今回は長崎さゆり先生の「天使の腐臭」6巻を読んだので紹介したいと思います。
ご病気で亡くなられたとのことでした。
長崎さゆり先生のご冥福をお祈り申し上げます。
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天使の腐臭 6巻 あらすじ
前巻はこちら↓↓↓
杏奈は新たな第3の人格・麗奈として生活を始めますが、
小学校へ就学すると担任、山崎からも嫌われ、山崎は彼女を貶め始めます。
怜二は組のNo.2にまで成り上がり、美代子はボスへと取り入っています。
しかしその状況は刻一刻と変化しています。
弘二は自身が取り調べを受けている間にいなくなった妹・いずみの行方を探しています。
しかしその存在は消えてしまったかのようにどこにもありません。
弘二は春奈(杏奈の第2の人格名)が感じていた絶望を知るのでした__
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天使の腐臭 6巻 ネタバレ
弘二が取り調べから帰宅すると、妹であるいずみが家にいません。
携帯や荷物が置きっぱなしなことから、何かあったことが分かります。
そこで弘二は取り調べをした刑事に連絡をします。
その頃いずみは怜二の手によって拐われており、
男たちに輪姦されかけているところでした。
そこに怜二が様子を見に来ました。
そこでいずみの顔を見て何故か驚きます。
そして彼女の母の名を聞き、ついで彼女自身の名がいずみということを聞き驚きます。
そしてそれと同時にかつての記憶が蘇ります。
そこで男たちにいずみの始末は自身でつけると告げ、男たちを帰します。
そこでいずみに服を脱ぐように指示します。
きちんとしているいずみはそんな中でも服を畳みそのままそこに立ちます。
彼女の顔は18年前に好きだったいずみという少女と瓜二つでした。
怜二はいずみの兄の弘二がしたことによりボスが怪我を負ったことで兄の命が危険なことを告げ、いずみ自身が名前を捨てるのなら助けると言うのでした。
その頃、杏奈は自身の名前を新たに付け、小林麗奈と改めました。
それは通名として使うことにし、小学校への就学を許可されます。
今まで就学したことのない麗奈でしたが、学力テストの結果は小学校6年生程度があることが分かります。しかし初めての学校ということで、麗奈小学校五年生のクラスへと入学することになります。
クラスの担任である山崎は同じ教員で独身の高橋に恋焦がれています。
理由はそろそろ小学校の教員も飽きてきており、そろそろ専業主婦としての生活に憧れているのです。そんな彼女のクラスに麗奈が入ることになります。
明らかに嫌がる山崎ですが、卒業まで二年という時間が必要ということでした。
山崎は明らかに不満そうな顔をするのでした。
怜二はその日ボスの元を訪れていました。
ボスは弘二の始末を指示し、いずみの近況を聞きます。
怜二はいずみを薬漬けにして、売春させていると嘘をつきます。
部屋を出たところで、美代子と会います。
怜二に女が出来たことに勘づく美代子。
怜二も自身から乗り換えて、ボスへ取り入っていることをツッコミますが、美代子は答えませんでした。
ボスは弘二からの攻撃を受けた時の怪我で全身麻痺が残り、美代子を抱くこともできなくなっていました。
美代子はそんな男は初めてだったのと、
ただ抱きついているだけで幸せを感じたのも久しぶりだったことを思いまします。
最後に感じたのは、杏奈をお腹に宿した時、杏奈の父親がお腹をさすりながら隣にいてくれた時のことです。
怜二がいずみを匿いはじめて3ヶ月。
彼女は怜二の言葉を守り、外に出ることもなく食事を作って待っているのでした。
その頃、事務所に戻った怜二の元に客が来ていました。
それは三ヶ月前に亡くなった坊主の若頭・政の妻でした。
先月と今月分のお金が振り込まれていないことを相談しに来たのです。
怜二は政の失敗でボスは全身麻痺になってしまったことを話し、彼を身元不明の遺体にすることで処理したのは、ナンバー2でありながらの失態を隠すためだったと話します。
すると彼女は怜二に体を差し出すのでした。
その頃の麗奈は小学校で授業を受け、
そこでも当たり前のように難しい問題も難なくこなすめ、
麗奈は山崎が自分を嫌っていることを感じ取っていますし、
それと同時に母や以前修介が殺してしまった女性などに似ていると思います。
そんな麗奈に教師の高橋が話しかけます。
この小学校では小四からクラブ活動をする決まりがありました。
高橋は麗奈の体育での動きを見て、陸上部へ勧誘します。
しかし山崎がそこに入り込み、麗奈にはまず一般常識を付けさせるところからではと進言します。高橋は山崎の言葉を否定し、学年担任と相談して決めるとその場を去ります。
明らかに怒っている高橋の態度を感じ、
おまけに麗奈に鼻で笑われた山崎は、麗奈を叱責します。
しかし麗奈は自身に一般常識がないため、意味が分からないと言うのです。
開放された麗奈は山崎を貶める計画を練り始め、楽しくて仕方ないのでした。
