今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の
「再婚承認を要求します」原作小説版の100話(漫画版は93話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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再婚承認を要求します 原作小説100話 あらすじ
前話、原作小説第99話のネタバレはこちら
↓↓↓
ナビエとハインリの密着壁ドンはナビエが恥ずかしがる形で2人の距離は離れます。
ハインリがナビエに冗談を言ったり、からかったりするのには、
ナビエが以前インタビューを受けた記事を読んだハインリの優しさがありました。
結婚式の準備が進むなか、
ハインリはナビエとの結婚式でナビエに告白したい、と告げます__
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再婚承認を要求します 原作小説 100話 ネタバレ
閉めたドアを背にするハインリに、ナビエが壁ドン密着しているところから場面はスタートです。
こんなハインリを支配するような体勢になるつもりはなかった。
私は恥ずかしさで手を引っ込めると、
同じく恥ずかしがっていたハインリの表情はすぐに緩み、ニヤニヤした目で
『今、心臓がドキドキしていましたよ、クイーン。』
と囁いてきた。
『こんな時に冗談を言っているの?』
『こういう状況だからこそ、冗談を言っているのです。』
『…あぁ。知らぬが仏とはよく言ったものね。』
『えっ?どういう意味ですか?』
侍女たちに、まさか全裸で窓から飛び出していく国王で、
女装して添い寝する国王だと思われてるとは知らないハインリ。笑
侍女たちが私たちの会話を誤解していることに気づかなかったハインリは、私の言葉に戸惑っているようだった。
私は意味もなくドアノブを叩き、ティーテーブルの椅子に座った。
ハインリは嬉しそうに軽やかな足取りでやって来て、私の向かいに座った。
『私が隣にいると、寂しさは薄れますか?』
それを聞いて、ハインリが私にまだ”冗談を言い続けている理由”がわかった。
友達のように関わってくれたんだね、ハインリ。
そんな気遣いが嬉しくて、私は手を差し伸べて彼の手を取り、
『昔の友達がいなくて寂しいのは仕方がないけど、ここでは寂しくないわよ』
と言った。
『本当ですか?』
『ローズがいて、マスタスがいて、兄さんがいて……そして、ここにはあなたもいる。』
『…!!』
ハインリはその言葉を聞いて嬉しそうに満面の笑みを浮かべ、
『そうですか…!』
と呟いた。
その笑顔を見ているうちに、妙にムズムズとした感覚に襲われた。
同じ場所にいるのも辛く、どこまでも歩いていきたい衝動に駆られたほどだった。
自分の伝えた言葉もあってこそばゆくなるナビエ。笑
結局、私は我慢できなくなり、
立ち上がって、部屋の中をゆっくりと歩いてみた。
しかし、なかなかうまくいかないので、すぐに別の話題に移った。
『結婚式の準備をしている会場を見てきました』
『大宴会場のことですか?』
『えぇ、たぶんそこね。』
『どうでしたか?』
幸いなことに、ハインリはこの話題に乗ってくれた。
彼にとってはより重要な話題だったのか、私の言葉に目を輝かせて耳を傾けてもくれた。
ハインリは続けて、
『私は大宴会場をできるだけ華やかに美しく飾るように命じました。クイーンにはどう映りましたか?』
まだ手足にピリピリとした感覚が残っていたが、
私はできるだけ冷静に 『いい感じだったわ。』と答えた。
『あぁ…!よかった…!』
『でも、結婚式が派手になりすぎないか心配です。』
『大丈夫ですよ。西王国は宝石の都ですから。』
この国は宝石の都だと今までに何度も聞いてきた。
この時、私は改めて興味を持った。
そう思っていると、ハインリが心配そうに
『クイーンにとっては少しまぶしすぎました…でしょうか…?』
彼は、”私が華やかな結婚式を望んでいないと思っているから”顔をしかめていると思ったようだった。
私は首を振って、
『華やかさを求めていないわけではありません』と答えた。
シンプルなものがふさわしい時と、華やかなものがふさわしい時がある。
華やかにしたい理由も、シンプルにしたい理由も、それぞれあるだろうから、彼が華やかにしたいからといって、反対する理由は私にはなかった。
ただ、それ(会場の飾り付け)があまりにも過剰で意味のないレベルであることが気になっていた。
すると__
ハインリの表情がどうもおかしい。
何かを自慢したいような半笑いのような顔をしていた。
お?
