今回はLINEマンガで連載中のAlphatart,SUMPUL, HereLee先生の
「再婚承認を要求します」原作小説版の89話(漫画版は82話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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再婚承認を要求します 原作小説89話 あらすじ
前話、原作小説第88話のネタバレはこちら
↓↓↓
前王の死により、あるべき形での権力移譲が行われなかった王宮。
それゆえに実質的にはこの西王国には二人の王妃がいた。
一人は一年前の時点で正式な王妃ではなくなったが、
王妃としての執務・役割を続けていた。
前王妃には彼女の友人、家族、支援者が揃っていた。
宮廷人のほとんども彼女に雇われていたのだろう。
一人は王妃になったが、
彼女は異国人で、家族も友人も支援者もみんな別の国にいた。
彼女は西王国の宮廷人たちとは何の関係もなかった。
道中で出会ったほとんどの宮廷人たちは、
クリスタのことを「王妃」と呼んで褒め称えていた。
ナビエはこの状況を冷静に観察しながら、
ラスタが来た時のことを思い出していた__
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再婚承認を要求します 原作小説89話 ネタバレ
宮廷人のその大胆な発言に、クリスタは戸惑いながら私をちらりと見た。
もう一度訂正すると、叱っているように見えるので、
私の正体に気づかせようとしていたのだが…
残念ながら、宮廷人はそれに気づかなかった。
何も理解できないまま、宮廷人は「本物の王妃様へ感謝を込めて。」と続けた。
クリスタは今度は必死に私を見ていた
私に前に出て真実を伝えて欲しいと思っているようだった。
クリスタがかわいそうだと思ったが…私は一歩も前に出なかった。
代わりに、私は黙って宮廷人を見た。
以前から心配していたのは、まさにこのことだった。
そっか、前王はハインリの”父”じゃなくて”兄”だから、
前王妃はナビエとほとんど年が変わらないのね・・!
前王の死により、自然な権力移譲が行われなかった王宮。
それゆえに実質的にはこの西王国には二人の王妃がいた。
そのことに対する宮廷人の素直な態度が見たかった。
一人は一年前の時点で正式な王妃ではなくなったが、
王妃としての執務・役割を続けていた。
前王妃には彼女の友人、家族、支援者が揃っていた。
宮廷人のほとんども彼女に雇われていたのだろう。
対照的に、別の、
一人は王妃になったが、
彼女は異国人で、家族も友人も支援者もみんな別の国にいた。
彼女は西王国の宮廷人たちとは何の関係もなかった。
どちらの王妃に国民が共感するかは明らかだったが、
私は自分の目で確認したいと思った。
その後も宮廷人との出会いは続き、
同じような状況が続いたが、私は最後の最後まで立ち止まっていました。
『あの…あまりご心労がなければよいのですが…』
離宮に着くと、クリスタは心配そうに丁寧に話しかけてきた。
青白い口元に悲しげな笑みを浮かべていた。
うーん、クリスタなんか良さそうな人ではあるんだけど・・
どこか影があるんだよね・・
『彼らは私に慣れているだけで、良い人たちなのです。
彼らは私の今の状況を気の毒に思っていますが、
きっとすぐにあなたに従ってくださると思いますので。』
『そうですか…』
私はあまり辛口に聞こえないように、少しゆっくりと答えた。
しかし、私は彼女に全く同意しなかった。
これまでの道中で出会ったほとんどの宮廷人たちは、
クリスタのことを「王妃」と呼んで褒め称えていた。
一方で、私は異国人だとか、
夫と離婚してすぐに再婚したずるい女だとか、
東の帝国から来たので傲慢だとか言われていた。
それ以外に、私のことをどう思っていたのだろうか。
馬車から降りた私を見ていた何人かの宮廷人たちは、
笑顔でクリスタに近づき、彼女の隣に立つ私を見ると、
恐怖で口を閉じてしまった……。
明らかにクリスタのために行動しているわ。
たとえ彼女が王妃でなくなっても、彼女のために行動している善良な人たち。
『…』
『レディ・ナビエ?』
でも正直に言うと、私はラスタが来た時のことを思い出していた…
もちろん、クリスタと私の状況は違っていた。
