今回はピッコマで連載中のkinlip/hayul先生の
「影の皇妃」6話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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影の皇妃 6話 あらすじ
前話ネタバレはこちらから
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復讐を誓った相手であるリアブリックの姿を見て固まるエレナですが、今はまだその時ではないと復讐心を胸の奥へ沈めます。
リアブリックがなぜ来たのか、それは、自身が仕える既に亡くなったお嬢様の代わりをしてもらうためでした。
そしてその家は、とてつもなく高貴な一族でもあります。
娘の幸せを願う両親は、たとえ違う人として生きていくことになっても、その幸せな場所で暮らしてほしいと願っています。
エレナはその提案を受け入れました。
そして、両親の今後の心配や自分がどうなるのかを聞きます。
リアブリックは世界の中心になると話してくれました。
それを聞いて、騎士を自分で選びたいとはしゃいでみせるエレナ。
リアブリックは好きなようにしたらいいとそれを肯定しました。
その騎士選びこそが、エレナがリアブリックを出し抜く為の未来への一手でした。
そしてエレナの出発の時間となり、家族との別れの時間がやってきました。
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影の皇妃 6話 ネタバレ
復讐を誓った相手であるリアブリック登場からね・・
エレナはその姿を見て思わず固まりました。
そこには自分が復讐を誓った相手がいます。
これで出し抜けたと思っていた相手がいます。
全ての元凶であり黒幕である天才リアブリックが、今、エレナの目の前にいるのです。
もう来たんだよね、リアブリック・・。
言葉を失うエレナは左手で服スカートをギュッと握りしめています。
前の人生で、両親を早々に殺害し、それを秘密にしたまま、もういない命を人質にエレナを操り人形のように利用した女です。
過去に戻り、復讐をずっと考えてきた相手です。
ゴクリと唾をのみ込んだエレナは冷静でした。
今はまだその時ではないと、
復讐の炎は心の奥底に沈め、笑顔でリアブリックに挨拶をしました。
お会いできて嬉しいですと話すエレナに対し、
実はエレナを知っているのだとリアブリックは話し始めます。
それに対して愛想笑いでしか答えられないエレナは、
内心で憎たらしいとリアブリックのことを思っていました。
その話が嘘じゃないと父は言います。
リアブリックがエレナを助けてくれたのだと、
妾にならなくていいのだと表情を明るく輝かせて話を続けました。
そしてこう言うのです。
「お前を帝国に連れていってくださるそうだ！」と。
・・・。
父の話を聞き、すでに父とは話をつけたようだと察したエレナは、怪しまれないように、私がですか？と答えます。
リアブリックはそれを肯定した上で、
まずこれを見てほしいとあるものを差し出しました。
それは写真の入ったロケットペンダントで、中には一人の女性の姿が入っています。
ベロニカ公女・・そっくりね・・。
その中の女性を見て、エレナと瓜二つだと母は話します。
それに対し、自分がお仕えしていたお嬢様だとリアブリックは話しました。
そしてこう続けるのです。
「生前は誰よりも麗しく雅やかな方だった」と。
当然、生前？と疑問を持つ母にリアブリックは3か月前に亡くなってしまったことを説明します。
そして問題は、
自分が仕えている方がそのお嬢様を忘れられずにいることだと話すのです。
一度でいいから娘に会いたい、
そう言って主人は泣き崩れてしまったのだとリアブリックは話しました。
・・・。
（なにが本当で嘘だか・・。
それを聞いて、同じ親としてエレナの母は涙を浮かべます。
エレナは心の中で、そろそろ本題だと思っていました。
そんな考えは表面に出さず、やりきれませんねとエレナは答えます。
リアブリックは、死んだ人間は生き返らないのだから当然叶うはずのない願いだと話します。
・・本当はどこかに隠れてるっていうのよね？
だから、大陸の裏側でそのお嬢様を見たと聞いた時は耳を疑ったのだと、リアブリックはその本題を話し始めました。
娘を失い泣き崩れているあの方の娘になってほしいと言うのです。
