今回はピッコマで連載中のAntstudio/SANSOBEE先生の
「悪女は砂時計をひっくり返す」原作小説版 外伝(サイドストーリー)1章 281話・282話(漫画版は93話?)を読んだので紹介したいと思います。
この記事は高確率でネタバレを含みます。先を知りたくない方はブラウザバックしてくださいませ。
また120%原作様に敬意を払いながらの韓国小説版翻訳(原作様が最高!)となり、ここではhaluの解釈(感想?いや、感情?笑)が多分に入ります。笑
正確に内容を知りたい方は是非ピッコマで原作様も合わせてお読みくださいませ!
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 281話 282話 ネタバレ
・・・の前の管理人のつぶやき。
悪女は砂時計をひっくり返す 原作”小説”版 外伝(サイドストーリー)9話の感想アップしました!
あれ…これ外伝…だよね…?
外伝って今までの幸せな伏線回収とか背景でほっこりするやつ…だよね?え…?
これ大丈夫…?笑https://t.co/RvPrVorVbr#悪砂 #ネタバレ #感想 #原作小説版 #翻訳 #外伝— halu@ハッピー☆マンガ道場 (@happymangado) November 2, 2021
前話ネタバレはこちらから
↓↓↓
281話
ルビーがアリアにアニーやジェシーが色々と貴族たちに言われちゃってることとか皇城の事を全部共有した、と。
__
夕方に仕事を終えて執務室を出たアースを迎えたのは、意外な人物だった。
ほう、アリアはアースのもとに向かったのか。
アリアはアースのそばに移動し、目だけで笑ってみせた。
オッフ。
『誰かに事前に伝えておいてほしかったです…。』
そうしたら仕事切り上げるからね?笑
『いいえ…私は勝手に来てしまっただけですから。
それに、たまには先にアース様を待つのも良いなって思ってしまいまして…。』
『・・・。』
その言葉に言葉を失った彼は、腕の中のアリアを黙って見つめていた。
『その…勝手に待っていたことは…いけなかったでしょうか…?』
アリアは、豊かなまつげでわざと上下にまばたきをしながら、アースに尋ねた。
人を射殺すまつげでござぃ
『・・・はぁ。』
見事に射られた。笑
『誰かに見られたらどうするのです…!』
アリアは彼の胸元を軽く叩き、少し不機嫌になった。
しかし、それは誰かに見られたとしても嫌だからではなかった。
そもそも、いつでも起こっていたことだし、
二人が付き合っていた頃は、周りの目を気にすることもなかった。
だから、アースとアリアについていく使用人たちは、もはや誰も目をぱちぱちさせなかった。
『前々から言っているように、
できれば帝国の皆に見てもらいたいし、認めてもらいたいと思っています。』
そうアースに言われて過去の光景を思い出したアリアは、アースの胸に顔を埋めて、低い声で笑った。
その愛らしい姿で、アースはアリアの頭にキスをした。
大事な話をするような会話ではなかったが、貴重な時間だった。
そんな短い時間を過ごしていたアースとアリアは、すぐに手をつないでダイニングルームに向かった。
優雅さと古さを保つべき皇太子と皇太子妃がそのような行動をとるのはふさわしくないが、どこかに向かうときには手をつなぐのが当たり前になっていたので、もはや誰も気にしなかった。
仲がよろしゅうてなによりで
__
__
『私が尋ねたことについて…どう思います?』
ダイニングに向かう途中、アリアはかすかに手に力を入れながらアースに言った。
『??何です…?』
『さっき、私が勝手に行動してしまったことを、アース様は気に入らないと思うかどうかを聞いたのですが…。』
『ああ、最初に聞いた質問のことですね?』
それは、答える必要のない質問だった。
それでも、アリアはアースの答えを必要としていた。
彼には申し訳ないと思いながらも、
その答えを聞くためにわざわざ執務室に足を運んだからだ。
言質を取りたいんだね?笑
『アリア様が何をしても、何を言っても、私の機嫌が悪くなることはありませんよ?』
『でも…もし、私が過去の噂のように寛大で慈悲深い皇太子妃ではなく、勝手気ままに振る舞うような悪女に戻ってしまったら…?』
うお・・章題だ・・
『あぁ本当のアリア様に、いうことですか?
