今回はかっぴー | nifuni 先生の
「左ききのエレン（リメイク版） 」3巻を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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左ききのエレン（リメイク版） 3巻 あらすじ
前巻ネタバレはこちらから
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10年前に父を事故で亡くした山岸エレンは、父の命日に父が亡くなった場所に行きます。
その場所で、朝日に見とれて道に飛び出し、
車に轢かれそうになるエレンの同級生朝倉光一。
それは10年前、エレンの父が亡くなったのと同じ場所、同じ時間でした。
自殺したと思われていた父親は、朝日に見とれて道に飛び出して車に轢かれたのかもしれない。そう思い、エレンは心が救われた気持ちになりました。
光一の情熱で、エレンは再び絵を描けるようになり、
光一、エレン、加藤さゆりの3人は無事美大に合格します。
エレンは光一に聞こえないくらいの声で、「ありがとう。」とつぶやきます__
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左ききのエレン（リメイク版） 3巻 ネタバレ
広告代理店で働くデザイナー朝倉光一は、
高校時代に夢をあきらめて美術予備校を辞めた同級生、竹山に10年ぶりに出会います。
竹山ぁ！そのまま大きくなった感じ・・懐かしい・・！最後の別れ、なんか辛かったよね・・
竹山はSEとして働いており、結婚して子供もいました。
光一は、「オレの分も頼む」と竹山に言われたけれど、
「オレはオレの事で精一杯だった。」と言い涙を流します。
竹山は、「オレもそうだった。」と言い、二人は笑顔で別れます。
うん、、なんか、、よかった。
光一の同級生山岸エレンは、
父を事故で亡くし、そのショックで好きだった絵が描けなくなっていました。
父が亡くなった時、母親に「絵はやめて」と言われてしまい、
母はそれを後悔して「美大に行きたいならお金のことは気にしないで。」と言います。
しかし、父が亡くなって入ったお金で美大になんか行けないと、
エレンはバイト先の本屋に就職するつもりだと母に伝えます。
そして父の命日。
明け方に、エレンは父が亡くなった場所に行きます。
予備校で、
「好きな場所の写真を撮る」という課題が出て、
光一と加藤さゆりは光一の好きな場所に向かいます。
そこには、エレンの姿がありました。
エレンの父が亡くなった場所と、光一の「ベスト朝日スポット」は同じ場所だったのです。
朝日に見とれて道に飛び出し、車に轢かれそうになる光一。
それは10年前、エレンの父が亡くなったのと同じ場所、同じ時間でした。
まさかエレンの父親って・・
自分の才能の無さに絶望して自殺したと思われていた父親は、
朝日に見とれて道に飛び出して車に轢かれたのかもしれない。
そう思い、エレンは心が救われた気持ちになりました。
父の死のショックからは立ち直ったものの、
10年絵を描いていないエレンはすんなり絵の世界に戻れずにいました。
そこに、めげずに自分の絵をアピールしてくる光一。
下手なのに努力を続ける光一のデッサンには、
「描けよ！」というエレンへのメッセージが添えられていました。
そのメッセージを読み、エレンは光一のデッサンに自らの絵を上書きします。
「本気出せよ光一。本気出してそれからあきらめろ。凡才なお前が平凡な人生にどう抗って生きるか見せてみろ。その度に私がぶっつぶしてやる。何度でも。」
そう心に決めたエレンは、トラウマから立ち直るのでした。
光一のおかげでエレンが立ち上がれたのか・・！
光一、エレン、さゆりの3人は、無事志望大学に合格しました。
美術予備校の学長、海堂は、
「合格をゴールだと思うな。まだスタートラインですらないぞ。」と3人に話します。
自分の人生がいつ始まるかなんて、本人にしか分からないと言う海堂。
自分の人生が始まる瞬間なんて分からない。
まだ始まってないことだけは分かるという光一に海堂は、
「はじまったら、はじまった時わかるよ。」と告げます。
エレンにとっての人生が始まったのは、
光一が「描けよ！」というメッセージをくれた時でした。
光一はいつも自分の事ばかりだけど、
そんなに自分の為だけに生きていいなんて知らなかった。
エレンは光一に聞こえないくらいの声で、「ありがとう。」とつぶやきます。
・・・！！！
それから10年経ち、広告代理店での激務の中にいる光一。
「あれから10年経ったけど、俺の人生全然はじまってない。」と光一は思うのでした。
__
__
第三章
光一は広告代理店の同期飲みに参加していました。
同期の朱音ユウコが上司である流川俊に負けたくないと言いますが、
光一は自分の上司であるスタークリエイター神谷雄介に、負けたくないという感情を持ったことはありませんでした。
光一たちの働く目黒広告社を辞める報告に、神谷雄介は元上司の柳一のところに会いに行きました。
柳は神谷に、
「お前は朝倉光一の育て方を間違えた。」と言います。
神谷が抜けたら朝倉光一は腐るぞ、と柳。
「お前のことも、僕が潰したる。」と神谷に言い放ち、柳は部屋を出ていきます。
徹夜続きでくさくさしている光一を見ながら、
自分は育て方を間違ったとは思わない。と考える神谷。
「万全の状態なんて一生来ない。クソみたいな日にいいもんつくるのがプロだ。」
と光一を激励します。
痺れるぜ・・
仕事終わりのタクシーの中で、神谷は光一に自分が辞めることを伝えます。
光一は、自分も一緒に行きたいと言いたいのをこらえて、
「がんばります…！オレ、ガッツしかないんで。」と神谷に言います。
神谷は、「お前はガッツだけじゃない。」と光一をねぎらい、
光一は、自分はこの人のようになりたかった。と涙を流します。
__
神谷が抜けた後、光一を誰の下につけるかが話し合われていました。
光一を拾った柳は、部下がうつ病になるくらいのきつい仕事ぶりで有名でした。
柳は光一に対しても当たりがキツく、
性格はめちゃくちゃですがデザインの腕は抜群という大変な上司でした。
柳は下積み時代から
「ぼく人間ちゃうわ。デザイナーや。」
と言うほどのとんでもないハングリー精神で、下剋上を成し遂げ当時の上司を部下にしていました。
けれど腕がいいので、誰も反論することができません。
落ち込む光一を、共に神谷の下で働いていた三橋由利奈が励まします。
広告賞を取った三橋は、
「賞は必要だ、先輩を倒すために。私はそうする。」
と言って光一を激励します。
__
2年後、シンポジウムで講演をする光一を、神谷と三橋は見に行っていました。
光一と連絡を取っていないという神谷に、
「さすがにちょっと冷たい。」と悲しそうに言う三橋。
光一には以前の明るい面影はなくなっており、
会社では「柳ジュニア」と呼ばれ、冷淡な孤高のアートディレクターになってしまっていました__
光一。。どうした・・
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左ききのエレン（リメイク版） 3巻 感想・考察
3巻に出てくる、
というセリフを初めて読んだときに衝撃を受けました。
というセリフはこの作品の金言ですが、
そういう胸に響く言葉がたくさん出てくるのがこの3巻です。
エレンがトラウマを克服しみんな無事美大に受かったと思いきや、
後半から始まる第三章では読むのも苦しいような展開になっていきます。
自分の仕事への向き合い方を、考えさせられる1冊です！
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次回第4巻ネタバレはこちらから
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