その表情がおかしいので、
私は『ハインリ、どうしたの?』と名前を呼んだ。
するとハインリは、
『まあ、今さらで言うしかないんですけど…
すごく…その…かっこいい方法でやりたかったんです…。』
と羊のようにつぶやいた。
『かっこいい方法?どういう意味かしら?』
『告白、です。』
『告白…?』
そんな式の最中で告白したいことがあるのかしら…
まさか…!!
彼は愛の告白をするつもりなのではないだろうか。
恥ずかしそうに顔を上げたハインリは、私を見てさらに驚いて
『あー!!わかってしまいました…か?』
と声を上げた。
私も驚いて彼を見て、高鳴る心臓を落ち着かせようとした。
彼は本当に私のことを好きだと言おうとしているのだろうか?
私はとても恥ずかしかった。
『わかったわけではありません。
まあ、ほんの少し、いえ限りなく少し…そうかもしれないという考えをしてみただけ。』
遠回しすぎる言い回しをするナビエ。笑
ハインリは本当に驚いた顔で私を褒めてくれた。
『それでこそクイーンです。いったいどのくらい先のことが見通せるのですか?』
『……。』
私は口を閉じて、居心地悪そうに視線を下げた。
実際、不思議だった。
彼が、私と結婚するメリットについて考えてみたことがあった。
もちろん、たくさんあった。
それと同じくらいデメリットもあるはずだった。
でもハインリはそのデメリットを背負ってまで私の告白を受け入れてくれた。
うむ。
しかし、その告白を受け入れてくれた理由がわからなかった。
同情?計算(政略)?友情?あるいはそれらの複合なのだろうか?
いろいろな可能性を考えてみたら、その中のひとつにあったのが、恋だった。
・・・///
おそらくソビエシュとラスタのようなイチャついた感じではないだろうが、たとえ微かだとしても、ハインリは私に何らかの魅力を感じているのかもしれない。
でも、そうは言っても私の頭に浮かんだ同情や計算、友情などの中で、
恋は可能性の低いもののひとつだと思っていた。
仮にハインリが私に魅力を感じていたとしても、
それはどちらかというと友情に近いものだと思っていた。
でも…、今は恥ずかしくて仕方がない。
ハインリはこんなこと(ナビエとの結婚は恋によるものだと)を式でまさか告白しないだろう。
いや、むしろ、告白されたら私はどう反応すればいいのだろうか?
驚いたハインリは、
『クイーンを驚かせたかったんです。』
と優しく微笑み、私の手を取った。
『でもクイーンがすでに期待していたなんて…、なんだか少し悲しいです…。』
『…困惑するのでやめてください。』
笑!!
『ええ、でもクイーンはこれからもっと忙しくなりますよ。
でも、それだけの価値があると思います。実際には、時間の問題ではあったのですが。』
ん?あれ・・?なんか違う・・?
『……?』
『私たちの結婚式の日に、クイーンは西大帝国の初代皇后になります。』
えええええ!!愛の告白じゃなかったあああ!!
そしてうおおお初代皇后だと・・!!?
ナビエの地位(呼び方とかも)変わらずや・・!!!