それはいいですね。そうすれば、誰も私たちの邪魔をしないでしょう。』
・・・ダメだコイツ・・笑
もちろん、国事を荒らさないことが前提ではあるが、
むしろアリアには噂の悪い女になってもらって、自分だけを見てほしいというアースの想いは本当のようだった。
『・・・そのお気持ちを変えてはダメですよ?』
待望の答えを得たアリアは、とても意味深な答えを残した。
・・・アリア、何かこれ仕掛ける気ね・・。ちょっと悪女に戻るんかね・・。
__
282話
ジェシーとアニーがくだらないゴシップ(噂)を流されていることを知ったアリアは、彼らと一緒に見せびらかすように行動し始めた。
『こんなドレスを用意してくれなくても…』
ジェシーは自分の立場をわきまえている女性なので、どうしても贅沢を避けてしてしまいがちだった。
しかし、アリアはそれを良くは思わなかった。
『ジェシー、一朝一夕に急な生活の変化に適応できないのは当然よ?でもね、ハンスのためにはあなたは適応する必要があるんじゃないかしら?』
『ハンスさんの…?』
『そうよ?』
ジェシーはまばたきをしながら、
なぜハンスのことを言っているのかわからないという感じでアリアに答えを求めた。
アリアはジェシーに直接答えを教えた。
『たとえ地味な出身であっても、たとえ帝都城でしか実力を認められていないハンスが恋人だったとしても、私のメイドがこういう格好をするのは当然のことです。』
『でもハンスさんは…』
能力だけが認められた平民である。
いくら平民が富と権力を持っていても、過度の贅沢は嫉妬しか生まない。
なぜ、自分は富と権力を持った平民でもないのに、そして能力だけが認められた男の恋人なだけで貴族の女性のような服装をしなければならないのか。
ジェシーは理解できない様子だった。
アリアはジェシーを馬鹿にしたように尋ねた。
『ジェシー、もしかしてハンスは一生平民のままだと思っているの?』
・・・ほう。
『・・・はい?』
ジェシーはその意味がわからないというように、大きく目を開いた。
結婚して地位が上がらない限り、一生平民だったのだ。
それは男性には不可能で、女性にのみ可能なことだった。
しかし、アリアはハンスをその身分のままにしておくつもりはなかった。
平民でも、大きな功績を残して土地を与えられれば、いつでも貴族になれるのだ。
アリアは、まだ疑問に満ちたジェシーの目を見つめた。
才能ある恋人がいるなら、アニーのように振る舞っても少しも変ではないのよ?