その頃弘二はいずみの行方を探していました。
以前取り調べをした刑事・徳波とは電話で連絡を取り合っています。
弘二は杏奈が当時抱えていた絶望を身をもって知るのでした。
政の妻・美華は夜の仕事をしていました。
彼女は政の死に疑問を感じており、怜二が何かをしたのだと疑っています。
怜二と言えばボスに組の革新を提案しますが、断られます。
それと同時に美代子も自身が妊娠していることが分かります。
父親は以前解放された時に関係を持った男です。
怜二はボスに否定されたことから、ボスを手にかけようと考え始めます。
その頃美代子はボスとの結婚か愛人関係を望みます。しかしボスは怜二との結婚を薦め、彼は自身の息子ではないかと言うのでした。
麗奈はその頃学校で高橋に最近の山崎にされている仕打ちを話します。
力になるという高橋に、麗奈は抱きつきキスをするのです。
その場面を目撃した山崎は麗奈を引き剥がし、彼女の過去にあったことを告げるのです。
そして汚らわしいとも。
麗奈はその言葉を聞いて、高橋に自身は汚れているのかと問います。
高橋は否定し、山崎の方が穢れていると告げるのでした。
怜二は美代子と話をするために、ボスの部屋から彼女を連れ出します。
美代子も同じく話があると言い、ついてきます。
そこでボスが怜二に財産を全て譲りたいこと、
怜二は自身の子だと告げたことなどを話し、美代子との結婚を望んでいることを告げます。
怜二はかつていずみを手にかけた親友がボスの本当の子であったことを知ります。
美代子はボスの傍にいたいだけなので、結婚だけして財産を貰い、
好きな風に生きたら良いと告げるのでした。
しかしそこにボスが死んでいるとの知らせが入ります。
その頃美華は怜二のことを徹底的に調べていました。
同時に怜二の部屋に刑事の徳波がやってきます。
彼は怜二の最近の動向で怪しいところがあると勘づいて調べているところでした。
そこに美華も部屋にやってきたことで、今度は彼女を尾行します。
ボスが亡くなったことで、美代子は取り乱します。
そこでモグリの医師にボスを死んだことにしないために協力を仰ぎますが、
彼はそれに理解を示さず、怜二に殺されてしまうのです。
怜二は美代子に始末を手伝うように告げるのでした。
翌日から山崎は学校へやってきません。
その代わりに高橋が以前にも増して麗奈に接するようになります。
麗奈の一言で動揺を隠せない高橋を見て、麗奈は軽蔑します。
それと同時にどこかで生きている母に復讐を考えています。
それと同時刻、ある病院では亡くなったと思われた修介が生きているのでした。
山崎と言えばベッドに引きこもり、麗奈への復讐を企てているのでした。
怜二は二つの遺体を始末しようとしているところで、
美代子に手伝わないのなら殺すと脅しますが、
彼女はボスと一緒に山へでも捨てて欲しいと泣き出すのです。
そんな美代子に死ぬのならと彼女の服を破り、抱こうとします。
そこで杏奈がどんなに魔性な女であったかを告げます。
美代子はその言葉を聞き、何故か全ての元凶は杏奈であると思い込みます。
麗奈は病院で過去の持ち物に目を通していました。
しかし麗奈の中に眠る他の人格・春菜も杏奈も出てこようとはしません。
現在の人格である麗奈は自由を満喫するのでした。
それと同時に山崎はどこかに電話をしています。
徹底的に麗奈を痛めつけるつもりの様子です。
そんな中で麗奈は養子の家が決まりました。
麗奈はまだ子供なので自身の力では生きられないと悟っています。
そして山崎と言えば追加で50万円の金を振り込むように指示され、脅されているのでした。
麗奈は新しい家での生活を始めます。
それと同時期、修介も目を覚ましていました。
麗奈はその先に待っている未来を知らずに生きようとしていました__
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天使の腐臭 6巻 みどころ
今巻で天使の腐臭が最終巻になりますが、かなり気になるところで終了していました。
残念なことに長崎さゆり先生が2020年の9月に逝去され、
話がここで終了したからだそうです。
かなり先が気になるところで終了だったのが残念でなりません。
今回のみどころは、
美代子のような存在である麗奈の担任・山崎の行く末であったり、
同時に美代子の存在感が大きくなる巻でした。
二人とも共通して自身の幸せのみで生きている少し自分勝手な人達です。
そんな彼女たちの行く末がなんとも面白い展開で読んでいて面白かったです。
特に山崎の方は実家も金持ちそうであり、
今までの積み重ねでこんなにも非情な考え方を持つ女性に育ったのだなぁ。
と想像できるシーンがあり、
我々読者にとって分かりやすく、
人物像が想像しやすいキャラクターを作ることができる作者さんだったなぁと思っておりました。続きが気になりますが、残念でなりません。。
1巻から振り返りたい方はこちらから。
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