今回は福山リョウコ先生の
「聴けない夜は亡い」1巻を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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聴けない夜は亡い 1巻 あらすじ
敷島セレモニーの葬儀オプションである通夜オプションは、
お通夜の間に話を聴いて、告別式までに依頼を遂行するサービスです。
話した内容は一切口外しません。
そんなオプションの担当をしているのが、夜と呼ばれる青年でした。
彼は癌で亡くなった父親の手紙を届けたいという娘の話や願いを聴いたり、突然死んでしまった友人に対して後悔を沢山持っている依頼人に話を聴いたり、いずれも聴いて背中を押すことで、依頼人を前に進む手伝いをするのです。
夜の過去を聴きたいという依頼人もいます。
どうせ夜だけの関係だと話す彼の過去は、腐れ縁の同級生の女子がある日突然自殺してしまった過去、そしてその直前、自分と電話をしていたはずなのに、その内容を全く覚えていないことを話します。
内容を問い質す彼女の兄にも、覚えているから話しようがありません。
でも、日々に置いて行かれる中で、その兄が毎日問い質しに聴きにくるのは夜にとって救いでした。
そしてその兄もまた、自分の知らなかった妹を夜から聴かされることで救われました。
聴き、聴かれ、それを仕事にしようと提案したのはその兄でした。
夜こと槙柊夜は、夜眠る代わりに話を聴きます。
そして朝眠ってしまえば、夜の間の記憶は消えてしまいます。
彼は彼の夜を取り戻すために、あの日何があったか知る為に、死を聴いて生きているのです。
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聴けない夜は亡い 1巻 ネタバレ
そう教室の机の横で言った彼女の姿は、いつのことだったのでしょうか。
通夜オプションの依頼者は、
九条悠希17歳で、今回の葬儀の故人である九条政孝の娘です。
午前0時に屋上で待ち合わせをしています。
あなたが「聴き屋」ね?と尋ねた今回の依頼人は、
告別式の朝までに依頼を遂行してくれ、話した内容も一切口外しないというのは本当かと尋ねます。
お昼直前までかかることもあるが、
口外もしないしそれ以前に夜の記憶は昼になったら消えてしまうほど忘れっぽいので大丈夫だと、聴き屋と呼ばれた黒髪スーツの男性は答えました。
それを聞いて胡散臭いかもと考える悠希ですが、
聴き屋に上手く載せられ契約書にサインまで済ませました。
敬語かタメ語かどちらがいいか尋ねられ、タメ語と答える悠希に、すぐに悠希ちゃんと呼びかける聴き屋。
自分のことは「夜」と呼んでほしいと言います。
めちゃくちゃ正確悪いって言われるでしょ、と問いますが、記憶にないなぁと軽く流されてしまいました。
夜という名前は本名の一部です。
夜に仕事をする彼にはピッタリのように感じます。
しかし夜はそれを皮肉だと言います。
そして悠希の名前は綺麗だと話しました。
はるかのぞむ、未来を祈る名前だと告げる夜。
それに対し、絶対父はそんなこと考えていないと否定します。
小説家としてもセンスがないし、がんが見つかって3か月で死んでしまって人生のセンスもないと話す悠希です。
売れないギャグ小説家で、もうちょっとと言って遊ぶのが後回しになったり、中学に上がれば読んでと原稿を差し出す父親。
そんな父親に対し、冷たくあしらってきました。
でも、小説が面白くないと知っています。読んでなければわからないことです。
3年前に母親が死んでからは、夜になると父親は一切部屋から出てこなくなりました。
その様子に悠希は、夜に父を取られた気がしたと感じていました。
その頃から、もうちょっとも読んでもなくなりました。
その理由として手紙を夜に悠希は差し出します。
遺品整理で見つけた手紙でした。