彼女はハインリの義理の妹であって、彼の妻ではなかった。
しかし、
彼女が新参者に振り回されているという意味では
私の状況と似ているように思えた。
ここでの新参者=ナビエね。
ラスタがやってきた時のナビエの状況と一緒。
クリスタに目を見開いて微笑むと、クリスタはほっとしていた。
__
__
宮殿に到着すると、彼女は少しだけ前に踏み出してドアを開けた。
『こちらです』
私は悩んでいる心を必死に隠して、彼女の後をついていった。
クリスタは誇らしげな声で話した。
『美しいでしょう?』
『…ええ』
宮殿は確かに美しかった。
太陽の光がホワイエを薄暗く照らしている。
無造作に並べられたような家具にもヴィンテージ感がある。
しかし、東大帝国のクリスタルハウスに似ていることに戸惑った。
外国にはクリスタルハウスをモデルにした建物が多いと前皇后から聞いたことがある。
もしかしたら、これもその一つなのかもしれない…。
しかし、それを口にすると、東の国の傲慢な人間と見られかねない。
だから私はそのことを語らず、ただただ反省し、美しいと繰り返した。
しかし、内部を全部見せてもらっても、クリスタは帰るのをためらっていた。
なぜかと思っていると、彼女は両手を絡めて慎重に口を開いた。
『このことは恩着せがましくて言いたくないのですが・・・
話さなければならない気がします。
あの…レディ・ナビエ。お願いがあります』
『何でしょうか』
『ここで雇われている宮廷人は定年まであとわずかです』
『?』
『私が雇った人たちです』
クリスタはため息をついて怯える鹿のような目で私を見て、続けた
『前にも言いましたが、彼らは良い人たちです。レディ・ナビエ。
彼らはあなたのお役に立てるでしょう。
勤勉で誠実な働き者たちなのです。』
『…』
『よろしければ、
どの宮廷人も変えないでいただきたいのですが…』
私はできるだけ中立的な表情を心がけたが、難しかった。
彼女がこのようなお願いをする気持ちがよくわかる。
皇室の権威が入れ替わると、人事が一斉に変わる。
自分のせいで解雇されたらかわいそうに思う気持ちは私にはわかる。
しかし、それは私にとっても簡単に受け入れられるものではなかった。
宮廷人とは王宮の中で隣同士で暮らしている人たちのことをいうが
今は全員がクリスタのサポート役になっているはずだ。
皇居に身内がいた時でさえも、ラスタはいつも私の行動を知っていた。
しかし、私の味方ではない人たちでいっぱいの、宮殿に住むとなると…
女王としての地位を確立するどころか、ここに来るまでの道のりのように、
すべての動きがゴシップの原因になるのは明らかだった。
東大帝国でローラとか侍女に囲まれてる時でさえ、
ラスタに色々と情報が行っていたのに、
クリスタの侍女たちに囲まれるなんて、
もう情報筒抜け(どころか噂も流される)もいいとこ、ってことね。
しかし、彼女の懸念は理解できないものではなかったので、
私はしばらく考えてから、適切な結論を出した。
『私との接触のない場所で働く人々は残させていただきます。』
『接触のない場所で….?』
『私と会う可能性のある場所で働く人を置いていくのは難しいです。
クビにしないでも、配属を変えないといけません。』
クリスタの表情が暗くなった。
王妃がよく行く場所で働いている人たちは、
クリスタにとっては確かに一番身近な人たちだった。
彼女はそのことを残念そうに思っているようだった。
しかし、クリスタは再び私に尋ねる代わりに、『なるほど』と笑顔でうなずいた。
『どうやら差し出がましく頼みすぎたようですね。申し訳ありませんでした。』
・・・。
なるほど?なるほど、ってなんだ・・?
(さっきも言ったけど、一見クリスタって物わかり良さそうでいい人そうに見えるんだけどな・・
__
__
『王妃!東大帝国の皇后はどうでしたか?』
クリスタが部屋に戻ると、
侍女たちが近づいてきて、ナビエのことを尋ねた。
彼女たちはクリスタが王妃になってからずっと一緒にいた侍女たちで、
彼女の友人であり姉妹のようだった。
クリスタは苦笑いを浮かべて首を振った。
『彼女はすでに私を牽制しているわ』
『そんな…、何があったのですか?』
『…避けられないことだったのよ。
レディ・ナビエは私のそばにいる間に、
宮廷人たちが私を王妃と呼ぶのを聞いてしまった。』
『王妃のそばにいるときに?
