今回はHERO | 萩原ダイスケ先生の「ホリミヤ」2巻を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。
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ホリミヤ 2巻 あらすじ
前巻第1巻のネタバレはこちら！
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生徒会のメンバーでない堀が生徒会の仕事を必要以上に押し付けられ、
その上、レミの不注意でなくなってしまった書類は堀が提出しなかったからだと攻め始めてます。
堀はちゃんと綾崎に渡したと訴えますが、
綾崎は嘘をつき、仙石は謝れと堀に詰め寄ります。
そこで、メガネを外して笑顔でやってきた宮村が仙石に激しく頭突きをくらわせ、
綾崎が捨てておいてといった書類を出し、綾崎に絶対的な非があることが露呈します。
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ホリミヤ 2巻 ネタバレ
生徒会メンバーではない堀ですが、
生徒会の仕事を必要以上に回されて疲労させられてしまいます。
むむ・・
役にたっているんだからいい
と生徒会長の仙石から雑用を押し付けられても最後まで責任をもって全うします。
優等生で責任感の強い堀が使われている
と由紀は心配して不満をもらします。
宮村は石川に仙石はイケメンだし、堀も好意があるから手伝うのでは
と言い、石川にショックを与えてしまいます。
実際は生徒会役員であり仙石の彼女である綾崎が仕事をしないぶんを堀に押し付けているのです。
堀の優しさにつけ込みやがって・・！
堀のきっちり最後まで仕上げた会計の書類を綾崎が回収しに来ますが、
廊下で綾崎から宮村にぶつかった挙句、
持っていた書類を落としたことを宮村のせいにして、
さっき回収した堀の書類を乱丁だから捨ててと走り去ってしまいます。
綾崎のミスにより、無くなってしまった堀の書類をめぐり、
生徒会は堀が提出しなかったはずだと攻め始めてしまいます。
堀はちゃんと綾崎に渡したと訴えますが、
綾崎は嘘をつき、仙石は謝れと堀に詰め寄ります。
由希はそんな様子を見て悔しくて泣いて訴えますが、
ギャラリーは生徒会への同情心へと傾いています。
すると、
メガネを外して笑顔でやってきた宮村が仙石に激しく頭突きをくらわせます。
えええええええええ！！笑
（でもよくやった・・！
びっくりして狼狽するまわりをよそに、
宮村は綾崎が捨てておいてといった書類を出し、
綾崎に絶対的な非があることが露呈します。
大泣きで綾崎は謝り、生徒会一同も謝罪しますが、
仙石はこの一件以来、宮村に会うとトラウマでビクビクしてしまいます。
こんなことがあったにも関わらず、堀はその後も生徒会の仕事を手伝い続けます。
弱みを仙石に握られているのと聞く宮村ですが、
堀は仙石と幼馴染だからねと濁します。
まさか幼少期から中学までの長い間、いじって泣かせすぎた罪滅ぼしとは言えません。
あっ・・そうだったのね・・
高校２年の後半になり進路調査票が配られます。
進路はどうするかという話になり、宮村は実家のケーキ屋を継ごうと考えてると言います。
優等生の堀は大学に行くんでしょと皆にいいなと褒められますが、
いまいち冴えない表情の堀に宮村は違和感を覚えます。
遊びに来た弟・創太の友達のゆうなにふるまうため、
堀は宮村からケーキのつくり方を教えてもらいながら作ります。
堀はおいしいと喜んでくれたゆうなを見てホッとします。
次はちゃんと一人で作ると言う堀に、
宮村はまた自分を呼べばいいよとにっこりと微笑みます。
食器洗いで手が離せないため、
堀は宮村にヘアゴムを自分の部屋からもってきてと頼みます。
宮村はヘアゴムをみつけると同時にくしゃくしゃになった堀の進路調査票を見てしまいます。
破れたり苦悩している様子がわかる進路調査票を見て、
本当の堀を知っているのは自分だけなのに、
