴゴ‼︎
『どうしてそんな当たり前のことを言うのかしら?』
私が笑顔で答えると、彼は静かに私の手に頬を寄せて目を閉じた。
時折、私の手にそっとキスもしてくれた。
『…ハインリ?』
私はもう一度確認した。
こんな彼もかわいいけど…、なんだか(違和感もあって)くすぐったい感じだった。
すると、ハインリから先ほどと似たような質問をされた。
『…クイーンは、私の…妻…ですよね…?』
なぜ私の王子様の鳥は、こんな当たり前のことを言うのだろう。
王子様の鳥。笑
いろいろややこしい。笑
私は、彼が帰り道で疲れたからだと思っていた。
しかし、西王国に戻ってからも、ハインリの雰囲気は変わらなかった。
むぅー。この状態で西王国帰還か・・。
でも、おかえり!2人とも無事で良かったよ。
それから私が彼の部屋を訪ねて行ったときも、不安げに行ったり来たりして、
言いたいことがあるのに言えないようなため息をついていた。
どうしたのかと聞いても、相変わらず返事はなかった。
何日か経っても何も変わらないので、私から率先してハインリを励ますことにした。
彼は東大帝国でいろいろと傷ついていたはずだ。
私のために東大帝国についてきてくれたのだから、少しでも元気にしてあげたいと思ったのだ。
落ち込んでいるハインリを励ますにはどうしたら……。
私はしばらくこの問題に悩んでいた。
考え続けているうちに、無意識のうちにローズの編み物が目に入った。
柔らかい黄色の毛糸玉と針。
その2つを見たとき、頭の中に良いアイデアが浮かんだ。
あの子って笑笑
ってことはクイーン・・?かしら・・?笑 これはこれでwktkな展開ね・・!
__
__
そんな絶賛ヘコみ中の国王、ハインリパートです。
ハインリは窓辺に危なっかしい姿勢で座り、空を見上げていた。
机の上には仕事をするはずの書類が山積みになっていたが、今はそれさえも目に入らない。
最後の結婚披露宴の日のことが頭の中で悶々と再生され、彼は発狂しそうになっていた。
あ?
夫婦じゃねぇよソビエシュ。
ハインリは、そのすべてを盗み聞きしたかった。
しかしナビエの声はとても穏やかで低かったので、ドアの向こう側からは彼女の返事は全く聞こえなかった。
あっ…そうだったんだ…ナビエの回答だけ聞こえなかった…。そりゃ不安だわ・・。
しかし、その後ソビエシュ皇帝が困ったように
「ナビエ!」と叫ぶのが聞こえたので、彼女が彼を拒絶したのだとは思っていたが…。
しかし、不安は消えなかった。
ナビエとソビエシュ皇帝は一緒に育ってきたとハインリは理解していた。
かつては兄妹のように仲が良かった、とも。
クイーンのソビエシュに対する気持ちが愛憎相半ばであったとしたら?
(ソビエシュに)もう一度チャンスを与えたいと思っていたとしたら?
ないから!!!!!!!!!!絶対にない!!!!!!!もう、コッチ(読者)側は”ない!!!”って死ぬほどヘドバン(※ヘッドバンギング。主にロック、ヘヴィメタルなどのライブで見られる共鳴的動作の一つ。)して断言できるけど、ハインリはそうは思えないよね・・。ナビエは結婚式にもわざわざ出向いた(ように見える)わけだし・・
ハインリは少し首を傾げながら、起こりうる悪いことを考えてしまっていた。
クイーンがいつの間にか自分に会いに来て、
「ごめんなさい…、」と切り出してこの話題を持ち出すのではないかとさえ考えていた。
・・・。
その時だった…。
『国王殿下』
騎士が入ってきて、ナビエの侍女であるローズが来たことをハインリに伝えた。
ハインリは 『どうしてだ?』とその騎士に尋ねた。
『王妃殿下があなたに特別なものをお渡しするので、
時間があるときに訪ねてきてください、とのことです』
ナビエ、良いタイミングすぎるよ・・!!!(でもハインリにちゃんと伝わるかな・・!!