なぜ彼女がいる時に宮廷人たちはそんなことを言ったのでしょうか…?』
『そして…レディ・ナビエは自己紹介もせず、
何も言わずにその宮廷人をじっと見つめていました…』
クリスタの言葉に、侍女たちは舌を鳴らした。
『レディ・ナビエはとても賢いと聞いています。
もうここから退宮させる者を決めているのでしょう』
クリスタはため息をついて椅子に座った。
『王妃、今はご自分にプレッシャーをかけてはいけませんよ…?』
『そんな、なんてこと…!王妃が最初に行動しなければなりません!お救いください・・!』
彼女が王妃になったときから彼女の側にいた侍女たちは怒って不平を言ったが、
クリスタは首を振って呟いた。
『私はもう王妃ではありませんよ、
どうやって彼女と力で競えば良いのでしょうか?』
クリスタは悲しそうに微笑んだ。
彼女は数日前までのナビエと何ら変わらない立場の人間になっていた。
その噂を聞いた時、彼女はナビエに共感した。
哀れな状況から抜け出すために、
彼女が私の身代わりになるのは不思議で、嫌な感じがした。
それに、再婚した者とは…。
『彼女は皇后の地位を追い出された途端に王妃の地位に就いた…!!』
『あなたが王妃になれない理由はありません!』
『他の王様と再婚することはできないのですか、クリスタ様!』
侍女たちはクリスタに慰めの言葉をかけたが、
それはクリスタにとって効果はほとんどなかった。
うーん。クリスタ側の侍女たちはナビエのとこと違って教養がちょっと無さそう・・?かな。
自分のことばっかり心配してる感じがするね。
__
__ナビエとクリスタはお互いの事情を理解していたが、
二人とも引き下がることができない気まずい立場にあった。
官吏や宮廷人を集めたハインリは、
一人で東大帝国に行くのは不謹慎だったと認めたが、
ナビエに呼ばれたからではなく、あくまで自分の意思で行ったと強調した。
『ナビエ王妃は私が常に尊敬してきた女性です。
皇后としての彼女の並外れた能力に敬意を表しており、
それを念頭に置いて彼女をこの西王国にお連れしたのです。
しかし、彼女が到着してからというもの、
あなた方は彼女をある種、ユニコーンのようなものと見なしているのですか?』
ユニコーン=異種・変人・興味深い対象
みたいな(どちらにせよよくない)意味で使っているね。
再婚された皇后の到着を見に出かけた官吏や宮廷人たちは、咳き込んで下を向いた。
噂でしか聞いたことのない皇后が、
遊び人の国王と再婚するとは驚きで、少し気になっていた。
これに異論はなかった。
『東国の皇后が突然王妃として登場したことについては私たちに何も語られていなかった。
人々は今でもクリスタ様を王妃だと思っているし、
もちろん他国の皇后をすぐに王妃として扱うのは簡単なことではないのですが。』
クリスタ前王妃の従兄弟であるケトロン侯爵だけが反論したが、
ハインリが胸に手を当てながら話すと、彼は口を閉ざさざるを得なかった。
『…その場合、彼女を王妃として扱えない者は、
あなたであろうと、同じように考えている者、
誰であろうと、私が始末する』
ゾクッ‥
__
__
クリスタが去った後、私は一人でテーブルに座り、考え込んでいた。
突然、窓をノックする音がした。
近づいて窓を開けると、ハインリが宝石の花束を持って立っていた。
花束はもちろん見たことがあったが、宝石の花束は…
『これは…どういう意味ですか?』
私が慌てて尋ねると、
彼は前に聞いたことのある説明を繰り返した。
『西王国は宝石の都であり、その鉱山は王族のものです。
鉱山は王族が所有しています。私たちは多くの宝石を持っているのです。』
『…』
『あっ…宝石は好きじゃなかったですか…?』
『いや、そうじゃないの…』
宝石をあちこちに撒くのはハインリの習慣だったのだろうか。
いずれにしても、突然そんなものを受け取るのは恥ずかしかった。
花束だったら、軽い気持ちで受け取っていただろう。
躊躇していると、彼は心配そうに私に尋ねてきた。
『まだ…お心が落ち着きませんか?』
『いえ…これが花束だったらいいのに、って』
私が気まずそうに微笑んでいると、
ハインリは宝石の山の中にある赤い小さな花を指で指し示して言いました。
『ここにも花があります、これも…花束です」
私がその言葉に笑うと、ハインリは恥ずかしそうに頬を掻いた。
『私たちは夫婦になりました。クイーン、どうか受け取ってください』
そっか・・!