辛いって言わなきゃ誰も気づかないと歯がゆい気持ちでいっぱいになります。
宮村は堀の頭を怖い表情でなでながら、バカとひとこと残して帰ります。
宮村を怒らせたのではと心配する堀に、
宮村から堀が泣いているのにを知っているのに気づいてあげられなくてごめん
とメッセージが届きます。
堀はその時初めて、
自分はどうしていいかわからず不安で泣いているのかもと気付きます。
夢ではそんな自分を宮村が受け止めてくれて、守ってくれると言います。
その日、
学校を遅刻してしまった堀は宮村を見つめて、
守るわけないかっとため息をもらします。
・・・。
堀の誕生日プレゼントを何にしようかと石川は宮村に相談します。
そしてあれだこれだとリサーチすればするほどわからなくなってしまいます。
堀は買ってきたアニソンのＣＤを創太に渡し、
主婦業ばかりしているため流行りの曲がわからないな、
宮村は何を聴くのだろうと思います。
夕食中、創太は春休みは毎日宮村が遊びに来てくれるのか、
高校卒業しても遊びに来てくれるのかと堀に質問します。
宮村が来なくなったことを想像して、
思わず大きな声で堀は嫌と言い、創太に素直じゃないよねと笑われます。
宮村もまた堀のプレゼントを何にしようかと考えていると、
石川が堀のプレゼントに選んだ指輪のサイズ確認をサイズが一緒の宮村で確かめため、
高所恐怖症をこらえながら７階の宮村の家へとやってきます。
指輪をはめた宮村が、うん、ぴったりだと思いきや…
抜けず二人は焦りまくります。
笑！！
石川はサンプル故に問題ないことから、
すぐに取らなくてもいいからケガしないように、と言います。
堀は創太からは目からビームを出す優等生の堀の似顔絵をプレゼントしてもらいほっこりします。
そして、石川からの指輪に熱がこもっていない堀ですが、
とれなくなったお揃いの指輪が宮村の指にあることに気付き、驚きます。
創太は結婚指輪だとはしゃぎ、
宮村が一緒に住めるとはしゃいでしまいますが、
宮村は優しく創太が来てほしいときは遊びに行くからねと言い、
結婚指輪ではなくて仲良しの証指輪だと説明します。
そんな宮村の言葉をきくと、急に指輪を見つめながら赤面してしまう堀なのです。
そして、宮村からは流行曲のＣＤをプレゼントしてもらい、
堀はいつも宮村は自分の欲しいモノや言葉をくれると不思議に思い、喜びます。
__
__３年のクラス替えで堀、宮村、由希、石川は同じクラスになって喜びます。
しかし、宮村は暗くて変だと言われ続け、
小学校中学校と孤立していた自分を思い出し心に暗い影を抱え続けています。
そんな自分をそれぞれの形で受け止めてくれた三人は宮村にとっても今までの周りの人とは違って、変なのです。
今もなお、宮村はちゃんと溶け込めているのかと自信がありません。
４人１組になってのレポート作成が先生から指示されると、
余り続けてきた宮村は身体を硬直させます。
すると、何を示し合わせたでもなく、
わらわらと三人は宮村の机に自分の机を寄せてきて自然と作業に取り掛かります。
嬉しいよね・・
屋上で一人、こんな関係を友達っていうのかなと宮村が考えていると、
石川が近くで何やら話しかけてきます。
うわの空で、宮村は石川に自分のことをどう思うか尋ねます。
そんなことを聞く宮村がきもいという石川ですが、
正直に、
暗くて変以外の宮村の短所を連発してあげ、
だけど人が良すぎてつけこまれないか心配だし、
女子より美人なとこや、何よりこんな臭いことを言わせるところがむかつく
と言い放ちます。
そして、石川のほうこそ、
君付けで自分のことを呼ぶ宮村の距離感に不安を感じるよと言います。
頬を赤らめながら透と呼ぶ宮村にすかさず、石川はキモっと後ずさりします。
高校に入ってから同級生のことを名前で呼ぶのは初めてだ、
と語る宮村を石川はじっと見つめて、やっぱり変だといいます。
宮村はやはりかというように謝ろうとしますが、
石川はそれをかき消すかのように嫌いじゃない、不器用なだけだと宮村の名前を呼びます。