ハインリは目を見開いてその騎士に伝えた。
『妻は私に何をくれようとしているのだ?』
『ご自身で作られたものだ、ということだけはわかっています。…あと陛下、窓辺から降りてきてください。危険ですから。』
まぁハインリ黄昏すぎて窓から落ちてもクイーンになれるから大丈夫だけど、部下はもちろん知らない。
不安と期待が同時に押し寄せてきた。
うおおだよねえええ・・でも大丈夫!自信持って行ってらっしゃい!!
ハインリは急いで窓辺から降りてきた。
__
__
ローズが戻ってきてから5分も経たないうちにハインリが現れた。
相変わらず早すぎワロタ
『時間のあるときに来てと伝えたつもりだったのですが』
と私は笑いながら彼を叱った。
ハインリは恥ずかしそうに
『たまたま休憩時間だったんです』と言って席についた。
侍女たちが(気を利かせて)そっと出て行った後、
ハインリは目を輝かせて私に尋ねた。
『…それは何ですか?』
彼は本当に休憩時間に来たのだろうか。
その表情を見ると、プレゼントが気になって走ってきたようだ。
うむっ。
このヘコみ王、期待と不安が入り混じって馳せ参じました。
その期待に満ちた態度に私は笑ってしまった。
でも…落ち込んでいた彼の表情が少し和らいだのは確かだ。
私は机の引き出しを開けて、
包装されたプレゼント箱を取り出し、彼に渡した。
『小さい…?』
ハインリは私が手渡したプレゼントについてつぶやき、箱を四方から見ていた。
ほう。
中身が気になったのだろう。
『開けてみて。』
私は笑顔で言った。
ハインリは私を見て、リボンの端を引いた。
丁寧に包装を結んでいたリボンが落ちて、箱が完全に姿を現した。
ハインリは、それが何であるかを知りたいと焦っているかのように、すぐに箱の蓋を開けた。
『・・・!!』
『…どう、かしら?』
驚いたように箱の中のプレゼントを見ている彼に尋ねると、彼はわずかに息を呑んだ。
そして、箱の中に手を入れて、私が渡したプレゼントを取り出し、少し持ち上げた。
『えと…、どうかしら…?』
私はもう一度彼に尋ねた。
ハインリにあげたプレゼント…、その箱の中には、
私が”クイーン”のために編んだ服が入っていた。
やっぱり!!!!!!!!笑
以前、私は彼に、
”もしあなたが「クイーン」の姿で再び私の前に現れたら、服を着せる”と言ったことがあった。
あれは…ハインリが鳥から戻るときに全裸になるからだったよね・・笑 あの時の約束の伏線回収だったのねコレ・・!笑
ふと、ローズが編み物をしているのを見て、
その言葉を思い出し、彼(クイーン)に服を作ってあげようと思ったのだ。
その時は罰として言ったのだが、ハインリはとても気に入ったようだ…。
『・・・!!!
とってもかわいいです…!これは私が鳥になったときに着る用に作ってくれたのですか?』
ハインリはまるで赤ちゃんの服のようなプレゼントの服を見て思わず声を出して笑っていた。
ちまっ、ってしてるんだろうね・・笑笑
思った通り、とても嬉しそうだった。
ここ数日の憂鬱な気分が薄れ、彼の顔は再び明るくなったように見えた。
あああああ・・!!よかったああああ!!(ウアアアン‼︎
ハインリの気分が良くなったように見えたことになんだか私も安堵した。
でもさ、ここで私の感想、挟んで良いのかわからないんだけど、これ、クイーン(鳥)で服着るじゃん? で、ハインリ(人間)に戻った時、”ンパアアンッ‼︎”って服破けてしまわないのかな…笑笑 そうなると結局全裸王の称号はほしいままね・・。
私はハインリに向かって、
『今すぐクイーンになってくれたら、私が着せてあげるわ』と提案した。
ハインリは驚いて私を見て、
『本当に?!』という目をしていた。
私が本気であることを示すために、
私はソファに座り、そっと膝を叩いた。
コノ…ナビエノシグサ…メッチャカワイイ,スキ…スキ…ガガガ(誰
その途端__ハインリの姿が消え、
床に置かれた彼の服の中で何かが揺れているのが見えた。
そしてそのクイーンは服の中から出てきて、私のところに一目散にやって来た。
ソファの前(足元)に彼が来て顔を上げたので、私は彼を抱き上げて膝の上に乗せた。
そう、まるで昔のように。
彼は目を見開いて嬉しそうに震えていた。
気づかないふりをして、私は編み上げた服をつかみ、クイーンに着せてあげた。
『ほら、かわいい。』
んはわああああ!!!マンガでもみたいいいいいぃぃいい!!!!