ハインリはナビエと一緒に西王国に来て、
夫婦になれたって改めて思って、気持ちを渡したかったんだね。王妃のお部屋も入れなかったし・・。
私が宝石の花束を受け取ると彼の顔はすぐにパアっと明るくなった。
ハインリは可愛い顔をしていた。
そこで、窓を挟んで向こうにいた彼に
私は後ろのドアを指し、「どうぞ」と言って振り向いた。
私は客室のドアを開けようとした。
しかし、思いがけず、
私が一歩下がるとすぐに、ハインリが窓から入ってきた。
!!!!!!!!
『ハ、ハインリ?』
私はドアに向かって歩くのを止めて眉を寄せ、
なぜ彼が窓から入ってきたのかと無言で尋ねた。
そして彼は気まずそうに呟いた。
『あっ…いつもの習慣で…
『いつもそうなの…!?』
!!!!!笑
クイーン(鳥)のときの笑笑
ハインリの目は何を言っていいかわからず宙を泳いでいた。
これは一般的な国王の行動ではないはずだ。
それに、私ハインリに尋ね続ければ、
彼を困らせるだけだから、私は振り向いてわざと話題を変えた。
『会議があると聞いていましたが?』
ハインリは私が出した話題にすぐに従った
『会議では何も話し合われなかったので…すぐに終わりました』
『それでもあなたがいなくなってから随分経ったわよね…?
何か悪いことでもあったの?』
『最悪なのは、会議のせいで
あなたの前から私がいなくならねばならなかったことです…』
ハインリは冗談めかして答えたが、
すぐに彼の表情は真剣なものになり、続けた。
『あなたは介入するなと言ったので、口をつぐんでいましたが… クイーン。
あなたは私の妻であり、この国の王妃であることを皆にはっきりさせたいのです』
ハインリは、ユニム卿が私に失礼なことを言っていた時に、
私がハインリを止めた瞬間のことを話しているようだった。
私は首を振った。
『今では誰もが知っていることよ』
『その場合、重臣たちはきちんとした振る舞いをしなければならないです。
そうしないならば、もっとはっきりと彼らにわからせないと…!』
ハインリ、だいぶ感情的になってるね・・
『ハインリ、あなたが手伝えることもあると思うけれど…、
私が自分でやらなければならないこともあるわ。』
私は宝石の花束をテーブルに置き、彼の手を握って伝えた。
『お気遣いは本当にありがとう。
でも、皇帝ソビエシュでさえラスタさんの評判をコントロールしていませんでした。
私が個人的にやらなければならないこともあるのです。』
『…』
ハインリの唇は動いたが、最後には弱い声で受け入れた。
『…わかりました。それは結構なのですが、
何か私に手伝えることがあれば、一瞬たりともためらわずに言ってください。』
『ありがとうございます。そうだ、必要なものがあるの』
『…!!
教えてください。』
私の言葉にハインリの顔色は明るくなり、愛情のこもった目で私を見ていた__
__
__『ユニム卿の妹を侍女として送れということですか…?!』
マッケナは、会議が終わるとすぐに王妃の離宮に行っていた。
そこで言い渡されたハインリからの依頼に目を見開いた。
えっ・・?
これがナビエのお願い・・?
ほんの数時間前、
彼はユニム騎士隊長がナビエにどのように接していたかを全て見ていた。
しかし、ハインリ国王はユニム卿に
彼の妹を”王妃の侍女 “という名誉ある地位に送るように頼んでいた。
『あくまで”一時的なもの”だが…。
東大帝国から来るはずの二人の侍女がここでも侍女になることを決めたが、
2人はまだ到着していない』
ローラとジュベル伯爵夫人だね。
『だとしても…!!』
怒りに、マッケナは顔をしかめた。
愛の手紙の使者を受け持って、矢に打たれたこともあって、
マッケナはどうしてもナビエの味方をせずにはいられなかった。
『それに、ユニム卿はあまりにも無礼でした…!
国王が東大帝国に捕まったのは、王妃のせいだとでも?