これは、窮地に立たされた時に差し伸べられる救いの手です。
そして以前エレナが言っていたように、これこそがリアブリックの策略の一手なのです。
エレナはリアブリックの提案に、どう受け止めればいいものか、と答えました。
それに対しリアブリックは、自分が仕える主人の為だけでなく、エレナに妾になってほしくないのだと続けました。
貴族の情婦や妾など惨めなだけで、エレナにはそうなってほしくないのだと言います。
その言葉を聞いてエレナは、
と心の中で思いました。
父はエレナにリアブリックの提案通りにするよう言います。
ロケットペンダントに描かれた模様を父は知っていました。
口にするのもおこがましいほど高貴な家門だとわかったのです。
エレナに幸せになってほしい父は、
リアブリックの提案を受け入れエレナに新たな人生を歩んでほしかったのです。
妾、よりは公女の替え玉か。。
母もそれを聞いて、父の言う通りにしてほしいとエレナに言います。
エレナは胸を痛めました。
守れないから手放すしかないという両親のやるせない気持ちをわかっているからです。
エレナはリアブリックの提案を悲痛そうな表情を浮かべながら受け入れました。
ただ、大人しくやられる気はありません。
娘になったらどんな暮らしが待っているのかとエレナはリアブリックに問いました。
一言では表せないと話すリアブリックですが、
これだけは胸を張って言えるとこう言い放ちました。
エレナは世界の中心になる、と。
それは企みの表情でした。
高級ドレスやアクセサリーにパーティーが全てエレナの為に振舞われる、だから期待されていいのだとリアブリックは話します。
なら騎士と誓約を結ぶこともできるのかと、
表情をぱあっと明るくして見せてエレナは聞きます。
・・・騎士と契約。
自分を守るための布石を今のうちに打っておこうってことかしら？
それに対して「ルーランの歌」に出てくる高潔な騎士を側に置きたいのかとリアブリックは指摘しました。肯定するエレナに対し、全てエレナの自由だと微笑んでみせるリアブリック。
エレナは本当に嬉しいと微笑みました。
エレナは思います。
この騎士の選任をエレナに任せるという約束が、のちに自身の首を絞めることになると知らないリアブリックを見て心から嬉しいと思ったのです。
エレナは両親がどうなるのかを訊ねました。
領主に仕返しでもされたらと不安を口にするエレナに、
移り住む家を用意しているとリアブリックは話しました。
安心しました！
と嬉しそうな表情をするエレナは思います。
と。
リアブリックはつまらないものですが、と宝石の入った袋を渡しました。
この宝石は、のちに公国を離れて暮らす両親の生活の足しになるものです。
受け取っておくのがいいとエレナは考え、
遠慮する父に対し受け取ってほしいと懇願しました。
父は不甲斐なさに震えながらその宝石を受け取りました。
リアブリックはロケットを閉じ、三人に告げました。
出発のお時間です、と。
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影の皇妃 6話 感想・考察
リアブリックの姿を見て固まるエレナですが、
今はその時ではないと復讐心を収めるエレナがとてもかっこよかったです。
即座に父には話が済んでいると理解し、
リアブリックの提案を受け入れて違う策に進むエレナの頭の回転は素晴らしいと思いました。
早速運命が変わり始めているけど、こんなの想定の範囲内ってことね。エレナ、格好いいよね。
両親としては高貴な家で人生を送れる方が幸せだと考えるのは当然でしょう。
自分達では、領主の妾になることを結局回避することは出来なかったのですから。
両親の不甲斐ない気持ちが伝わってきて辛くなりました。
リアブリックが話すエレナの今後は、
何も間違ったことを言っていない所が逆にとても怖く、
頭の切れる人なんだなと改めて実感させられました。
エレナが騎士の選任を自身で行えるようにしたのが、
エレナも思っているとおり後々効いてきそうですね。
ここからどう天才を出し抜いていくのか、両親はどうやって逃がすのか、今後の展開が気になります。
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次回第7話ネタバレはこちらから
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