今回はピッコマで連載中のSarkk/Eunhye kim/binu/Siya先生の
「緑陰の冠」56話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
緑陰の冠 56話 あらすじ
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幸いアルカは単細胞な人物で、ルミエの妹に対する彼の仕打ちを詳らかにすればあっさりと馬脚を現しました。
緑陰の冠 56話 ネタバレ
ルミエになにがあった・・・
しかし彼女はそれを気取られぬよう表面上は平静を装い、「いかがでしょう。ご所望の品ですか?」という問いかけには「間違いないわ」と笑って答えてみせました。
・・・。
ランは真っ先に「ひとつ聞かせてもらうわ。私に会いたいと言った理由は?」という質問をぶつけ、この場の主導権を握ります。
そして「それはもちろん信頼のためですよ。商売の基本は信頼ですから」というあまりに予想通りな返答に対し、「ではもうひとつ・・・あなたは奴隷と信頼関係を築いているのかしら?」と微笑みながら尋ねました。
・・・ゴクッ。
すると返ってきたのはこちらもやはり予想と違わぬ「コイツらにそんなものは不要です」という見下げ果てた発言で、さらにルミエのことを「図々しく主の金をくすねようとする恩知らず」呼ばわりするアルカに、ランは「そうかしら?おかしいわね」と呟きます。
“コイツら”って・・
それから静かな口調のまま「私が聞いた話だと・・・この奴隷の妹を預かってるそうじゃない」と続けた彼女の声にアルカより先にピクッと反応したのは、それまで生気の感じられない虚ろな顔をして立ち尽くしていたルミエでした。
ルミエ・・!
それでもただ俯けていた顔を上げただけでさすがに声は出さなかったルミエに、アルカが注意を払うことはありません。
椅子の背もたれに体を預けたまま「何だと?」とさも不愉快そうに顔を歪めた彼は、ランが「先日襲撃されて焼け落ちたそうね。確か・・・サンゴの洞窟だったかしら?」と付け加えたところでようやく事実関係に気付き、勢い良く立ち上がって「貴様の仕業だったのか!!」と彼女を怒鳴りつけたのです。
きたか・・・
しかしランは平然と「ちなみに言っておくと、そこにいた女の子は私が預かってる」と告げ、さらにアルカが治療と称して彼女に「睡眠薬とワインを混ぜた薬」等を与えていることを指摘します。
これに激昂したアルカはランを害そうとしますが、手下に向かって命令を下そうとした次の瞬間、いつの間にか眼前に迫っていたルミエによって、呆気なく首の骨を折られたのでした。
っ・・!!!!
そこからのルミエの行動は素早く、流れるような動きで手に取ったナイフを投擲し相手の額に命中させたかと思えば、息つく暇もなく長剣を拾い、襲いかかってきた男をしゃがみ込んだ姿勢のまま逆袈裟に斬り上げます。
強すぎる・・・!!
こうしてあっという間にその場にいた闘技場関係者を全滅させたルミエは、おもむろにランの足もとへとひざまずき、雨で濡れたブーツに包まれた彼女のつま先へチュッと口づけを落としました。
そして固唾をのんでその姿を見つめていたランにうっとりと微笑みかけると、彼女に向かって「ご主人様」と呼びかけてきたのです。
緑陰の冠 56話 感想・考察
56話の見どころは、思わず圧倒されてしまうルミエのアクションシーンです。
迷いも容赦も躊躇いも一切存在しないからこその恐ろしく迅速な手並みは、あまりの鮮やかさに思わずゾッとしてしまいます。
強すぎる・・!!
これまで作中で明かされた情報から浮かぶのは、病弱な妹のためならばどれほど自身が辛い目に遭おうともひたすら堪える家族思いな青年・・・というイメージです。
しかし実際の彼はそこはかとなくヤンデレ臭が漂っていて、バックボーンを知っているランさえもドン引きしています。
ルミエの意外なキャラクターに驚かされる今話、ぜひご覧になってみて下さい。
次回第57話ネタバレはこちらから
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