着せ終わると、私は彼の頭を撫でながら優しく歌を歌ってみた。
ハミングのようにやさしく歌ってみた。
彼はとても安心したようで、
私の歌に合わせて徐々に目を細め、最後には完全に閉じてしまった。
歌い終わって下を見ると、クイーンはすっかり眠っていた。
胸を上下させながら、時折まぶたをピクピクさせて、まるで夢を見ているかのようだった。
私は彼を見つめながら、額にそっとキスをした__
最&高・・。
ハインリお疲れさま。東大帝国でも色々ありがとうね。変な誤解、解けてるといいな・・。
__
__
__
ちょっと時間が経ったあと、かな?
『最近の国王は気分のムラが激しすぎないですか…?』
午前中はずっと落ち込んでいたハインリが、午後はずっと笑顔で過ごしていた。
マッケナはそんな彼を怪訝そうに見ていた。
しかもハインリはただ笑っているだけではなく、自分の額に触れながらクスクスと笑っているのである。
キスされたとこ・・笑///
会議室に向かう途中、
自分の顔が映っている柱をじっと見て、『私は可愛い…』と言っていた。
(はたから見たら)ヤベェ!
マッケナは心配そうにハインリを見ていた。
ハインリはいつも絶対的な自信を持った態度を貫いていたので、マッケナとしては今の彼の感情が不安定であることを心配していた。
その時だった。
興奮して歩いていたハインリが急に立ち止まり、片手で口を覆った。
そして、急に真剣な目つきになり、顔をしかめていた。
遅ればせながら何かに気付いて驚いているようだった。
『国王?どうしたのですか?』
マッケナが訝しげに尋ねると、
ハインリは周囲を見回し、『もし私がすぐに結婚したら…』と囁いた。
???
しかし、ハインリは言い出せずに口を閉ざしてしまった。
『陛下?』
マッケナは続きが気になり、
『何を言おうとしていたのです?』と尋ねた。
しかし、ハインリは答えずに黙ったままだった。
マッケナは何度も尋ねた。
『…国王? …国王殿下?』
その時初めて、ハインリは心配そうにこう話した。
『マッケナ。…私の印象はどうだ?』
『印象?国王の?国王、あなたはそう見えないかもしれませんが、賢くて、威厳があって、ユーモアもあり…』
マッケナ、ベタ褒めやん。
『お前が見ている印象ではない。私の”外からの”印象だ。』
『それは…あなたは賢くもなく、威厳もなく、ユーモアなく…』
なんもなかった。笑
(まぁそういうイメージ戦略だったからね。
ハインリはため息をつき、頭を振り、また歩き始めた。
それは彼が望んだ答えではなかった。
ハインリが本当に聞きたかった(考えていた)のは、結婚式後の初夜のことだったのだ。
いきなりすぎるわ!!笑笑
その夜を境に、次の逢瀬はお互いの希望を考慮して行われるのだが、初夜はそれとは関係なく(結婚式後に)行われるのだ。
ハインリは何も言わなかったが、その日のことを考えるだけで、胸の鼓動が早くなっていた。
好きな人に触れるのはとても心地良い。
しかし触れるだけでなく実際にナビエを抱きしめたら、どんな気持ちになるのだろうか?
彼は想像すらできなかった。
ハインリは・・・
”そういった”経験がなかったのだ。
ハインリ…実はさくらんぼ少年だったんだよね・・笑 漫画版でもコシャールに”一線を超えたことは一度もありません”って言ってた。笑
しかし、突然、”ある自分に対する印象”が彼の頭に浮かんでしまったのだ。
それは…”彼の女たらしの印象”だった。
ナビエはハインリがそう言われている他の人ほど乱れているとは思っていないようだったが、ハインリが女たらしであることはある程度信じているようだった。
すべての『あれ』に優れているとは思っているのではないだろうか…?
