今回は杉山美和子先生の「Bite Maker(バイトメーカー)~王様のΩ~」33話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。
物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ!
スンバラしい原作様もぜひお手元に!!
Bite Maker~王様のΩ~ 33話 あらすじ
前話ネタバレはこちら!
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Bite Maker~王様のΩ~ 33話 ネタバレ
己が敗北したことに愕然とする政宗に向かって、信長は「目に見えるもの、耳に聞こえるものが真実とは限らない」と少しも表情を変えずに言い放ちます。
信長が・・勝った・・
さらに秀吉と幸村も苦しんでいるフリをしていただけで、ワイヤーも手錠もとっくに無効化されていたことが明らかになり、形勢はたちまち逆転しました。
あっ・・笑
その上3人のサーヴァントたちは、主人から命じられるまでもなく政宗が差し向けた刺客に気付いており、各自監視の目を欺いて、すでに全員が自由の身となっていたのです。
最早政宗の手元に残されたカードは、のえるに投与した薬の解毒剤だけしかありません。
それでも未だ不敵な笑みを浮かべる彼は、「政宗!約束だ!まめるの薬を渡せ!」と言いながら幸村が近付いてくるのを見て、解毒剤の入った小ビンをすかさず海へと投げ捨てました。
あああああああ・・!!!
落下するビンをキャッチしようと幸村は慌てて駆け出しますが、もともと政宗との間にはそれなりの距離があったため、とても間に合いそうにありません。
間に合わない・・!!!
ここまで来てのえるの命を救う手立てを失ってしまうのか・・・と思われた時、驚くべきことが起きます。
解毒剤入りのビンを見事空中で受け止めてみせたのです。
ラン・・・!!!!!
ランは政宗に向かって「信長のモノ勝手に壊したら、ランがアンタを壊すよ」と凄んだ後、信長の前に跪き、「遅くなってごめん」と微笑みながら解毒剤を差し出します。
すると信長は「問題ない」と答えますが、
次の瞬間__
受け取った小ビンを躊躇なく甲板へと叩きつけてしまいました。
はっ・・・?!
えっ・・・・・?!(呆然
この暴挙には秀吉と幸村も驚いてしまいますが、信長は別に乱心したわけではありません。
至って冷静な状態の彼は、ビンの中身は解毒剤どころか、
のえるが注射された薬の毒性を強める危険なものであることを看破していたのです。
なっ・・・
むしろ毒だった・・・!!
それなのにわざと海に投げて拾わせた・・!!
結局、仕掛けた罠をことごとく見破られて終わった政宗は、
「完璧!美しい!100点だよ。よくできました。さすが信長!」と手を叩いて喜びます。
信長は相変わらず顔色1つ変えぬままそんな政宗に向かって手を差し伸べ、「オレのところに来い。オレの隣でその能力をいかせ」と彼を口説きにかかりました。
そして、予想していなかった言葉に咄嗟に反応出来ずにいる政宗を素早く抱き寄せると、彼の耳に触れそうなほど唇を近付け、「オレの金平糖は美味かったろ、政宗」と囁いたのです。
覚えてた・・・!!
しかし意外にもその愛らしい顔に喜色を滲ませることはなく、すぐさま信長の手を振り払うと、「おれの異能はおれだけのものだ。誰にも渡さない」と言い残し、冷たく深い海の中へ自ら飛び込んだのでした。
・・・・・・!!!!!!
Bite Maker~王様のΩ~ 33話 感想・考察
33話でぜひとも注目して欲しいのは、ランが活躍するカッコ良いシーンです。
スタイリッシュ!
右近や左近、央らと同じ黒い学ランに身を包んでいるだけでなく、これまでと違って男らしさを感じさせる表情がとても凛々しくて、思わずドキッとしてしまいます。
また、ランが口にした「信長のモノ」というセリフもポイントです。
これはおそらく単純に解毒剤のことだけではなく、のえるのことも指していると思われます。
本人にはキツく当たりながらも、のえるを信長の番として受け入れているランの胸の内が透けて見えるようです。
次回第34話ネタバレはこちらから
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