茂木桐子という人と何年もやりとりしていたようです。
中身は読んでいません。未投函の分はこれから出すつもりだったのだろうと話します。
きっと愛人がいたんだろう話す悠希に、これをどうしたいか夜は問いました。
永遠に届かない言葉を待ち続けるのはつらいだろうから、手紙と一緒に父が死んだことを伝えてほしいと悠希は答えました。
いい子だね、と夜が悠希に伝えます。
その言葉が、父親と重なりました。
__
バイクの準備をしていた夜の元へ悠希は追い付きます。
一言文句言いに行くから自分も着いていくと。
葬儀屋の社長に状況を伝えて出発しようとします。
眠くなったら伝えてという夜に、夜自身は寝なくて大丈夫なのか悠希は問います。
それに対して、夜に眠れないのだと答えます。
だからこの仕事をしているのか聞く悠希に、視線を外しながら夜は答えました。
さっき冗談のように言っていた夜の記憶が消えてしまうというのは本当のことなのだと。
だからたぶん、夜を取り戻す為に仕事をしているのだということを。
二人は茂木桐子の家に着きました。
斎場の人が来たことで、九条政孝が死んだことを察する桐子。
手紙を渡すと、彼女の目からは涙が溢れました。
14歳で視力を失くした桐子の元へ、離婚して離れて暮らしていた母から手紙が送られてくるようになりました。
その母とは九条遥、悠希の母の名前でした。
桐子は悠希にとって異父姉だったのです。
手紙の内容は、未発表小説を点字で打ったものでした。
10年ずっと送られてきたものです。
最初は、母が父のごみ箱にあった小説を点字にして送ってきていたものでした。
それを母が亡くなるまで知らなかった父の政孝。
葬儀の後に、自分に癌が見つかったと点字の手紙で届いたのだと桐子は話します。
癌が見つかったのは、本当は3か月前ではなく3年前だったのです。
手紙には、自分にはもう時間がないから、毎月自分の小説を添削してほしいと書かれていました。
娘を、自分の小説で笑わせたいのだと、強気なふりして実は泣き虫な娘が、自分が死んでも笑える様にしたいのだと書かれていたのです。
駐車場で、夜と二人でいる悠希は話します。
読まなくたってぜったい笑えないのがわかると。
それに、こんなの無くても笑えると言う悠希。
父の最期の時、笑ってと言う父に対して、悲しくて笑うことはできなかったけれど、今度は絶対笑えると、涙を流しながら手紙を悠希は握りしめました。
大好きな父を見送るためなら、
笑えるから見ててと、棺に入った父に悠希は笑いかけました。
___
____
敷島と表札に書かれた家に戻ってきた夜。
その夜に対し、おせーぞ柊夜と枕を投げつけたのは、
今回の葬儀を取り行っていた敷島セレモニーの若き社長の敷島壱でした。
二人の茶番を諫め、ご飯の支度をするのは壱の妹の実花です。
3人は同じ食卓でご飯を食べ始めました。
仕事名は夜。
歳は20歳。彼の本名は槙柊夜と言います。
夜眠る代わりに話を聴きます。
彼は死を聴いて生きています。
映るのは、添えられた百合の花と、額に入った冒頭で柊夜に声をかけた制服姿の女子の姿でした。
今回の依頼者は斎遼20歳。
故人である絢瀬賢介の友人です。
午前0時、新宿の居酒屋で待ち合わせです。
夜が到着すると、だいぶ酒を飲んでいる依頼人がいました。
ネタだと思っていた斎は、キャンセルできないかと内心怖気づきますが、その顔色を読んだ夜がキャンセルも出来ることを伝え、面白い人だと依頼をそのまま頼むことにしました。
同い年なのでタメ語希望の斎。
髪をかき上げた夜の姿を見て思わず固まります。
死んだ友人絢瀬に似ていると思ったからです。
ずっと笑っている斎に、ちゃんと泣いたか夜は聞きました。
泣いたと笑いながら冗談のように斎は言い、自分の話を始めました。
出会いは飲み屋でした。
高校の時からの女友達瑞穂も一緒に、大学入学の新歓で飲んでいた時、トイレに行く最中で急に気持ち悪くなったのを介抱してくれたのが同じ学科の絢瀬でした。