東大帝国にいた王妃が、あなたをわざと引き止めて拘束していたとでも?
国王は自分の翼でここへ飛んで来れるとユニム卿はわかっていながら…!』
うーん、ナビエとしては
まずは騎士団長ユニムの妹から徐々に取り入っていく作戦っぽいわよね。
マッケナの意見に同意で頷いたハインリは、
同時にハッと驚きの声を上げた。
『そういえば、コシャール兄様には会えたか?』
ハインリと一緒に数日を過ごしたコシャールは、
妹を深く愛し、妹のためなら何でもする兄だった。
彼の性格から判断して、妹が到着するとすぐにここに現れるような人だった。
しかし、まだどこにも姿を見せないのは不思議なことだった。
『(王妃のいる)離宮にも行っていないようです』
『ああ…きっと今はなるべく妹を避けているのだろう。
この近くにいるかもしれないな。』
『避ける?どうして?』
『兄様は今現れてもクイーンの迷惑になることを心配しているのさ…』
ハインリは眉を上げ、同情して舌を鳴らした。
マッケナは肩をすくめた。
『実際、コシャール卿はやや…悪い評判がありますからね…』
『兄様の評判を変えるために私達が何か手を打たなければならないな…』
『そうですが、それは将来的に考えた方がいいですね』
ハインリは頷いて机の方へ歩いて行き、
留守の間に書類の山が机の上に溜まっているのを見た。
ハインリは袖をまくり上げて座った。
ハインリ、国王になったばっかりでめちゃくちゃ忙しいのに、
ナビエのピンチとあって飛んできたんだもんね。。
『ああ、結婚式の準備は早くしなければならない』
彼はインクの蓋を開け、羽ペンを取り出し、先端を黒いインクに浸した。
その瞬間、彼はマッケナを見ながら
『はて?』
とつぶやいた。
『結婚式の準備はそもそも私がやらない…のか…?』
マッケナも彼を見つめていた。
『…えぇ、その通りですね…。
普通は…王妃がやるものですから』
通常、皇太子妃の結婚式の準備は王妃がするものだが、
今回の場合は『いつもの』とは大きく違っていた。
ハインリとマッケナの表情も同様に暗くなった。
なるほど・・。
通常だと、皇太子妃から順を踏んで王妃になるわけで。
皇太子とその妃の結婚式の準備は王妃(ここでいうとクリスタ)がやるのが普通なんだよね、、これも嵐の予感が・・。
クリスタはもはや王妃ではなく、ナビエは現在の王妃である。
もちろん、たとえ身分がなくなったとしても、
結婚式の準備は元王妃であるクリスタがした方が見栄えはいいだろう。
しかし、それではナビエにとっては良くない。
国民的結婚式の準備のためには、
数週間の間、重臣たちを指揮監督する必要があったのだ。
そして、その過程でクリスタの立場が強化される可能性があった。
しかし、ナビエが自分の結婚式の準備を進めることは、
上流貴族の社会にナビエ自身がどうあがいても避難されてしまうことになる。
もしナビエが盛大に準備すれば、
あまりにも贅沢だと世間は彼女を避難するだろう。
もしナビエがシンプルに準備すれば、
西王国を過小評価していると、避難するだろう。
うわ、、どっちとっても、、か。。
マッケナは不安そうにハインリに尋ねた。
『…どうすればいいのだ…?』
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再婚承認を要求します 原作小説89話 感想・考察
現王妃ナビエと前王妃クリスタの対立。
今はまだ水面下ですが、結婚式の準備を巡って溝が大きくなりそうな予感がします・・
ナビエとしては、
まず宮廷の騎士団長でもある(影響力が強い)ユニム卿の妹を侍女にして、
懐柔していく作戦のようですね。
これがナビエの言っていた、
”ナビエ自身がやらなければならないこと”かな。
自分で力を示さないと、って前話でも言ってたもんね。
王妃まわりの侍女はどうしてもクリスタの色が強い人々で構成されているので、
退宮させるとしても、相当な反発が予想されます。
でも退宮させないと、嫌なゴシップを流され・・
衝突、起きるだろうね。。
今のところクリスタは何も仕掛けてきてない(むしろ友好的にすら見える)けれど・・
結婚式はナビエが準備することになりそう・・?
なのですが、どうなるでしょう。次話も気になります・・!
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