おーい、良い子のみんなっ!
あれ =(夜の)テク のことだぞっ。(言わせんな///
もちろん、覚えて慣れてしまえば、彼はきっとうまくやれるだろう。
しかし、もし彼が初夜にうまくできなかったら、2日目の夜はあるのだろうか?
(想像するのも)クソ嫌すぎるけど、ソビエシュなんかと比べられた日には…笑
ハインリは、ナビエにとって完璧な男性になりたかった。
・・あとこれ…ハインリに限っては無いと思うけど、いわゆる他の人と”練習”とかないよね・・?それはちょっと見たくなさすぎるのでやめてクレメンス・・
『…国王?』
未だにハインリが何を考えているのかわからないマッケナは不安そうな表情で彼を呼び、心から心配していた。
ハインリは手を振って大丈夫であることを示した後、話題を変えた。
『…遠征している騎士団の皆はいつ到着するのだ?』
急に変えるわね。笑
マッケナもハインリが自身が何に気づいたのかを予想はしたが、
と考え直し、『長い道のりでしたが、今日戻られます』と冷静に答えた。
おぉ!ってことはコシャールも・・?
『それでは、歓迎のセレモニーは明日の予定か。』
『その通りです。あぁ!王妃殿下にハンカチを用意するように言わなければ。』
ハンカチ…??
__
__
西王国・王妃の部屋__
『ハンカチを?』
マッケナが訪ねてきて、ハンカチを用意するようにと言ったのだ。
『えぇ、「騎士団遠征」に参加した騎士たちが、今日到着するのです。』
『なにか、イベントがあるのですね。』
『その通りです。正確には、今日は首都の郊外に集まり、明日はそこから王宮に向けて、それぞれの儀式用の衣装を着てパレードをします。多くの人がそれを見に来るのです。』
『そうなの。』
『パレードが終わると、各夫人は騎士のポケットにハンカチを入れるのです。王妃殿下もその時に参加されるのが良いかと思います。』
『・・・。』
東大帝国の人々から受けた沈黙を思うと、私は少し心配になった。
ここでの”心配”はナビエ自身のこともあるだろうけど、たぶん、パレードに参加することになる”兄・コシャールへの歓声”のこと、だろうね・・。
『王妃殿下はあまり心配されなくても大丈夫ですよ』
そんな私の気持ちを察したかのように、マッケナは優しく微笑み、
『コシャール卿はこの遠征で最も人気のある騎士の一人ですから。』
と言って安心させてくれた。
法や秩序よりも怒りの鉄拳制裁で西王国民に人気のコシャールさん。笑 カッケェ!
__
__
翌朝。
私は対外用のフォーマルなドレスを着て、髪の毛を一本も漏らさず上品にまとめた。
パーティではなかったが、今日は遠征に参加した騎士たちや、
その関係者の令嬢や貴族の女性たちと会うことになっていた。
一緒に食事をするわけではないが、騎士を待つ間に挨拶くらいはするだろう。
私はまだ貴族社会(社交界)に身を置いていないので、この場を軽んじてはいけない。
何度も鏡で自分の姿を確認してから、馬車に乗り込み、予定の時間に宮殿の門を出た。
ハインリが先に出発したので、
ローズとマスタス、そして多国籍騎士団の騎士たちだけが私についてきた。
馬車から降りると、先に到着していた貴族の女性たちが丁寧に挨拶してくれた。
『王妃殿下にお会いできて光栄です。』
『王妃殿下にご挨拶申し上げます。』
親しい間柄ではなかったので、始まりとしての会話(社交辞令)をお互い始めることができず、挨拶の後はそれぞれの貴族令嬢は黙って私を見ていた。
本来、親しくない人同士が同じ場所にいるときは、地位の高い人が会話を始めるのが決まりである。
だが、私は彼らに話しかけるのではなく…ローズに 『いつから始まるの?』と尋ねた。
ふむ・・。ナビエにしては、めずらしいわね。
何かに気づいた?それとも、なんか思うところがあったんかね・・・?