ハインリは、明るい未来を夢見るような晴れやかな顔で、誇らしげに私を見ていた。
しかし、その時の私は彼の言葉を十分に理解していなかった。
それは、私が予想していた(愛の)告白ではなかった。
なぜ、彼は突然こんなことを口にしたのだろうか。
『クイーン?』
私はあまりの戸惑いに表情が抑えられず、
ハインリが慌てて
『クイーン?もしかして…気に入らなかった…ですか?』
と言ってきたほどだった__
__
__
翌日。
ハインリの言葉が私にとってどれほど信じられないものだったのか、翌日になってやっと気づいた。
西大帝国の初代皇后。
そしてハインリは
自分が皇帝であることを私たちの結婚式の場で宣言するつもりなようだった。
心の中には喜びが溢れていて、
起きてすぐにシーツを握っては何度も伸ばしてしまっていた。
落ち着かないナビエ。笑
実は誰もが、
なぜ西王国が帝国として宣言しないのかと不思議に思っていた。
私にもその答えはわからなかった。
しかし、誰もが確信していたのは、
西王国が帝国になるための十分な力と富を持っているということだった。
私の胸は高鳴っていた。
私たちの結婚式は、王国が帝国になる瞬間だ。
この出来事は間違いなく歴史に刻まれるだろう。
その歴史の一部を自分が担うことになると思うと、胸がいっぱいになった。
ナビエ、良かったね・・!(なんか泣けてくる
また、これまで王位から遠ざかっていたハインリが、
こうして前に進んでいることに驚き、感心もした。
いや、帝国にならなかったとしても、
私は良い王妃でなければならないのだけれど。
初の再婚皇后として、また西大帝国の初代皇后として、
私はより慎重に行動し、皇后としての役割に集中しなければならなかった。
・・・?
私は急いでベッドから出て、ここに来てから毎日読んでいた本を手に取った。
この本は、西王国の書記官が、約20年間の国王の会議を記録していたものだった。
しばらくすると、朝食のための着替えを手伝ってくれる侍女たちがやってきてくれたが、その時以外は本を読むのをやめなかった。
時間が経つのも忘れて読みふけっていた。
そんな私にローズが「王妃」と声をかけてきた。
『ブルー新聞社の記者、モンドレー様が王妃殿下にお会いしたいと言っています。』
『ブルー新聞?』
『王宮への立ち入りを許可されている3つの新聞社のうちの1つです。』
それを聞いた瞬間に、何が起こっているのかがわかった。
王宮への立ち入りを許可されている3つの新聞社は、互いに競争しているはずだが、私が2回の取材を許可したのは、そのうちの1社だけである。
だから、この記者は不安に駆られてここに来たのだろう。
問題は…取材に来たのが遅かったので、できるだけセンセーショナル(刺激的)な記事を書きたいだろうということ。
つまり、不快な質問をする可能性があったのだ。
『どうしましょうか…?』
ローズがためらいがちに聞いてきたのでしばらく考えた後、私は
『受け入れてください』と答えた。
気分悪くなる(される)のも承知で、伝えたいことがあるみたいね・・!
どうせ、いつまでも彼を避けることはできないのだから。
ローズが心配そうな顔をして去っていくと、すぐにモンドレーという記者が入ってきた。
モンドレーは、太った紳士のような体型をしていた。
決意に満ちた表情で入ってくるのを見ると、相当な覚悟があるようだ。
しかし、私はそれに気づかなかったようにして笑顔で挨拶した。
挨拶の後、モンドレーはいくつかの形式的な褒め言葉を述べた。
難しい質問をされるのかと思いきや、ごく普通に始まった。
『王妃殿下の評判は広く知られており、あなたの能力についても多くのことが語られています。ですから、殿下は西王国にとって良い王妃になるに違いありません。』
その記者は続けて、
『でも、ちょっと心配でもあるのです。』
『王妃殿下が東大帝国の皇后として得た評価は、
基本的には東大帝国への大きな愛があったからだと考えています。』
『………。』
彼が用意してきた質問は、予想以上に難題だった。
何も考えずに話すわけにもいかないので、黙っているとモンドレーはとても不安そうな顔で続けた。
『東大帝国と西王国が対立しない限りは問題ないでしょうが…
もし、いつか両国が争うことになったとしたら、この厄介な立場の王妃殿下はどうされるのでしょうか?』
なるほどね・・。愛のある(あった)東大帝国と今いる西王国が仮に緊迫状態になったら元他国の皇后で現王妃のナビエはどうするのか、っていうクリティカルな質問なわけね・・(でもこんなの西王国の為に、って答えるしかないよね・・?
