違国日記1巻ネタバレと感想。「たらい」ってどう書くんだっけ?

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あ行

こんにちは。ネタバレの総合商社、ハッピー☆マンガ道場へようこそ。
今回はヤマシタトモコ 先生の「違国日記」1巻を読んだので紹介したいと思います。

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違国日記1巻 あらすじ

物語の始まりは、一緒に暮らして3年目の話からスタートする。

 

田汲朝(たくみ あさ)高校三年生。中学三年の時に事故で両親を亡くし、母親の妹の家に引き取られた。

 

高代槙生(こうだい まきお)凄い人見知りの女子大生。少女小説家で家での仕事を主に働いている。

 

同じ屋根の下に暮らしてる二人。

 

ある事がきっかけで一緒に住む事になったのだが、槙生は日に日に自分の突発的な行動で気持ちが複雑になっていった。
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違国日記1巻 ネタバレ

ある事がきっかけで、一緒に暮らすことになった二人の物語。

 

高校1年の春、朝は学校から帰ると槙生に軽く「ただいま~!」と言いテキパキと晩ご飯の支度を始める。

 

槙生は仕事中のため返事は軽い。

朝のご飯のメニューは高校生と思えない程、かなりの腕前。

 

手際よく準備を始めると、温めてる間にTSUTAYAに返しに行くと言い一旦制服を脱いで身支度をする。

 

槙生に「行くだけでオシャレするの?」と言われるが槙生は一ヶ月も化粧もせず、髪の毛はボサボサになっていた。

 

帰宅すると、槙生は誰かと電話をしており静かに家に入る。

電話を終えると何かを考えるかのようにまた仕事に戻りパソコンに向かう。

 

良い匂いがしてリビングに誘われるかのように戻ると、朝に「おかえり、おはよう」と言われる。

 

「なにそれ」と言うが、朝は「槙生ちゃん仕事中はちがう国に居るみたい」とおかしな事を言い始めた。

 

二人で食事して槙生はまた仕事に戻る。

 

時間も遅くなり始めた頃、朝は「邪魔にならないなら良い?」と同じ部屋で寝たいと槙生にお願いする。

 

「いーよ!」

 

と言われて仕事中の槙生の横顔を眺めつつ朝は眠りについた。槙生は朝が言う”ちがう国”へ行ってしまった。

 

二人が暮らす前、朝が中学3年の時。

 

 

槙生は足早に電車に乗っていた。携帯で見れるニュースをイヤホンを付けて聴いていた時、「死亡したのは・・・・」と聞こえたのは槙生の姉夫婦の事故死を知らせる内容だった。

 

 

警察署に着くと母親と軽く会話をすると、隣の椅子でウトウトしながら寝ていた朝に気づく。

 

「槙生ちゃん・・・?」

 

と話しかけられ、母親が手続きをしている間気まずい雰囲気に包まれる二人。

 

「とりあえずご飯食べようか」と朝を誘うと場所を移動して、暖かい食事を取る事にした。

 

 

お腹が空いていた朝は、マフィンに食らいついた。

 

涙を見せない朝の顔を見て「悲しい?」と聞くが朝は「わ・・・・」と言葉を詰まらせる。

 

次の日の葬式で、朝を誰が引き取るかなど、周りの親戚人が話し始める。

 

耳に入ってこないようにボーッとしていた朝に対して槙生は口を開く。

 

 

「朝!」

 

いきなり声をかけられてビックリしたのもあって考えてることが、口に出てしまっていた。

 

「た・・・盥(たらい)ってどう書くんだっけ?!」とポロポロ涙を流し泣いてしまっていた。

 

 

「私はあなたの母親が心底嫌いだった!私は大体不機嫌だし、あなたを愛せるかわからない!それでも良ければずっとうちに帰ってきなさい。たらい回しは無し!!」と。

 

 

盥の漢字もしっていた槙生に朝は「一緒に帰る・・」と泣きながら答えた。
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違国日記1巻 みどころ

槙生の仕事中は、「ちがう国」に行ったみたいと朝が言う場面は、叩くパソコンの音やたまに迷うように止まって、たまに殺すように消去を連打する。

 

作家独特連打する音などが文だけでも伝わってくる。

 

朝の両親が事故でなくなった時には、なるべく姉(朝の母親)と関わらないでいた槙生の姿が描かれている。

 

姉の子供に対してお葬式中にも関わらず「私は心底あなたの母親が嫌いだった」とハッキリ言う所は、槙生の強さと弱さが出ているのが伝わってくる。

 

自分の性格や朝に対し、「あなたを愛せるかわからない」と言っている。

 

それでも良いならうちに来なさいと槙生の言葉に、朝はやっと泣くことが出来た。

 

 

叔母にあたる槙生だが、今後この二人の生活や、どんな人生が待っているのかが楽しみになる作品になっている。
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