歩道橋を歩いている時におぶられていることに気付き、平謝りする斎ですが、そんなのいいから見ろよと言う絢瀬。
視線の先には綺麗な朝焼けの景色が広がっています。
綺麗だな、そう言った絢瀬の横顔が、頭に今もこびりついているのです。
それから、斎・瑞穂・絢瀬の3人でつるむ様になりました。
その日々を聴いて、ザ・大学生という感じで最高だと言う夜。
自分はまったく満喫で来てないから羨ましいと言います。
夜眠れないからこの仕事をしていること、大学は普通に昼間部に通っていることを伝えると、いわくありげだな~と斎は言います。
夜はそれに対して、斎と同じだと言いました。
ある日、絢瀬と瑞穂が付き合い始めました。
瑞穂から告白してきたそうです。
絢瀬のことがずっと好きだったと言う瑞穂。
その言葉に対し、斎も思います。
俺だって、ずっと、と。
それから、斎はどんどん二人と疎遠になっていきました。
斎が避けているのです。久しぶりに会っても、笑ってはぐらかして場を後にします。
その様子を見て、瑞穂は高校の時のことを絢瀬に話しました。
好きな人が友達と被ってしまった時に、斎は笑って友人に譲ってしまったのです。
自分が諦めればいいだけだと斎は考えていました。
ある日、斎の家に瑞穂が来ます。
今日、絢瀬に斎が好きな人が誰なのか伝えてきたと瑞穂は言いました。
意味がわからないと突っぱねる斎ですが、瑞穂も引きません。
斎が進んでくれないと自分だって進めない。
瑞穂が本当に好きなのは斎でした。
瑞穂にキスをされ、そのまま一夜を共にする二人。
斎にとって二人は大事な大事な親友でした。
だから、真実を知ってどう思うのか怖くて怖くて仕方なかったのです。
連絡が入ったのはその日の明け方でした。
バイトに行く途中に原付で滑って、絢瀬が亡くなったと連絡が入ったのは。
斎は実感なんてまだ全然ありません。だから全く泣けていないのです。
こんな笑いが張り付いた顔のままじゃ、合わせる顔なんてないのだと思っています。
それを聞いて、斎の手を引いて飲み屋を出て夜は絢瀬と朝焼けを見た歩道橋へ連れていきます。
歩道橋で、夜は斎に言いました。
俺も大事な人を突然亡くしたことがあると。
そして斎に問いかけます。
絢瀬のことが好きだったんだろ?と。
瑞穂は斎が自分に振り向いてくれないから、当てつけに絢瀬と付き合ったのです。
振り向いてくれない斎が、誰を見ているのかもわかっていました。
やっと斎は自分の本心と向き合います。朝焼けを見ながら斎は涙が溢れてきました。
本当は、嫌われたって、ただ息をして生きていて、どこかで同じ朝日を見れくれていればそれだけでよかったのに、と思ったからです。
すると、斎のスマホに絢瀬から連絡が入ります。
未送信のものが送信されたのだろうと夜は話します。
絢瀬からは、「話聞くから、10時に会おう」と入っていました。
ちゃんと絢瀬は逃げずに聴いてくれようとしていたのです。
それがわかり、告別式の会場へ走りだす斎。
いつかお前も泣けよ、と夜に言いその場を後にしました。
__
__
朝起きて、壱に昨夜の記憶はどうだ?と聞かれる柊夜は、今日も当然覚えていません。
能無し!と罵倒しながら、いつものように二人は食卓へ向かいました。
今日の依頼人は神祐一、43歳。
1年前に奥さんの葬儀をしてから、葬儀が無い日に依頼をしてくる常連さんです。
待ち合わせのバーに行くと、夜ちゃん久しぶり!と親しげに話しかけてきます。
当然夜は覚えていません。
依頼を確認すると、ただおしゃべりをしたいだけだと言います。
飲み始めた二人ですが、祐一は夜に、どうして記憶が残らなくなったのか問いました。
なぜそんなことを問うのかといえば、
それは祐一が、奥さんが亡くなった午前三時を夜の話で塗りつぶしたいからです。
まぁいいか、と夜は自分にあったことを話し始めました。
中高ずっと同じクラスの腐れ縁の女の子、敷島丹羽は、物怖じせずハッキリ言う性格で、自分の名前を読めない教師に読み方知らないんですか?と挑発するように言い放つような女の子です。