ジェシーは過去から現在まで一貫していた。
そしてアリアはそれをとても気に入った。
ずっと人想いで優しいんだよね。ちょっと気にしいなところはあれど。
アリアはすべてを説明したかったが、帝都城にはたくさんの聞き手がいた。
アリアはジェシーの頭を撫でて、何も言うのを控えた。
『・・・未来はどう変わるかわからないから。それに、私のメイドは世界で一番美しくあってほしいのよ。特にジェシーは私の大好きな子だから、なおさらね。』
『・・・。』
結局、ジェシーは口を固く閉ざし、二人は貴族の女性たちが待つ庭へと歩き続けた。
__
__
『皇太子妃殿下にご挨拶を。』
彼女たちは、まるで皇太子妃に気に入られて再び皇城を訪れることができたと思っているかのように、輝くような顔を隠せなかった。
またこいつらか・・。うわべだけの・・。
皇太子の側にいたとはいえ、貴族は貴族である。
全員が潮の流れに乗って、権力を求め、私利私欲を満たすことだけに関心があった。
アリアが座ると、メイドたちは急いでお茶を注いだ。
それは、まるで水が流れているかのような自然で素早い反応だった。
しばらく待っていい温度に下がった紅茶を一口飲んだアリアは、
それまでに礼儀を取って頭を下げていた貴婦人たちに向かって、口を開いた。
『顔をあげてください。』
・・・随分、頭下げさせてたわね・・。紅茶一口飲むまで、って・・笑
『・・・ありがとうございます。』
不快感に染まった顔を消せない貴婦人たちに、アリアは困惑した様子で尋ねた。
『紅茶、美味しいですよ?なぜ飲まないのですか?』
・・ゾゾゾ。
『・・・戴きます。』
『お元気でしたか?』
『はい、あ、はい。皇太子妃殿下は…、その…ご体調いかがですか?』
『何とか大丈夫です。』
『・・・・。』
『うーん。どうしてそのような反応をするのですか?長い間、帝国を食いつぶしていた貴族党をやっとの思いで追い出し、心を一つにした者同士が集まったのに』。
って言うのを貴族にね・・?笑
ヤベェ空気。
そんなことも気にしないアリアは、少し離れたところに用意されたテーブルを指差して
『あ、アニー、ジェシー。あなたたちもそこに座って。』
と言った。
・・・・。貴族たちの場に、ね。
『・・・えっ?』
『・・・はい?』
『せっかくだから、この甘い紅茶を味わってみない?』
アリアの言葉に貴族の女性たちは固まり、動きを止めた。
もちろん、珍しいことではなかった。
というのも、メイドの多くは貴族であり、同じテーブルに座るケースもあったからだ。
そのため、メイドとはいえ、貴族の女性としての扱いを受けることも多かった。
そんな彼女たちは、普通のメイドとは全く違う扱いを受けていた。
アリアの言うように隣のテーブルに座るのはおかしくなかった。
彼らは下賤な生まれなのではないだろうか。
貴族出身のメイドと同じ待遇を受けることは、他に類を見ないことだった。
そう思うと、帝国城のメイドと同じで、
アリアがすでに頼んでいるにもかかわらず、使用人たちは誰も軽食を用意しなかった。
・・・。
“帝国城”のメイドは慣れてないんだね、こういうの。
『何をしているの?』
『・・・はい?』
『紅茶を用意しないでそこで何をしているのって聞いているの。』
・・・ヒィ!!!
『あ、はい…!!』
アリアがメイドの一人を指差して尋ねると、その時ばかりはメイドたちが慌ててジェシーとアニーのためにテーブルを用意してくれた。
__
__
結局、ジェシーとアニーは自分たちのために用意されたテーブルに座った。
そのため、貴婦人たちは表情を抑えられず、口を閉じて二人を見つめていた。
アリアは貴婦人たちに向かって、
「皆さんのお顔がどうしてか明るくないですね」と言った。
それは、アリアの無礼な振る舞いに、貴婦人たちが自分の気持ちを顔に出したからだ。
貴婦人たちはその場を取り繕うことなど考えもしなかった。
『…』
貴婦人たちはまだ黙ったままで、不快感を隠せないでいた。
すると、アリアは低い声で笑いながら、
『私の母が下賤な出身だから、そんな表情をするのですか?』
と貴婦人らに尋ねた。
アリアの質問を聞いた者は皆、唖然とし、息を呑んだ。
アリアが自分の出自を口にしたことが物足りなかったのか、貴婦人たちにその答えを求めた。
これに貴族の女性たちは慌てて首を振って否定した。
『そんなはずはないです…!!』
