草野誼先生の「愚者の皮～メグリ編～」5話を読んだので紹介したいと思います。
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愚者の皮～メグリ編～ 5話 あらすじ
前話第4話はこちらから
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母が生前過ごしていたハンモックでうたた寝をしていたメグリ。
目を覚ますと、そこには母乳を求めて荒れ狂う兄たちの姿がありました。
母親を失った心の穴は大きく、メグリを母親だと思い込んでしまっていたのです。
朽葉の援護を受けて逃走を試みますが、兄たちの共感覚に苦戦してしまいます。
なんとか母の残した場所に辿り着いたメグリを待っていたのは、「兄たちを大人の男にする」という母のメッセージとそのために用意された個室だったのです。
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愚者の皮～メグリ編～ 5話 ネタバレ
母がいつも過ごしていたハンモックでうたた寝をしてしまったメグリ。
目を覚ますと兄達が「おっぱい！おっぱい！」と反乱狂になりながら、ハンモックに群がっていました。
そこに朽葉が駆けつけて、彼らがメグリを母だと思い込んでいること、共感覚を使って母の母乳を吸っていたことを明かします。
メグリは必死に兄達の名前で呼びかけ、正気を取り戻させようとしますが、なにひとつ聞こえていないようです。
母を失った心の穴は塞がるどころか、矛先が全てメグリに向いてしまっていました。
そのうちに共感覚を使って、メグリの乳房を出し始めました。しかし、朽葉が忍者ごっこの人馬の術を使ってハンモックから飛び降りることをメグリに提案し、朽葉を踏み台に天井高く飛び上がります。
尋常でなないほど高く飛び上がったように見えましたが実は、共感覚の暴走によって臨場感が増幅されており、メグリが実際に飛ぶより何倍も高く飛んだように感じていたのです。
朽葉の咄嗟の判断により、兄達の隙を作って逃走に成功します。
朽葉はメグリに折り紙の手裏剣や忍者刀がわりの孫の手を渡します。
なぜなら6人全員が共感覚の優秀な使い手であり、簡単に逃げられる相手ではないからです。
瑠璃は共感覚「舌鼓」を使って、壁についたメグリの手形を舐めると同時に、メグリはとてつもない寒気に襲われます。
その瞬間、メグリの手の甲におっぱいが出現します。
驚愕するメグリに対して、朽葉は「それは彼らの共感覚による幻覚だ」と説得しますが、足の裏にも同じようにおっぱいが出現し、うろたえてしまいます。
助けに入ろうとした朽葉に「饑」で二人の位置を特定した蘇芳が背後から襲い掛かります。
メグリは「共感覚が増幅されている今なら非力なきみでも圧倒的な臨場感を感じさせることができる」という朽葉の言葉を思い出し、孫の手で蘇芳を叩きます。
能力者たちのバトルきた・・！
やはり、共感覚の増幅による臨場感は凄まじく、蘇芳はその場に倒れこんでしまいました。その隙に朽葉はメグリの手足にわさびを塗り込み、瑠璃と縹の共感覚による幻覚から解放します。
しかし、メグリと朽葉は母のクローゼットに追い込まれてしまいました。
メグリを家から逃がすことができなかったと後悔する朽葉ですが、メグリは違うようです。
母がクローゼットの奥に残した「ある場所」に一人で向かいます。
メグリがどんどん下へ降りる中、朽葉が兄達にやられてしまいます。
それを見たメグリは怒りを露わにし、「母さんの代わりになんてボクはなりたくない！」と叫びます。
メグリが「ある場所」に入った瞬間、強固な岩でできた門が閉まります。
部屋に閉じ込められたメグリの前に現れたのは、巨大なモニターに映し出された母でした。
母は自分が死んでしまうことを予測して、メグリにメッセージを残していたのです。
母は「あなたがここへやって来たのは兄さんたちのため？」とメグリに問いかけます。
迷いなく「もちろん。ボク兄さんたちの洗脳を解くんだ」と答えるメグリ。
しかし、認証システムを含んだ母のビデオレターはYESかNOで答えなければなりません。
「YES！ボクが兄さんたちを救うんだ！」と決意するメグリの言葉に認証システムが作動し、部屋の明かりがつきます。
そこには曜日ごとのシーツの棚と、なんと豪華なダブルベッドが置かれていました。
母が言うには「兄たちを救うことは彼らを大人の男にすること」を意味していたのです。
メグリを性欲のはけ口にすれば兄たちに悪い虫はつかないし、共感覚がさらに磨かれていき、平和を守ることが出来る…それこそ母がメグリに与えた仕事だったのです。
ショックを受けるメグリをよそに母はバースデーソングを歌い、メグリの16歳を祝うのでした。
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愚者の皮～メグリ編～ 5話 感想・考察
前回メグリを「女」として意識していることが明らかになった兄たちですが、まさかメグリを「母」と思い込んでしまうとは思いませんでした。
母の洗脳から解放されるんじゃないかと思っていましたが、甘かったですね。
彼らは口に何かを入れることで満たされる口唇性欲の段階で止められているので、母乳がないということは相当キツいんだと思います。
そして共感覚で母乳を吸えるって、なかなかすごい能力ですよね。
母乳ではなく、好きな飲み物出せるのなら身に付けてみたいです。
なーんて。
朽葉とメグリの臨場感を利用した忍者ごっこは迫力があります。
それにしても彩川家めちゃくちゃ広いと思うのですが、どんな間取りなんでしょうか。
地下深くのベッドルーム、高校生2人が通れる抜け道、一週間分の服を置けるクローゼット…これも共感覚が関係しているのか気になりますね。
母はどうして兄たちとメグリに肉体関係を持たせようとするのか、メグリは兄たちを救うことができるのか、今後の展開が気になる5話読んでみてください。
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次回第6話ネタバレはこちらから↓↓↓
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