今回はピッコマで連載中のBlue Canna/Soda Ice/Berry先生の
「その悪女に気をつけてください」外伝6話(98話)を読んだので紹介したいと思います。
この感想記事は外伝回につき、深刻なネタバレを含みます。
物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ!
その悪女に気をつけてください 外伝6話 あらすじ
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男爵は娘に対して何度も謝罪の言葉を繰り返しますが、それらがヨナの心に響くことはありません。
むしろよりいっそう怒りを煽り、聖女という立場からの逃亡を改めて彼女に決意させます。
神官たちが内心良く思っていない魔術師たちが、祈祷会のために神殿を訪れたのです。
その悪女に気をつけてください 外伝6話 ネタバレ
神殿内の一室へ閉じ込められてしまったヨナへ、扉ごしに
「本当にすまない。私が悪かった・・・」
と泣きながら声をかけるのは、彼女の父親であるホワイトポール男爵です。
・・・。
しかし、まるで同情を誘っているかのような弱々しい謝罪は、ヨナを苛立たせるだけでした。
父親が本心から自分に対して申し訳ないと思っていることは分かっていましたが、だからこそ「すまなかった」と言いながら決して行動を改めたりはしない彼が許せなかったのです。
口だけ、ってことね・・。
そんな娘の胸の内も知らずひとしきり己の不甲斐なさを懺悔した後、男爵は「待ってるぞ。元気でな、たったひとりの我が娘よ」と言い残して帰っていきます。
結局自分の罪悪感を無くすためだったのね・・。
ヨナ・・。
しかし次の瞬間、痛々しい爪痕はみるみる薄くなり始め、あっという間に跡形もなく消えてしまったのでした。
え・・・?この力は・・?
神官や他の聖女候補が見れば思わず平伏し神への祈りを捧げ始めそうな奇跡ですが、当然ヨナは神に感謝するどころか「神の野郎・・・よくもまた・・・!」と激しい怒りに震えます。
実際に神の声が聞こえたことは彼女にはありませんでしたが、
という何者かの意図ははっきりと感じていました。
ゆえにヨナは己が身に望んでもいない恩寵がもたらされるたびに「いつか使うために倉庫の奥底へと押し込まれた道具になったような感覚」を味わっていたのです。
・・・・。
それでもいつか自由の身となるためにそんな不愉快さにも歯を食いしばって耐え、やがて1年の時が経ちました。
少しでも監視の目をゆるめるべく、その間心を入れ替えたフリをして大人しくしていたことが功を奏し、ヨナに対する神官たちの態度は好意的なものとなっていました。
特にヨナに対する教理の授業を担当している若い神官の変化は顕著で、親しげに労いの言葉をかけてきたり、少々失礼な振る舞いをしても怒ったりしないだけでなく、本来なら秘匿すべきであろう事柄も彼女に話してしまうほどです。
おかげで神殿内で魔術師たちのために「特別祈祷会」が開かれると知ったヨナは、何度も頼み込んでその会に参加する権利を得ます。
ふむ・・・。
実は、神の力を借り、その恩寵である魔法を行使しながらも神を讃えることをしない魔術師という存在を神官たちは内心苦々しく思っているのですが、それを知っていたヨナはこの祈祷会を「千載一遇のチャンス」ととらえたのです。
その悪女に気をつけてください 外伝6話 感想・考察
外伝2-2話では、新たな登場人物として、ヨナにマンツーマンで教理を教えている若い神官が出てきました。
いかにも人当たりが良く善良そうな印象を受ける青年なのですが、ヨナは彼に対してもあまり良い感情は持っていないようです。
反対に神官の方はヨナにどんな類のものかはわかりませんが好意を抱いているようなので、もしかすると彼がヨナが神殿から逃げ出す手助けをしてくれるのでしょうか?
優しげなイケメンではありますが、権力も腕力もあるようには見えないこの神官が、次話以降どんなふうにヨナと関わってくるのか楽しみです。
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