『本当に?ならよかったです。私は誤解していたようですね。私の生まれがあまりよくないので、あなた方がとても不愉快な思いをしているのではないかと思ったのです。本当におかしいですよね?』
・・・ヒッィィ
しかし、アリアは砂時計を戻して冷静に対処し、結局、笑われることなく静かにやり過ごすことができたのだったが。
あったね。。香りを聞いたんだよね。
それを考えるとここは平凡な世界だった。
本当に権力を持っている人間は、どんな不当な扱いを受けても、笑顔でよくしなければならない世界。
貴婦人たちは、些細なことではあるが、すべての女性の中で最高に高貴な場所に到達したと言えるアリアを前にして、明らかに不快感を示していた。
彼女たちが不愉快に思っていることは、どれも非常に些細なことであり、笑顔で軽く受け流すことができた。
なるほどね。何となくアリアの心情もわかってきたわ。
これアニーとジェシーに向けられた悪意(虐げる目線)とかは2人だけに向けられてるのかと思ったけど、実際はこの貴族令嬢たちが“アリアを下に見てる(実は見下してる)からこそ”、アリアのメイド2人を虐げた目で見てるってことね。
そうであればこんな態度は絶対に取らないだろうと確信を持っていたアリアは、
『でも、あなた方があまりにも自分の気持ちに正直だったので、思わずそう思ってしまいました。』
と続けた。
『・・・!!!!』
『ほら、やっぱり図星を突かれた表情は隠せないでしょう?』
そう言ったアリアは、ゆったりとお茶を飲んだ後、笑顔で一言付け加えた。
『あぁ…これでは勘違いしてしまいますね?』
ヒィィィィ!!
『・・・。』
その時初めて、彼女らはアリアが笑顔を浮かべながらも怒っていることに気がついた。
それは、貴族の女性だけでなく、メイドも同じだった。
『最近、悪い噂を聞いて考えてしまっていたのです。』
全員が言葉を失っていると、アリアは再び話し出した。
『もし、ここにいるのが私ではなく、フレデリック家の長女だったら、メイドが同じことをしても、このような噂は起こりえたのでしょうか?』
『それは、誤解です…!!』
本当でしょう??
今までの噂とは逆に、自分が演じるのは悪役ではなくアリア自身だったので、自由に貴族令嬢たちに嫌悪感を示すことができた。
アリアが言うように、もしフレデリック王女が皇太子妃であったならば、変な噂が流れなかっただろう。
『それはよかったです。
私の経歴(背景)や外見が疎まれてしまったのではないかと思ってしまっていたので…。』
『・・・。』
『親切にする人に唾を吐く人はいないだろうと思って今まで色々やってきたのですが…、そうではないと思って考えを改めようとしていたのです…。しかし、あなた方は”誤解だ”と言ったので、私は今葛藤しているのです…。あぁ、私はこれからどのような態度をとればいいのでしょうか…?』
・・ヒィィィィ!!
今まではお前らみたいな貴族令嬢にも親切にしてたけど、”今後はわからんぜ?”って言う脅しだね・・言ってもうた・・。
アリアは貴族令嬢らに、アリア自身を警戒し、アリアに好意を寄せるように言った。
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悪女は砂時計をひっくり返す 原作小説 281話 282話 感想・考察
聖女になった悪女が再び悪女になる兆しが見えた今話でしたね・・笑
いや、アリアがブチ切れてた理由がようやくわかったわ。アニーとジェシーがバカにされてた理由は、実はアリア自身にもあったってことをアリアは気付いてたってことなんだね。
未だに下賤出身(母親のみ)で、皇太子をその外見で誘惑して、皇太子妃に上り詰めたアリアを疎んでる貴族派まだいる・・と。
今までは”等価交換”・”Give &Take”で生きてきたアリアは、物語終盤にかけていくにつれ、”愛”・”信頼”を知っていって、徐々に聖女になっていくんだけど、ここでまた悪女の兆しが見えてきた・・笑 まさかの・・笑笑
もう、親切にするのはやめる、と貴族令嬢たちに言い放ったアリアの今後、どうなるでしょうか・・
これ、外伝の空気感大丈夫・・?笑笑
良い感じで終わる・・???笑笑
次回楽しみですな・・!!
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