『もうすぐ始まりますよ、王妃殿下』
彼女が話し終えるとすぐに、遠くから戦闘用の角笛の音が聞こえてきた。
しかし、ここからは首都の門が見えないので、音が消えると再び静かになった。
一瞬、気まずい沈黙が訪れた。
しかし、ほどなくして、遠くから大きな歓声が聞こえてきた。
騎士たちがこちらに来ているようだ。
歓声がどんどん近づいてくるのを感じた。
時折、名前が聞こえてくるが、大歓声のせいで声が混ざっていて、何を言っているのかわからない。
しかし、その声は海の波のように徐々に大きくなってきていた。
ついに、ここから騎士たちの姿が見えてきた。
騎士たちは馬に乗って3列に並んでやってきていた。
人々は彼らに声援を送り、籠の中の花びらを彼らに振りかけていた。
驚いたことに、私の兄は最前列の三人のうちの一人だった。
鉄拳コシャールパイセン先頭だった!笑
そして、私の心配に反して、誰も彼を無視していなかった。
それどころか、
『コシャール様!!』と叫ぶ声も聞こえてくるほどだった。
驚いて見ていると、マスタスが横から私に向かって、
『陛下、人気のある三人の騎士は最前列に配置されるのです。
その後ろに、次の人気の三人。それ以降は到着順となります。』
コシャール、まじで大人気だった。笑
兄は気まずい思いをしているのか、作られた笑顔で出席者に手を振っていた。
その光景を前にして、
私はなんだか自分自身が誇らしくなるような感情を抱いて思わず胸を膨らませた。
正確には、誇りと感動の両方があった。
やがて、騎士たちは規律正しく私たちに近づくと立ち止まり、マッケナの合図で馬を降りた。
その騎士たちの中に私の兄がいた。
兄は数歩前に出て、無言で私を見ながら微笑んだ。
私はてっきり、騎士たちに令嬢みんなで一緒にハンカチを渡しに行くのか、そのための列を作るのかと思っていた。
しかし、兄だけが前に進み続けると、他の誰も動かなくなった。
へ?
『私が最初に渡さなければならないの?』
ハインリを見ると、彼は私にウインクしてうなずいた。
そこで、私はハンカチを取り出して、兄のところに歩いていった。
ふと気がつくと、2列目にはマスタスの兄であるエイプリン卿がいた。
エイプリン、4〜6番目の人気。笑
そのエイプリンに向かって軽くうなずいて挨拶した後、
私はハンカチをアクセサリーのように兄の礼服の胸ポケットに入れた__
__
__
久しぶりの兄との再会の時間は短かった。
遠征から帰ってきて、参加した騎士たちは会議室で詳細を報告することになっていた。
ぎこちなく、恥ずかしそうにしながらも、うまく馴染んでいる兄の姿を見てほっとした。
そうだね。。
その夜、私は教会を訪れ、簡単な祈りを捧げた。
しかし次の日、兄のイメージが思った以上に良くなっていることを知って驚いた。
ほう・・・?
『これは何ですか?』
昼頃、ローズが手紙の束を持ってきていた。
これらの手紙は、あらゆるの家紋の令嬢たちからのものだった。
ほう、貴族令嬢、、とな?
一通を開いて読んでみると、内容はシンプルだが親しみやすいものだった。
他の手紙も同じだった。
どうして急にこんな手紙を送ってきたんだろう?
私が困惑してローズを見ると、ローズはマスタスを見ながら、
『昨日の歓迎会に来ていた若い女性たちは、コシャール卿に恋をしたのでしょう』
と言った。
おぉ!
