今回は蝉川夏哉 先生(原作), ヴァージニア二等兵 先生(漫画), 転 先生(キャラクター原案)の「異世界居酒屋「のぶ」」2巻を読んだので紹介したいと思います。
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異世界居酒屋「のぶ」2巻 あらすじ
前巻はこちら↓↓↓
”天ぷら”といえば海老など野菜が思いつくが、今回は”ある食材”での一品を作るタイショー。
しのぶ目当てのお客も居る中、店内のお客も、しのぶの”ある言葉”で慌ただしくどよめく。
久しぶりにハンスは、のぶに来ていたが他のお客同様に驚きを隠せないでいた。
初めて見るものや初めて食べるもにお酒が止まらないハンス達。そのある食材とは・・?
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異世界居酒屋「のぶ」2巻 ネタバレ
ハンスは”のぶ”にすっかりハマってしまい、給料日のこの日には、中隊長に居残りを言われないように熱心に訓練に励んでいた。
「今日は久しぶりに贅沢な晩飯だ!!」
喜びを隠せれないハンスは、居残りのニコラウスを残し足早に”のぶ”に向かった。
「いらっしゃいませ!」
明るい声が響きわたる店内で、久しぶりの”のぶ”の暖かい雰囲気や疲れた身体に癒しをくれる場所。
そして、タイショーとしのぶの笑顔に出迎えられる。
久しぶりに顔を出したハンスをタイショー達はちゃんと覚えていて、「トリアエズナマで良かったですか?」
とハンスは、しのぶに言われて軽く返事をするとタイショーとも軽く挨拶を交わす。
今日のオトーシは”鶏肉とサトイモの煮物”。
まず先に鶏肉を一口食べる。
しっかり味が染み込んであるのに固くなく、もちもちとした柔らかい鶏肉のジューシーさがハンスには大喜びだった。
普段の鶏肉なら、パサパサとしたあまり好き好んで食べないが、タイショーが作る鶏肉料理は絶品だった。
続けてサトイモを食べようとするが、まだ箸に慣れていないハンスはサトイモをツルツルと滑らせてしまう。
そっと掴んで、口の中にパクッと放り込むと、ねちねちとしたサトイモ独特の食感を楽しむ。
「箸の使い方上手になりましたね!」しのぶに言われ
「ニコラウスには負けてられないからさ!」と負けず嫌いのハンスは箸の使い方を日々練習していた事を明かす。
「今日のオススメ何??」ハンスは、しのぶにいつもみたいに聞く。
と、しのぶは「今日はですねぇ・・・」
何かモジモジしていつもよりご機嫌に答える。
「今日は・・・”キス”の日なんです!!」
しのぶ目当ての居る店内のお客は響めき初めて、ハンスも驚きを隠せれないでいた。
「私・・・キスに目がないんです・・!!」
うっとりした顔で話す、しのぶを店内のお客達は余計大騒ぎしていたw
ハンスもドキドキしながら色々考えると、その雰囲気をタイショーが変える一言。
「キスは魚の名前だよ」
カウンターの奥から言うと、「刺身にしても美味いが、天ぷらにすると格別に美味いぞ!」と話してる間、お客もハンスもホッとしていた。
しのぶのオススメなら食べてみようと思い「キスの天ぷら1つ!」と注文する。
店内のお客達も次々注文が入った。
タイショーは素早く支度し始め、ハンスはタイショーが調理している姿を不思議そうに見つめていた。
その間に、しのぶは天ぷらをのせる為ザルを用意したり、その上に紙を一枚置き始めた。
するとハンスは驚いた顔をして「これは!!!紙!!??羊皮紙より高いんだろ?!」
高級な紙にのせて食べるなんてハンスは勿体無いと思っていると「こっちのが美味しく食べられるんです!」と、しのぶは説明する。
タイショーは「お待たせ!!」と出来立てのキスの天ぷらを紙の上に置く。
綺麗に衣が付いている天ぷらにハンスも他のお客も目が離せないでいた。
箸で掴み、口に運ぶとサクッとした衣の食感と身のふわふわした食感を楽しんでいた。
下に引いた紙がほどよく油を吸っていて、これを一気にお酒で流し込むと、身体中に染み渡る快感がたまらない!
他のお客も絶賛する中、また更に注文が入ると微笑みながらキスの天ぷらをまた調理し始める。
タイショーは喜んでいたが、しのぶは「私の、まかないが~・・・」とキスが無くなるのを嬉しいような悲しいような感情を表に出さないように我慢していた(笑)
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異世界居酒屋「のぶ」2巻 みどころ
久しぶりに”のぶ”に来たハンス。
給料日の事もあり「今夜は贅沢な晩ご飯!」の気持ちもわからなくもない(笑)
久しぶりに足を運んだが店内の品書きにはアイテーリアの文字に変わっていて、ほとんどが読める文字になっていた。
本日のオススメ”キスの天ぷら”は、塩に付けても天つゆにつけても、つい声が出なくなる程の極上の美味しさ!
次来る楽しみを密かに思いつつ、ハンスは今夜も気持ち良く帰路についた。
※羊皮紙・・・動物の皮を加工して筆写の材料としたもの。
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