大丈夫だよ、十年前の自分に言ってあげたいと、宮村は顔を両手で覆います。
教室に二人が戻ると待っていたのは堀のデコピンです。
レポートの約束を破った罰です。
後日、にこやかに君付けで自分を呼び続ける宮村を見ながら、
石川はあれは何だったんだろうと考えてしまいます。
堀が水をはねられてから、宮村は必ず車道側を歩きます、
晴れていても雨が降っても、宮村の距離感はつかず離れず離れずだと堀は思います。
学食で堀はレミに宮村をもらっていいかといきなり言われてしまいます。
戸惑って答えられずにいた堀ですが、
レミと宮村が並んでいる姿を想像して宮村は、
自分のもので絶対にあげないと大声を出してしまいます。
おおお///
そんな自分に戸惑う堀ですが、
雨をよけるため自分の上着を自分にかける宮村を見て、
どうしてそんなに自分に優しいのかと、心の中の疑問をぶつけます。
しかし、大雨のせいで堀の言葉はかき消され宮村には届きません。
堀の家でぬれた衣類を堀の父親の服に着替えた宮村は創太を仲良く寄り添って寝ています。
そんな宮村を見つめながら堀は
こんなに寝れるのは特別に自分の家だからだったらよかったのにと、想いをにじませます。
レミが学食での堀とのやりとりを桜に話しているところを石川は聞いてしまいます。
朝、宮村が教室にくると左頬が腫れています。
石川と喧嘩してしまったという宮村の話を聞いて、
堀は石川にひとこと言ってやろうと思っていると、
顔中ボコボコに殴られた石川が教室に入ってきて、フリーズしてしまいます。
由紀が宮村の、堀が石川の話をききますがお互いが自分が悪いと言います。
堀にどっちが勝ったのときかれると、
石川は堀の顔を見つめながら、自分が負けたと意味ありげに呟きます。
レミの話を聞いて、石川は宮村に堀はお前が好きだと言い、
宮村はそんなことはないとはぐらかし、
その延長線上に殴り合いに発展してしまったのです。
お互い自分が悪いと言って並んで立つ二人の後ろ姿を見ながら、
堀と由紀は男子ってそういう喧嘩ができていいねと笑います。
__
創太が小学校に入って、堀の家で宮村と二人で過ごす時間が多くなるようになります。
ケーキを食べていても、たまに会話が途切れたりします。
堀と宮村は怪談特集を二人で見ています。
本当に怖がる宮村とは対照的に堀は楽しくてどんどんちがうＤＶＤを見ようとします。
ＤＶＤを扱う堀の指を見て、宮村はやはり堀の指はそっていると言います。
２人はお互いの手について話し、大きさを比べるために合わせます。
堀はギュッと宮村の手をカップルつなぎのように握ります。
宮村もまたそれに応えて握り返します。
堀は小さな声で好きだといいますが、すぐに手が好きだと焦って言い直します。
宮村は平静を装い、自分も好きだよと言います。
そしてもう一度、好きだよと宮村が伝え、堀はさっききいたよと静かに言います。
きゃああああ///
創太が騒がしく帰ってきて賑やかな雰囲気の中、
宮村はＤＶＤを片付けながら石川が言った、
堀が伝えてきたらお前はどうするのという言葉を反芻しています__
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ホリミヤ 2巻 感想・考察
堀はいつも頑張っていて、
自分が辛いと言うことも気づかないほどなんて、びっくりしました。
そんな堀の人には見せられない部分を、
宮村は長年孤独で自分自身に向き合ってきたからこそ、
解決するというよりも、寄り添うことで安心させてあげれるのかなと思います。
そして、石川が宮村に屋上で言った言葉・・
見ているこっちも涙が出そうになってしまう・・
石川は大きく宮村の人生を変えたんじゃないかなって。
石川こそ、言ってほしい時に、ちゃんと言ってくれる、
隠れいい男なのではと思ってしまいます。
キュンもありますが、人とのつながりをテーマにした深い作品だなと思います。
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