今回はLINEマンガで連載中のSAM先生の
「君の全てを奪いたい」99話を読んだので紹介したいと思います。
この記事はネタバレを含みます。
物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませっ!
君の全てを奪いたい 99話 あらすじ
前話のネタバレはこちら!
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ペロンは慌てて事故現場へ駆けつけると、難色を示す教皇の手の者たちに向かって、行進を中止して救助活動を行うよう命じます。
君の全てを奪いたい 99話 ネタバレ
突如鳴り響いた轟音の後、城を囲む長大な石壁がガラガラと崩れ始めて・・!!
なんの前触れもなく城壁の一部が大きく崩壊したことによって、叙任式のために集まっていた多くの人々が落ちてきた瓦礫に押し潰されて犠牲となり、華やかに彩られていた街中は一瞬にして地獄絵図と化しました。
最悪だ・・
誰か・・!!!
ああああああ・・・
悪夢のような光景はたちまちパニックを引き起こします。
悲鳴を上げて逃げ惑い始めた群衆を見て、ペロンは「行進は中止だ!」と宣言すると、これ以上の犠牲者が出ることを防ぎ、さらに負傷者の救助も行うよう指示を出しました。
本日彼に付き従っていたのはハーシェル以外教皇の息がかかっている者ばかりだったため、その命令に初めは「それは聖下の許可が・・・」と渋る様子を見せましたが、ペロンが「黙れ!!言い争ってる場合か!!」と大喝するとその迫力に口をつぐみ、言われた通りに動き始めたのでした。
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一方その頃プシュケーは、事故現場から離れた地点にいたため惨たらしい死体の山を目の当たりにすることこそありませんでしたが、被害の甚大さを察して避難を促すリラの手を振り切り、救援に向かう決意を固めていました。
プシュケー・・頼む・・なんとかしてくれ・・。
正直なところ、衆目の中で力を行使することへの恐怖は、プシュケーの中にまだしっかりと根付いています。
しかし、かつてメーデイアがかけてくれた
という言葉が、過去の記憶が甦り怯みそうになる彼女の背を押し、たとえバケモノ扱いされようと己が信ずる道を往く勇気を与えたのです。
自分の力を大衆の前で使うわけにはいかないものね・・
とはいえ、計算高く周到なイアロスがプシュケーの行動を読んでいないはずもありません。
ほどなくして槍を構えた10人ほどの騎士たちが彼女の行く手を阻んだかと思うと、「何か問題が起こったらプシュケー様を優先してお守りせよと殿下に命じられました!!」と言って力づくで皇宮へ連行しようとしました。
・・・。
ただイアロスは知らなかったのです。
すでにプシュケーが自在に力を使いこなせるようになっており、その方向を破壊へと転ずれば「剣士100人がかかってきても勝てる」と断言できるほど、揺るぎない覚悟を決めていることを・・・。
君の全てを奪いたい 99話 感想・考察
99話の見どころは、ラストに見せてくれたプシュケーの勇ましい姿です。
プシュケーに変化が・・!!
たとえ自分とは相容れぬ存在であろうと誰かが傷付くことを良しとしなかった彼女は、前話でようやく乳母を完全な敵と見なしたばかりにも拘わらず、今話では怪我人のもとへ向かおうとするのを妨害してきた騎士たちに対し、実力行使も厭わないという強硬姿勢を見せてくれました。
この目覚ましい変化と堂々たる振る舞いはプシュケーが憧れるメーデイアを彷彿とさせ、なにやら感慨深いものがあります。
次回第100話ネタバレはこちらから
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