今回は吉村旋先生の「性別「モナリザ」の君へ。」外伝6話（47話）を読んだので紹介したいと思います。
この記事は最終回の感想となりネタバレを含みます。
物語の結末を知りたくない方はご注意くださいませ。
性別「モナリザ」の君へ。 外伝6話（47話） あらすじ
外伝5話ネタバレはこちら
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男になったひなせと、しおりが同居して2年。
しおりは朝食を作り、寝室まで来てひなせを起こしました。
養護教諭のひなせは、放課後に生徒のなぎさ、なぎさの母と面談。
母は相談します。
なぎさが女の子になりたがっていること、昔から車好きだったこと。
なぎさは姉たちの影響を受けているだけじゃないか、女の子になってから後悔するんじゃないかと。
なぎさは反論しようとしますが、黙ってるよう母に言われました。
なぎさちゃんの好みは、なりたい性別とは関係ない。
ひなせはそう説明し…。
性別「モナリザ」の君へ。 外伝6話（47話） ネタバレ
しおりは朝食を作り、まだ寝ているひなせにキッチンから声をかけました。
ひなせは返事しますが、起きてきません。
仕方なく、しおりは寝室まで来てひなせを起こしました。
ひなせはうつらうつらしなから朝食を食べ始めます。
メニューは、目玉焼き、ベーコン、ミニトマト、トースト、コーヒー。
ひなせが男になってから7年、しおりと同居してもうすぐ2年。
しおりは男同士での交際を不安に思うこともありましたが、ひなせとの同居生活は普通でした。
ひなせはゆっくりと男の姿に変わったので、しおりはあまり違和感を覚えませんでした。
ひなせはネクタイを締め、保護者との面談で遅くなるかもと告げ、先に出勤します。
朝食の片付けを終えたしおりもスーツに着替え、家を出ました。
保健室になぎさがやってきました。
放課後の面談で母親が怒らないか不安だという。
ひなせはしゃがんでなぎさの手を取り、自分も話すから気持ちを伝えようと励ましました。
放課後に、なぎさ、なぎさの母、ひなせで面談。
母は神妙な面持ちで相談します。
なぎさが女の子になりたがっていること、小さい頃から車好きだったこと。
姉2人の影響で女の子になりたいだけじゃないか、女の子になって後悔しないかと。
反論しようとするなぎさを、母は黙らせます。
なぎさちゃんの好みは、なりたい性別とは関係ない。
ひなせは微笑んでそう断言しました。
母がキャンプ好きなことをひなせは引き合いに出し、それと同じだと説明します。
なぎさが女の子になりたい理由を、ひなせは尋ねました。
最寄りの駅の、カッコいい女の車掌さんみたいになりたい。
なぎさはそう答えました。
自分が納得して選んだかが大事だと、ひなせは主張しました。
母は、なぎさがカッコいい女の子になりたいことを理解し、帰宅します。
ひなせが帰ろうとしていた時、生徒が入ってきました。
ひなせはその生徒の相手をすることに。
ひなせはヘロヘロになって帰宅。
しおりはソバを打っています。
ひなせはしおりにくっつき、お礼を言いました。
しおりはひなせの頭をぽんぽんします。
ソバは初めてにしては上出来。
嬉しそうに食べるひなせを見て、しおりはドヤ顔に。
ひなせは夕食の片付けをしながら、なぎさについて軽く話します。
女になれば良かったと後悔することはあるか、しおりは質問しました。
ひなせは否定。
ひなせが女になってたらと思うことはあるか、ひなせは質問しました。
あるけど、男になって楽しそうなひなせの横にいられるならいい。
しおりは言いにくそうにそう答えました。
ひなせはソファに寝転がってしおりの膝に頭を乗せ、今度の土曜日に水族館に誘いました。
しおりは前向きな返事をし、ひなせと目を合わせて微笑みます。
土曜日にひなせと水族館に来たしおりは、幸せを嚙みしめます。
性別「モナリザ」の君へ。 外伝6話（47話） 感想・考察
ひなせが、今までのルートの中で1番見た目が男っぽかった！
男ひなせ×りつルートじゃなく、男ひなせ×しおりルートで、ひなせが1番男らしいのが面白いです。
しおりも大人の男になってて、カッコよかった。
お手本のような朝食や、ひなせの好物のソバを作るしおりに、ひなせへの愛を感じました。
ひなせが長い間無性別者であったからこそ、なぎさの母親への説明が説得力があったように思います。
ひなせは良い先生になったと感心しました。
しおりは美術関係の仕事をしているのか、まだしおりの父親にひなせとの交際を認められてないのかが気になりました。
次回外伝7話（48話）ネタバレはこちらから
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