草野誼先生の「愚者の皮~メグリ編~」8話を読んだので紹介したいと思います。
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愚者の皮~メグリ編~ 8話 あらすじ
前話第7話はこちらから
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メグリの説得に失敗した蘇芳は、特待生執務室から半ば追い出される形になります。
そして、「舌鼓」を持つ瑠璃が今日の担当になります。
瑠璃は昔、沼で溺れかけたメグリを助けた経験から説得には人一倍自信がありました。
地下室での昼夜も分からず日の光を浴びない生活を強いられているメグリを心配する朽葉ですが、冷たくあしらわれてしまいます。
あれ・・朽葉唯一の味方っぽいのに。。
瑠璃の共感覚によって生まれた臨場感にメグリは囚われずに勝つことはできるのか――。
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愚者の皮~メグリ編~ 8話 ネタバレ
岩戸を開けることに失敗した蘇芳に代わり、残る5人の兄達が説得しなければなりません。
メグリの説得は想像以上に難しいものでした。
朽葉は地下室につながるパイプを通して、メグリの健康状態を心配して声をかけます。
岩戸に籠ってから太陽の光を浴びず、昼夜の区別もつかなくなってしまった地下での生活を強いられているからです。
蘇芳との戦いに勝利し、食料は手に入りましたが、朽葉は睡眠を何より気にしています。
地下室にある大きなベッド、それは母がメグリを兄達で共有(シェア)させるために用意していたものでした。
抵抗があることを考慮しつつ、やわらかいベッドで休んで次の戦いに備えるべきだと朽葉は忠告します。
そして、朽葉は今夜メグリの元へ来る人物を教えようとしますが、
「こわれたラッパみたいにうるさい」とメグリに一喝されてしまいます。
メグリのことが心配だからと弁解する朽葉に対して「そういう押しつけが一番迷惑なんだ」と冷たく返すメグリ。
そう言ったメグリの頭上には、巨大なモニターに映し出された母の姿がありました。
朽葉良いやつそうなんだけどな。
一方、兄達が所属する特待生執務室から蘇芳の私物が廊下に出されていました。
中には“アイスの当たり棒”を加えた瑠璃がいました。
瑠璃が蘇芳の私物を廊下に出し、そして今夜メグリの元へ向かうようです。
瑠璃が当たりを引いた時、何か自信ありげな様子だったことを海松と鶸は疑問に思います。
その理由について、縹は「瑠璃を見る時のメグリはほかの兄弟たちとは違う、なんともいえないいい匂いがする」と感じていたことを話します。
瑠璃は自身の共感覚「舌鼓」で、既にメグリへの優位性に気付いていたのです。
メグリは地下室で布をちぎって結び、先におもりのようなものを付けて武器を作ります。
作業中、蘇芳に言われた「岩戸の開閉スイッチはメグリ自身にあり、それをメグリの周囲にある複数のセンサーが感知している」ことについて考えますが、思考を停止させて気持ちを落ち着かせます。
朽葉はメグリに言われた辛辣な言葉に落ち込みますが、
という言葉に何か引っかかるものがありました。
「ラッパ(乱破)」とは「忍者」の古い呼び方のひとつで、忍者ごっこで一緒に遊んだ朽葉への忍者として考えさせる合図で、メグリは既に戦いを始めているのではないかと察したのです。
メッセージだったのか!
間もなくして朽葉の情報通り、瑠璃が岩戸に接近していることを知らせるアナウンスが入ります。
すると、メグリの太ももを湿った何かが這い上がってくる感覚に襲われます。
メグリは既に、瑠璃の共感覚「舌鼓」で作られた臨場感である「歓びの沼」に沈みかけていたのです。
臨場感が生み出した水の正体は、メグリ自身の脳が分泌する快楽物質ドーパミンでした。
メグリは小学生の夏休みに沼で溺れかけたことがあります。
瑠璃は覚えたての人工呼吸でメグリを救助し、その時にお互いの舌が触れ合ったことで、メグリは瑠璃を意識するようになったのです。
ドーパミンは別名・恋のときめきホルモン、
瑠璃の共感覚の前では感情を隠すことが出来ず、メグリは沼に沈みこまれてしまいます。
朽葉が何とかしてメグリを助けようと動き出した瞬間、蘇芳の時と同じような空気が流れました。
沼の底ではメグリと瑠璃が二人きりになり、メグリの心を解放した瑠璃が口づけしようとします。
「少しは目が覚めたかい」そう言われて振り向くと、
そこには「歓びの沼」に沈めたはずのメグリが立っていました。
な!!
実は、小学生の時に溺れたのは瑠璃のほうで、それを救助したのがメグリだったのです。
瑠璃の記憶にある舌と舌が触れ合う感触も、瑠璃の舌に藻と泥がくっついていただけで、それを指でかきとってあげたのもメグリでした。
瑠璃の「女に助けられるのは恥だ」という偏見が過去の記憶を捏造し、すべての判断を狂わせていたのです。
さらに、ドーパミンが生成されるのは恋のときめきだけではありません。
今までメグリが瑠璃を見るたび放出していたのは、「兄を助けた思い出」による”達成感”のドーパミンでした。
そして今、自分の臨場感に沈む瑠璃の目の前にいるメグリは、狩人が獲物をしとめる時のドーパミンを大量に放出しています。
蘇芳以下の苦すぎる敗北を味わう寸前、瑠璃の共感覚が暴走し、母の母乳を求めてメグリに襲いかかります。
メグリはあらかじめ作っておいた武器を振りかざし、瑠璃を倒します。
また、認証システムが体温上昇を確認し、性行為が認められました。
メグリとしては、母の認証システムのおかげで蘇芳への勝利に酔いしれずに瑠璃と戦うことが出来たと話します。
戦いの後、メグリは朽葉にひどいことを言ってしまったと謝ります。
やはり、メグリは暗号を含んで朽葉にあんなことを言ったのでした。
朽葉は、戦いの途中にふしぎな空気が流れたことをメグリに聞きますが、返事はありません。
二人はお互いの声が聞こえる位置に寝床を作り、穏やかな眠りについたのでした
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愚者の皮~メグリ編~ 8話 感想・考察
蘇芳が負けてしまったことで、他の兄弟達がどう動くのか気になりましたが、特待生執務室から追い出されるとは…。
これは瑠璃が自分の共感覚に影響することを避けるためだと思うのですが、それほど敗北は屈辱的なものということでしょうか。
順番決めがフォーチュンクッキーやアイスという点はかわいいなと思いました。
やっぱり5歳くらいの欲望に忠順。笑
そして、ここからの見所はメグリの成長ですね!
最初の頃と比べて随分と頼もしくなってきた気がします。
戦い方にも段々とコツが見えてきていそうです。
蘇芳に続き、瑠璃との戦いに挑むメグリの姿、8話ぜひ読んでいただきたいです。
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次回第9話ネタバレはこちらから↓↓↓
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