今回はピッコマで連載中のSarkk/Eunhye kim/binu/Siya先生の
「緑陰の冠」60話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。また、本作品の感想投稿はこのサイトの運営都合で今回が最終回となります・・!ごめんね・・!!
緑陰の冠 60話 あらすじ
前話ネタバレはこちらから
↓↓↓
そして、彼女は己の立場を脅かす弟を排除させるため自分に恩を売ったのではないかと勘ぐります。
己の軽率な発言を心から反省していたランは、すでに怒りをおさめ、いつも通りの調子で接してくれるユスタフに安心します。
緑陰の冠 60話 ネタバレ
今は穏やかに眠っているリリーの寝顔を見つめながら、ルミエは、その身を不法闘技場の剣闘士へ落とした経緯を思い返していました。
というアルカの口車にまんまと乗せられた彼は、これも大切な妹のためだと己に言い聞かせながら見世物として命の奪い合いを繰り広げ、その手を血に染め続けてきたのです。
・・・。妹のために・・。
しかし現在、リリーの容態はむしろ悪化しており、完全にアルカに欺かれていたことを知ったルミエは、他人を一切信じられなくなっていました。
ゆえに、彼に向かって「何も望まない」と言い切ったランに対しても、「どうしても信用できない」という思いが拭い去れません。
うむ・・
その結果ルミエは、ランが求めている見返りは、公爵家当主の座を狙う弟を始末することではないか?という考えに至ってしまったのでした。
違う・・!!!
一方、そんな勝手な想像をルミエが巡らせているとは思いもしていないだろうランは、雨に濡れたのがやはり良くなかったようで、寝込むほどではないものの体調を崩していました。
ランが・・!!
シアからは「お休みになった方が・・・」とやんわり止められたのですが、いろいろなことが重なって気持ちに余裕がなかったとはいえ、ユスタフに向かって暴言を放ってしまったのを心底から悔いているランは、はやく彼に謝らなくては・・・と義弟の執務室へ向かいます。
体調良くないけどユスタフのもとへ・・でも心配だ・・
軽く咳き込みながらも自分に会いに来た義姉を出迎えたユスタフはすでに冷静さを取り戻しており、真摯に頭を下げたランに「お気になさらず」と声をかけると、「姉上が7月の雨のようにあたり一面に水を撒き散らす方なのはわかっています」と呟いて笑みさえ浮かべてみせたのです。
また詩的な・・笑
ユスタフの言葉の意味はわからぬまでも、どうやらもう怒っていないらしいと胸をなで下ろしたランは、今がチャンスとばかりに、ラチア公爵領へ帰る際にはルミエとリリーも一緒に連れて行って良いか?と義弟に尋ねました。
・・・。
意外にも彼は「構いません」とあっさり許可を出し、ランはホッとして思わず「ユスありがとう」と破顔します。
ふむ・・。
へっ・・・?!
当然ランは驚いて「今のは?」と戸惑いの言葉を口にします。
するとユスタフは本心なのかどうか定かではありませんが、しれっと「私にもわかりません」と答えて彼女を唖然とさせたのです。
それからユスタフは再び咳をし始めたランの手をそっととり、その耳もとで「私だって心配くらいします」と囁いたのでした。
ええええええええええええ!!///
緑陰の冠 60話 感想・考察
60話の見どころは、ランがユスタフに謝って、2人がひとまず仲直りするシーンです。
きたあああああああ!!
結局いまだにランは義弟が自分に対して強く執着していることに気が付いていないため、お互いに分かり合えたとは言えない状況ですが、とりあえずユスタフが怒っていたのはラチア公爵家への悪影響を懸念したのではなく、自分の身を案じてくれていたからだとランが理解しただけでも大きな一歩と言えるでしょう。
その一方でルミエがランに心酔しているように見えたのは保身のための演技で、さらにとんでもない誤解をしていることが明らかになりました。
これはまさしく波乱を予感させる展開です・・!!
1話ネタバレから読み直してみる
↓↓↓
本作品の感想投稿はこのサイトの運営都合で今話で最終回となります・・!今までお読みくださっていた方、本当にありがとうございました・・!!
コメント