席が隣の丹羽となんとなく一緒にいて同じ高校に進学した二人。
お互い遠慮なく言い合える仲でしたが、付き合っているわけではありません。
でも丹羽が、柊夜以外の誰かといるのを見たことはありませんでした。
ひとりの時は本を読んでいます。それは二人が仲良くなる前から。
柊夜が小学校で本を読む横顔を見ていた時からずっと変わらずです。
柊夜は孤高の花だった彼女を独り占めしている優越感のようなものもありました。
一緒にいれることが嬉しかったのです。
__
ある日、ファミレスにいた二人ですが、8時を過ぎても丹羽は家に帰ろうとしません。
家族が心配するから帰った方がいいと言う柊夜ですが、せめて9時までと引き下がりません。
日に日に帰る時間が遅くなっているのです。
家族と折り合いが悪いのか聞くと、悪くないから困っていると丹羽は答えました。
この言葉の意味を柊夜は今も知りません。
さらに日に日に遅くなっていく帰り時間にどうしようかと考えている時、教室でその言葉を丹羽からかけられました。
小説の台詞か何かかと思う柊夜ですが、
今晩一緒にいて欲しいという意味だと丹羽は伝えます。
今夜だけでいい、どこでもいいからと話す丹羽に、
冗談やめろと言い返そうとする柊夜ですが、同級生の心ない言葉に遮られます。
そして、無理だと丹羽に答えるのです。
そこで初めて、柊夜は丹羽が好きなのだと気付きました。
無理と答えた柊夜に、小説の台詞だと笑って言う丹羽は、
そのままバイバイと告げて教室を後にしました。
それが柊夜が見た最後の丹羽でした。
真夜中、血塗れの壱が柊夜の部屋に殴り込みにきました。
丹羽の兄だと言って、3時間前に丹羽と何を話したのか問い質します。
スマホの着信履歴に最後に残っていたのが柊夜だったからです。
血の匂いが充満しています。そして告げられました。
2時間前に丹羽は手首を切って死んだのだと。
その日のことは全てが細切れで、視界は真っ赤でした。
通話時間を見るに、死ぬ寸前まで話していたようですが、柊夜は何も覚えていませんでした。
でも丹羽の手紙には、
「柊夜 聴いてくれてありがとう」とそれだけが残されていたのです。
白状するまで逃がさないという壱。
丹羽の事件は自殺として処理されました。
その日から、柊夜は夜眠れなくなりました。
夜中に丹羽から電話がかかってくる気がしたからです。
そんなことはあり得ないのに。
朝が来ると眠れて、夜の記憶だけ消えるようになり、
思いつく全ての療法をやりましたが効果はなく、そうやって日々が流れて、日々に置いて行かれた柊夜。
でも、変わらないことが一つだけありました。
毎日欠かさず、壱がやってくるのです。
夜の記憶は戻ったかと聞くために。
壱は柊夜が嘘を言っていないことにもう気付いていて、それをお互いわかっていながら同じ問答をずっと続けました。
柊夜はそれに救われていました。
丹羽の二回目の命日に、二人はファミレスにいました。
高校を卒業してずっとフリーターをしている柊夜は、コンビニで深夜バイトをしています。
身に覚えのないことでしょっちゅう怒られる日々です。
なんで深夜に呼び出したのか問うと、朝が来たら死のうと思ってと答える壱。
それに固まる柊夜ですが、冗談だと壱は答えました。
学校でのことを全く話さない丹羽でしたが、一度だけ柊夜の名前が出たことがあったそうです。
間違って私物がカバンに入ってしまうほどの近さで、
しかも丹羽が呼び捨てにしているほど仲のいい奴なんだと思ったそうです。
だから、あの日の夜じゃなくていいから、丹羽のことを教えてほしいと壱は話します。
丹羽が死んだ日、壱の婚約者と妹二人の4人で食事をする約束でした。
結局約束に丹羽は現れず、23時過ぎに帰ってきた丹羽に怒って何かあるなら言えと話すと、切なそうに、ごめんねお兄ちゃんと丹羽は答えたのです。
そんな表情の丹羽を見たのは、壱は初めてでした。