__
__
ソビエシュパートやってきました・・。
ソビエシュは、自分がナビエに送った手紙が何の不都合もなくちゃんと彼女の手に届いたかどうかが気になって、落ち着かなかった。
強い盗賊に出会って手紙を盗まれたのではないか?
騎士に突然の心臓発作が起こり手紙を渡せなかったのではないか?
と__
ソビエシュあなた、他人の伝書鳥(マッケナ)撃ち落としといてよく言うわ・・
ソビエシュは、手紙を失うのではないかと心配しすぎていた。
とても強い盗賊が現れても、手紙を盗むことはできないだろうが、
今のソビエシュはそんな不穏な考えを止めることができなかった。
手紙に何か悪いことが起こったのではないかと、想像するだけで身震いしてしまっていた。
どんだけ重要なこと書いたのよ・・。
確か、ラスタとは1年契約だからその後戻ってきて欲しいってナビエに宛てたんだよね?
手紙がナビエの手に渡れば、すべてが元通りになると確信していたのだ。
しかし、落ち着かないながらも、やはり謁見の間(執務)に入らなければならなかった。
とても悩んでいたが、
そんな日に限ってこれから結婚する夫婦を祝福してほしいという要望が多かった。
ソビエシュはそのどれも見たくなかったので、自然と雰囲気が重くなっていった。
しかし、依頼を受けた夫婦は、
その重い雰囲気を皇帝の威厳として受け入れていた。
それは、ソビエシュが表情をきちんと管理し、
不真面目な祝福にもかかわらず、常に優しい微笑みを浮かべていたからである。
幸いなことに、今日、謁見の間で彼が最後に見ることになるのは、
結婚を控えた恋する夫婦ではなかった。14歳くらいの女の子を連れた夫婦だった。
『この女の子は今日から私たちの娘になります。
陛下、どうかこの子を祝福してください』
生まれたばかりの赤ん坊を祝福してもらうように、
彼らは養女を祝福してもらうために連れてきた。
今度はソビエシュが心を込めてその娘の将来を祝福した。
そしてふと、ナビエが支援していた孤児のことを思い出した。
エベリーだね・・。なんか嫌な予感が・・。
謁見の間での任務を終えたソビエシュは、廊下に出てカルル侯爵に命じた。
『ナビエの副官を執務室に連れて来い。』
事務所に行って、
いくつかの債権をチェックしていると、ナビエの副官が2人入ってきた。
ソビエシュは
『お前たちはナビエの副官か』と聞いた。
二人の副官は、ソビエシュの突然の呼び出しに緊張し、
ソビエシュが前皇后の話をすると、さらに不安になった。
皇帝の怒りが自分たちに向けられることを恐れたのだ。
『はい、陛下。』
『ナビエが一人で世話をした孤児がいた。その責任者は誰だ?』
ソビエシュがナビエが世話をした孤児の話をすると、
副官の一人が前に出てきて戸惑った。
『陛下、それは私の義務でございました。』
と側近は思った。
状況が理解できずに表情が固まってしまった。
ソビエシュは言いたいことを続けた。
『あの娘、魔力が消えたそうだな。』
『はい、その通りでございます、陛下。』
『その娘は今どうしている?後援金はどうなっている?』
『彼女はまだ魔法学校におります。
私の知る限りではトロビー公爵から後援を受けています…』
ナビエの家族が引き継いでいたのね・・!良かった・・。
『お前はもう担当していないのか?』
『はい、今は別の部署で働いています。』
副官はソビエシュの顔色を伺いながら答えた。
ナビエの離婚後、副官たちは自然と部署を変えていた。
ソビエシュはうなずきながら、
『トロビー公爵があの娘に資金を提供するのを止めさせろ。』
と命じた。
…は?
