今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」87話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は物語の核心に触れるネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
悪女は砂時計をひっくり返す 87話 あらすじ
前話ネタバレはこちらから
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少し先の物語になりますが、原作小説版も翻訳してるのでよかったら合わせてどうぞ!表現キツいので【一応、閲覧注意】・・笑
ただしアリアの監視下で、しかもカインは皇城で使用人として働きながら病気の父親と妹を養っていかなくてはなりません。
しかしこれでようやく重圧から解放されるイシースの心境は思いの外穏やかなもので、彼女は粛々とその罰を受け入れ断頭台へ上がったのでした。
悪女は砂時計をひっくり返す 87話 ネタバレ
ミエールの判決やいかに。。
50年・・。
でも死刑じゃないのか。。
この度のクーデターに加担した者が軒並み極刑となっていることを考えれば喜ぶべき宣告ですが、ミエールは話が違うと怒り出します。
ふむ・・。
そしてカインもまた本来ならば斬首刑のところを、アリアが減刑を嘆願したおかげで無期懲役となります。
カインは無期懲役・・。
監視下のミエールと使用人としてのカイン。
なるほどね・・ 立場を・・笑
うお・・こっちはエグすぎでしょ・・
すると、処刑されることが決まった者らの口からは当然のように怨嗟の声が上がります。
・・・。
高貴な生まれに相応しい、自らの運命を粛々と受け入れるがごとき姿になぬしら感じるところがあったのか、彼女から皇族は特殊な能力を持ち得るという話の真偽について尋ねられたアースは、遠回しにそれを肯定します。
しかし、だからと言ってイシースが希望の火をその胸に灯すことはありません。
見物に集まった民衆の中にオスカーがいるとアースから聞かされても、裏切り者である弟に対して怒りや恨みの感情を抱いたりせず、悲しげな顔で自分を見つめている彼を静かに見返すのみです。
しかし、相変わらず高位貴族らしからぬ姿を見てにわかにその行く末が心配になったのでしょうか。
最後の質問としてオスカーの処遇をアースに尋ねたイシースは、爵位剥奪の上、行動に制限をかけられた状態で平民として辺境の地で生きていくことになる・・・という話を聞いて微かに笑みを浮かべました。
それは表面上はシニカルなものでしたが、心の中では姉としてオスカーの今後を憂い、彼の胸を占めているだろう罪悪感が薄れることを願っていました。
どうなるの・・?
断頭台へと歩みを進める彼女の姿は毅然としており、その表情は穏やかでした。
オスカーという嫡男がいながらプレデリック公爵家の後継者として重責を背負い続けてきたイシースは、皮肉なことに自身の死という形で長年のプレッシャーから解放され、ようやく心の平穏を得たのです__
悪女は砂時計をひっくり返す 87話 感想・考察
87話では、巻き戻る前の時間軸においても巻き戻った後の現在においても「黒幕」と呼ぶべき存在であるイシースが、とうとうその命を散らしました。
彼女もアリアやアースと同じく皇室の血を引いているため、命の危機に際して特別な力に目覚める可能性があり、ローハンあたりはそうなることをなんとなく期待している節がありました。
しかし結局なんの能力も発動することなく、彼女は潔い最期を迎えました。
モノローグでは姉としてオスカーのことを心配していることも伝わってきて、プレデリック公爵家に生まれさえしなければ幸せを掴めたのではないか・・・と思わずにはいられませんでした。
次回ネタバレはこちらから
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少し先の物語になりますが、原作小説版も翻訳してるのでよかったら合わせてどうぞ!表現キツいので【閲覧注意】・・笑
※アリアがいい感じにガチ悪女してて最高です・・
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