『本当なの?』
私が「もっと詳しく教えてください」と言うと、ローズは再びマスタスを見ながら、
『コシャール卿は外見も絵画のように美しい方です。しかも今回の遠征では素晴らしいご活躍をされていますから、貴族令嬢たちの目にはきっととっても素敵に映っていることでしょう。』
マスタスは、ローズが自分を見ていることに気づかず、興奮気味に付け加えた。
『それに、彼は東大帝国の有力な貴族の後継者であり、王妃の唯一のご兄弟でもあります。』
『え、えぇ…』
私がぎこちなくうなずくと、二人は不思議そうな顔をした。
『えと…東大帝国ではいつものこと(手紙をもらったり)ではないのですか?』
私の兄は評判が悪かった。
7歳の頃から、東大帝国の兄の人気は急落していた。
しかし、西王国の貴族やその令嬢たちが、そんな兄の噂を知らないはずがない。
兄の噂はここ西王国では誇張されたものと考えられたのだろうか。
ふむ・・国が違えば当時の噂なんてあんまり気にならなかったってことね。
そして次の日。
昨日よりも多くの手紙が届き、私の疑念を裏付けるものとなった。
西王国の人々は、彼の悪評が(東大帝国では)誇張されていると考えていたようだ。
最初、私はこの状況をなんだか納得いかなく感じていた。
しかし、よく考えてみると、それはかなり良いことのように思えた。
うん、今のコシャールを見てくれてちゃんと評価してくれるなら良かったよ!
それは、マレーニの助けを借りなくても、
ニアンと兄が貴族社会(社交界)に私の居場所を作ってくれるかもしれない、からだ。
マレーニと手を組めば、西王国の貴族社会に溶け込むのは簡単だ。
しかし、この道を歩むとクリスタを支えている残りの半分を失うことになり、長い目で見ると良くない。
マレーニ。もともとハインリの王妃候補のひとりだった。色々あってクリスタと対立中。で、ナビエがマレーニを引き入れる条件はクリスタとの断絶、だったね。
全員に好かれる必要はないが、同時に上流社会の半分(クリスタ陣営)を敵に回す必要もないだろう。
側近の人選には気をつけなければならないが、
適度な友情であれば、クリスタと多少親しくなっても構わないとも思う。
とりあえず、もう一度クリスタに会いに行ってみよう。
そっか、クリスタに会ってみることにするのね、ナビエ。貴族社会にナビエの居場所がちゃんとできるようであれば、クリスタともうまく力関係が一方的にならずに、多少は上手くやれそうって思ったのかな。
親しくなる可能性は少しでもあるだろうか。
決心した私は、服を着替えて離宮を後にした__
__
廊下を歩いていると、本宮に向かう外国の馬車と人々が見えた。
馬車の模様には見覚えがある。
ルイフトの馬車に似ている?
え!!!!!?これは・・・!!!wktk
そう思っていると、すぐにカフメン大公の姿が見えてきた。
カフメンきたああああああああ!!!!笑
カフメン大公は王宮で招待状を受け取っていた。
私の視線を感じたのだろうか
重い表情で穏やかに歩いていたカフメン大公が、こちらに顔を向けた__
カッフメン!カッフメン!(わたしのお気に入り。笑
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再婚承認を要求します 原作小説 109話 感想・考察
いやー、前話の終わりがソビエシュが要らんこと言ったせいでハインリが不安になり・・そのハインリが西王国帰っても様子が変で・・だったんだけど、無事!誤解も解けた(のか?)っぽくて良かったよ・・!!
それどころか、ハインリさん、
頭の中は途中からナビエとの初夜のことになってましたからね・・!笑
さて振り返ってまいりましょう!
まず序盤__
ナビエのプレゼント大作戦でハインリの気持ちもどうやらちょっと落ち着いてきたようです。
プレゼントはクイーン用のちっちゃい洋服、だったね。可愛すぎ。ナビエの手縫いなのかな?なんにせよナビエの心配り、素敵。見習えわたし、女子力。
思わずひざの上にクイーンを呼ぶナビエ。
ナビエ&クイーンが昔みたいに戻ってきて、読んでるこちらもとっても癒されました・・!
でも、結局コレ、クイーンの状態で服脱がせないと、人間に戻ったときに服”パァン!”なるから、服脱がせてから元に戻るんだろうけど、となると結局そこには全裸のハインリがいるという、ナビエの元々の願いは叶えられることはなかったのであった・・。【END】
中盤では、遠征していた騎士団の帰国。
コシャールが前評判通り西王国では大人気でした。
よかったよかった。
コシャール&ニアンのタッグで西王国の社交界を牛耳ってくれれば、変な条件(クリスタを追い出せっていってる)出してるマレーニの要望をまるっと聞かなくてもいいからね・・!