側近はソビエシュの言葉に驚き、すぐに
『な…何と仰いましたか?』と尋ねた。
『お前はあの娘が、どんな娘なのか知っているか?』
『え、ええ…!以前は定期的に会って様子を伺っておりました。』
『あの娘に会いたい。ここに連れてきてくれ。』
副官はさらに戸惑った。
ソビエシュが少女を連れてくるように命じたのは、
ナビエが彼女のことをとても気に入っていて、直接彼女をサポートしたいと思っていたからだ。
いらないいらない!!
しかし、ソビエシュは、
魔力が消えたあの子を魔法学園に置いておくことに反対だった。
あのままあの場所にいれば、
少女は魔力を失ったことを後悔し続け、自分は役立たずだと思ってしまうだろう。
遅かれ早かれ、彼女は現実に直面しなければならないのだから、
彼女を連れてきて、別の未来を見つける手助けをしたいと思った。
いらないいらない!!(2回目
ソビエシュは、彼女が同意すれば、東大帝国に滞在することも認めようとも思った。
そうすれば、
ある日ナビエが帰ってきたとき、彼女は安心して喜ぶだろう。
(カエッテコネェヨ
しかし、副官たちは率直に、皇后を見捨てたソビエシュが、
ナビエが大切にしている少女の面倒を見てくれるとは思えず、不安を感じていた。
いや、間違いないぞ・・すぐソビエシュっぽいことして更にエベリー、自信無くなっちゃいそう・・。てゆかどうかそっとしておいて欲しい・・。
__
__
ソビエシュの行動に戸惑ったのは、二人の副官だけではなかった。
『女を連れて来いって命令したの?』
ラスタは、ロテシュ子爵から、
ソビエシュが女を連れてくるように命じたと聞いて、唖然としながら尋ねた。
出たよ・・
『はっきり言いなさい。女なの?少女だって?』
『わからない。だが、魔法学園の生徒ということは、ルベティと同じくらいの年齢のはずだ。』
『魔法学園……』
ラスタは唸った。
ソビエシュが魔法の才能のある少女を連れてくるように命じたことに傷ついていた。
大貴族のナビエを(やっとのことで)追い出したラスタは、
今度は魔法使いの少女が来ると思うと頭がクラクラしてきた。
ソビエシュが自分を裏切ることはないと思っていた。
それは勘違いだったのだろうか。
他の人はソビエシュがラスタと浮気していると思っているかもしれないが、
ラスタはソビエシュの自分に対する愛情が不純なものだとは思っていなかった。
ソビエシュとナビエは政略結婚をしていたのである。
ソビエシュもナビエもお互いに愛し合ってはいなかった。
っていうラスタの考えね。今だけ切り取れば確かにそう見えるかもね。
ラスタは手をこすり合わせながら顔をしかめた。
陛下が気を変えて、連れてきた女を皇后にしたらどうしよう。
ラスタは不安だった。
その少女、今はまだ成人でなくても、ルベティと同い年であれば1年ほどで成人になる。
ソビエシュとの年齢差はさほど大きくないので、問題なくパートナーになれるだろう。
ラスタとは違い、
ロテシュ子爵は比較的楽観的に
『何のために彼女を連れてくるように命じたのかはまだわからない。まぁわかるまで待ってみるか。』
と話していた。
『…』
しかし、ロテシュ子爵の次の言葉は矛盾していた。
『それに、すでに言ったではないか?前もって警戒しておくことが必要だ、と。』
ラスタは両手でお腹をさすった。
『今は誤解かもしれないが、いつか本当のことになるかもしれない。』
と子爵は火に油を注ぐように言った。
『ラスタを挑発するのはやめて、その時のための準備を考えて。』
人ごと・・ロテシュにぶん投げ・・
『ふむ、だが、待つほかに思いつかないなぁ…?』
子爵はラスタの叱責を受けて、茶目っ気たっぷりに鼻歌を歌った。
彼がラスタに会いに来た最大の理由は、
ラスタを不安にさせ、自分がどれだけ必要とされているかを気付かせることだった。
ラスタが不安になればなるほど、彼にとってはいいことなのだ。
ロテシュ子爵が帰った後、ラスタはようやくソファに頭を預けて目を閉じた。
彼女はすぐにソビエシュのところに駆けつけて、
彼が連れて来る女のことを聞きたいと思った。
仕事のために連れてきたのであれば、まずは安心するからだ。
しかし、ラスタが心配したのは、
ソビエシュが自分の問いかけを迷惑な嫉妬だと考えることだった。
適度な嫉妬は相手との距離を縮めるかもしれないが、
過度の嫉妬は相手を疲れさせるかもしれない。
ふむ、ラスタにしてはよくわかってる、わよね?