聞いても何も話してくれない丹羽に、家族なのに何も知らないと壱は思います。
顔を覆う壱に、柊夜は丹羽が言っていたことを話しました。
と話していたことを。
でも壱は、絶対家が嫌いだと思っていたと話します。
お兄ちゃん大嫌いが口癖で、何を言っても冷たくて、面白い本を進めても本は嫌いだと返していたと。
でも、柊夜の記憶の中の丹羽は、
自分といる時以外はずっと本を読んでいるほど本の虫でした。
1冊だけ撮らせてもらった写真を見せると、自分の本だと言う壱。
ずっと、兄の本を内緒で借りて読んでいたのです。
それを聞いて、わかりにくい奴と涙をこぼす壱。
二人はお互いに、聴き聴かれ、救われていたのです。
明け方、今夜のことも忘れるのか聞かれ、泣き顔も何もかも忘れると柊夜は答えました。
それに対し、めっちゃ都合いいなお前と返す壱は、自分の名刺に電話番号を書いて柊夜に渡しました。
今のバイト辞めてうちで住み込みのバイトをしろと言って。
依頼人の祐一とバーの外での別れ際、この話を聞くのは3度目だが今日は少し追加されていたと祐一は話しました。
なぜ何度も同じ話を聞くのか問う夜に、自分より凄惨な別れを聴くと救われるから、と答える祐一。
それに対し夜は、あなたの助けになるなら何度でも聴くし話すと夜は答えました。
以前の夜は同じ問に対してただ笑うだけだったのに。
家に帰った柊夜は、リビングで呆然と立っていました。
その様子に、早く寝ろと声をかける壱。
でも柊夜はそれを無視して、いつも朝に壱が聴く言葉をかけてくれと頼みます。
そして柊夜は答えました。
「一晩だけ 思い出した」と。
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聴けない夜は亡い 1巻 感想・考察
1話ごとに様々な人の話を聴く柊夜ですが、毎回やはりとても泣けます。
大切な人を送り出す前に、わだかまりを解消できるのはとても素敵なことだと思います。
1話の小説家の親子の話は読んでいるだけで涙が溢れてきます。
素っ気ない態度を取るのに、なんだかんだでちゃんと小説を読んでいる娘と、病気を秘密にして娘のための小説を残そうとする父。
お互いがかけがえのない大切な存在なんだと伝わってきます。
最後ちゃんと理由を知れて、悠希はきっと前へ進めるようになるのだと思いました。
2話も胸が締め付けられる話でした。
好きな人は別の人が好きで、でも同姓ならなおさら伝えるのは怖い。
それは異性でさえそうなのですから、同姓ならなおさらそうでしょう。
そして、この仲良し3人は、間違えなく親友同士だったのですから。
急に起こった現実に人はなかなか向き合えないものです。
本音を隠した人にちゃんと話を聴きだして後悔の無いよう背中を後押しする夜はやはりうまいなと思います。
時折混ざる夜の本音や過去にあったことの一欠けらも、依頼人を後押しするひとつなのだと思うと泣けてきます。
そして早くも、冒頭の彼女の話が出てきました。丹羽が死んだ夜に何があったのか知るために、柊夜はこの仕事を続けているのですね。
冷たい態度は取っても実は家族を大切に思っていた丹羽の困っていることとは何なのか、これから徐々に解き明かされていくのだと思います。
実は自分がお勧めした本を読んでいたと知った壱は間違いなく救われたし、置き去りにされていく日々の中で毎日壱が会いに来たことに柊夜も救われていて、なんだかとても切なくなりました。
でも、ただ聴いてもらえるというのは、それだけで救われるのだと思います。
丹羽が今夜一緒にいてほしいと言った理由も、死んでしまった理由も、きっと失われた柊夜の記憶に全て真実があると思います。
それを解き明かしていくことが救われることに繋がるかはわかりませんが、前に進むためにきっと必要なことなのだと思います。
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