声なきものの唄 66話ネタバレと感想。栄太にも縁談の話が舞い込み。

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声なきものの唄 66話 あらすじ

前話ネタバレはこちら

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声なきものの唄 65話ネタバレと感想。チヌの「旦那選び」が終了・・・
今回は安武わたる先生の「声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~」65話を読んだので紹介したいと思います。 この記事は高確率でネタバレを含みます。 管理人...
もてなしを辞退し見世を後にしようとする久米親分を慌てて引き止めた巴は、徳次とのことを話し、だから今抱いて欲しいのだと正直な気持ちを彼にぶつけます。
しかし久米親分は、巴のことを本気で好いているからこそ客となるのを拒みました。

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声なきものの唄 66話 ネタバレ

咄嗟に久米親分を追いかけた巴は帰ろうとする彼の袖を引き、来春の年季明けに徳次と一緒になることが決まっているのだと思わず打ち明けてしまいます。
管理人halu
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言った・・。

そうして縋るような眼差しで久米親分を見つめ、だからこそ女郎とその客として関係を持てるのは今しかないのだと訴える巴の涙をそっと払ってやりながらも、久米親分はやはり彼女の誘いを拒みました。

彼もまた巴に強く惹かれていたのですが、それゆえに金で彼女の体を買う男たちと同じ立場に甘んじるのを良しとしなかったのです。

管理人halu
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・・・。

両想いでありながら叶えてはならぬ恋情に巴が身を焦がしていた頃、チヌは公三郎や後藤田ら元「旦那候補」の5人、そして頼れるおクマのおかげで手厚い入院生活を送っていました。

管理人halu
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チヌ・・身体は大丈夫かい・・?

しかしおかげで未だにセツが「自由廃業」した話を耳にしていないチヌは、事件以来ずっと公三郎が自分のもとへ通い詰めていることで、正式に身請けしたばかりのセツを彼が放置しているのではないか?と気に病んでいたのです。

そして何より公三郎が口にした「チヌちゃんがもしーー死んでしまったら僕も死のうと決めていた」という言葉が、チヌの頭から離れてくれません。

悩めるチヌに公三郎は、セツとの顛末を包み隠さず話して聞かせました。

いつまでも寿子の死を受け容れられず、彼女と瓜二つなセツを見て寿子が生き返って自分のもとへ戻ってきてくれたのだ・・・と感じてしまい、現実から目を背けてセツを寿子に見立てていたという公三郎の告白に、チヌは静かに耳を傾けます。

そして、公三郎を愛しながらも互いのために彼の手を放すことを決めたばかりか、誰の庇護も受けず独力で生きていくという困難な道を選んだセツに対し、深い尊敬の念を抱いたのです。

視点は再び巴へと戻り、今日の彼女は久方ぶりに徳次の勤め先を訪れていました。
素朴ゆえに誠実で献身的な彼と会うことで、久米親分への恋慕を断ち切ろうとしたのでしょう。

しかし胸の内に燻る想いは消し去ることが出来ず、それどころか長い間彼女を見つめてきた徳次に迷いを見抜かれてしまうのです。

その後、チヌの状況も巴の状況も特に変わらぬまま年の瀬が迫り、東陽楼も見世の者総出で大掃除にとりかかっていました。

そんな中、おイトはまたしても自分のピンチにさり気なく手を差し伸べてくれた栄太の優しさを改めて実感することになり、彼への想いを再燃させます。

一方栄太は相変わらずチヌと会えない日々が続いているせいで、言い様のない不安を抱えていました。

そんな2人に思いがけない話が持ち上がります。

番頭からおイトと自分との縁談について聞かされた栄太は、驚きに目を見張るのでした。

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栄太、もか・・・!!

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声なきものの唄 66話 感想・考察

66話の見どころは、巴と久米、そして徳次の三角関係です。
巴はすべてを捨てて自分を追いかけてきてくれた上に、自分の情けない姿をも受け容れてくれた徳次の愛に報いなければ・・・という責任感めいたものを彼に対して抱いているらしいことが、今話の久米とのやり取りから察せられます。
徳次とのエピソードを知る読者にとっては非常に切なく感じられてしまいますが、巴が彼に向ける気持ちが燃え上がるような恋情ではないことは確かで、久米にこそそんな熱い想いを傾けていると冒頭部分の彼女の表情からありありと伝わってきます。

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徳次も久米も巴の胸の内に気付いているようですが、彼らは一体どんな結論を出すのでしょうか。

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次回ネタバレはこちら

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