ロテシュ子爵を見送った後、
使用人のデリスはラスタに丁寧に声をかけた。
『あの…ラスタ様…』
続けて、
『皇帝陛下はそんな方ではありません。あまり心配なさらないでください』と言った。
この子もソビエシュにやられていたか・・。
彼女はラスタとロテシュ子爵の会話を横で待っていた時に一部始終を聞いていた。
しかし、ラスタはデリスに安心させてもらっても、何も感じなかった。
デリスが明らかにソビエシュを気に入っていることは知っていたので、
彼女がソビエシュの味方をするのはとても腹立たしいことだった。
『あなたが陛下のことをどれだけ知っていると思っているのかわからないけれど、
陛下の妻であるラスタよりも知っているとでも思っているの?』
とラスタは険しい表情でデリスに投げかけた。
デリスはラスタに怒られたことを悟り、すぐに口を閉ざした__
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再婚承認を要求します 原作小説 100話 感想・考察
まず、序盤です!
期待していたイチャラブ展開はあいにくというかお約束というか、あっという間にナビエが恥ずかしがって終わってしまいました。笑
しかし、ハインリの”告白”。
これは、ナビエを初代西大帝国の皇后にする、
というナビエが想像したものを遥かに超えるものでした。
完全にきらびやかな会場で愛の告白かと思っていたナビエ。まさかの展開、予想できていなかったね。ハインリは前王妃(クリスタ)との結婚式準備を巡る対立(誰が準備するか、グレードはどうするかとか)もこれで解決したんだもんね。
ナビエの初代皇后は同時に国が帝国になり、
ハインリの国王から皇帝への昇格(?)宣言でもあり、
歴史に残る場面に居合わせられることがわかり、嬉しさを抑えられないナビエでした。
でもその後、記者からのどっちに答えても選ばれなかった方が悲しむ質問を投げかけられたりもしてたよね、ナビエは覚悟の上で記者を呼んだみたいだから何かしら打つ手はありそうなのだけれど・・
そして、中盤。
落ち着かないソビエシュはふとナビエが支援していたエベリーのことを思い出し、
自ら支援する為にトロビー家の後援を止めさせるように元ナビエの副官に命令します。
ナビエが安心できるように、って今更すぎだし、恩を売る気満々だし、どうせ支援忘れる、とか起こりそうだし、いや、まじで余計なことでしかない。本当やめて・・!
それが後半でラスタへも派生していきます。
相変わらずのロテシュに良いように利用されちゃってるラスタ。これさ、何らかの形でソビエシュがまだナビエにぞっこんだってラスタが気付いたとするじゃん、そしたらソビエシュ⇄ラスタ間の関係も最悪になって、ナビエ⇄ソビエシュ間は既に最悪で、もうソビエシュクッソ地獄だよね・・
あと、インタビューでは多分、ナビエは東大帝国も気にしながらもある程度西王国の肩を持つ発言をすると思うので、ここでまたソビエシュ醜態晒しそうですね・・!
そして結婚式でのハインリの西大帝国宣言ね・・!もう何回も言ってるけど東大帝国滅亡の危機よね・・
次回も気になります・・!
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次回原作小説版第101話ネタバレはこちらから
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