今回は顎木あくみ | 高坂りと | 月岡月穂 先生の
『わたしの幸せな結婚』 10話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
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わたしの幸せな結婚 10話 あらすじ
前話第9話はこちらから！
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ゆり江は清霞に出かけた先であったことを話しました。
どうしたら自信を持ってくれるだろうと、清霞は呟きます。
すると、女は愛されて自信をつけると、ゆり江は言い切ります。
しかし、美世は__
話を聞いてほしいと清霞は頼みますが、美世は断りました。
その後1週間、美世は部屋にこもりきりでした__
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わたしの幸せな結婚 10話 ネタバレ
斎森美世19歳は帰宅してから部屋にこもりきりです。
通いの使用人・ゆり江は心配で帰れません。
香耶に言われたこと、言い返せなかった自分が許せなかったんだよね。。
対異特務小隊の隊長・久堂清霞27歳が帰宅しました。
玄関口で正座して出迎える美世の顔は暗いです。
ゆり江は心配そうに隣の美世を見ています。
どうかしたのかと、清霞は尋ねます。
ゆり江が昼間のことを説明しようとしますが、美世は遮って何もないと答えました。
そして、美世は部屋に下がりました。
自分がついていたのにと、ゆり江は謝罪します。
ゆり江は出かけた先であったことを清霞に話しました。
こんな時にどんな声をかけ、どう支えたらいいのか、清霞は分かりません。
どうしたら自信を持ってくれるだろうと、清霞は呟きます。
すると、ゆり江は含み笑いして、女は愛されて自信をつけると言い切ります。
坊ちゃんが大事にしてあげれば美世様は心強いはずと、ゆり江は話します。
清霞は美世に抱いている感情が愛なのか分かりません。
ただ、この先どうしたいか考えを伝えることはできます。
清霞は美世の部屋の前に立ち、声をかけます。
襖が少し開きました。
放っておいて下さいと、美世はうつむいてお願いします。
話を聞いてほしいと清霞は頼みますが、美世は断りました。
お前が悩み抱え込んでいるものは気にせずともよくなるから深刻に考えるな、
私に言いたいことができたら聞くからとだけ、清霞は伝えました。
清霞の優しさだね、ちょっと今回は優しすぎたかもだけど。
（強引にいっても良かったかな、なんて。
対異特務小隊屯所。
清霞は書類を見ながら考え事をしています。
美世と顔を合わせることが減ってから1週間。
見送りや出迎えはなく、食事は用意されていますが、共に食卓を囲むことはありません。
さらには、斎森家からの回答も未だなく、
清霞を見張る鳥型の式も途切れることがありません。
式の術者の見当はついていますが、今のところ直接の接点はなく、目的も不明です。
憂鬱そうだと、黒髪短髪の五道がニヤニヤして清霞に話しかけます。
五道は清霞をからかい、隊長が気に入る女性にあらためて会いたいと言います。
お前にはやらないと、清霞は厳しい顔で腕組みをして惚気ます。
清霞の頼みで、五道は明日は昼過ぎに帝都中央駅、それから車で清霞の家へ向かう予定です。
ん？清霞、美世と今花離れたくないはずなのに何の予定だ？
美世がらみかしら？
翌日の昼過ぎ。
美世は部屋で髪紐を作っています。
香耶のことを考えると自分は駄目な人間だと思い知らされうんざりするので、
清霞のことを考えています。
綺麗で優しくて強い清霞。
眩しくそばに寄れないと思う一方で、
清霞のそばは居心地が良いので離れたくないと望んでしまいます。
清霞に贈る髪紐は完成しています。
ほっ…美世なんとか無事そうで良かった・・。
ゆり江が部屋の外から、お客さまですと声をかけます。
香耶かと美世は思い、怯えます。
しかし、客の声を聞いた美世は通すように言います。
客は、斎森家で子供の頃、
唯一美世の味方をしてくれた女中・花でした。
あ！！！回想シーンで出てきた！花！！
『大きくなられましたね、美世お嬢様』
結婚して幸せだと花は笑い、お嬢様は幸せかと質問します。
美世は言い淀みます。
自分が辞めさせられてからの話も聞いた花は、
美世が辛い時に一緒にいられなかったことを謝ります。
合わせる顔がないと思っていたがここへ来れたのは
幸せになったお嬢様を見たかったからだと、花は美世の手を握って言います。
私は異能も見鬼の才も持っていないから旦那様の妻に相応しくない、
ずっとここにいたら駄目と美世は吐露し、涙をぽろぽろ零して、畳に突っ伏します。
本当の気持ちをいつも押し潰す美世・・。
花は美世を抱きしめ、
私がここに来れたのも手紙をもらったからなのです。久堂様は良い方ですね。
と言います__
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わたしの幸せな結婚 10話 感想・考察
あの出来事から1週間も部屋にこもりきりの美世。
美世にずっと刻まれ続けたの心の傷は大きいんだね。。
それでも寝込んでいるのではなく、食事や髪紐を作っているところが美世らしいです。
次にできた髪紐は美世が使って、清霞とお揃いのようにしてほしいです。
また、美世を無理やり部屋から連れ出さない清霞とゆり江は優しいと思いました。
美世が涙を溢してしまう場面では、
美世の辛さがよく伝わってきて、私も泣きそうになってしまいました。
涙なんて枯れた、って思ってたのにね・・。
花といると美世がちょっと楽に慣れるんだろうね・・。
「お前が異能も見鬼の才も持ってなくても構わないからここにいろ」
と清霞は早く美世に伝えればいいのにと、もどかしく思います。
でも清霞の口ぶりからすると、美世の方から打ち明けるのを待っているようです。
それ（自分で伝えること）を乗り越えるのが美世のためになる、って考えてくれてるのかな・・。
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次回第11話ネタバレはこちらから
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