今回はピッコマで連載中のBlue Canna/Soda Ice/Berry先生の
「その悪女に気をつけてください」外伝1話(93話)を読んだので紹介したいと思います。
この感想記事は外伝回につき、深刻なネタバレを含みます。
物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ!
その悪女に気をつけてください 外伝1話(93話) あらすじ
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その悪女に気をつけてください 外伝が始まります・・!!
その悪女に気をつけてください 外伝1話(93話) ネタバレ
当時の彼はまだ他の狼人間たちと同じ場所で日々を送っていましたが、双子の片割れであるミゼンにはすでに蛇蝎のごとく嫌われてしまっていました。
ナイン、可愛すぎな・・!!
ミゼンは、自分と違って気が弱く力も弱いくせに見た目だけは瓜二つな存在を心底疎ましく感じており、憎悪と言って差し支えないほどの感情を弟に対して抱いていたのです。
語られなかったナインとミゼンの過去が明かされるみたいだね・・!
そんな激しい敵意を兄から向けられている上、首長の息子として相応しからぬ資質のためにすでに仲間内で孤立していたナインは、いつか狼人間のコミュニティを抜け人間の世界で生きていくことを心に決めていました。
そのために彼は独力でこっそりと人間の言葉や社会の仕組みについて学んでおり、時には人目を忍んで
と言われている狼人間たちがかつて住んでいた場所まで行き、教科書になりそうな本を探して持ち帰るなどしていたのです。
しかしそんなナインの行動は、彼の存在を心底不快に感じているミゼンに運悪く気付かれてしまいます。
・・・。
ナインの情けない姿が己の視界に入ることすら、ミゼンにとっては耐えがたい苦痛でした。
ゆえにミゼンはどうしようもなく自分を苛立たせる弟のことなどさっさと屋敷を追い出すか、もしくは邸内の一室に閉じ込めるべきだと考えていたのです。
そのためミゼンはナインがどこかへ出かけているらしいと悟るやたとえようもないほどの怒りを覚え、行き先を突き止めてやろうと弟が帰ってくるのを待ち伏せていたのでした。
結果、まだ読んだことのない本を見つけることが出来て良い気分で屋敷へと戻ってきたナインは、そんなミゼンの罠にまんまとはまってしまいます。
ミゼンの仕掛けた呪術によって足をすくわれ、かなり高い位置で階段を踏み外してしまったのです。
ああああああっ・・・。
全身を硬い床へしたたかに打ちつけたナインが痛みに呻いていると、ミゼンがゆっくりとした足取りで階段を降りてきました。
そうしてまるで邪気など感じさせない笑顔で「ナイン・フォトン。大事な俺の弟くん。そんなところで倒れてどうした。転んだのか?」などと白々しく訊いてきます。
コイツ。。
あたかも心優しい兄のごときミゼンの台詞の裏に鋭い悪意が潜んでいることをはっきりと感じ取ったナインは、思わず恐怖と緊張でその身を強張らせました。
ゴクッ…
幸い、ちょうどミゼンを探しにジャックがやって来たためにその場は難を逃れましたが、見逃す気などさらさらないらしいミゼンは去り際、獰猛な笑みと共に「また後でな」という不吉な言葉を残していったのでした。
・・・。
その悪女に気をつけてください 外伝1話(93話) 感想・考察
外伝1-1話の見どころは、幼いナインの美少年っぷりです。
成長後のナインもメリッサがしみじみ見蕩れてしまうほどの見目麗しさを誇っていますが、今話の彼はまだあどけなさが残っていて、女の子と見まごうばかりの可愛らしさにキュンとさせられます。現在の姿と違い、狼の耳としっぽが常に見えている状態なのもポイントです。
本人が言っている通りミゼンも同じ顔をしているのですが、性格が表情に出ているせいか彼はあまり可愛く見えず、描き分けの巧みさが感じられます。
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