今回は杉山美和子先生の「Bite Maker(バイトメーカー)~王様のΩ~」11話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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Bite Maker~王様のΩ~ 11話 あらすじ
前話第10話ネタバレはこちら!
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ナイトプールに現れた車いすの女性。
その人物こそがΩだと秀吉は確信しますが、どこを探してもその姿はありませんでした。
一方のえるは、デートでエスコートをしてもらい、
信長が自分のために変わってくれたのだと勘違いしてしまった自分に呆れていました。
信長が大事にしたかったのは私じゃない、Ωの子宮なんだと…
信長の従者を休むことにしたのえるでしたが、
そのことを知った信長は激怒してしまい、「のえるを孕ませる」と決意します。
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Bite Maker~王様のΩ~ 11話 ネタバレ
まるで見送られているかのように、花々やフルーツに囲まれる秀吉。
そっと目を開けると、そこには幸がいました。
秀吉が目覚めたことに気がついた右近・左近・央は秀吉の無事を喜びます。
秀吉はプールで助けた人物を心配しますが、右近は首を傾げ質問します。
「彼女とはどなたのことでしょう。ホテルの支配人が病院に運んだのは秀吉様おひとりです」
まさか、そんなはずはない…秀吉は病室を飛び出しますが、
体調が戻っていないようで、倒れたところを幸村に支えられます。
逃げ出さないようにと、手足を拘束される秀吉。
幸村に外すよう叫びますが、本当に具合が悪そうだからと断られます。
そこで秀吉は昨晩あったことを話します。
「幸村、昨日オレは…Ωを見つけたんだ」
Ωは絶滅したはずだと話す幸村に秀吉は続けて
「オレだってまだ信じられない、けど会ったんだ。
でもオレが意識を失くしてる間に消えた」
姿を消したΩを探すと言い出す秀吉に、それは警察に任せるべきではと幸村は諭しますが、秀吉は反対します。
「国が買えるほどの金を拾って、名乗り出る人間がいると思うか。
無茶な繁殖、闇の市場の売買、欲と金に溺れた先人。
Ωは絶滅したんじゃない、絶滅させられたんだ。Ωをオレは守りたい」
しかし幸村は
「オレはΩにもαにも興味ない。オレはまめるが好きだから…秀吉、大切なものを見失うなよ」
そう告げて立ち去るのでした。
__
その頃信長は、なぜのえるが自分を拒絶したのか、
なぜ何ひとつ思いどおりにならないのかと不機嫌になっていました。
そんな信長のもとへランが慌ててやってきます。
のえるが信長の従者をボイコットするというのです。
書置きを見た信長は張りつめていた糸が切れたようで、
「もういい、十分だ。ラットより前だがのえるを孕ませる」
と決心するのでした。
お見舞いの花束を買うのえる。
昨夜のことを思い出すと、恐怖に包まれます。
私のために信長が変わってくれたとすら思った、このまま楽しくいられると思った…
けど違う、一瞬も迷うことなく車いすの人をプールに落とせる、それが信長の本質…
信長が自分を好きになるはずない、そんな必要がない…
信長にとって大事なのはΩの子宮…
信長へ少しでも好意を見せた自分がバカだったと、自分を責めます。
__
病室へ着くと、そこには面会謝絶の文字が。
そんなに悪かったのかと焦るのえるですが、中から秀吉の声が聞こえ、扉を開けます。
そこには、ベッドの上で手足が拘束されたまま身体を火照らせる秀吉の姿がありました。
お互いの顔を合わせ驚きますが、帰ろうとするのえるに秀吉は
「違う、そういうのじゃない!してない!」と誤解を解くのでした。
さっきまでは
「Ωに会ったらもっと、浮足立つと思ていたのに、この気持ち悪さはなんだ…?」と
うなだれていた秀吉でしたが、のえるがやってきてからは気持ち悪さがなくなったようでした。
拘束具で傷ついた手をのえるは拭き取ります。
「のえるの声を聞いてるだけで楽になった…
タオルごしに手をにぎってるだけなのに全神経が集中する…」
ドキドキする秀吉をよそに、昨晩のことを話し出すのえるでしたが、
そこにあのホテルの支配人がやってきます。
昨夜の一部始終を防犯カメラで追っても、スタッフに見かけたか確認しても、
支配人が秀吉を探しに行った時でさえ、車いすの女性はいなかったと伝えます。
消えた人物に困惑する二人でしたが、
「のえるはここで手を引いたほうがいい。
信長とのえるは気づかなかったかもしれないが、彼女はΩだ」
秀吉の言葉に、緊張するのえるですが、
どうやらのえるのことは気づいてないようです。
Ωを見つけないとと必死になる秀吉に、
Ωを見つけてどうするつもりかとのえるは問います。
「ラットが近いから手に入れたいんじゃないの?
愛玩物にして自分の子を産ませる。
そのために必死で探してるんでしょ?Ωはただの道具なんでしょう」
感情的になるのえるに
「どうしてそんな悲しい匂いをさせてるんだ」
と今度は秀吉が問います。
そして、のえるを抱き寄せて伝えます。
「そんな匂いさせてたら抱きしめたくなる!
欲望のままにくるうほど求めても、抱き潰すほどすり切れるまで吐き出しても、
心がないんじゃ不幸だろ!オレはΩを守りたい」
のえるから匂いが…する。違う。オレから立ち上がる香り。恋の匂い…
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Bite Maker~王様のΩ~ 11話 感想・考察
せっかくいい感じだったのに…信長はどうしてあんなことをしてしまったのか。
初めての世界に喜び、はしゃいでいたのえるが可哀そうでたまりません。
また自分の殻に閉じこもってしまうのではないか心配ね・・
秀吉はΩを追いつつも、のえるへの想いが募っているようで、
恋に興味のなかった秀吉が
恋を知り、ときめいたり、恥ずかしがったり、大胆になったり…
どう成長していくのか楽しみです。
幸村の気持ちはすでに知っているので、この二人のライバル関係もどう発展していくのでしょうか。
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次回第12話ネタバレはこちらから
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