あと、現時点ではクリスタが社交界の半分を牛耳っているようですが、ナビエ側の勢力が高まりそうでもあるので、ナビエはクリスタと話に行くようですね。
クリスタはナビエが嫌いってわけではなさそうだもんね。マレーニを引き入れた時はちょっと急変してたけど。それはマレーニに対してで。…あとは、クリスタの周りの侍女ね・・。
そしてラストシーンではカフメン大公がいらっしゃいしました!
カフメン・・!恋の妙薬は解けたんかな・・?笑 まだナビエのロケット(ペンダント)持ってて、肖像画もたくさんあるんかな・・?笑 あぁ愛おしい・・。
カフメン大公、ソビエシュの結婚式では見かけなかった気がしたので招待されなかったのでしょうか。また西王国に来た目的はなんなのでしょうか・・?
招待状もらってたっぽいから誰かが呼んだ・・?
次回も気になります・・!
いつもコメントくださるみなさま、ありがとうございます!(感謝の正拳突き10000000回でございます・・!!音を置き去りにするほどでございます・・!!!
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次回原作小説版第110話ネタバレはこちらから
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コメント
いつも更新を楽しみに待ち構えておりました。
今回もありがとうございます。
ハインリは不安でへこんでますが、確かに前に側室作っても干渉しないとか、政略結婚とか言われてましたし、離婚の事情も本人からきちんと詳しく聴いたわけでは無いし、片思いと思っているからそりゃ不安になりますよ。
結婚式と初夜もまだこれからですしね。
ハインリを早く安心させたいのは山々ですが、ゆっくりとでもしっかりと愛を育くんでいって欲しいです。
お初を捧げるハインリ楽しみです。
ソビエシュに濡れ衣も着せられて国を追い出されたコシャール兄ですが、西に来て本当に良かったです。
ちゃんとお兄様の評価も上げるように色々考えているハインリがどうかむくわれますように。
鷲さん
こちらこそコメントありがとうございます!
ハインリのこれからに(いろんな意味で笑)楽しみですな・・!
コシャール兄ちゃんにもひと安心ですす\( ‘ω’)/
今回も!抱腹絶倒な!「管理人 halu」さんの吹き出し内セリフ(笑)
ゴゴゴゴゴとか、ガガガとか(笑)ンパアアンッ とか
ヘコみ王(爆)に、全裸王(大爆笑)
重要な本文より合いの手の吹き出しに、腹を抱えてわらいました!あーつかれました(^◇^;)
ソビエシュへの憎悪溢るるニックネームとか、、最高です(笑)
マッケナとハインリの会話、面白いですよねー(笑)賢く、誠実で、純情派?(pureかな?)の真反対が一般的イメージって。。。ナビエさまは、出会って割とすぐに噂とは違うようだって気づいてましたよね。でも、まさかの!未体験(笑)
これは、、、うまくいったあかつきには、ハインリ夢中になるでしょうねぇ。ぞっこん惚れ込んだ相手と!ですから( ̄▽ ̄)フフフ
コシャールは見た目はナビエそっくりだから、それはそれは麗しいんでしょうね。しかも強い!!(笑)騎士としては最高ですから、西王国での評価の方が正い気も。。
カフメンって、ものすごくエキゾチックで大人でカッコいいですよね!一途さとナビエへの愛の深さはハインリと変わらない、のに、、ナビエには伝わらない( ; ; )薬のせいになんかしちゃったからなぁ。まあ、当初からナビエはハインリが可愛く思ってたから、二人が結ばれるのは、運命ですかね??
くそびえしゅ(笑)の嫌なシーンからの、今回は、とても心地よいお話でした!!有難うございます。
いつも、更新を心待ちにしています!
Lilasさん
とんでもござりませぬ!こちらこそ嬉しすぎるコメントありがとうございますすす・・!!
楽しんでいただけるLilasさんのような皆様の感想を糧に今日も仕事終わりに筆を取っておりますすす・・!
ナビエが西王国に行ってからのみんなのキャラの立ちようがさらに磨きかかって面白すぎですよね!!
これからも私自身楽しみながら感想書いてまいります!いつもありがとうございます!^ ^
カフメン来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
恋しちゃったんじゃないかって教授に推測されたとこからずっと待っていました❤️
楽しみ死ぬー