今回はピッコマで連載中のSarkk/Eunhye kim/binu/Siya先生の
「緑陰の冠」54話を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。物語の先の展開を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
緑陰の冠 54話 あらすじ
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緑陰の冠 54話 ネタバレ
そぼ降る雨に濡れる庭園は確かに情緒があり、思わず感嘆のため息をついたランは、
「ひとりで飲むのも飽きちゃったから」
と随行してきた女性使用人らも着席させると、
せっかくの機会だから・・・と制服についての感想を彼女たちへ尋ねてみました。
なんだか風情あるわね・・。
デザインにこだわって作ったラチア公爵家オリジナルの制服は、
ランが狙った通りの効果をしっかり発揮しているようで、嬉しそうに告げられた「”緑のアーチの方ですね”って丁寧に接してくれるんです!」という言葉に、ランは「喜んでもらえてよかった~」と顔をほころばせます。
よかったよかった。かわいいもんね。
さらに「もうすぐ冬服も作る予定なの」と続ければ無邪気に喜ぶ様を見て、ランが心の中で
と独りごちていると、突然女性使用人たちが一斉に席を立ちました。
・・・?
「紅茶の香りに誘われて来ました」と言いながらユスタフが現れたためです。
ユスタフが・・来た・・・!突然・・!
どうしたのよ・・?
雨の中を傘も差さずにやって来たらしいユスタフは全身ずぶ濡れの状態で、ランは慌てて「タオルと温かいお茶を」と指示を出し、自分が羽織っていたショールも義弟に貸そうとします。
それを「結構です」と断った彼はなにやら物言いたげにじーっとランを見つめたかと思うと、「姉上は翼でも生えているのですか?」という意味深な言い回しで彼女の衣服や靴がまったく濡れていないことを指摘しました。
へ・・・?笑
「ロス卿がここまで抱っこしてくれたの」とランが素直にその理由を説明すると、ユスタフは側に控えていた彼を一瞥し、その労をねぎらいます。
あっ・・・。笑
しかしその眼差しに冷ややかなものを感じたロス卿は、「いっ・・・いえ」と思わず声を詰まらせたのでした。
・・・w
それからユスタフは使用人らを全員下がらせ、義姉弟は2人きりでお茶を楽しみます。
・・・いい雰囲気。
途中、ランが雨だれによってガゼボの土台に出来た窪みを見つけ、「庭園ができて長い年月が過ぎたみたいね」と感想をもらすと、ユスタフは「水滴が落ちる度に岩は何を思うのでしょう・・・」などと言い出し、「岩が欠けていることに気づくのはいつだと思います?」とランに問いかけてきました。
・・・意味深ね。
質問の形をとりながらもランの回答を期待していたわけではないらしいユスタフは、彼女の返事を待つことなく「岩に当たる音ではなく、ポチャンと水がたまった音がした時です」と続けます。
そして「雨が止んでたまった水がなくなると、大きな穴があいていたことに気づくのです」と言い、真っ直ぐにランを見つめながら「卑怯ですよね」と締めくくったのです。
こ、これは・・・///
どうしてそんな結論に達するのか理解出来なかったランは戸惑いもあらわに首をひねりますが、それ以上説明する気のないユスタフはフッとかすかな笑みをこぼし、「夜になると雨脚が強くなると思います」と話題を変えてしまうのでした。
あああああああああ///
緑陰の冠 54話 感想・考察
54話の見どころは、ユスタフからランに対する、遠回しながら非常に詩的な告白のシーンです。
やはりこれは告白でしたか・・!!
雨の庭園というロマンティックなシチュエーションにぴったりの、彼にしては珍しく抒情的なセリフのオンパレードは、結局ランにはなんのことを言っているのか伝わりませんでしたが、言葉の端々からユスタフの義姉への執着がひしひしと伝わってきて、二重の意味でドキドキします。
この状態でランがこっそり探していたのが若い男性だと知ったら、ユスタフがどんな反応を見せるのか・・・ちょっと怖いですね。笑
次回第55話ネタバレはこちらから
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